相棒22

ゆりあ先生の赤い糸3話 束の間のやすらぎのはずが…

ゆりあ先生の赤い糸3話あらすじネタバレ

「お二人のここからの3年間を私に預けていただきたい。」

伊沢ゆりあ(菅野美穂)は、昏睡状態の夫、伊沢吾良(田中哲司)のボーイフレンドを名乗る、稟久(鈴鹿央士)と、彼女を名乗る、小山田みちる(松岡茉優)に、家族が再生していくための介護を協力してもらうことにしました。

3年を区切りに同居をしながら、吾良の全快のサポートをするのです。

みちるへの敵対心を抱く、稟久は断固拒否し、伊沢家への出入りを断念するのですが…。

その直後、稟久が別れのキスをすると、吾良がまた目を覚まします。

吾良は涙を流し、「あーあー」と言っていました。

「吾良、みんないるよ!大丈夫だよ!」

「吾良さんには沢山迷惑をかけてすみません。」

吾良に必死に呼びかけるゆりあ、稟久、小山田みちる。

団子を買って帰宅した、節子(三田佳子)もその場に来ました。

「吾良もわかってくれているよね。ああ、あなたが吾良の…みんな、お団子食べる?」

一方で経済的に、困窮していたみちるは、吾良の隠し子、小山田まに(白山乃愛)と、妹のみのん(田村海夏)も面倒を見ることに。

ゆりあは夜に、節子に稟久とみちるの同居を相談。

「みちるさんわけあって家族で暮らせないんですよ。子供達の事も引き受けます。」

「どのくらい住むの?1週間くらい?」

「いいえ、2年から3年程。そのほうが吾良にとって良い刺激になるかもしれないので。」

ところが、ゆりあがわずかな希望を託して始めた新しい生活は想像以上にハード。

吾良の母、伊沢節子(三田佳子)と、妹の志生里(宮澤エマ)は、懐疑的。

稟久とみちるの仲も険悪で、みんなで協力して介護をする方向はなかなか厳しい。

ゆりあに新たな変化が訪れます。

自宅介護用の改装で若き便利屋でゆりあと同じ名前の息子、伴優里亜(佐藤大空)を育てるシングルファザーの、伴優弥(木戸大聖)に刺繍を教えることになったのでした。

「すげぇ!これ伊沢さんが作ったんですか?マジか!」

「そうだよ、私、刺繍の先生やっているんだ。」

「俺もこういうの作れるようになりたいな。優里亜の園バッグとか作りたいんですよ。」

「あとでメールします。」

「プライベートで仕事以外ということでメールしていいですか?」

「じゃああらためて」

優里亜とも対面し、心がほぐれるゆりあ。

箭内稟久は、バイトを少しずつ入れて働いている、ゆりあは外注から仕事を受けています。

「僕、あの女と住むのは嫌です。」

「今はまだ同居の決断はできないから、通いで良いよ。」

「お話し中済みません…一旦アパートに帰って荷物を整理してまとめてきますね。色々有難う御座います。今は他に好きな人がいて」

「じゃあその人の家で面倒みてもらえばいいんじゃないですか。」

「お付き合いしているわけでないので。」

「なんですかその恋多き女アピール」

稟久とみちるは敵対心を燃やします。

ゆりあは伴から呼び出され、伴の一人息子、優里亜と対面。

優里亜はとても人見知りで、父の後ろに隠れます。

しかし、幼くて走ることが大好きです。

「優里亜、パパとおばちゃんと遊びに行く?」

手芸店ではしゃぐ優里亜が馴染めるように、ゆりあは公園へ。

やがて、優里亜もゆりあに少し慣れ始めました。

「保育園に通わせているんですけど、3歳までなんっすよ。」

「ママも忙しいですか?」

「出て行っちゃったんですよ。」

「あの、なんて呼びますか?…ゆりちゃん?ゆりあ先生。僕、息子もゆりあだからゆりちゃんて親近感があって。」

「それじゃあ私は伴さん?」

「あ、伴とかで良いですよ。」

「それも変だからばんちゃんで…」

「うちの子、弟夫婦にも力を借りて面倒を見てもらっているんですけど、鬱っぽくなった時期もあって。俺が悪いんですけどね、あ、済みません、こんな話。」

「いいんだよ、子育ては人生の大仕事だから。」

「あの次は刺繍を教えてもらっていいですか?ファミレスとかで会いましょう。」

ゆりあは、伴と親近感を感じながら繋がる事に。

その後、息子の優里亜に伴が呼ばれ、その場を後にした、ゆりあ。

帰宅すると、小山田みちるの長女、まに(白山乃愛)が、吾良が目を開けたので、ゆりあを玄関で待ち構えていました。

主治医の前田佑香(志田未来)も来たのですが、現在の状況が分かっていないとのこと。

翌朝。

みのんとまにの存在に戸惑い、幼く家中をはしゃぎまわるみのんを注意。

躾をしないことや、吾良を「ごろさんパパ」と子供達に呼ばせていることで、志生里はイラっとします。

「介護の手伝いしてもらっているし私邪魔だよね?じゃあね」

その後、ゆりあは姉の泉川蘭(吉瀬美智子)に、志生里の愚痴を吐きました。

亡き父が、怪我をしても仕事に行き母を困らせた幼少期時代の話や、浮気しても全部なくしても後悔をしないと自分に言い聞かせる生き方など、蘭と話し合いました。

「女が女でいられる時間は限られている」

ランニングをしながら、姉の言葉に、ゆりあは自分が吾良の身辺の人間関係に苛立つのは、吾良に「女」としてみられたかったからだと気付くのでした。

それはかつて、ゆりあと蘭の父も浮気をしていたからです。

帰宅後、稟久は元々、子供が苦手なのと、小山田みちるに嫌悪感を抱いているせいで、みのんとまににも冷たく接してしまいがち。

通いの介護をしているので、帰宅。

まには、稟久が好きで、節子と母、みちる、ゆりあに無邪気にその様子をみせました。

大人達は微笑ましく見守るなか、「凛久はごろさんパパの彼氏でしょ」と唐突に笑顔で言うまにを窘めます。

「彼氏じゃなくて、弟子だよ」

「…弟子」

「もう、まにったら!弟子だよ、彼氏じゃなくて。」

その夜、ゆりあはみちるに、伴と会うことになったため、メイクをしてもらいました。

「晩御飯も食べてきてください、私が明日のことはしますので…いつもお世話になっていますし。」

「じゃあ宜しくお願いします。」

しかし、穏やかでどこかゆったりした雰囲気のみちるは、みんなの見ていないところでは何を考えているか分からない笑みを浮かべることがありました。

翌朝。

ゆりあは伴とファミレスで会って刺繍を習いました。

息子の優里亜は別居中の嫁に預けています。

伴はゆりあが教えると初心者ながらなかなか覚えが良く、ゆりあも感心していました。

「先生はこのあと暇ですか?暇って言い方悪いけど、このままビールとか、初回お疲れ様会やりませんか?」

「おお!いいね!やろうよ、お疲れ様会」

ゆりあは、「お疲れ様会」を伴と楽しみます。

その頃、まにとみのんの面倒を見ていた節子は、吾良と娘たちと撮った写真を眺める、みちるに思い切って訪ねました。

「ねぇ、みのんちゃんは吾良の子どもなの?」

「お疲れ様会」をしている、伴とゆりあ。

伴はゆりあに別居中の妻と赤ん坊だった優里亜のお宮参りの写真を見せてもらいました。

「なんでこうなったのかな…」

「私、優弥と優里亜、幸せにしてやったのに」

「え…?!」

「ああ、ごめん!身の毛のよだつ恐怖体験させちゃって!私、息子がほしかったんだ。」

帰り道、ゆりあと優弥はスマホで写真を撮ります。

優弥がふと、携帯を落とし、拾うゆりあを抱き締めます。

次に、キスをし、ゆりあもキスをしてしまいます。

「…こんなのやだ。いや、あの…私も毎日しんどくてさみしいから、何か楽しい事が欲しくてこうやって出てきちゃったけど、さみしいけど慰め合いみたいのだったらいらないから!」

「なんだそれ…てか、いろいろむかつく。なんでさ?遊ぶのにちょうどいいとか慰め合いとか決めつけんの?俺、今日、先生に会いたいから来たんだけど…」

その後、おじきをして、去っていく優弥。

ゆりあに先程、着信をしていたのは稟久でした。

…今、私は、女の子だ。

ゆりあは自分が年下男性の、伴にキスをされ、少女の淡い恋が破れたような気持ちになり、センチメンタルを痛感するのでした。

ゆりあ先生の赤い糸3話感想・みどころ

ゆりあの新生活は今日も騒々しかったですね。

稟久は元の根はほんとうは優しいものの、子供が苦手で、小山田みちるを敵視ししている。

みちる確かに、「ゴロさんパパ」と娘のまにとみのんに吾良を呼ばせているのは視聴者の私も嫌悪感が否めないから、稟久や、のちに訪ねてきた、志生里が苛立つのもわかります。

てんやわんやななかで、伴優弥だけは「まとも」かなって思っていた矢先、彼はゆりあに既に恋している態度が丸わかりでしたね。

2人でビールを美味しく飲んでやっと息抜きができたと思ったら、スマホを落としたついでにハグとキスまで…。

そりゃあ、長年、夫との優しい温もりがなかったゆりあにとって、さみしさを埋めるためのなにかになりそうです。

意志が強くて頑固者の彼女は、楽しいことを探して出てきたけど、こんな慰め合いならいらないって言いたくなりますよね。

まるで恋する女の子の気持ちに戻ったかのようなゆりあの心の揺れは、今後、伴を戸惑わせる起爆剤になりそうな3話でした。

また、もう一つ気になるのが、小山田みちる…。

2人の娘をのんびりと育てている、みちるですが、ゆりあに対してどんな気持ちを隠しているのかわからないミステリアスなところがありますよね。

みんなのいないところでは不敵な笑みなのか、何かを企んでいるような「うふふ」という含み笑いが少し怖いです。

 

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