わたしたちはどうかしている1話あらすじネタバレ
花岡七桜(浜辺美波)は、母、百合子(中村ゆり)譲りの和菓子作りの才能を持ち、和菓子にはどんんな情熱を注ぐこともできる若手のホープ。
七桜は、愛情深い母の元で育てられましたが、幼少期の椿の言葉により、最愛の母が椿の父を殺害したと疑惑を向けられ、逮捕。
母を亡くしたトラウマが何度も、七桜の脳裏には蘇るのでした。
ある日、客の一人で茶道の家元の娘、真由(小嶋藤子)から、七桜は、結婚式の引き出物を決めるための和菓子対決を受けてほしいと言われます。
よく通る声とのことで可愛い小鳥のお菓子を作り、縁起が良いようにお菓子の方角を配慮する七桜はマグまれた素質や感性を持っているので、真由からも信頼されています。
自分の和菓子を大勢の人に食べてもらえるビッグチャンスに躍起になる七桜ですが、対決相手は、七桜の母を奪ったきっかけとなった名家、光月庵でした。
15年前・・・。光月庵で働いていた母、百合子(中村ゆり)。
七桜(宮崎歩夢)は幼い頃、体が弱く喘息持ちでした。
しかし、七桜は心優しい年上の椿(森島律斗)と親しくなりました。
光月庵の跡継ぎである椿は両親の愛情が希薄で、椿と七桜は仲良くなっても椿の父、
その家の一人息子、高月椿(横浜流星)と知り合い、和菓子作りの道に成長と共に目覚めていきました。
明け方の雷鳴に目が覚めた幼かった七桜が見たのは、血まみれで立ち尽くす椿と、その足元で息絶える椿の父、樹(鈴木伸之)の姿でした。
椿はなんと、樹は百合子に殺されたと口走ったことがきっかけで、2人の関係は以降、最悪なものに・・・。
和菓子対決を辞退した七桜は、住み込みで働いていた店から、突然、解雇を言い渡されてしまいます。
毎日、店に届く「花岡七桜の母は人殺し」という嫌がらせを受けていて、母が殺人犯にされた時のトラウマから、赤い色を見ると血を連想してしまい、過呼吸が起きてしまうことがあるからでした。
そのことで、七桜はそれまで住み込みで勤めていた勤務先を追い出されてしまいました。
精神的にもボロボロになりそうな寸前、多喜川(山崎育三郎)から、母の手紙と言われた手紙をもらいました。
その手紙を土砂降りの雨の中で開けた七桜。
手紙には、「私は何もやっていない」とだけ書かれていました。
百合子は警察署で倒れて亡くなったのです。
親族の話を聞いていた幼い七桜。
それは恐らく過酷な取り調べを受けた結果を連想させる亡くなり方でした。
七桜は気持ちを切り替えて、和菓子対決に挑み、何年かぶりに椿と再会。
七桜のことを幼少期、名前から「桜」と呼んでいた椿との因縁の過去が蘇り、複雑な心境の七桜。
性格も冷淡になった彼に身構えながら、「食べる人の気持ちを込める」とモチベーションアップをはかり、挑みます。
ところが、真由は七桜を信頼していたものの、真由の結婚相手の親は、「この世界では光月庵には逆らえない。勝負で勝つのは七桜ではなく、椿」と決めてしまうのでした。
ショックを受ける七桜が外に出ると、椿から突然、プロポーズを受けました。
七桜は、プロポーズをすぐ承諾し、椿は三日後に光月庵に手土産を持ってくることを条件に出して去っていきました。
七桜は、真由に頼み、真由から手土産として、光月庵の手配してくれました。
無事、光月庵に来た七桜を見習い職人の城島(高杉真宙)に案内されました。
城島は心優しく気さくな人物で、七桜にも温かく対応しています。
なんと、七桜が椿のいる場所へ向かうと、彼が別の女性と結婚式を挙げようとしている寸前の姿を目撃!
七桜は「新月」と称した羊羹を手土産に出します。
羊羹そのものの味を味わってほしいと言って、シンプルな羊羹を提供。
椿の結婚相手、長谷谷の親族からクレームを言われた七桜ですが、彼女は負けません。
椿は、大勢の親族の目の前で、七桜と結婚することを宣言し、七桜と接吻。
長谷屋からの支援もなくなることを母に指摘する椿。
絶対的な存在の今日子に、七桜も屈しません。
世間的には病死となった椿の父、樹。
そのことを長谷谷は知っているのか?と畳みかける七桜。
憤る今日子をよそに、病弱な椿の祖父、宗寿郎(佐野史郎)と対面する七桜。
宗寿郎は一見、猫を可愛がり、七桜にも自分が今日作った落雁を食べるかと話しかけてきました。
一見、温和な人物に見えますが、今日子よりも、「光月庵」で絶対的な逆らえない存在。
宗寿郎は、長谷たちに謝罪する椿に対し、3ヶ月で成果を出さないなら光月庵を七桜と共に去るという厳しい条件を突き付けるのでした。
七桜に対し、跡取りになり、実家をいつか自分のものにする目的で、結婚相手に七桜を選んだことを伝えます。
同じころ、七桜に手紙を渡した謎の男、多喜川(山崎育三郎)は知り合いの料理屋、夕子(須藤理彩)の元を訪ねます。
彼らは、「満月は人を変える」というと語り合います。
それは、七桜が手土産に、光月庵に持って行った羊羹を表しているようでした。
次回、本格的に光月庵で働くことになった七桜の試練の日々が始まります。
私たちはどうかしている感想・みどころ
浜辺美波さんが「君の膵臓を食べたい」、特別ドラマ「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」など過去作品とはがらりと変わった今回の七桜役。
シリアスな空気が漂い、清純派なイメージとは全く違う新しい、浜辺美波を見ましたね。
七桜は最愛の母を椿の幼き一言がきっかけで誤認逮捕され、その後、亡くしています。
母譲りの和菓子の才能やお菓子を作ることの喜びを覚えた七桜のとてもピュアな感性は、七桜を助ける唯一の生きる術だと伝わってきますね。
一方で、「あなたの番です」、「はじめて恋をした日に読む話」の横浜流星さんの存在も、凛々しい端正な顔立ちの若き和菓子屋の跡取り息子というオーラがあります。
椿はただ愛情に恵まれなかったせいで、七桜と七桜の母、百合子(中村ゆり)だけは信頼していたはず・・・それなのに、何かが幼かった彼から「”桜”のお母さんがお父さんの部屋に入るのを見た」と裏切るシーンは胸がざわつきました。
椿は「桜の母がやった」と言わざる得ない何かがあったのでしょう。
父との確執が彼をそうさせたのか?放送回を追うごとに気になりますね。
七桜のと椿の間に流れる不穏な空気や、何を考えて言えるかわからない椿。
さらに、七桜の最大の強敵となる観月ありささん演じる今日子の怖さと、威圧感や、今日子よりも話が分かる人間と思いきや真逆の宗寿郎(佐野史郎)の存在も、視聴者にとっても欠かせない悪役となるでしょう。
次回の2話も楽しみですね。