新宿野戦病院

新宿野戦病院最終回 さようならヨウコ!愛と感動の野戦病院の闘い

新宿野戦病院最終回あらすじネタバレ

ここは東洋一の歓楽街、新宿歌舞伎町。

ルミナウィルスに感染してしまった高峰啓三(生瀬勝久)は無事、他病院からのエコモによって生還しました。

そのことがきっかけで、テレビの取材を受ける、啓三。

「なんで変えるんだよ!妖怪ばばあ」

啓三は、彼の出演しているテレビのチャンネルを消す、ヨウコ・ニシ・フリーマンの母、リツコ・ニシ・フリーマン(余貴美子)に悪態をつきました。

ルミナ感染者が10日連続で減少した今。

テレビではかつてヨウコが助けた官房副長官、川島(羽田裕一)が出演して、緊急事態を解除することを伝えていました。

ルミナは2群になり、若者たちは歌舞伎町で路上飲みしていて、補導する岡本(濱田岳)。

その夜、マかつて、母親の恋人から虐待を受けていたマユ(伊東蒼)は母、カヨ(臼田あさ美)と少しずつ距離を縮めながら新しい生活をしています。

「マユ!元気だったか?」

「ヨウコ先生、濃厚接触!」

「先生、マユの母です。娘がお世話になっております。今はマユの扶養家族になっています。」

「それなら変な男に騙されることないな。」

マユは看護学生となり、カヨをアルバイトで養っている模様。

ルミナウィルス感染拡大の影響で、南舞(橋本愛)の経営するNPO法人「NotAlone」は解散しました。

「大久保公園で別れてそれっきり」

「久々に昼間、様子を見に行ったら解散していた。バッシング相当きつかったみたいで…」

舞は行方をくらまし、高峰亨(仲野太賀)と岡本勇太(濱田岳)も連絡が取れなくなっていました。

堀井しのぶ(塚地武雅)は認知症の母、房江(藤田弓子)が、熱でデイサービスでコロナをもらった可能性がありました。

偲ぶの母のことは、熱血漢ヘルパーの甲斐が対応してくれることになりました。

そんななか、歌舞伎町のクラブでは、「SAYONARAルミナ」とタイトルづけられたパーティーが開催されました。

外国人の若者が多く、みんなマスクを外して図に乗っていました。

そんななか、フロアの床が抜け落ちる大事故が発生します。

聖まごころ病院では、ヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子)らが処置で大忙しになりました。

「私も手伝います!」

カヨも病院にいて、聖まごころに運ばれる患者たちにマスクを配るのを手伝いました。

事故の様子が報道され、ヨウコと院長の高峰啓介(柄本明)はTV出演が決まります。

そこには以前、今やヨウコの頼もしい存在となった、荒井時江(ともさかりえ)の勤務先、勝どき医療センターでエコモを使用して助かった官房副長官、川島一也(羽場裕一)の姿もありました。

SNSでマスクなしではしゃぐ若者たちの姿が報道されます。

ヨウコと啓介にカメラが回ります。

「大変でしたね。今回は」

「私は寝ていました診ていません。」

「ヨウコ先生は、川島副総監をよく知っていらっしゃいますよね。

「高齢者は感染しやすいので。その後どうじゃ、心機能は油断するなよ」とヨウコは補足。

「デーレー大事な話じゃけ。まず政府は歌舞伎町ウィルスという名称を明確に否定し、今後一切の使用を禁止してください。偶々感染者第一号が歌舞伎町で働くホストだったというだけです。彼は旅行先のLAで感染し、羽田で陽性反応が出て勝ちどきの病院で亡くなりました。つまり歌舞伎町にウィルスを持ち込んだわけでもない。先程副総監はまた歌舞伎町でとおっしゃいましたが、そういう不用意な言葉が、どだれけ多くのこの街で生活する人々の奥を歌舞伎町で暮らす人たちを不当に傷つけて差別や誹謗中傷になるということをよく考えて発言してください。歌舞伎町じゃないとしたら感染源は?アメリカ?アフリカ?アジア?わからない。しかしこれだけは言える、運んだのは人間です。どれだけ危険なウィルスだって足が生えて歩いて密林から出てくるわけじゃない。だから犯人捜しは意味がない。特定の誰かを犯人にするのはやめてください!今からでーれー大事な話をするつもりだったんじゃがの、今後の感染対策の大事な話じゃ。第二派は1ヶ月以内に到来します。医療崩壊、ひっ迫は起こります。しかし冷静に判断してください。感染を恐れるあまりそれ以外の病気の治療が遅れることです。これが歌舞伎町の現実じゃ!聖まごころは絶対助ける!川島副総監、医療従事者の補助金とは別に特別支援を頼む。お願いします!お願いします。」

「まごころに行くなら死んだ方がましだなんて言われてしまいます。お願いします!」

啓介と共に頭を下げる、ヨウコ。

ヨウコは今後の感染対策に関する話をして、ルミナ感染の第2派が襲来することを想定し、補助金とは別に、特別措置としての援助を申し出てます。

「承知致しました。援助を検討させていただきます。」

「ルミナワクチンを外国人や貧困層にも行き渡るようにしてくれ!」

「保険証やうちのない生活者たちにも接種券配ってください。頼みます。」

啓介も後押しして願います。

川島はヨウコの熱意を受け取り、前向きに検討することを約束しました。

堀井の母、房江は、経理の白木の夫、誠(おかやまはじめ)が応急処置し、誤嚥性肺炎だと判明。

抗生物質をもらい、なんとかひと安心の房江。

亨は、啓介とヨウコが、医療従事者として、命を助けることに全力であることを伝えました。

第二派が案の定きて、聖まごころ病院は大忙しです。

白いスーツに身を包んだ男が来ました。

なんと彼は、舞の父、南錠一郎(松尾スズキ)です。

風俗を何店舗も経営する歌舞伎町のドンです。

「テレビ見ましたよ。今回のルミナで店舗がいくつか潰れました。ファッションヘルス5軒など経営しています。もし差し支えなければ使っていただけませんか。ベッドもあります。私らみたいなものは、こういうときにしか貢献できません。それに私も娘によく思われたいのでね。

「あの、舞さんは?娘さんはどこへ行っちゃったんですか?」

岡本は恐る恐る聞きました。

「株主優待券・・・」

錠一郎は、岡本に株主優待券をくれました。

元々、個室で換気も整備されている風俗店の個室を快く、ルミナ感染の患者たちの為に使わせてくれたのです。

新宿野戦病院で、ルミナと闘うヨウコの姿や、子沢山の横山(岡部たかし)が患者たちを治療する姿がクローズアップされました。

なんと、風俗店の「スケベ椅子」が、横山の乳児である娘のおむつ替えに役立つ場面も移されました。

「今怖いのはウィルスより人間の心。疑心暗鬼、世知辛い、不謹慎。」

なんと、取材を受けている間、ヨウコが感染してしまいました。

高級ソープランドで2週間の生活をし、数日後、テレビのインタビューを受けるまで回復。

「はいもしもし、白木?」

「勝ちどき医療センターの荒井です。週刊誌の記者の方が、ヨウコ先生が医師免許を持っていないって言ってきたの。ないですよねそんな話。」

ヨウコが無資格なことを荒井に言えずにいる、白木。

その後、荒井は、ヨウコについて聖まごころ病院のみんなから聞きました。

就労ビザを得るまで無免許だったことに驚く、荒井。

「アメリカの資格じゃなきゃダメでしょ」

「なんでアメリカの資格じゃなきゃダメなんですか?荒井先生がもしアメリカへ行って、病院行ったら俺達みたいなポンコツドクターがいたとしたら助けますよね?」

「1回はね。」

心タンポナーデなどの難解な手術をこなしたことを知った、荒井。

「皆さん、それぞれ犯罪になりますよ。」

「頑張ったのにね、頑張って免許とったのに」

高峰はずき(平岩紙)は、ヨウコを庇います。

「わかったったんちがう?あの子。」

「わかってて目の前の命を救いたかった。」

「そうだね。ヨウコはまごころが消える前の最後のまたたきだったかもしれない。」

ヨウコは医師法違反、啓介は不法就労助長で逮捕されました。

「ありがとう、ヨウコ先生!」

ムハマドを含めた外国人労働者や、トー横界隈の少女、カスミ(谷花音)、マユの友だち、サラ(夏目透羽)、リナ(安達木乃)らが、ヨウコに助けてもらったことで、ヨウコが逮捕されていく姿を悲しく見届けました。

「ヨウコ!」

はづきはようやっと妹の名前を呼びました。

「ヨウコ、ありがとうね!」

「妹と父親パクられて、婚活どころじゃないわ。」

その後、ヨウコが医師免許を持っていない事を垂れ込んだのは、なんと南舞(橋本愛)。

「ヨウコさんばかり取り上げられて悔しかった。SNSで呟いちゃって、削除しようとしたらあっという間に拡散されてしまって。ていうか自分への誹謗中傷から世間の目をそらしたいのも正直ありました。でもこっちはむしろ好意的な反応で海外のフォロワーを中心に100万以上のフォロワーがついて。」

「承認欲求な!あんたに頼みたい事がある。まごころに心療内科を作りたい。もうすぐ警察がくるけ、質問はなしじゃ。」

2年後、2027年ー。

マユはまごころで看護師をし、白木、亨たち高峰家、白木らが、患者たちの対応に全力です。

そして、ヨウコは国境なき医師団の一人としてニュースに取り上げられました。

「ヨウコ!!!」

ヨウコを見つけたはづき、啓介、亨はヨウコの新たなる活躍を見守りました。

新宿野戦病院最終回感想・みどころ

ヨウコがいうように、歌舞伎町に生きる人のせいではなく、ウィルスが人間の脅威になっていることを政府はよく自覚しなければならないという点に共感しかなかったです。

体が蝕まれていき、命の危険に脅かされるウィルスとどう向き合うかを投げかけていましたね。

路上生活者や就労ビザを必要とする人達の生きていくうえでの苦悩を知ることで、少しだけ社会全体が、真心を持ってほしいと思いました。

今この時間にも医療支援を受けられず、命の時間が迫られている人達がいること、平等に医療を受けられにくい貧富の格差を痛恨させられる場面も、これまでに多々ありました。

ヨウコの熱い覚悟と、決死の想いは、ヨウコにかつて診てもらった人達や、ヨウコを批判していた側に届いてよかった。

ヨウコを信じ、多様性を理解しながら、あらゆるケースに向き合い続けた、聖まごころ病院の面々にも、大きな金メダルを贈りたい気持ちでした。

ユーモラスとリアリティをまじえて、現実の厳しさと、医療従事者たちの命懸けの奮闘を描いた、新宿野戦病院はこれからも続編を期待したい素晴らしい作品です。

マユなど、ヨウコに出会えていなかったら自分を見失っていた人達も新しい生き方を見つけ、この作品には人が生きる力の凄さを感じ取れる物語が多かったですね。

国境なき医師団として再び、医療の場に立つ背中を切なくも見守りたい最終回でした。

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