ゆりあ先生の赤い糸

ゆりあ先生の赤い糸5話 止まらないゆりあの恋心に稟久は?

ゆりあ先生の赤い糸5話あらすじネタバレ

今田、意識が戻らない夫、伊沢吾良(田中哲司)の自宅介護に加え、彼の「彼氏」を名乗る、箭内稟久(鈴鹿央士)、「彼女」を名乗る、小山田みちる(松岡茉優)と、吾良の隠し子かもしれない、まに(白山乃愛)、みのん(田村海夏)との生活。

性分とはいえ、自分の事を後回しにし続けてきた、伊沢ゆりあ(菅野美穂)は、一人息子の優里亜(佐藤大空)をシングルで育てる、伴(木戸大聖)とささやかな恋を開始。

「ばんちゃんはなにも悪くないよ。優里亜のこと一番考えているし、私はそんなばんちゃんが好きだよ。」

「俺らって人のために一生懸命になりすぎているところ似ているよね。」

ゆりあが帰宅すると、吾良が「あー」「うー」など言って、何か言いたげでした。

口が渇いていて、冷たいものが食べたいからでした。

それに先に気付いたみちる(松岡茉優)が、ゆりあに報告。

翌日。

志生里(宮澤エマ)が訪問。

「ほんとうにあの親子とこのまま住むの?他人と住むなんてママすごく嫌だと思う。可哀想。」

なにもしないくせに、皮肉ばかり。

まにが帰宅して、「ただいま、こんにちは」と挨拶をしても、「ただいま」っておかしいと唱えます。

一方で、ゆりあは、まにが母親や周囲の大人を気遣い、やりたいことを遠慮していることに気付きました。

その姿に子供の頃の自分自身を重ねたゆりあは、まににバレエを習わせてあげたい一心で、レッスン見学に誘いました。

「明日、バレエの見学しようと思って。」

そんななか、みんなで手作りお菓子を作ろうとする、まにに大人達は協力。

「なにするの?」と、稟久。

「みんなでお菓子作るんです。」

「ねぇ、チョコレートを好きな男子にあげなかったの?」

「私、チョコレートを誰かに渡すことなかったんだよね。」

「女子にあげるとかなかったの?友達いなかったの?」

まにの無邪気な悪気ない質問に、包丁をザクっと鋭く切りました。

ふと、ゆりあのことをまだ幼すぎて呼びにくいから、「ゆりママ」と呼ぶ、みのん。

「おかしい!非常識よ!自分の家じゃないのに。」

志生里は相変わらず大人げない態度です。

ゆりあはまにを連れてバレエ教室の見学へ。

みちるは仕事へ。

見学したゆりあは胸が高鳴りますが、肝心のまには頑なに背を向けました。

「この後、ジュニアのクラスもあるから見ていかない?」

「ううん、いい…帰ろう。」

まには大人に気を遣い、その場では帰りました。

その夜、伴からメールが。

彼の息子、優里亜に、伴は自分のようにバカになってはいけないと思い、英会話を習わせようと試みました。

しかし、優里亜は変顔。

微笑ましいメールをやり取りした後、みちるが。

「まにどうでした?」

「大人のクラスだけ見て、子供のクラスを見るって言ったらいいって。」

「あの子、旦那と戦隊ものを見ていたし、可愛いスカートよりもズボンが良いっていうし。でも、この間みんなでチョコブラウニー作ったら、エプロンつけて満面の笑みで、こんなことやりたかったんだなぁって私、母親なのに鈍感ですね。」

「まにさんと見学していたら、大人になってからバレエもう一度やりたいなってなって。」

「えーゆりあさんの踊るところみたいな」

みちるはクルっとダンスをして、就寝します。

翌日。

ゆりあは伴にまにや志生里と作ったチョコブラウニーを食べ、微笑みます。

そんな中、思わぬ事態が起こりました。

なんと、ゆりあが伴と会っている現場を稟久が目撃。

その夜、吾良が声をあげます。

「あーあー」

「吾良、ここにいるよ。どうした?」

「吾良、怒っているの?何か、怒っているなら黙って。」

すると吾良は言葉が通じたように黙ります。

翌朝。

主治医の有香(志田未来)に来てもらいますが、みんなの言葉に必ずしも意識的に反応しているわけではないと診断。

有香は一人で複雑な環境を抱えるゆりあをフォロー。

「厄介ですよね。吾良さんのためとはいえ」

最近、ゆりあと打ち解けていた稟久でしたが、この日を境に2人の間はまたギクシャク。

「ゆりあさんは今後もあの人達と、吾良さんのこと面倒見きれるんですか?」

3年後…「彼」、伴はまだ若い、3年後の自分はもっと年を取ると、ゆりあ。

吾良は何か家族に関する不満なのか、「あー」と声をあげます。

稟久はゆりあに「買い物に出ます、すぐ戻ります。」

嫌味ったらしく声を掛けて出て行きました。

ゆりあは部屋で寛いでいると、伴が優里亜を連れて動物園に出かけたメールが届きました。

ところが、彼の前に見知らぬ若い女性が。

そこで、不満がたまったゆりあは姉(吉瀬美智子)に相談。

「もし若い男が言い寄ってきたらどうする?」

「だって私を可愛いと思っているかもしれないじゃない。」

「誰にでも言っているかもしれないじゃん。おばさんだからって引っかけてるんじゃ」

「だって自分のことおばさんって思っていないんだもん。」

その夜。

吾良の不満の声が。

「うるさい、黙れ…何が不服なの?吾良のせいでこうなったんじゃん。私はもう吾良を必要としていない。だって好きな子ができたから。吾良よりずっと優しくていいこなの。私の事可愛いって…あんたはもういらないから!」

介護のストレスで、思わず吐いた暴言を吾良の母、節子(三田佳子)に聞かれてしまったのでした。

思わず思ってないことを怒り任せに吾良にぶつけた後悔と情けなさでゆりあは苛まれます。

ゆりあは気分を切り替える為、翌日、バレエ教室のレッスンへ。

まにがふと、こっそりと大人クラスを見学していました。

まにはゆりあの視線に気づいて逃げていきました。

「今日からバレエを習い始めました。今、肉じゃがにしますね」

「お米、3合焚いておいたよ。」

「あ、ありがとう御座います。」

まにが母のみちるとみのんと帰宅。

「まにさん、さっきバレエ教室見に来ていたよね?自分の気持ちを取り繕わなくていいんだよ、どうしたい?」

「…バレエやりたい」

「うん。」

その後、吾良に謝る、ゆりあ。

「吾良、昨日はごめんね。バレエを始めたよ。昔あれだけ踊れたから基礎できると思ったけどなめてた。汗かいてじめじめしたものが抜けたような気がする。バレエをやっている間は彼の事忘れられた。彼にはこのまま返信しなければ連絡は途絶えると思う。今の状況はやっぱりいやだ、今は何も取り繕いたくない。」

その後、伴にメール。

「私、嫉妬していた。かわいこちゃんと楽しんで、バカ。」

≪ごめんなさい、今からそっち行ってもいい?会いたい≫

「今日は私が旦那の介護当番だから5分ぐらいしか出られないよ。ゆりちゃん誤解しているけど、あれ弟の嫁だから」

「いい年して誤解してごめん。」

「俺も謝って良い?ごめんね。俺、割といきなし相手にキレられたりあるタイプなんで。気遣い下手の鈍感野郎だから。また思っていることあったら言って?」

「ないよ」

「まじで?」

「まじで」

「あれ、この間の車と違う。」

「親父の車、借りた。優里亜も預けてきたよ、ひんしゅくかったけどね」

車に乗る、ゆりあと伴。

「ガン見しないで、見ないでって」

「ねぇ触って良い?顎」

「それどんな趣味」

「変なお願いしちゃってすみません、では…」

伴は顎を触るゆりあの手を吸います。

その後、車の中で優しくゆりあを押し倒し、キスをする伴。

「ってかゆりちゃん、こんな時間だよ、大丈夫?」

「あ…やばい!うわぁ腰痛い!私、バレエ始めたんだ。がっかりするよ、今の私見たら、この贅肉とか。」

「てか、ゆりちゃんこそがっかりしないでね」

「しないよ。」

ゆりあが帰宅すると、吾良がベッドから落ちて倒れていました。

「やだ!え?!吾良!ごめんね、なんで落ちたんだろう。」

ゆりあは泣きながら吾良を引き上げようとしますが、無理です。

稟久はこの状況に帰宅後、衝撃。

「ごめん、ベッドから落ちちゃって。ベッドの柵が弱かったのかな」」

「ゴロさん、どんな感じで落ちたんですか?動けないのに」

「わからない」

「え、ゆりさん見てなかったんですか?病気の吾良さんを放置して」

「近所に3〜40分出ていた」

「一人でいたんですか?そんなわけないと思うんですけど。誰といたんですか、ゆりさん言えないような奴ですか、VH本舗」

「何を見たの?」

「いつだったかそんな人とゆりさんが楽し気に会話しているの見ました。夜中にその人と会うんでしたら、失礼ですけど僕に想像できるような…」

「そうだね、あなたがやっていたことだよ。私の知らないところであなたと吾良がしていたようなこと。」

「開き直るんですね、醜いな、僕は自分が最低な人間だと10代の頃から思っていました。ゆりさんは吾良さんが大切にしている人だから、信頼してきたのに。吾良さんへの仕返しですか。」

「あなたは自分を最低だなんて卑下しているけど、ほんとうはそんなふうに思っていない。私を醜くて不道徳な人間だと見下している。吾良と自分の事を運命の相手だと思い込んでいる。あなたが吾良とあなたのことを考えるように私も自分と好きな人の事を考えているの。仕返しじゃない。」

「僕はあなたがそういうことをしても、どうとも思っていない。好きなだけやれよ。」

「自分のこと棚にあげといて人を見下すな!クソガキ!」

「逆ギレかよ!男漁りで暴力かよ!疲れて帰ってきたのに…!どうせ車の中でやりまくったんだろう!」

稟久と激しくぶつかり合う、ゆりあ。

ふと、吾良が急に飛び起きて、その後、崩れるように倒れました、

稟久とゆりあは、ここで冷静になり、協力し合います。

「吾良がベッドから落ちたのって…自分で起きたから?」

原因がわかり、吾良の手の意識などを確認し合う、稟久とゆりあ。

その頃、2人の乱闘を目の当たりにしていた節子は複雑な気持ちを抱いていました。

翌朝、疲れて吾良の傍で眠る、ゆりあと稟久を見て、みのんを抱いたみちるが微笑みます。

「あらあら、疲れているみたいだね。みんな寝ちゃったねぇ」娘に話しかける、みちる。

「パパ!」

みのんが無邪気に吾良を呼んだ時、吾良は微笑みを浮かべるのでした。

ゆりあ先生の赤い糸5話感想・みどころ

ゆりあがストレスが極限に達しているのがわかり、前半は介護と家族の視点からとても胸が痛みました。

「こうなったのは吾良のせいじゃん。吾良よりも若くていい子を好きになった。」

そんな言葉を吐かれたら吾良は悲しいですよね。

でも、家族だけど、日々のストレスから身内だからこそ暴言を吐いてしまう複雑な気持ち分からなくもないです。

ゆりあのことを察し、ご飯を炊く節子の小さな気遣いが温かい。

伴との仲睦まじい姿を見た稟久が感情的になるのも理解できます。

でも、稟久もゆりあもお互いにお相子だと思うんですよね。

どちらも吾良を愛しているという共通点はあり、そこは曲げられませんよね。

そして、吾良…。

家族の状況を察して、微かに反応し、自ら起き上がろうとした様子。

時間と共に回復することを祈りますが、家族の複雑な今の様子を彼なりに理解した上の反応が伺えます。

一人で喋れるようになった時、吾良のみんなへの反応が気がかりですね。

伴とゆりあの恋は不純と呼ぶには、可哀想すぎるところがあると思いました。

しかし、吾良が完全に回復したら、この恋の終着駅はどこだろうと考えたい5話でした。

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