スカイキャッスル

スカイキャッスル7話 未久(田牧そら)の瞳の演技に注目!待ち受ける第二の悲劇

スカイキャッスル7話あらすじ・ネタバレ

華々しい過去が捏造されたことが明らかになった、浅見紗英(松下奈緒)。

長女の瑠璃(新井美羽)もミステリアスな敏腕受験コーディネーター、九条彩香(小雪)に浸透していきます。

一方、かつて九条との契約を巡って、紗英と争った二階堂杏子(比嘉愛未)は、九条が、瑠璃に与えた学内試験の予想問が驚異の的中率を維持していること、さらには人の心を操るのに長けたている九条の真の人間性に、疑問を抱くようになりました。

胸騒ぎを覚えた杏子は、同じく受験生の母である南沢泉(木村文乃)と、夏目美咲(高橋メアリージュン)と共に、九条の素性を調べます。

紗英は居候させている苦学生、山田未久(田牧そら)が、英世(田辺誠一)の実の娘であることを知ってしまいました。

「瑠璃の受験が終わるまでは誰にも口外しないと約束しないで」

瑠璃は朝、真珠が未久に懐いているのをみて気に入らず、未久に文句を言いました。

「あんたなんか家族じゃない。受験が終わったら追い出されるから」

「そうかしら。」

「なんであの女も一緒にいるの?ママは前は私が一番だって言ってくれたのに変わったね。」

「仲良くしなさい」

未久が家庭に馴染んでいることに不満を紗英に伝える、瑠璃。

紗英はその後、杏子や美咲とお茶をしながら、未久に頭を悩ませていることを伝えました。

プレゼントを紗英にあげた美咲ですが、美咲は紗英を快く思っていません。

「思い上がらないで。私はもっと厄介な女たちのことで精一杯なの。いいから上がって。」

「でもとりあえず関係は修復できそうじゃない?」

「こっちが下手に出てやったのになによあの態度」

「さっき厄介な女達って言っていたけど一人は九条先生かしら?」

二階堂杏子(比嘉愛未)は、紗英を気に掛けていました。

「瑠璃が懐きすぎてもう本当に参ってる」と紗英。

「やっぱり親子の分断?」

「女達って事は他にも厄介な人が?」

「それは・・・」

「ひょっとして未久ちゃんとうまくいってない?」

南沢泉(木村文乃)もお節介に紗英を気に掛けました。

「それで私もどんどん瑠璃と余計ギクシャクしてしちゃって。」

「ずっと疑問だったんだけど、紗英さんはどうして未久さんを受け入れたの?」

「私が頼んだの。母親を亡くした同級生を一緒に支えましょうって。」と泉。

「でも紗英さんってそんなに情に厚い人だっけ?」

美咲は紗英に悪気なく嫌味を言いました。

「九条先生に勧められなかったら受け入れてなかったわ。」

「九条先生が勧めた?」

「ライバルに刺激されて瑠璃の勉強の為になるからって。」

「でも結局、九条先生と未久さんのことで親子関係がギクシャクしてるよね?ねぇなにか思い出せない?九条先生のことよ!何か引っかかる事はなかった?」

敏腕受験コーディネーター、九条彩香(小雪)を訪ねた紗英は、未久のことを相談するものの、不信感が募ります。

「話ってなにかしら?」

「未久さんのことです。」

「なにかありましたか?」

「態度が大きくなってきていて手を焼いています。」

「それには理由があるはずですよね。」

「まさか未久さんの素性を?」

「お母様もお気づきになられたそうですね。」

「それで同居を勧めたわけ?」

「浅見家が面倒を見なければ外で関係を言いまわるかもしれません。それでは瑠璃さんの受験に影響します。ただでさえお母さまを信用できないのにお父様も信用できないとなれば・・・」

「私を信用できない?」

「瑠璃さんに聞きました。過去を偽っていたそうですね。でもご安心ください。私が瑠璃さんを支えますから。」

「あなたに瑠璃は任せられない。未久さんの素性を知りながら何も教えずに我が家に預けた人をどうして信用できますか?おかげで私は瑠璃に知られないようにとあの子にばかり気を遣い、瑠璃との関係は悪化する一方!教え子の家族を混乱させてあなたはなにが楽しいんですか?」

「あなたも私のせいにするんですか。」

「あなたも?」

「冴島香織さんも、遥人くんとの仲たがいを私のせいにしました。でもそれは私の方が遥日人君を理解し信頼を得たから。母親が子供に歩み寄る姿勢が足りないことが根本の原因です。」

「ふざけないで!私が瑠璃の為にどれほどの時間を捧げてきたか!金でやとわれてたかだか数カ月勉強を見ただけのあなたになぜそんなことを言われなきゃいけないの?」

「冴島香織さんも同じことを言いました。でも最終的には間違いを認めたんだと思います。そんな自分本位な母親像に嫌気がさしたから自ら死を選んだ。

「あなたになにがわかるの?子供の為に捧げて疲れて眠るだけで、やりたいこともできずによわいを重ねる母親のなにが!」

「子供の為に時間を費やしたからいい母親にだという考え方が正しいとは限りませんよ。」

「あなたとの関係は終わりにさせていただきます。」

「でも瑠璃さんが納得するかしら?お母様としても帝都医大付属に合格させたいですよね。期末試験の結果を見たら考えは変わると思いますよ。」

「失礼します。」

その頃、未久は九条の秘書(前原滉)が問題集を横流ししていることを青葉(坂元愛登)に伝えました。

「つまり予想問題の的中率はほぼ百パーセントだった。これにはからくりがあるの。瑠璃の部屋にあった予想問題のコピー・・・からくりはこれよ」

「担任の横にいるのは?」

「九条先生の秘書」

「やばくない?」

その頃、浅見英世は、病院長、大河内陸(小野武彦)に院長室に呼ばれていました。

「東原政務官との連絡は?」

「二階堂先生が、連絡を入れているようなのですが」

「早く何とかしろ!」

「厚労省の調査が入れば帝都病院の威信は地に落ち、私も失脚に追い込まれるんだぞ!わかってるのか浅見くん!東原氏さえ取り込めば君たちの未来は開けるが、失敗すればデータ改ざんの隠ぺいを合作した君たちも、同罪のそしりを免れないだよ!」

「契約解除なんてありえない!私が九条先生を信用しているのを知ってるくせにどうしてそういう事を言うの?」

「九条先生の指導を受けていた冴島遥人くんのお母さんが亡くなったの覚えているでしょ?うちも九条先生のせいで、親子の関係がおかしくなるかもしれない。」

「私とママの関係はもう壊れているんじゃないの?でもそれは九条先生の性じゃないよ。ママが嘘をついてきたから。」

「お母さんも大変ですね。今日の夕飯はわたしも一緒に食べます」

「勝手に決めないで。あなたがいると瑠璃が過敏になるの」

「わたしが秘密を握っているってこと、忘れないで下さいね。」

未久は相変わらずしたたかで、のらりくらりと紗英の皮肉を交わします。

その日の夕食。

「今度未久お姉ちゃんと江の島に行くの。未久お姉ちゃんのお母さんが好きな場所だったんだって。」

未久に懐く真珠は無邪気です。

「大人になってから江の島、行ったことありますよね?」

「いや、大人になってからはないかな。ごめん、病院があるんだ。」

「馴れ馴れしくしないで、気持ち悪い」

瑠璃は英世(田辺誠一)と会話する未久に皮肉を言いました。

彼女は英世と未久が実の親子だと知りません。

「おかあさんはバカね・・・自分の誕生日も覚えていない人と付き合っていたなんて。」

「いい加減にしてくれない?受験が終わるまでって言ったでしょ。お父さんとお母さんの話し、いつから知ったの?」

「お母さんが亡くなってからです。携帯とか見て。お母さんからは江の島のことを聞いたことがありますが、あまりお父さんのことを聞いちゃいけないと思ってきました。」

「大丈夫、事情を知れば英世さんはあなたの支援を惜しまない。あなたの人生が大きく変わるの。だからそれまでは我慢して受験に集中して?春を信じましょう。」

「そんなに待たなきゃいけないんですか。今日だって母の惨めさに心が痛んで仕方なかった。せめてなにかで埋め合わせてくれませんか?この部屋の壁紙を変えて下さい。テーブルやベッドも瑠璃と同じ高級品に。」

「瑠璃が反応するわ。」

「クレジットカードを一枚」

「未成年は使えないわ。」

「もう少し私を大切に扱ったほうがいいと思いますよ。」

病院では、議員の東原が、子供の受験に苦しんでいることを知った、英世と夏目龍太郎(本多力)。

「鍵はお子様の中学受験でした。東原家では4年生の息子さんの成績が悩みの種だとわかったんです。子供の受験はどの親も切実な問題ですから。」

「これが誠也くんですか」

「うわぁお父様に似て賢そうなお子さんだ。」

「それが勉強嫌いで妻も手を焼いていまして。」

「受験生を持つ親の苦労は我々も痛いほど分かります。」

「はぁどこかに合かっくできる魔法でもあればいいんですがね」

「メガバンク主催の秘密の教育セミナーがある。えりすぐりの受験指導のプロの中から子供に合う受験講師を選択できるんだ。たった1年で合格県外方帝都医大付属に合格した知人もいる。興味があるなら招待状、手配しようか?」

「悪いな頼むよ二階堂。」

「おう。」

二階堂亘(鈴木浩介)は、東原政務官(矢柴俊博)に、九条の指導が受けられるように手配することに。

この作戦にガッツポーズをする、龍太郎と英世。

「いや、二階堂くん有難う。君のおかげだ。」

「息子の受験のためですよ。うちの息子は帝都大医大を・・・。院長、我々は秘密を共有する共犯者ですから。」

二階堂は、大河内隆院長(小野武彦)が、南沢公平(大谷亮平)を出世させることで自分の不正を隠ぺいしようとしている秘密を仄めかし、弱みを握りました。

学校では放課後、南沢青葉が、未久の誕生日が近いことを伝えました。

「誕生日、みんなでパーッとお祝いしようよ。」

「なんで青葉は私みたいな女が好きなの?バレバレだったよ。」

「僕のことはどう思う?」

「わたしは・・・」

ふと、瑠璃の視線に気づき、言葉をつぐむ、未久。

「ごめん今の質問は忘れて。」

未久は瑠璃へあてつけて、青葉にキスをしました。

瑠璃は帰宅後、怒り心頭で混乱します。

そこへ未久が間もなく帰宅。

「どうしたのかな、悔しいことでもあった?」

「話しかけないで」

「青葉がわたしの誕生日会をしてくれるって。どうする?瑠璃も来る?」

「それを自慢したいの?育ちが悪い子は下品で卑しくていやになる。」

「育ちが悪い?あなた方の母親だって近所じゃ笑いものよ。」

「じゃああなたの母親はなに?父親が誰かも分からない娘を生んだくせに!偉そうに言わないで。自覚して?私はこのスカイキャッスルの住民で、あなたはお情けで我が家に寄生させてもらってる居候なの。名門病院の医師を持つ私とは根本的に遺伝子が違うの。」

お互いに頬を張り合う、瑠璃と未久。

ソファーに瑠璃を押し倒す、未久。

「言葉には気を付けて!父親はわかってるの!瑠璃の父親が私の父親なの!優秀な遺伝子を持つ帝都病院の浅見英世がね。」

「なに言ってるの?夢でも見た?パパが父親?あんたバカなの?」

瑠璃は、紗英の出現に、素直に謝りました。

「ごめんなさい、ついかっとなって秘密にする約束守れませんでした。私を追い出したいなら、自由にどうぞ。もしそうなったら、私も何をするか分かりませんよ。」

「まさかホントじゃないよね?」

「説明するから聞いて?」

「あんな子がパパの子のはずじゃない!」

「大きな声出さないで!真珠に聞こえちゃうでしょ。」

「ホントなの?未久と私が血の繋がった姉妹だって?パパまで・・・そんな!聞きたくない!そんな話聞きたくない!私もう誰を信じたらいいか分からない!」

「わたしだって泣きたいわよ!パパだけ知らないの。ママも最近知った。大丈夫なにも変わらない。ママの娘は瑠璃と真珠だけ・・・」

瑠璃は紗英を混乱で突き飛ばし、九条の元へ。

「瑠璃さんどうしましたか?」

「未久が・・・私のパパの・・・」

全てを熟知している九条は、瑠璃に寄り添うふりをして抱き締め、にやりとほくそ笑んでいました。

そして迎えた、未久の誕生日。

美咲、杏子、泉、紗英、二階堂翔(柴崎楓雅)、青葉、未久、真珠が揃い、瑠璃も登場。

「スカイキャッスルの仲間になった未久をお祝いして乾杯!」

「今日は貸し切りよ。」

「やった!」

「夜まで遊び放題!」

未久と青葉は無邪気にはしゃぎました。

「私たち大人は紗英さんおすすめの三ツ星レストランへ行ってくるわ。子供達に任せて。」

三ツ星レストランにて。

「美味しい!子供が受験に追われてから大変だったものね。」

「紗英さん、大丈夫?未久さんと瑠璃さんのこと」

「瑠璃と未久さんが一緒にいるとなんだか不安で」

「わたしも心配だわ。九条先生のこと前にも調べたでしょ。九条先生のラボに瑠璃が入っていくのを見たのよ。」

「私、力になるからなにか言って。」

「ありがとう、でも言えないこともあるのよ。」

その頃の子供達。

「誕生日おめでとう。じゃあ誕生日を記念して、スピーチを」

「じゃあ九条先生の予想問題の、からくりを教えたいと思います。」

「やめろよさすがにまずいよ。学校に知れたら、大問題になるぞ。」

青葉が、未久のすることをフォローします。

未久は予想問題が何故的中するのかを、健作、瑠璃、翔、青葉、真珠の説明しようとしていました。

「そうだね。瑠璃が受験に失敗するかもしれない。」

「いい加減にしてよ!」

「こんな日くらい仲良くして。」

真珠も姉に意見しました。

真珠はその後、健作と翔とゲームをしてました。

「未久、誕生日プレゼント。」

「有難う。あとで屋上で待ってて。」

「電話してごめんなさい。未久といることが耐えられない。青葉のことでマウントとったり、私の受験が失敗するっていうんです。あんな奴と姉妹だなんて!許されるならこの手で未久を殺してやりたい」

「落ち着いてください。実の父親に求められている自分に嫉妬しているだけですよ。大丈夫、わたしがついているから」

「先生の声を聞くと私落ち着けます。もう大丈夫です、有難う御座いました。」

瑠璃は未久が屋上で一人になったところを狙いました。

未久は青葉からのプレゼントを持っていて、それは高級腕時計です。

そして、真珠と翔、健作がゲームをしてる間に、未久は突き落とされました。

駆け付けた青葉は、救急車を呼ぶよう、翔と健作に呼びかけました。

「救急車だ!救急車!」

「青葉!未久お姉ちゃんが!」

その頃、瑠璃は未久が落ちた屋上を意味深に伝えました。

真珠は泣きながら、紗英に電話。

「お姉ちゃんが、お姉ちゃんが・・・」

「どうしたの?瑠璃に何かあった?」

「未久お姉ちゃんが!」

「未久さんが?!」

「頭を打って意識がないの!」

「意識がない?!」

「未久、未久、ここに来たら大丈夫だから。」

未久のことが好きな青葉は、未久に呼びかけます。

そして、未久の手当ては、二階堂亘と浅見英世が担当することになりました。

英世は急患の電話が入りました。

「だめだ、急患なんだ!」

「こっちも急患なんだ!」

「未久さんの瞳孔がおかしい!」

「この10歳の子のほうが体力がない!」

「何言ってるんですか?あなたの家で暮らす子ですよ?」

「そのお子さんは、東原政務官の息子さんです。」

未久が後回しにされる状況に納得いかない、二階堂。

「僕の指じゃ無理です。他の医師を手配します。」

「なんで未久を後回しにするんですか?未久が先なのに!」

未久は思わず、英世にか細く呼びかけました。

「お父さん・・・お父さん」

未久は自分よりも他の子供を優先する英世に涙を流しました。

スカイキャッスル7話感想・みどころ

未久は末恐ろしい人です。

演じている田牧そらさんの目の動きの演技にぜひとも注目してほしいです。

視線の落とし方や、未久という複雑な少女の心境を表情で表現していて、これからも期待の女優だと思います。

とても中学生の少女とは思えないくらいタフでしたたかで、貧しく育った環境が彼女に亡き母への愛と、卑屈さを植え付けてしまいましたね。

彼女のなかの本来の素直さと裏腹に、承認欲求がとても強いところがあるように見えました。

裕福な子女となり、英世に認められたい思いと、貧乏に苦しんだ過去が彼女の未発達な人格に悪影響を及ぼしているのは事実です。

未久は心療内科を受けたほうが良いくらい、病んでいますね。

紗英は未久にとって継母のようなポジションをとるものの、彼女の賢さに負け、ペースに巻き込まれています。

とても高慢でプライドの高い紗英ですが、娘には不器用な愛情があったり、根は良いところがありますよね。

しかしその紗英の良さがなかなか報われず、彼女の心は冴島香織と同じくらい心にヒビが入っていると思いました。

瑠璃はどこまで、未久も周りも見下してしまうのでしょうか。

思春期の女の子特有の複雑さとナイーブさが喧嘩していて、素直に家族と向き合える日を願います。

本当はとても気が弱いところがあり、子供ゆえに九条に洗脳されやすいところも心配ですね。

そして、九条は「母親」という存在と、受験期の10代の子供にかなり復讐めいたものをますます感じました。

九条は紗英が指摘したように人間の血が通っていない人ですよね。

子供まで彼女のなかの闇深き「何か」に利用する為に、心理面をコントロールしていて怖すぎます。

次回は、九条の真相に近づく紗英、杏子、美咲、泉ら、母親たちの葛藤と、九条の裏の顔に気付きながら、妻に何もできなかった冴島哲人の苦悩に注目です!

凄腕な受験コーディネーター、九条彩香のメッキが剥がれる日はそう遠くない7話でした。

未久、助かって!

 

 

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