高嶺の花 第4話
放送日:2018年8月
日本テレビ水曜ドラマ
高嶺の花 第4話のあらすじ
婚約者だった吉池拓真の仲を裂いたのが父であり家元の市松だと知った月島もも。
そんなことを知らずに復縁を迫る拓真にももは好きな人がいると伝えた。
ももの恋の相手は風間直人。
直人はももとキスをしてから、ももと目を合わせられないほどの動揺ぶりを見せる。
しかし、図書館で借りた恋愛のハウトゥ本には、一度目のキスはまぐれだと書かれていた。
一方、月島を手に入れたいと近づいてきた宇都宮龍一はももの継母・ルリ子と関係を持ち、月島流にじわじわ攻め寄る。
そんなことを知らないももの妹・ななは龍一に次第に惹かれ始め、龍一のために月島流の時期家元になる決意をし、鏡の間に入り市松から指導を受けることになった。
高嶺の花 第4話の感想
「部屋暗くしてもいいですか?」「女子か?」このやり取りに思わずクスっと笑ってしまいました。
さて、今回もなんだかいい意味で重々しい雰囲気でした。
その中で唯一心を和ませてくれるのはももの明るさとぷーさんのおっとりとした雰囲気です。
拓真の奥さんはやはり月島流でしたが、やっと拓真が奥さんと向き合ってくれたことには心底安心しました。
拓真の奥さんがもものことを恐れていたのは、ストーカーだけが理由ではなく、後ろめたいこともあったのかもしれません。近寄られてはすべてがバレてしまいます。
ななが鏡の間で後ろ生けを練習していましたが、四方八方にある鏡に驚きました。
自分のような自分ではない何かに見られている状態は観ているこちらも恐いと思いました。
ももはあの恐怖を幼い頃からしていたのかと思うとすごいものです。
むしろ穢れのない幼い頃だからこそ良いのかもしれません。
感性を極めるためには憎むことも厭わないという華道の世界は普通に生きている者からしてとても不思議なものです。
ぷーさんと高井さんのモネの話はとても印象的で、前回のことを思い出しました。
睡蓮と池。前回、悪口を言わないことは心の池を綺麗にするという話をしていましたが、それはまるでモネが描く池のようだと感じました。
晩年のモネの表現の仕方を当てた様子に高井さんが驚いていましたが、ぷーさんの感性もすごいものです。単なる自転車屋さんでは片付けられなくなってきました。
ところで、高井さんは何故ももが華道家の令嬢であることをぷーさんに知らせる行動を取ったのでしょうか。
本当はももは手の届かない高嶺の花だということを知らせるためだったのでしょうか。
高嶺の花 第5話の期待や予想
ももとぷーさんが結ばれることがわかるようなシーンで終わりました。
これでももの気持ちから逃げる理由はありません。
ただ、ももが華道家の令嬢だとわかったことは2人にとって大きな壁になってしまうことでしょう。