桜の塔

桜の塔6話 波乱の2章開幕!権藤(吉田鋼太郎)が味方に!

桜の塔6話あらすじネタバレ

警視庁の押収品の拳銃の横流し事件の真相を追っていた父、勇仁(岡部たかし)に自殺強要をし、息子の漣(玉木宏)を良き上司のふりをして騙し続けてきた「外様派」の千堂(椎名桔平)。

漣は千堂の悪事を暴くため、元勇仁の後輩だった警察官の経歴を持つ情報屋、銀次郎(橋本じゅん)と、銀座の高級クラブのママ、志歩(高岡早紀)に協力を求めてきました。

しかし、志歩は千堂に、難病の母の治療を手助けするという条件付きで弱みを握られた状態で、千堂に利用されていたことが発覚します。

漣はこれまでの「上篠漣」としての生き方を変え、次の策略に出るために、千堂の

一人娘、優愛(仲里依紗)と結婚。

5年後・・・

漣は警視庁刑事部捜査二課の課長に昇進して、順調なエリートコースを歩んでいました。

今や、副総監となり、外様派を「千堂派」にした千堂を倒すべく、表向きは千堂家の婿として自分を装います。

漣は、国会議員の加森沙代里(中田有紀)の受託収賄罪の証拠を掴みます。

土門(野間口徹)に詰め寄りますが、千堂の許可が下りずに苦戦。

漣は業を煮やし、千堂に直接、詰め寄り、サンズイを立件すべきだと強く訴えましたが、千堂と案の定、対立。

国民の政治不信をあおるだけだから、情勢を見極めてから動いたほうがいいと言う千堂。

この件は二課に自分がいた頃から追っていた事件だから野放しにしたくないと訴える漣ですが、千堂は却下。

捜査二課へ移動して漣の部下になったキャリア組警察官、富樫(岡田健史)がとっさに場を取り持ち、その場は事なきを得ます。

納得のいかない気持ちの漣を牧園(関智一)も心配していました。

元同僚で、現在は恋人である富樫から一部始終を聞いた、捜査一課主任に昇進した、水樹爽(広末涼子)は幼馴染の漣を相変わらずに気にかけます。

家に帰っても、優愛(仲里依紗)との関係はぎくしゃくしていて、家で笑顔を見せることもありません。

優愛は爽に夫、漣との会話が少ないと相談。

これまでは、以前、「幼馴染とはいえ、漣に馴れ馴れしい」などと爽に嫉妬していましたが、5年経過した今では、爽を友人として頼っていました。

漣は家を抜けて、刈谷銀次郎(橋本じゅん)を気にかけ、彼にお金を渡します。

刈谷は漣に、千堂の援助を受けていた志歩の母が亡くなったことを伝えました。

千堂側の人間だった志歩と漣の間に溝はありますが、銀次郎は「気まずいかもしれないけど志歩と会ってくれないか」とフォローするように声を掛けるのでした。

爽(広末涼子)は父(小松和重)に「いつになったら結婚するんだ、もう37だぞ」と言われ、ちょっとした口論に。

爽はそれは現代では「マリッジハラスメント」になると訴えます。

さらに、父の新人従業員の蒲生兼人(森崎ウィン)へのチャーハンの盛り方が高圧的なので、「モラハラ」であるとさらに注意。

蒲生はかつて、漣が逮捕したことのある前科者で、出所後は改心し、爽の店で働いているのです。

そんな水樹親子の場を和ませたのは、富樫(岡田健史)。

自分が恋人として、爽を支えていくと調子に乗って、爽に窘められます。

その矢先、加森議員の立件に必要不可欠な証拠データが根こそぎ消えてしまいました。

千堂が再び、連に対し、立件見送りを念押し。

証拠をすべて奪われた漣は、千堂が確実に裏で糸を引いていると推測しつつも、なすすべがない状況です。

その夜、千堂(椎名桔平)と漣と志歩(高岡早紀)、志歩の店のホステス、明深(井本彩花)とお酒を飲み、千堂はちくちく漣に嫌味を言いますが、優愛のことだけは大切にしてほしいと漣に親らしい言葉を掛けるのでした。

千堂が先に自宅へ帰ってから、銀次郎は仕事を辞めて荒れた生活を送っていること、母が他界し、千堂を頼ることがなくなったと自身の近況を漣に報告。

漣に対して、「千堂側」人間だった自分は、裏切り者のように見えて悪かったとこぼし、漣はそのことを受け止めるのでした。

千堂に入院のことなど援助を受けたものの、志歩は母の介護がつらかったと振り返りました。

自身の身の上話の後、漣が土門部長(野間口徹)から千堂の許可がなければ捜査すらもできないと言われている今回の事件について、土門のことは何とかしてみると力になろうとする志歩。

さらに、志歩は、店に今回の事件と関係あるかわからないけれど、若槻内閣府特命担当大臣(濱田晃)が来店したと漣に伝えます。

後日、加森議員が20000万近くの賄賂を受け取っていることが判明。

さらに、矢上総監が千堂に警察の強い立場を利用して「汚れ仕事」をさせていたことを権藤(吉田鋼太郎)から聞いた漣。

彼は漣に議員の件について決定的な証拠となる音声データを渡すのでした。

千堂は新しく主任した矢上警視総監(尾美としのり)に従順な姿勢を見せ、にやりと何か黒い考えを内面に潜ませていました。

千堂がその夜、志歩の店で飲んでいると、吉永(光石研)に、若槻内閣府特命担当大臣との黒い関係を疑われますが、千堂は得意の軽快なトークで乗り切り、否認。

漣は優愛と外食をして、優愛と真摯に向き合うふりをするのでした。

世間知らずでピュアな優愛はすっかり騙されます。

同じ頃、銀次郎はお金に困っていながらタダで飲み食いをしたことで、従業員から暴力を振るわれます。

その後、銀次郎はある人物からの電話着信を受けました。

翌日、爽は轟(駒木根隆介)と共に、加森議員の動向を見張り、加森が、秘書と不正な現金の受け取りをするべく、授乳室を利用していたことを突き止めました。

さらに、加森の帝東商事の収賄罪の件を知りながら、千堂の指示で富樫が裏で動いて妨害しようとしていたことも発覚。

漣は、志歩と手を組み、土門が志歩と浮気をしているカムフラージュを作り、加森の逮捕状を請求。

「加森の逮捕状を千堂に怯えて出さなければ、この浮気の証拠を土門の妻にばらす」と脅迫。

土門は慌てて、逮捕状を出して、加森(中田有紀)は逮捕。

加森は若槻内閣府特命担当大臣の支援を受けていて、不正なお金のやり取りは若槻大臣を巻き込んでいました。

千堂はこれで、彼自身の出世への道となる時期警視総監の選出会議を控え、その選出会議に関わり、警視総監の任命の権利を持つ、若槻との関係が悪化。

漣に破門を言い渡します。

しかし、漣は自らが「改革派」として自らの新しい派閥を作り、馳(渡辺大知)や、新垣(馬場徹)だけでなく、権藤(吉田鋼太郎)が彼らの後見人になってくれました。

この新しいチームには、多くの仲間が立候補し、漣のオリジナルチームが出来上がったのです。

自分は薩摩派を辞めるつもりはないけど、漣と「警察の膿を排除」する意見が一致。

千堂は悔しさを堪え、新しい派閥の誕生を拍手で祝いますが、心の中は腹立たしさでいっぱいなのでした。

漣は父、勇仁(岡部たかし)の墓参りをした際、「上篠漣は死んだ、俺は薩長の悪魔」と父にこれまでの自分と決別し、新たに警察内の黒い派閥争いと戦いながら、事件に向き合うことを決意するのでした。

次週、改革派が誕生し、漣たちの千堂への新たな反撃が再開されます。

桜の塔6話感想・みどころ

汚職議員の収賄疑惑事件に始まり、言葉は悪いですが、千堂側の「犬」に染まりそうな富樫が不安ですね。

漣や恋人の爽と対峙するような関係になるなんて。

若槻議員から信頼されている加森議員が秘書と結託して不正金を授乳室で受け取りした事実を千堂の指示で動いていた衝撃の事実。

富樫の地位がこのままどうなるのか今後、楽しみですが、爽との関係にピリオドは打ってほしくないなと思いました、

爽が父に「37にもなってまだ結婚しない」と小言を言う場面では爽の気持ちに共感。

昭和生まれの親のなかには、子供に幸せになってほしいんだけど、つい言葉がきつい物言いの人、今でも多いんですよね。

何歳にもなってと言う言い方は私でも癪に障るし、結婚したくても踏み出せない事情を抱えている人が現代は多いので、爽の父も反省してほしいな。

今回の話でもう一つ、「前向き」な展開があったのは、何よりも

爽と父の間を取り持つ富樫、漣にとってこれから敵になるのか?爽に関してはこのまま安定の恋人関係を続けるのか気になります。

ただ、千堂側の人間に徐々に染まりゆく・・・いや、すでに染まっている富樫に希望はあるのでしょうかね。

志歩と銀次郎が辛うじてまだ漣の味方であってくれて良かったです。

特に、志歩が最初は漣に千堂側だったことを反省しつつも、元警察官で裏工作が得意な彼女は漣を次に裏切らないか心配でした。

でも、土門部長(野間口徹)の浮気相手のカムフラージュになってくれて、漣の影の仲間であることにほっとしました。

優愛と爽は良い女友達になりそうなんですが、優愛、孤独すぎる。

元々、繊細・・・いや、甘やかされて千堂に育てられているから、漣がディナーに誘って、優愛を大切にするとは言ったものの、またいつ彼女の時限爆弾が爆発するかハラハラです。

漣、馳、新垣の後ろ盾になってくれたのが、予想もしない権藤で、これまでの態度を改め、漣の父、勇仁のことで力になれなかったことを心から悔い改めてくれて良かった。

改革派として立ち上がる漣たちと、相変わらず極悪非道で、我が子を大切にしながら、出世のためなら平気で人を裏切る千堂との全く新しい「闘争」に次週も期待したい6話でした。

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