Unknown5話あらすじネタバレ
「…だめだった?」
雨が降り注ぐバス停にて、朝田虎松(田中圭)は、加賀美圭介(町田啓太)が、こころ(高畑充希)にキスをしたことで衝撃を受けます。
衝撃の場面に遭遇し、虎松は思わず加賀美を問い詰めました。
「そこに唇があったから。」
「人の奥さんのこと山みたいに言うんじゃねぇよ。」
加賀美は悪びれる様子もなく、虎松にフレンドリーに接してきました。
要領を得ない鏡の反応に納得できない、虎松。
そんななか、未解決の遺体から血を抜く連続殺人の捜査本部から、呼び出しの電話が。
4人目の被害者の殺害現場の近くで見つかった吸血鬼と「413」という数字の落書きは犯行日4月13日以前に描かれたもので、なんと、「殺害予告」と判明。
さらに、この落書きをした人物を「わっしょいクリーニング」の五十嵐まつり(ファーストサマーウイカ)の息子、五十嵐大五郎(曽田陵介)だと特定されてしまいました。
商店街で落書きをしていた大五郎は追いかけてきた警察に確保。
驚きを隠せない虎松とこころの弟で刑事の漣(井上裕貴)を横目に捜査本部では大五郎を事情聴取することに。
時を同じくして新たに吸血鬼の落書きと思われる「514」という数字の落書きが見つかりました。
つまり、第5の殺人が5月14日に起こる前兆を予告しているのです。
闇原こころの父、海造(吉田鋼太郎)は妻の伊織(麻生久美子)が報道で、血を抜かれた遺体が吸血鬼による犯行だと伝えているのを見て、事件のことを心配になりました。
被疑者である大五郎にアリバイはなく、そして何故か本人は頑なに黙秘を貫き通すのでした。
警部の南十字(新納慎也)から激しく問い詰められた大五郎は、一つの落書きは自分だけど、後は違うと犯行を否認。
一方、加賀美にキスされた理由がわからないこころ。
職場で顔を合わせてもいつも通りの彼に対し、モヤモヤが募ります。
事件発生前、大五郎と喧嘩をしているところを虎松と世々塚に止められて以来、大五郎は家出。
吸血鬼特集を組むことになった、心の「春雨出版」。
「ねぇねぇ加賀美、ああいうこと、やめてね…キス。知っている?婚姻前のキスは犯罪らしいよ、加賀美とは相棒としてやっていきたいからさ。」
こころは穏やかにキスをしないでほしいと加賀美に伝えます。
加賀美は相変わらずの優しい態度で、あまり悪い事だと認識していません。
虎松は漣が五十嵐まつりとオンラインゲームの仲間で、彼女に一目惚れしていることを捜査途中で知りました。
道すがら、大五郎の仲間の男子高校生たちをアイスクリームとコンビニのチキンで懐柔し、情報を聞き出そうとします。
大五郎がふらついていて気になることを伝えてきました。
記事にするターゲットを待機する車の中で真意を探ろうとすると、「嫌いになった?」と不安げに呟く、加賀美。
そんな2人の姿を車の外から偶然、目撃した虎松は嫉妬心が…。
虎松は「チューチューアイスすら2人で分け合うなよ!」と、加賀美に忠告。
その後、こころと虎松は話し合い、こころのほうからキスをして仲直り。
2人はお互いの肌が溶け合うように一夜を過ごすのでした。
翌日。
漣は南十字に犯人が同一犯と思えないことを指摘。
SNSでは五十嵐まつりのことや、大五郎への誹謗中傷が。
編集長の曽我(石川禅)は、まつりをネタにして記事にするよう、指示。
そして大切な友人であるまつりをこころが居酒屋「どん底」で調査。
まつりは離婚後、大五郎に父親がいたほうがいいと思い、クリーニングに来る男性客に連絡先を渡しました。
その行動に悪い噂がつき、「ヤレるクリーニング店」と悪評が。
そこから大五郎が反抗的になっていったとのこと。
庭月聖夜(長田成哉)と庭月源治(酒向芳)は、まつりにSNSの無視やブロックを勧めます。
また、今福梅(木野花)は、文字をわざと小さくして見えにくくすると良いとアドバイス。
同じ頃、捜査中に、漣が倒れてしまったので、虎松は大慌て。
夕方、フィットネスジムで、女性、暁凜(MEGUMI)と運動しながら、仕事で悩んでいることを相談。
レンは占い師、こころは自分が週刊誌記者だと名乗ります。
「これが週刊誌のやり方なのかなって…仕事で悩んでいて。」
「良いんだよ、ゴールの先にたどり着いたもん勝ちだよ。」
倒れた漣を背負って、闇原家へ行くと、伊織も会食でニンニクが当たってしまいました。
漣は頬と手に火傷の吸血鬼特有の症状が。
闇原家も吸血鬼への誹謗中傷に心を痛めている様子。
海造は、SNSコミュニティで吸血鬼大好きと言っておきながら、吸血鬼についてあることないことを書き込み、海造のホームページを閲覧した履歴が残っていることが嫌だと不満を漏らしました。
虎松も自身の父親の事で誹謗中傷を受けたことから、その気持ちに共感します。
その夜、こころと虎松は家で大五郎を心配。
後日。
こころは虎松と漣と共に、事件が起きる前に、風浦花火フェスタで大五郎の目撃情報があったことを知らされました。
これで大五郎の無実を証明できるかもしれないと希望が湧きます。
大五郎は事件当日、アジトにこもって、母の日に渡すつもりだったまつりの絵を描いていました。
大五郎の意外な芸術的才能も知った、虎松と漣と、こころ。
吸血鬼の予告をしていないと大五郎の疑いが晴れます。
戻ると、警視庁を訪ねてきた、海造。
事件前日、鎖骨を骨折した大五郎のレントゲンを持ってきました。
虎松は母の日である今日、アジトにあるあの絵をとりに行き、まつりに渡すことを勧めました。
まつりの為に母の日の花を選ぶ3人。
まつりは花屋で一人、息子が無実で釈放されたことを喜び、泣いていました。
しかし、まつりのクリーニングに、怪しい客が…。
虎松は南十字から着信を受け、外に出たのち、なんと自身の父、一条彪牙(井浦新)と再会。
優しかった父が一家惨殺事件の犯人だったことを知った中学時代のトラウマが蘇る、虎松。
一条はすっかり白髪になり、老けており、なんと彼の手には真新しい血痕がついたナイフが握られていました。
そして、大吾はまつりの為にカーネーションと絵を持って、帰宅。
居酒屋「どん底」にいたこころも合流し、「わっしょいクリーニング」へ。
2人が目にしたものは、母の日である今日、最愛の存在の変わり果てた姿でした。
五十嵐は思わず買ってきたカーネーションを落とします。
第5の殺人の被害者は、五十嵐まつり(ファーストサマーウイカ)でした。
Unknown5話感想・みどころ
いくらこころに片思いしているからって、既婚者の彼女にキスをする加賀美。
そしてそれを悪びれることもなく、友達として平常運転で接しているところを見ると、少し何か魂胆があるのでは?と疑いますね。
単に人の気持ちに鈍感なわけないと思うんですよ。
虎松とこころが困るところをなんか楽しんでいる気がしました。
加賀美が人たらしなだけなことを祈ります。
また、こころに気さくに接する、MEGUMIさん演じるフィットネスジムに通う占い師も、こころと別れた後、何か隠しているような曇りある表情が印象的でした。
こころと虎松がよく知る近所のクリーニング屋の店主、五十嵐まつりと息子の大五郎親子。
息子のやんちゃに手を焼きながらも、彼の描いた絵を大切に保管するまつりの愛情深さが覗かれました。
大五郎が連続殺人を予告する吸血鬼の絵を描き続け、犯行予告をしたと疑われていたものの、事件当日、母の絵をたまり場で描いていた内心にある母心が痛いほど伝わりましたね。
事件当日、アジトにいて母の日の為の絵を描くような優しい大五郎がどうしてあんな目に遭わなくてはいけないのか…。
ようやく口げんかが多くても切磋琢磨して生きてきた母、まつりに絵と、虎松と漣と寄った花屋で買ったカーネーションを手にした大五郎の嬉しそうな表情。
この同じタイミングで、まつりが一人、息子の疑いが晴れて涙を流して喜んでいたというのに…。
大五郎の母を発見した時のつらさがラスト画面越しに痛々しく、伝わってきました。
なんで、なんで母の日に…お母さんを殺さなくても良いじゃないですか!
親子がようやく、気持ちのすれ違いから和解できる時だったのに…どうしてこのタイミングでまつりさんなんでしょうか。
虎松の父、一条がナイフを持っていたことも怪しすぎます。
信じたくないけど、真新しい血痕を見る限り、まつりを殺したのも彼の可能性が浮上しますよね。
母を思う息子の大五郎が、ラストシーンの戦慄する程の事件によって、犯人に復讐することがないことを願いたい5話でした。