新宿野戦病院

新宿野戦病院6話 ヨウコが変身?啓三の命を救え

新宿野戦病院6話あらすじネタバレ

ここは新宿歌舞伎町。

「だからお前の言う通りだよ。ニシヨウコは日本の医師免許を持っていません!それがどうした?」

「それがどうした?じゃねぇよ!医師免許法に触れてんだよ。」

「ヨウコ先生いなかったらあの外国人、助かってなかった。」

「おい、いっちょ前に俺に楯突くようになったか?若いくせに保守的な!家父長制度の権化か!てか、ヨウコのやっていることは傷害罪だよ。」

ヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子)が日本の医師免許を持っていないことについて、高峰啓三(生瀬勝久)が、父親で「聖まごころ病院」の院長、高峰啓介(柄本明)を問い詰めました。

高峰亨(仲野太賀)は、今まで多くの命を見捨てずに助けてきたヨウコを庇います。

「なんだよビッチのねぇちゃんに惚れたか?」

「好きです!すいませんこんな時に。まごころを存続する苦肉の策というか。もし結婚したらヨウコさん高峰家の嫁ですよね?」

「気持ち悪!お前、若いくせに、亭主関白かよ」

「ヨウコさんは僕とリツコさんとの間に生まれた娘です。」

最終的には、ヨウコに惚れていることまで打ち明けました。

話の流れで、ヨウコが高峰啓介とヨウコの母、リツコ・ニシ・フリーマン(余貴美子)との間に生まれた娘であることを知った、亨。

「アニョハセヨ…イ・オンナでーす!」

ここでリツコが登場。

「ええー!ヨウコ先生とはずきさん同い年じゃん。何それ!じゃあ高峰ヨウコ?」

「ヨウコ・ニシ・フリーマンです。」

「本人には言ってない。ヨウコ先生はまだ知らない」

その時、突然、啓三が背中を抑えてうずくまりました。

「ちゃんとした病院で診てもらったほうがええ!」

啓三にアドバイスをし、彼の容態を気に掛けるヨウコ。

夜の街に繰り出した亨(仲野太賀)。

「もしもし、腰大丈夫?」

「後でかけ直すわ。」

啓三と電話をした亨。

父、啓三がSM嬢姿の舞と共に夜の街に消えていくのを目撃しました。

「俺なんかまだ舞ちゃんと手を繋いだこともないのに。なんでだよクソ!オヤジでもぶたれたことあるのに!」

その頃、ヨウコは福利厚生をはずきから教えてもらいました。

「日本人は福利厚生を70%近く利用しないの。」

「バカじゃないの?」と、ヨウコ。

高峰啓介の長女で、ヨウコと異母姉になる、ソーシャルワーカーのはずき(平岩紙)。

ヨウコを屋上に呼び出し、胸の内を打ち明けました。

「お嬢さんなに借りるん?金ねぇよ」

「お疲れ。ここいいよね、誰もいない時大声出せる。」

とりあえずはずきはチューハイをヨウコに渡しました。

「あんたの父ちゃん給料払うの信じられない。うちの父ちゃん癌で死んだ。じゃけんがん検査、毎年受けるの大事。」

「いるんでしょ?本当の父ちゃん。血の繋がった本当のお父さん。気にならない?会いたくない?本当の父ちゃん。私だったら探すけどな。どんな人か気になるじゃん!」

「この人だってママいう。お嬢さん、ワシのこと嫌いか。ここはあんたの場所じゃ。無理していい顔しなくて良い。」

「そんなに嫌いじゃない…けど」

全く身に覚えのない男の写真を見せるヨウコ。

翌日。

横山(岡部たかし)、白木(高畑淳子)、岡本勇太(濱田岳)、堀井しのぶ(塚地武雅)、田島(馬場徹)は雑談していました。

「やべぇ、MAY様…親父の名前でログインしたら予約とれた。どうしよう、俺どうなっちゃうんだろ。振込まなきゃ…」

なんと、亨は「MAY」として働く舞(橋本愛)のSMクラブへ。

その頃、ヨウコは時江(ともさかりえ)のクリニックで健康診断を一泊二日で受けに行っていました。

亨は舞が担当すると期待に胸を膨らませていたものの、舞と同じNPO法人「NotAlone」で働く、若井あかね(中井千聖)が担当することとなり、舞は勇太と出かけていました。

「ねぇ、なんで舞さんは?」

「舞さんは引退しました。私、舞さんに憧れてボランティアを始めたんですね。舞さんは公園で鞭を叩いてて、心の中で鬼を飼っていたんですよ。2秒立ったら鞭って厳しく教えられたんで。SMもボランティアも信頼関係が大事なんですよ。」

「人には向き不向きってありますよね」

「大きい音とか無理だしね。」

「どうします?キャンセルも可能ですけど…」

「君のは痛くなさそうで痛いんですよ。あーあと耳のところさわさわしたね。」

「習字の筆使いました。」

舞と岡本が中華料理を食べていると、その店へ不動産経営者の刈谷(パパイヤ鈴木)と部下たちと遭遇。

「刈谷、パパの舎弟なんだ。」

「ミナミ興業の娘?あの都知事が風俗店を一層した。」

「地方の系列店に移籍させたりして。うちのお父さん、風俗王なんだ。ちなみにこの辺のロジ、ミナミアベニューって言われている。歌舞伎町でお金使ったことない。てか、NPOやるまで歌舞伎町避けていたし、今も別に好きじゃない。」

その夜。

荒井時江(ともさかりえ)を連れだったヨウコが人間ドックから帰宅。

「一泊二日で豪華な食事で快適。お父さん進行性の癌の可能性がある。」

「うちの親父、SMですよ。SMで背中を打たれたから。おふくろが死んでから、健康診断してなくて、それ以来、親父と院長は絶縁状態」

「とにかく仲悪い兄弟なんじゃ」

「そんなことで、可哀想ね…」

「親父、最期は緩和ケアで看取った。葬儀のあとの親父、声もかけれなかったそうで。親父、あれから病院嫌いになって」

亨は妻の英里子を亡くした父、啓三の過去を振り返りました。

その後、啓三はヨウコ、亨、はずき、横山は、亨に治療をするよう、促します。

「最後に受けた健康診断から11年放置している。」

「はぁ?アメリカの無免許のビッチにそんなこと言われたかねぇわ。サムギョプサル食って、マッコリ飲んでやる。」

「馬鹿はお前じゃ。ビッチは高級ポルシェと同じなんじゃ。」

「何よ、うちの娘を人聞きの悪い。日本で医療行為ができないだけよ。」

リツコも途中で、会話に割って入ってきました。

ヨウコ達がどれだけ言っても、啓三は言うことを聞きません。

そこで、ヨウコは舞と亨の許可を経て、SM嬢になりました。

モニタールームにいるのは、舞、亨、亨を担当した舞の後輩のSMスタッフでした。

「どうしたんだい豚野郎。発汗、めまい倦怠感、腰やs背中の痛み、癌のサイン。セカンドオピニオンを受けることをおすすめするよ」

「ヨウコさん、英語と岡山弁は避けて。」

「気づけよ親父、がっつり目合ってる」

「いてぇな…お前の鞭は痛くなさそうに見えて、見えねぇんだよ。」

「あんたが検査を嫌がるのは、大切な人を亡くしたからじゃないのか?」

「そうだ。なんで、英里子が…」

あの日、啓三は、啓介に英里子を助けてくれるよう、頼みました。

「ベルリン、ロンドン、ストックホルム、世界中の名医に見せてももう少し発見が遅かったら助けられたって。判で押したようで々。最後は緩和ケア。息子と2人で見送った。精も根も尽き果てたじゃねぇが、一生分の悪足掻きをした。だから検査も受けねぇって決めた。癌で死ぬならそれも運命。俺のせいだ、3年発見が遅れて…」

ヨウコはSMのロープの縛り方をモニタールームにいる舞たちに指示されながら、啓三を説得します。

「毎年受け取ったんよ。つまり悪いのは癌だ。あんたのせいじゃない。」

「そうか、受けてたんだ。」

「うるせぇな。検査なんか受けない。」

「年一回の検査で見つかった時にはポリープが。」

「バッグの中に大好物が…」と、舞。

なんと、そのバッグの中には習字の筆が。

やはり、啓三も亨と同じように耳をくすぐられるのが弱いことが判明しました。

「検査受けるの?」

「受けます、受けますー!」

「親父…」

亨は父と同じ性癖を持っていることにドン引きするのでした。

啓三は一旦、SMプレイが原因で肩を脱臼し、聖まごころ病院で処置を受けました。

彼の体の拘束を解く、しのぶ、田島(馬場徹)、吉野(萩原護)、堀井(塚地武雅)ら。

その後、時江とヨウコにより、癌を手術で切除できた、啓三。

「もう終わったんすか?」

「ビッチのおねえちゃんに感謝ですね。」と、時江。

その頃、ヨウコとはずき、リツコ、啓介は、なんと、啓介の妻、みづき(松金よね子)と対面しました。

啓介の妻、みづきは生きていて、ヨウコとリツコは彼女が亡くなったと勘違いしていました。

妻は死んだと以前、啓介から聞いていたからです。

慌てて、墓参りの桶などを背中に隠す、ヨウコとリツコ。

「あはははは。私なんて死んだようなものよ。離婚して慰謝料をもらって老人ホームで暮らしているの。」

朗らかに笑う、みづきはヨウコとリツコを温かく出迎えました。

みづきの明るい近況にホッとする一同。

「この話は関係者が揃ったところで…」

話を切り出そうとしたところ、犬を抱いた克彦という男性が。

「なんだあの男は。いい年してみっともない。」

「私の新しいパートナーよ。」

「男って言い方、ださい。パートナーだよ。」

父の古い言い方を訂正するはずき。

なんと、みづきには新しいパートナーがいました。

「うちが奥さんと揉める?あんたのことで?40年以上前の話しだよ。」

「なんで靴脱いでいるの?」

「まだ履いてるの?5本指ソックス。」

「うるせぇな。ほっといてくれよ。ヨウコさん、あんたは俺の…」

「娘じゃろ。バカか、知っとったわ。」

ヨウコは話し合いをして集まる前から、実父が啓介だと察知していました。

ここで、話し合いはお開きとなりました。

その後、ヨウコと啓介は2人きりで、夜に花火を見ます。

「あんたのこと父親とは思ってない。私のパパはドクターフリーマンだけじゃ。あんたがただのすけべじじいで良かった。ありがとうすけべじじい」

「はずきは8月生まれで、あんたは12月生まれか。」

「はずきのことは姉さんって呼ぶよ。」

同じ花火を見ていた、横山。

可愛い双子の娘と思春期の連れ子の長女、妻と楽しんでいました。

妻のお腹には秋に生まれる新しい命が宿っています。

そこで、聞き覚えある声がして振り返ると、堀井しのぶ(塚地武雅)が普通の男性として母親と花火を見ていました。

新宿野戦病院6話感想・みどころ

ヨウコとはずきの歩みよりは、異母姉妹というよりも、久しく仲違いしていた女の友情のようなものを感じました。

ヨウコの根が優しいことや、誰よりも患者思いな面をわかっているからこそ、はずきも多少、素直になれたのではないでしょうか。

啓三は妻の英里子を癌で亡くし、どこの医者に診せても進展しなかったトラウマから頑なに検査を嫌ったのには胸が痛みました。

しかし、ヨウコと舞による、亨と啓三のちょっと危ない意味での似た者同士な特徴を活かして、彼をSMで説得するとは…。

「英里子さんは毎年、検診を受けていた。癌が悪い。あんたのせいじゃない」

ヨウコの言葉に啓三の心の痛みが憑き物が落ちたように取れて良かったです。

ヨウコのSMスタイルはある意味、似合っていて怖かったですね。

高峰家にスポットを当てた5話でしたが、啓介の妻、みずきも存命でホッとしました。

しかも、高級老人ホームで暮らし、新しいパートナーもいて悠々自適。

みずきにいちいち皮肉を言う啓介がちょっといじらしかったです。

ヨウコと啓介の独特の親子の距離感も今後、見守りたくなる6話でした。

最後に、堀井しのぶが母の前では普通に男性で衝撃でしたね。

次回は堀井にスポットライトが当たります。

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