妻、小学生になる4話あらすじネタバレ
ついに、万理華(毎田暖乃)が新島圭介(堤真一)と一人娘の麻衣(蒔田彩珠)と会っているところを突き止めた、万理華の母、千嘉(吉田羊)。
圭介たちは、「娘」として暮らす亡き妻、貴恵(石田ゆり子)の様子が気になります。
2人の家族は少しずつ話し合うことに。
万理華は慌てて、友達のお父さんだと誤魔化します。
「歩ける距離に住んでいるから甘やかさないでほしい」ときっぱり冷たく言い、娘「万理華」として、貴恵を連れて行く千嘉。
翌日。
圭介は万理華の小学校で球技大会があることを知り、千嘉も応援に行くに違いないと考えます。
「白石万理華」として生きる貴恵の母、千嘉と一度ゆっくり話をしようと、自分も球技大会へ行くことに。
そこで、職場の上司にして「お弁当友達」である守屋(森田望智)に、彼女の手作りの卵焼きのレシピを教えてもらい、弁当作りを手伝ってもらう約束をします。
一方、万理華は同級生のヒマリ(飯田晴音)から漫画の交換ノートをしていたことを知る者の、以前の「万理華」として、漫画が描けなくなったことに気付きます。
そこで、貴恵として、友利(神木隆之介)に相談することに。
友利は昔、貴恵がかつて自分が漫画の連載をする際に、その才能が上向いたことを喜んでくれた記憶を思い出しました。
一度、描いた漫画が一時的に大ヒットした経験がある友利。
将来に繋がるようにもう一度かつての出版社を訪ねるものの、担当者から現実を見るように告げられるのでした。
万理華は、球技大会が迫っていることを千嘉に知らせるため、テーブルに球技大会の知らせの用紙と保護者プレートを置く貴恵。
その頃、千嘉は夕方の弁当屋のアルバイトで客から嫌味を言われ、朝はぐったりと疲れて帰ってきました。
「・・・今日、お弁当何が良いの?」
ふと疲れながらも娘に言葉を掛けた千嘉。
貴恵の前世の記憶を持ちながらも、万理華は素直な喜びを隠せずにいられませんでした。
球技大会当日、なんとか万理華の為にお弁当を守屋の協力で完成させた圭介。
突然やって来た圭介と麻依に驚きながらも喜ぶ万理華。
その頃、千嘉は万理華の弁当を作っていましたが、交際相手の広樹からの連絡でストレス発散目的に遊園地へ。
その彼に、母親でいることのストレス、職場で嫌味な客がいたことなど愚痴をこぼします。
少し表情が和らいだ千嘉ですが、彼から会社が異動になることを知らされ、万理華の引っ越しを頭に浮かべるのでした。
その頃、万理華は圭介の差し入れを食べて、午後のプログラムへ。
圭介は万理華と弁当を食べている時、ふと、貴恵と弁当を食べているような感覚に襲われます。
万理華もそれは同じで、万理華のなかに生きる貴恵は圭介と小学校の校庭で卵焼きとウィンナーを食べる弁当に笑い、夫婦だった時間を思い出します。
友利(神木隆之介)は、高校生で天才小説家として有名な出雲凛音(當真あみ)と出会い、彼女と共通の小説作品の話題で盛り上がりました。
結局、千嘉は球技大会には来ませんでした。
圭介は放課後に万理華の同級生の母親たちが、千嘉が万理華を虐待している噂、前の夫からDVを受けていたという話を聞き、万理華の身を案じます。
さらに、万理華の同級生で、学校のイケメンの男の子、たけるから、千嘉が万理華を調理実習の際に、「なんで他の子と同じようにできないの?!あんたは」などと厳しく叱り、その声でその場にいた他の保護者や同級生から白い目で見られたことや、球技大会の日、万理華にお弁当を持たせてないことを聞かされます。
万理華が圭介から差し入れを渡された時は、圭介を気遣い、「もう食べたからお腹一杯」と優しい嘘をついていたことにハッとする圭介。
同じ頃、万理華は同じクラスで一番の親友、ヒマリ(飯田晴音)は、今の万理華は万理華じゃないと伝え、万理華に絶交ともいえる態度をとりました。
貴恵の記憶が大半を占める万理華は、本当の「白石万理華」としての自分を失いつつあることに気付くのでした。
一方で、万理華の母、千嘉は、彼氏の広樹が妻子持ちであることを知り、怒りをぶつけます。
「異動なんて嘘で、私からフェードアウトするつもりで、遊園地に誘ったんだ」
「頼む、嫁と子供には言わないでくれ、この通りだ」
土下座する彼に対し、千嘉は「お前、妻子持ちだったのかよ・・・お前の嫁と子供に私とのことばらしてやる」と怒り心頭。
圭介は千嘉の話を聞き、思わず万理華に電話。
万理華は自身が圭介と麻衣に子供として甘えることを許さず、冷静に取り繕い、自分の家のことに口出さないでほしいと電話を切ろうとしました。
「彼女は心の余裕がないだけよ。もう私のことには構わないで、自分で何とかする」
しかし、夜9時に帰宅した千嘉は、広樹との関係が終わったことを理由に、激しい怒りをぶつけました。
その激しい怒鳴り声を聞いた圭介は、急いで白石家へ。
「どいつもこいつも私を裏切りやがって・・・!その携帯なに?キッズ携帯渡しているよね?あんたまた私を騙そうとしているの?」
家の物を蹴り、思わず万理華に手を上げようと振りかざした腕を、なんとか圭介が掴んで止めます。
「なんてことするんだあなたは・・・あなたが万理華さんを大切にできないなら僕が引き取ります」
「他人のくせに・・・」
「他人じゃない・・・!他人じゃないんだ!」
ついに、圭介と千嘉が、本格的に「向き合う」時がきた序章となりました。
次週、貴恵の記憶を持つ万理華の事実を圭介は話すのでしょうか?!お楽しみに。
妻、小学生になる4話感想・みどころ
今回の4話では、小学生の「白石万理華」として、球技大会に参加し、同級生や学校一のモテる男の子、たけると話す貴恵の様子が微笑ましいけど、応援に来た圭介と麻衣のような不思議な感覚を覚えました。
万理華のことが好きな同じクラスメイトのたけるはただ、学校で女の子たちから人気者なだけではなく、しっかり者で優しい人間性が伝わりました。
万理華と千嘉の複雑な関係に疑問を抱いていた彼は、親には言いにくい千嘉のことを圭介と麻衣に相談した時点で行動力があるといえます。
小学校の保護者からの噂だけでなく、彼のおかげで、圭介は「白石万理華」として妻の生きづらい面を知り、物語終盤、行動に移せたのではないでしょうか。
千嘉は離婚して以降、万理華との距離のとり方に葛藤し、愛され方、自身の愛し方が分からない心の闇を抱えているように思えました。
気が強く、客にも交際相手の広樹にも思ったことを言いすぎるくらい口にするタイプの千嘉。
ただ、万理華の為に弁当を作るものの、結局は広樹からの着信に反応して、ほったらかしにし、大切な我が子よりも女性でいることを優先させる行動はいかがなものかと・・・。
その上、自分が妻子持ちの男性に勝手に惹かれ、万理華のことにあまり目をかけずに、恋愛を楽しむ千嘉に心底、怒りを感じてしまいました。
これじゃあ、本物の万理華が愛情に飢えていて、寂しさを抱えているのは無理もありません。
ここからは私の憶測ですが、もしかしたら、圭介と麻衣との出先での交通事故で死んだ貴恵が死後、万理華に転生したのってもしかしたら、千嘉と万理華の関係に違和感を覚えたからなのかもしれませんね。
白石万理華という子供が母親から心理的虐待を受けているSOSを天国から感じ取ったのかなと推測。
世話好きで優しい貴恵にとって、万理華は我が子、麻衣とはまた別角度で放置できない子どもで、心残りだったのではないでしょうかね。
圭介が万理華と電話を繋いでいたおかげで、万理華としての新島貴恵が危険な目に遭う寸前な状況を防ぐことができてよかった。
身勝手な人間であり、母として人としての心の余裕、本来、娘を愛していた気持ちをどこかへ置き去った千嘉と、麻衣と貴恵を誰よりも深く愛し、他人にも不器用だけど温かい心を持つ圭介が、本格的に対峙した緊迫のシーンに次回も興奮と期待が止まらない4話でした。