シッコウ~犬と私と執行6話あらすじネタバレ
長坪桂十郎(笠松将)から、「人助けだと思って嘘に付き合ってほしい」と頼まれた吉野ひかり(伊藤沙莉)。
不動産競売の開礼会場に、なんと、競売物件の所有者の佐久山伸司(でんでん)が乗り込んできました。
自分と孫が住んでいるので、彼は怒り心頭。
その頃、ひかりをペット保護カフェから連れ出した、長窪。
長坪の母の頼子(千葉雅子)と対面。
実は長坪は母から再三、見合いを勧められて困っており、ひかりを結婚相手と紹介して、見合いを断ろうとしていたのです。
長坪に連れて行かれたひかりを心配した栗橋祐介(中島健人)は待ち合わせ場所の喫茶店について行ってしまいます。
「嬉しいわ、久し振りだね」
「母さん、俺、この人と結婚するんだ。だから今日はもう行くね、仕事あるから。」
「それはお前が決めることじゃないんだよ!」
母の頼子は店にも関わらず、怒鳴り散らします。
「ねぇ結婚相手は神様が選ぶの。だからこうやって…」
「長窪さんは十分、幸せそうですよ。」
「誰なのあなた?あなたに何がわかるの?!」
思わず、栗橋(中島健人)はその場で口を挟んでしまいました。
ひかりは「私たち、みんな大人です。幸せになろうが不幸になろうが自分の事はj分で決めて良いんじゃないでしょうか。」
「ありがとう、今日は助かりました。今から執行だから今度、お詫びに奢らせてよ。…じゃあ。」
後日、明け渡し報告に行くことになった執行官の小原樹(織田裕二)。
競売物件の引き渡し命令の件で、胸が「ざわざわ」。
作山が犬を飼っているという情報を入手して、ひかりを頼ります。
1か月後には、明け渡しの強制執行が行われることを伝えるものの、頑なに出て行こうとしない、佐久山。
マンションの部屋の所有者である佐久山は、息子が借金の担保に勝手に部屋を抵当に入れていたため、住んでいる部屋を出て行かなくてはならなくなったのでした。
息子の借金に今田、頭を悩ませる佐久間。
抵当契約がされtているにも関わらず、彼はモンスターペアレントのように怒り狂い、渋川(勝村政信)と、日野(渡辺いっけい)らを困らせる始末。
彼には小学生の孫、真琴(毎田暖乃)がいます。
真琴から、元小学校教師の佐久山と2人暮らししている理由を知ったひかり。
「犬担当」のひかりは早速、佐久山家の犬をフォロー。
「本日はこの家を明け渡していただく、お伺いしました。」
「私達は出て行きません」
「公示書を貼っておきます。」
「そんなもの破いてやる!」
「公示書を破けば犯罪です。また通告に来ますね。」
「何が公示書だ、ここは私たちの家だ!出て行かんからな!」
真琴が追いかけてきて、ひかり、小原、須賀川(モロ師岡)、砥沢(六角精児)は振り返ります。
父の借金のせいで、今の家を追い出されれば、行く当てがないことを伝える、真琴。
父親代わりに祖父の佐久山が育ててくれていること、事業に失敗し、弟を連れて、小学34年生の頃に、真琴を残して出て行ったのです。
「口答えしたからかな、お手伝いしなかったからかな」と振り返りました。
しかし、真琴の母は継母だったのです。
祖父からそれを聞かされ、弟の方が自分より可愛がられていることを感じとり、祖父の家へ。
祖母が亡くなって、祖父の家で過ごしてきた、真琴。
「学校の調理実習とか必死。」
「美味しいもの作りたいのわかるよ。」
「お姉さんもね、お父さんが浮気で出て行って、お母さんと2人暮らしだったよ。」
大人の事情に振り回される、真琴に胸を痛めるのでした。
「おじいちゃんね、私に生理用品を買ってきてくれたりします。おじいちゃん、どんなことがあっても、私の味方だって言ってくれて。」
「愛されているんだね、真琴ちゃんは。」
「うん、早く働けるようになって、おじいちゃんに楽させてあげたいな。お姉さん、聞いてくれてありがとう。」
「でもなんか…やばいです。抱きしめたくなる、真琴ちゃんのこと。これってやったら罪になりますかね?」
「相手に不快に思われなければ罪にならない、そうじゃなければありとあらゆる恋愛ドラマは成立しない。」
「不快なら罪だ。」
「そういえば、小原さんはお子さんは?」
「いなかった。もし子供がいたら執行官にはなってなかったかな。」
「小原さんのこともっと教えて下さいよ!たとえば離婚の原因とか」
「やだよ」
その日の夕方、ひかり、栗橋、須賀川、日野、は母が宗教に入っていて、父親がろくに働きもしないくせに、母が宗教に家のお金を使っていたことを長窪から聞きました。
「自分の働いたお金で生活しているから、俺ばかりが不幸って思うのが恥ずかしくなったよ。」
帰りに「青柳ハイツ」に帰宅した栗橋とひかりが告白をするのではと勘違いした管理人の彩凪は、同じアパートにいる外国人の子供達に配慮して、彼らの目を覆いました。
ところが、切磋琢磨して仕事に奮闘する2人の熱意を聞き、世代間ギャップを感じるのでした。
「今の若い人達って真面目ね。」
翌日。
「あんたら本気で追い出す気か?私はこの家を出ないぞ!」
「そんなこと言ったって、3日後には強制執行になります。」
「絶対に出て行かんぞ!出て行きません!」
事務所に戻り、民事請求の依頼所を出したほうがいいと検討する、小原、栗橋、間々田(菅原大吉)、日野(勝村政信)。
その日の夜。
真琴は家にい続けることが心配で、佐久間にそっと声を掛けます。
「おじいちゃんは分不相応の贅沢もしないでおばあちゃんと一生懸命生きてきた。真面目になんか生きていたら損するだけだ。政治家を見ろ、大企業のお偉いさんも悪いことをする。そんなことは存じ上げませんとかな。いつの間にか何も罪なんかなかったことにできる。お前のお父さんもそうだろ?罪からん逃げて逃げて、いつのまにか全部、俺が尻拭いだ。なかったことにすればいい、きっとなんにもなかったみたいにできるさ。」
翌日。
債権者の鶴見夫妻は、なんとか貯金をしてあのマンションを買ったこと、子供ができたことで、債務者の佐久山の孫、真琴を案じます。
「家族の為にやっとあの家を買ったんです。なんとかお願いします。」
そして、明け渡し当日。
ひかり、長窪、小原、砥沢、須賀川、奈良井司(皆藤空良)は同行。
すると、佐久山は玄関で、愛犬と待機していました。
「執行官がこの家の家財道具を押収します。本日は執行日当日です。」
「私は何も知りません。ここを動きません。おい、あんたら本気でやる気か?わしとばぁさんが何十年も暮らしてきた。責任者は誰だ?やれるものならやってみろ!」
「私です。」と小原。
「待ってろよ!絶対にやめさせてやるからな!」
怒鳴り散らし、猛抗議する、佐久山。
そこで、裁判官のほうに夜間執行の許可をもらうことに。
なんと、佐久山は事務所に乗り込み、わざと大声を上げます。
「責任者は誰だ!俺と孫を路頭に迷わせる気か!区の相談窓口や弁護士会にも相談したけど断られたんだ!こんなこと孫やしんだばあさんにどう言えば…あんたら血も涙もないのか!私らにも覚悟がある!見てろ、今すぐ死んでやるから!」
「気の毒なのはあなただけではありません、債権者の方こそが被害者ですよ。常に悪いのは借りた金を返さなかったほうで…」
佐久山の態度に、思わず激怒した、栗橋。
しかし佐久山は、日野、須賀川、間々田を追いかけまわします。
佐久山が暴走したことを担任から聞き、慌てて、真琴はひかりと事務所へ。
「真琴と忠太郎だけだ…私の味方は。やっぱりなかったことにはできないな。この世は真面目なものが貧乏くじ引くようになってんだ…あーあ、なんてこった…」
「佐久山はわざと暴走したものの、栗橋の怒りの説得に洸さん。
「もう住めないと思っていたから嬉しくて…」と鶴見夫妻。
佐久山は鶴山夫婦に慌ててアドバイス。
「うちのお湯は火傷しやすい、蛇口の両方をひねったほうがいい。忠太郎が奥のふすまを噛んだから気を付けて。ベランダは洗濯物が乾きやすい。」
真琴も、「ベランダの東の位置だと洗濯物が乾きやすいですよ。」とアドバイス。
「朝日がまぶしくて、よくばあさんと眺めたもんだ。…、待たして申し訳なかった。」
「床も長年、丁寧にお使いになられたと思います。」
「ありがとう、どうぞお幸せに!」
佐久山は妻を亡くして以降、真琴と一緒に二人三脚で生活していたり、勉強を教えたことを回想。
佐久山に対し、福祉事務所に連絡を取っていることをひかりと小原は伝えます。
ホテルに泊まるという佐久山。
佐久山が教師をしていたことから、青柳が知っている無料塾を栗橋が彼に紹介。
「お母さんが一緒に住もうって連絡くれたけど断っちゃった。今はおじいちゃんと一緒に痛い。」私も今、こども食堂手伝っていて、いつかひかりさんにも料理を手伝います。」
「おい、執行官!忠太郎にご飯はあげているか?」
「はい、ちゃんとあげています。」
「おい、執行官…か」ひかりは自分の仕事に少し誇りを持ち始めていました。
「おーうい、どうした親友?」と小原が声を掛けました。
「小原さんにお願いがあるんですよ、私…小原さんに、ほ…」
ひかりは何か言いかけましたが、なかなか言えません。
シッコウ!!~犬と私と執行官~6話感想・みどころ
明け渡し期日になっても、梃子でも動かぬ債務者、佐久山。
元々、教師をしながら、孫の真琴を息子の代わりに育ててきた頑固一徹。
しかし、真琴と暮らしてきた家を守るためにわざと暴走して、家族を守ろうとする意志の強さには涙が…。
真琴を演じた、毎田暖乃さんは、「妻、小学生になる」から背も伸び、落ち着いた雰囲気が出てきましたね。
すっかり凛とした表情が目を惹き、しっかり者の真琴役がはまり役でしたね。
将来が楽しみですね。
今回は、真琴とひかりがシングル家庭で々ような環境ということもあり、なんとか真琴と佐久山を助けたい、ひかりの思いを強く感じました。
継母が弟を連れて行き、父親は借金をつくるという複雑な環境でも、祖父の佐久山と二人三脚で歩いてきた、真琴は本当に真っ直ぐに育っていると思いました。
家族の為に闘い、栗橋の「債権者のほうが被害者ですよ、悪いのは金を返さなかったほう」と一喝され、我に返った、佐久山の放心状態の表情に胸が痛みました。
「やっぱり真面目に生きている側が貧乏くじを引くなぁ。悪いことをなかったことにはできないな。」
若き栗橋の言葉で、本当に今、優先すべきことに気付いた佐久山。
やはり、小原達の助けは借りようとしないものの、青柳ハイツで暮らす子供達の無料塾講師の仕事が見つかった時は少し、佐久山と真琴に希望の先が見えた6話でした。
最後に、ひかりを徐々に信用するようになり、「親友」と呼ぶようになった小原に、ひかりが頼む「ほ…」が気になりすぎます!
法律を学び、執行官補助として役立てるようにもっと飛躍するひかりを応援したい!