天国と地獄8話あらすじネタバレ
新たな猟奇殺人事件が起き、現場検証が行われています。
生々しい血痕と被害者の惨たらしい久米の遺体。
新月の、久米夫婦を守ろうと、彩子が張り込みをしていた時期に殺人が起きました。
彩子【日高】(綾瀬はるか)は、東朔也が運び込まれた病院へ。
事件には、日高の生き別れの兄が関わっているのではないかと考える日高【彩子】(高橋一生)。
そのことを八巻に電話報告した彩子。
病院に到着した彩子は、陸が湯浅を連れて逃げ出したことを知るのでした。
湯浅(追田孝也)のことを放置できない陸(柄本佑)。
同じく、現場への返り咲きを担う河原(北村一輝)も、東朔也の関係、また、彩子に対しても、推理の的を絞り始めていました。
捜査会議では、遺留品を多数採取できたと報告する、鑑識の新田(林泰文)。
犯人と思わしき黒ずくめの男性の姿も防犯映像に映っていました。
その後、彩子は日高として、東が勤めていた清掃会社へ行き、東が最近、出勤していないことを知りました。
病院から一緒に出た、湯浅の包帯を巻いた「火傷」の手を見た時、クウシュウゴウの痕が・・・。
その後、八巻(溝端淳平)と、コ・アース社に訪れた彩子【日高】(高橋一生)は、日高から思わぬことを告げられるのです。
コ・アースの社長を辞任してほしいということ。
何故なら、「日高」として彩子が逮捕されるからだという日高。
それに対し、彩子は日高に、お兄ちゃんの「東朔也」を庇おうとしている行動や、日高自身はn何もしていないのではと言います。
彩子の姿をした日高は反論し、否定。
彩子はそんな「日高」に対し、どんな理由であれ、人を殺していいことはない、そんな当たり前のことを言っているだけだと伝えます。
日高は「兄を庇っている自分」を認め、それをやめる代わりに、日高として存在する彩子には、コ・アース社社長を辞任するようにお互い交換条件を提示するのでした。
彩子は日高の家に帰宅し、陸が東の証拠品の数々を彩子として生きる「日高」が持ち去ったことを知りました。
陸はクウシュウゴウかもしれない、湯浅と一緒にいて、そのことを彩子に伝え、湯浅の写真を彩子に送信。
彩子は陸に、「どんな知人でも犯罪者を逃がすことは陸自身が罪に問われる」と説教し、普段は温厚な陸ですが、声を荒げてしまいました。
その頃、河原と幅(谷恭輔)は、東のことを知る知人を訪ねたり、解析係にUSBデータを持ち込んで、USBデータの解析の仕事を依頼。
彩子として、日高は新田から、やはり、久米の息子を殺した犯人は、湯浅こと、東だという身体的特徴や服装を教えられました。
さらに、新田は久米が飼っていた愛犬から歯が出てきたことを知り、また仕事が一つ増えると呆れます。
日高は、コレール社製の靴など、東が身に着けていた服を調査。
しかし、湯浅は遺書とコレール社の靴を遺して橋の上から川に飛び込んで死んだ可能性が浮上。
彩子と日高はお互いの交換条件を呑んで行動し、日高として彩子はコ・アース社を辞任。
日高がよほど信頼できる社長とのこともあり、富樫(馬場徹)は「一時的に辞めることになった」日高に必ず戻ってくるように懇願するのでした。
日高は慕ってくれる馬場を優しくたしなめます。
新田は鑑識仲間から歯を分析してもらい、それが日高の歯だということを知って大慌て。
再び、捜査会議にて、河原と幅は、東朔也の正体をSSB解析システムで分析し、AIだと98パーセントも同一人物だと結果が出たと話を切り出しました。
港区の警備会社で警備員として勤務していた東。
当時、同僚だった久米の息子と東は、窃盗犯が建物に乗り込んできました。
久米の息子が勤務中に窃盗犯を取り逃がし、久米がオートロックを誤って解除したのですが、「久米家」に汚点がつかない為に、東がその濡れ衣を着せられました。
そこで、東は警備員を解雇。
東がこのことで、久米に恨みを抱いているのでは?と推測する河原に、上司の十久河(吉見一豊)は、「それは弱い」と反論。
ふいに、新田が、久米が飼っていた犬から、日高の乳歯が出たことを報告。
日高と東の関連性に、十久河は大きく進展した事件に、2人の逮捕を部下たちに命じました。
日高は彩子として、湯浅こと、東と行動を共にしていた陸に身の危険が迫っていると察知して、警視庁を飛び出しました。
彩子は陸が福岡にいることを陸のSNSにて知りました。
また、その直後に、八巻から、日高の乳歯が久米の遺体現場から見つかったことで、久米殺人の東と、日高の関連性を理由に、警察たちが両者の逮捕に動き出したことを電話報告を受けました。
八巻は途中で河原につかまり、彩子として存在する「日高」と連絡をとっていることを河原から問い詰められます。
しかし、携帯電話の番号は「知らない番号」だとしらを切りますが、河原は「懲戒免職になりたいのか?」と八巻を恫喝。
八巻はもう「終わり」かもしれないと諦め模様。
日高として、部下の五木に連絡を取り、なんとか逃げようとする彩子。
陸は、湯浅が、日高と小学時代に会い、乳歯を渡すやりとりをした福岡にある歩道橋へ。
その頃、日高として生きる彩子は、五木(中村ゆり)に、自身の本当の正体を暴露。
五木は幸いにも理解があり、状況を受け入れてくれました。
彼女もやはり、日高が人にまったく優しくない人ではないと話します。
さらに、決定的に今の「日高」としての彩子を助ける方法があると提案。
もう一度入れ替わると、彩子は生きやすいのではないかというのです。
その頃、日高は彩子として、日高の家を捜索し、ある物を見つけると、2人の入れ替わりが起きた東京にある、日高と彩子が入れ替わった歩道橋の上で夜、待ち合わせる提案を電話で連絡。
彩子の姿をした日高は、田所ひとしを殺した凶器を、日高として生きる彩子に突き付けました。
そして、彩子な自分が日高を「逮捕」し、望月彩子は表彰レベルの手柄を立てたことにもつながると提案。
しかし、彩子は日高はサイコパスではない、何か別の意図があって、自分を逮捕しようとしていると推測。
満月と狂気、彩子と日高が入れ替わりをした状況と同じだと気づいた彩子。
そして、2人はもう一度、歩道橋の階段から転がり落ちて・・・来週、2人は無事、入れ替わりから本来の自分に戻ることができたのか?!
天国と地獄8話感想・みどころ
湯浅と日高の結びつきに気付いた河原の暴走に、八巻は無力。
日高と彩子はそれぞれの頭脳を生かし、彩子は五木(中村ゆり)を新たな味方にしましたね。
日高は全面的に悪い人じゃないからこそ、彩子は日高と接していてそれに気づき、お互いがより良い未来を生きる為に、今後、プラスな方向に向かっていく為に突き進んでいく様子がこれからの2人の動向がとても楽しみですね。
湯浅は可哀想で、裕福な生い立ちの日高と違い、不遇な環境を生き抜いてきたからこそ、日高と衝突しているシーンは辛かったです。
生まれた時に一分差なことや、母親に引き取られるか、養子に引き取られるかで違う人生があったのに・・・という悲痛な叫びに胸が痛みます。
同じ兄弟なのに、運命とは儚いものですね。
湯浅は表向き心が優しい男性のように振舞いますが、本当は猟奇的殺人鬼の一面を持つので、彼自身が生きづらさを抱えて、名前を変え、病気と闘いながら自分を偽ってきたのは明白です。
湯浅は自分なんかいてもいなくてもどちらでもいいとこぼすほど、日高と対照的に、心の弱い人間なんだなと思ってしまいます。
河原は本当に横暴ですよね・・・手柄を立てたいなら誰を傷つけようが、過去のエピソードで違法な捜査をおこなっても構わないところは、彩子の優しさを見習ってほしいものです。
久米が社長の息子だからこそ、久米の息子が警備員事態に失態をおかしたのに、東のせいにされてしまう歯がゆさも切なかったです。
日高と彩子が再び、歩道橋かた転げ落ちて本来の姿に戻ることで、互いの状況をうまく切り抜ける・・・五木の提案を実行した2人が行きつく先がすごく気になる8話でした。