ゆりあ先生の赤い糸2話あらすじネタバレ
突然倒れて昏睡状態の夫、伊沢吾良(田中哲司)を自宅で介護することになった、伊沢ゆりあ(菅野美穂)。
介護に協力するため、伊沢家に出入りすることになった、吾良の愛人を名乗る、箭内稟久(鈴鹿央士)。
ただでさえ厄介な状況のなか、今度は吾良の娘を名乗る、小山田まに(白山乃愛)と小山田みのん(田村海夏)が。
「本当にうちのと付き合っていたんですか?」
まにとみのんの登場に、吾良と交際していたかどうか確認する、ゆりあ。
稟久に2階に上がってもらい、話し合い。
「ごろさんは、奥さんがゾンビ映画が苦手だって言っていて、僕とは楽しんでくれました。」
「ごめん、りっくんの彼にはならない、ごめんな。これ終わったらどこかで話そう」
別れを告げられ、吾良とそれ以降、連絡を取るのをやめていた、凛久。
しかし、クリスマスのあの日、取材でクリスマスの格好をした、吾良と再会。
「もうこれで会えないと思ったら泣けてきた、今日ここで出会えたのは運命だと思う。」と吾良が言ってくれたことを覚えていました。
その日、試しにキスをした吾良と稟久。
過去を聞いてから、みのんとまにの話題に。
「上の子は娘だけど、舌の子はどうかわからない」
「子供を家に送り込んだ女だ。」
「違うよ、母親に内緒で来たんだって」
「ゴロさんの子なんてありえない。」
「あなたはまだ信用できるんだ、吾良のこと。私は無理だな、離婚を考えている」
「え…?」
「だって吾良の気持ちは決まっているだけだし、寝たきりの吾良もあの子供達も母親も」
「逃げているだけですよ」
「逃げてるって…どの面下げて言ってんの!」
「吾良さんはここに帰って来てくれた!僕たちは、吾良さんが帰ってきたからこそ、今は敵味方関係なしに共同体です。」
「ちょっと待って、収拾がつかない。とりあえず、子供たちの母親に会ってくる」
母である小山田みちる(松岡茉優)が入院したため、吾良に病院に来てほしいとのこと。
予測不能の出来事に頭の整理がつかない、ゆりあ。
「すみません、ご迷惑をおかけして私のせいです」
「今はどっちが悪いとか言ってる場合じゃない、この子たちの預け先、どうするの?」
ゆりあは、みちるの病院へ、まにとみのんを連れて行くと、なんと彼女たちの実父で別居中の夫、小山田源(前原滉)は、複雑な事情を抱えていることが判明します。
「やだ、ママのことぶつじゃんママがぶたれるのは嫌だ。パパのところにお泊りに行った時そうだった。」
「まに!お願いだから言うこと聞いて、まに…!私が我慢すればいいから。子供だけじゃ無理だよ。」
母を守りたい一心で妹と2人だけで留守番をすると良い、連絡を阻止しようとする、まに。
まにの言葉から虐待を予想し、ゆりあはまにとみのんを引き取る事に。
幼い頃、父(長田庄平【チョコレートプラネット】)が、いじめられていたよその子供を助けていることを思い出しました。
「私はいい人ぶりたいんじゃない!子供達の目の前で、母親をぶつクソ野郎を放置するクソ野郎になりたくないので。子供達をあなたが退院するまで世話します。」
しかし、子供達の安全性と世話焼きなゆりあは、彼女達の面倒まで見ることを決意。
投げやりな稟久にも協力してもらうことに。
吾良がかつて作ってくれた料理が美味しいと思い出す、吾良。
そんななか、源がゆりあの家を既に嗅ぎつけていました。
家の前に立ち、震えています。
「ゴロさんパパ、髪の毛乾かしてくれたよ。」と無邪気に答える、まに。
孫のいない、吾良の母、節子(三田佳子)は、まにの髪を乾かしながら嬉しそうです。
一方で、次女のみのんはまだとても幼く、ゆりあが髪を乾かそうとしても逃げ回ります。
節子は、吾良とみのんとまにが少し顔が似ているので、もしかしたら親子なのではないかと予測。
「吾良、金髪にしていたときがあった。借金やヤクザと繋がってしまったとか何か、あの子なりにあったのよ。」
その言葉に考えさせられる、ゆりあ。
志生里(宮澤エマ)と、蘭(吉瀬美智子)にも来てもらいます。
稟久のことは、「吾良の弟子」ということにして、志生里と節子が吾良の関係を知らないことを蘭に伝えました。
蘭は好奇心を隠して見守っています。
ふと、節子が吾良の子供の事に少し触れました。
どうにかして誤魔化せたものの、蘭は何かを察します。
「あんたさ、本当は子供欲しかったんでしょ?今からでも吾良さんのこと放り出してもいいんだからね、じゃあね」
かつて、吾良が元気だった時、一緒に商店街を手を繋いでいたことを思い出した、ゆりあ。
帰りに、みのんを家まで連れて行き、まにも家に。
「うちの娘、こちらいますよね?まに!まに、いるんだよね!まに、おいで、一緒に帰ろう」
まには思わず、父親の声に怯えます。
「ちょっと待ってください、まにさんは奥にいますが、あなたが落ち着いてからお子さんに会って下さい。」
「先程は取り乱して失礼しました。ご主人ですよね?」
「あっ…はい。でも意識はないので」
「え?」
「くも膜下出血です。」
「天罰ですよね、よその家を引っ掻き回した。うちの妻もそうですよ。ほんとうにろくでもない女だ」
「あの込み入ったことをお伺いしますが、離婚されたんですか?」
「まにが3歳の時に、あいつは家を出て行きました。でも、金髪の男がやってきて、僕に凄んだんだよ。人の家庭壊して…」
なんと、吾良が金髪にしたのは、みちると源の事情を知っての上で、威圧的な印象をあたえていたのです。
「まに、かっこいいものを買ってきたんだよ。ほら、これ…持ってごらんよ」
「…いい!」
まにに無理やり、刃物のおもちゃを持たせようとする、源。
その行動には吾良への憎しみが見え隠れ。
「刃物のおもちゃですよね。よくできている」
「なんで、パパまにと一緒にゲームしようと思って買ったのになんで?なんで?」
「いいよ、やだやだ」
次第に感情的になり、娘にまで荒々しく接する寸前の源。
「家族を壊してきたんだよ、お前の夫は…目ぇ開けて凄んでみろよ!おっさん!」
「本気でかかって来いよ!やるんならやれよ!」
ゆりあは源に本物の刃物で立ち向かいます。
意識不明の吾良にも癇癪を起し、感情をコントロールできない、源。
「こんなおっさん、おもちゃでも目は潰せる」
そこで、ゆりあにおもちゃの刃物を振りかざそうとした時、便利屋の伴優哉(木戸大聖)が訪問した際に庇ってくれました。
「小山田さん、女の子にとってお父さんの姿って大事なんですよ。まにさんの前だけでもかっこよくいましょうよ。」
「ごめん、まに…ごめん、ごめん。」
我に返った源は、ゆりあに見送られます。
「これからは、まにさんとみのんさんに会いに行く時はうちに来てください。あなたと敵対するつもりはない、私も裏切られた気持ちは分かります。」
その後、伴から気に掛けてもらう、ゆりあ。
「うちの親もばあちゃんの介護していて疲れていた、ゆりあさんもゆっくりできる日があったらいいな」
「ありがとう」
その後、小山田みちる(松岡茉優)の見舞いに来た、ゆりあ。
「うちの吾良とはどういう関係ですか?」
「私が吾良さんの優しさにつけ込んで、ぶらさがっていたんです。私頭悪いから分からない。3歳のまにを連れて出て行った時、私のアルバイト先の居酒屋に来てくれたの。それで…」
「そんなに前から…だから、ごろさんパパなんて呼ばせていたんですね。あなただけじゃない、男性の愛人までいたんですよ!それでも信じているんですね。」
吾良から、ゆりあの不妊治療をしていて、うまくいかないことを聞きました。
「あなたにはなんでも話せるんですね、うちのは」
「私とは距離があるから・・・それでごろさんを信じてあげてってどういうことですか?」
「奥さんのこと信頼していると思うんです。吾良さんが誰よりも信頼できる人って…ああ、ああ、わかるって思った。」
見舞いから帰ると、着信が。
小山田みちるは18万6000円の家賃を滞納し、吾良が負担していたとのこと。
「吾良さん、あの女の為になんでそこまで」
話を聞いた稟久は複雑。
「彼女を愛していたからですよ。」
その夜、まにとみのんを寝かしつけた傍ら、吾良が自分といる時とは違う刺激を外に求めていたことを知って、ショックを受けた、ゆりあ。
「なにもかも憎しみでいっぱいになりそうだよ。私といる時幸せだと思っていたのにな」
ふと、まにの手がゆりあに当たります。
ゆりあは吾良が人に優しすぎるところと、ゆりあといる時と違う顔を他所に見せていた事実を受け止めるのは厳しい選択。
そこで、ゆりあは翌日、新しい決意をします。
「私は、凛久さんと、みちるさんの3年間を預かります。まず、みちるさん、あなたとお子さんはここで暮らしてもらいます。2階の一部屋を2万円で貸します。」
「奥さんが私の家賃を払ってくれました。」
「払ったのではなく、立て替えました。それから、稟久さん、あなたもここで暮らしてもらいます。」
「冗談じゃない、ゆりあさん、ヒロイズムで自分に酔っているだけじゃないですか。非常識です、僕はこの人と住むのは無理です。」
「そういうあなたも、愛人なので私に文句を言える立場ですか。さっきから私のことを見下しているようですけど」
「僕はこのメンツで話し合っているだけでも窒息する!」
「あなた、吾良が過ごしてきた3年間を投げ捨てるの?私は協力とかみんなで一つですっていうのが大嫌いなの。凛久さんもここに介護をしてください。でも、この刺激こそが吾良を起こす最高の起爆剤になると思わない?吾良が目覚めたら、この中の誰を伴侶にしてもいい。」
「それでも僕は、あの女とは住みたくない、帰ります。」
それでも、小山田みちると一緒に住むのを嫌がる、稟久は帰ろうとします。
すると、稟久は別れ際に吾良にキスをします。
「ごめんね、ごろさん、ごろさんのこと大好きだけど、僕もうここにはいられない、さようなら」
その時、吾良が目が覚め、「あーあー」と声を発するのでした。
ゆりあ先生の赤い糸2話感想・みどころ
ゆりあを次に困らせるのはなんと、吾良のもう一人の愛人、小山田みちるとその子供達。
夫から叩かれるDVを受けている疑惑と子供達への虐待の恐れがある夫、源。
子育てになれないゆりあは、なんとか、まにとみのんを面倒見ます。
いつもは毎日のご飯を心配する吾良の母、節子もまにとみのんを孫のように可愛がり、せわしくも、子供達の存在で賑わう伊沢家。
ところが、その夫、源はかなり手強い存在。
仕舞いにはおもちゃの刃物を振り回し、吾良を襲撃。
「こんな男、おもちゃで目を潰せる」とか、嫌がるまにに、刃物のおもちゃを無理やり持たそうとし、要求に従わなければ、支配的な素面が伺えます。
子供の目の前で妻に暴力を振るうし、どこに時限爆弾があるか分からないので、まにとみのんにとっては暮らさない方が良い存在でしたね。
ゆりあは全ての人をどんな関係でも、父親譲りの正義感と信念で守り通す逞しい女性ですね。
ゆりあにとって、かつて親が介護をしているのを目の当たりにしていた伴の優しさには救われる部分があると思います。
普通なら、夫は介護、義母も高齢、姉妹は非協力的、夫には2人も愛人なんて環境、抱えきれませんよね。
それでも、吾良の愛人である、家賃を滞納した小山田みちるの家賃まで立て替え、自身の家に住まわせるなんてなかなかできないな。
みちるは志生里のように形だけの謝りで、住むところもできて、夫からも逃げられてラッキーぐらいにしか思っていない気がしました。
そんなあざとい雰囲気に、稟久が苛立ち、一緒に住みたくないのも分かりますね。
みちるに、まにとみのん、稟久と「厄介者」が増えながらも、ゆりあの強さは新しい家族の形に変えていくだろうと期待したい3話でした。