TOKYO MER2話あらすじネタバレ
音羽(賀来賢人)は、喜多見の経歴を怪しみ、比奈に協力を求めます。
比奈はこの状況に心が揺らぎ、朝、MERのみんなで使うロッカーの話をしていた喜多見やみんなに苛立ちをぶつけてしまいました。工事現場での鉄骨落下事故に出動した「TOKYO MER」。
駒場(橋本さとし)は、MERたちに危険なことがあった場合は、行動を早まらないことを指示します。
MERはいつ解体してもおかしくない状況。
それでも、喜多見は、目の前の命を救うことのほうが大事だと考えを貫くのでした。
鉄骨事故では中学生が多数、巻き込まれていて、男子生徒や女子生徒に一人一人声を掛けていつも通り、緊急性を判断。
1人の少年が緊急オペがないと助からない状況で、鉄骨が緩んできて落下しそうな状況。
喜多見はそれでも、比奈に指示しますが、比奈は指示通りに動けません。
なんとか鉄骨が落下前に少年の手術を終えて、搬送することができました。
しかし、次の女の子の感受逢、足立明音がクラッシュ症候群になっており、異一刻も早く手術をしないと命の危険性がありました。
自身の身の危険を覚悟のうえで、現場で手術を行う無謀な行動が多いチーフの、喜多見幸太(鈴木亮平)、研修医の弦巻比奈(中条あやみ)は反発。
「女の子がクラッシュ症候群だとすぐ判断するのはどうなのか?見当違いならどうする?」と訴えます。
足立を病院に搬送することで、責任逃れがしたかったのです。
ところが、患者の足立明音は、危篤状態に陥ってしまいます。
なんと高カリウム血症の反応がみられ、足立はさらに危機的な状態に。
心肺停止の状況に、音羽に事前に、クラッシュ症候群に備えた透析液を大量に用意できないかと頼んでいた喜多見。
のち駆けつけた音羽の対応により、足立明音を生還させられました。
現場の状況を見て、クラッシュ症候群の患者が出る可能性を予測して行動していた喜多見の対応に思わず、自分の無力を痛感した比奈。
自分の判断ミスだとみんなに頭を下げます。
しかし、比奈が救急隊に任して、明音の本当の原因から逃げようとしていたことを喜多見と音羽に見抜かれていたことに、ショックを受けます。
厚生労働大臣の白金(渡辺真紀子)と、厚生労働省医政局長の久我山(鶴見辰吾)から叱責される音羽。
透析液をMERの為に大量に用意したことを責められますが、音羽は信頼を得てから徐々に行動しようと考えていると答えます。
同じ頃、循環器外科医の高輪(仲里依紗)に弱音を吐いた比奈は、本当の自分と向き合わずに、悔しさを抱えたまま辞めるのは間違っていると指摘されて、反省。
高輪は喜多見に、比奈がMERを辞めたいと申し出ていることを告げ、彼女をフォローしてほしいと訴えました。
ところが、高輪が先に食堂でフォローしたことを知った喜多見は、彼女はそんな諦めの早い人間ではないから大丈夫だと答えます。
この喜多見の様子に呆れた高輪は、まだ研修医の比奈に判断を任せるのは良くないと指摘。
話し合う時にお互い気まずさを感じる喜多見と高輪。
実は2人は元夫婦で、お互いにビジネス上のやり取りを続行。
大きく自信を失った比奈にさらなるピンチが。
医療安全委員会が比奈の対応について会議が必要だと判断されたり、比奈がクラッシュ症候群の児童に対応に賛否両論になり、ネット記事になったのです。
会議では、比奈はサMERのみんなと動くものの、サポートに徹することになりました。
実は、久我山が比奈を陥れる為に世の中に広めるように記事を発信したのです。
音羽はMER解体には異論はないし、喜多見の強引な救助のやり方に反対していると自分の意見を伝えました。
ところが、久我山は、比奈が今後、医療ミスでも起こしてくれればMERに汚点が付くことを想定していると言い、なんとしてもMERを妨害したい意思を示していました。
それに対し、さすがにやりすぎであることを伝えた音羽ですが、久我山の圧力に屈してしまうのでした。
やがて、MERは、夏祭りでの爆発事故の出勤命令が下ります。
現場では痛々しい大人から子供まで多数の負傷者が苦しんでいました。
多数の重症患者を前に「医師の命を守る責任の重さ」を痛感する比奈。
喜多見からたった一人でトリアージ対応を喜多見から任され、どうしたらいいか分からず、うろたえます。
「またミスしてしまうかもしれません」と弱音を吐く比奈に対し、「言い訳はやめろ!お前に任された命を救え」と厳しく叱責され、身を引き締めてトリアージ対応へ。
荒井という患者の対応に励みます。
危機管理対策室室長、駒場は久我山から、研修医の比奈がまたミスをしたらどうするかと嫌味を言われ、弦巻を「2ドクター」に戻すか迷います。
ところが、東京都知事の赤塚(石田ゆり子)が指令室に来て、比奈がトリアージを行い続けることを許可。
喜多見や夏海(菜々緒)、冬木(小手伸也)、徳丸(佐野勇斗)、ホワン・ラン・ミン(フォンチー)らは、比奈をサポートしながら患者の応対へ。
しかし、途中で出会った患者が親子で、母親のほうは膣内に出血をしている危機的な状況にあり、緊急オペが必要でした。
比奈のやる気を信じて、喜多見は彼女一人で、オペをすることを頼みます。
比奈はまたうろたえますが、なんとか、夏海、ホアン・ラン・ミン、徳丸、冬木と共に、その母親の手術に対応。
損傷している臓器の開腹手術を続けるため、手術器具を使って、母親を助けることに決めます。
腸間膜が起こり、大量に出血するものの、止血成功。
しかし、別に出血している箇所があり、血圧低下。
左の脾臓に異常が見られると察知した比奈は、電メスを使って、確認を試みます。
運よく喜多見が来て、左の腎臓が出血原因だと診断。
そして、手術を続けた結果、何とか母親の命を救うことに成功。
「命が助かり、死者がゼロで良かったですね」と誤魔化す久我山。
久我山が去った後、赤塚は駒場に対し、「MERと共倒れになるのは嫌だから何かあれば駒場に責任をとってもらうつもりだった」とこぼします。
「相変わらず素直じゃないな」と口にする駒場、
比奈は、脾臓と腎臓を間違えたことで、患者の命に大きく影響したことを痛感し、やはり自分にはMERは無理だと喜多見に弱音を吐きました。
喜多見は患者たちのアフターケアもしていて、自分よりも患者に寄り添っていると実感。
「MERに弦巻先生を呼んだのは履歴書に、”人の命を救いたい”と書いてあったから」と、比奈をフォローする喜多見。
翌日、音羽は久我山と共に、白金大臣から叱責されますが、音羽は次の手段として、喜多見の熱量を削ぐため、喜多見の経歴に空白があることを次の武器にすることを報告。
「2020年の履歴で、喜多見が中南米から帰国するまでの間、MERで働く前に空白があるのは、かん口令がかかっている・・・赤塚が何か知っているに違いない」と指摘する白金。
そこで、音羽は高輪に彼女が喜多見の元妻であることを指摘し、彼女が喜多見の空白期間について何か知っていると指摘。
高輪は喜多見を庇って、自分は5年前に喜多見と離婚したけれど、何も知らないと嘘をついて仕事へ戻りました。
TOKYO MER2話感想・みどころ
研修医の比奈がたった一人で予期せぬ試練に立ち向かい、応援したくなりましたね。
比奈はやはり、喜多見の弱みを握ることや、MER解体の為に協力することはできず、その苛立ちや、自身の無力さを何度か感じて、打たれ弱いところがあります。
心の迷いや、弱さを喜多見や音羽、MERのみんなにも見抜かれていて、自分の責任逃れしようとする行動で患者の命が失われるのではないかという漠然とした不安が押し寄せているのが伝わりました。
それでも、音羽のように比奈の弱さを頭ごなしに叱ることはせず、冷静に優しく見守ったり、言葉をかける喜多見の対応はかっこいいです。
喜多見は女性にも男性にも本当に温厚な人柄がにじみ出ていますよね。
音羽はどうしても再び、久我山の圧力に負けてて、彼自身も立場が上の人には逆らえずに本当の自分と向き合えていない気がします。
久我山に対し、研修医で未熟な比奈が医療ミスでもしてくれれば、MER解体に一歩近づくと企む発言に、異論を唱えたシーンでは、根は優しい彼の小さな反抗を感じました。
どうしても、久我山の存在感や高圧的態度、さらに、権力者の白金の板挟みに逆らうのはなかなかの至難ですよね。
ただ、比奈を叱責する以前に、音羽自身も自分の現実に蓋をして、上層部の言いなりになっている気がしました。
中学生の少女、明音や、夏祭りに来ていた親子の命が救われたことも、ホッとしました。
特に明音はクラッシュ症候群で意識が戻らない様子だったし、夏祭りに来ていた親子の母親は、大量出血や血圧低下などの危機にあり、どうかどちらも助かる展開であってほしいとテレビ画面から祈るばかり。
ラストにて、音羽が仕掛けた次の「爆弾」は、「喜多見の経歴書の空白期間」!起爆装置が発動するかもしれないけど、喜多見のその過去を知る高輪と、都知事の赤塚は庇い切れるのか?!とざわつく2話でした。