相棒22

相棒22 2話 闇深き宗教を追った予想外の真相

相棒22 2話あらすじネタバレ

阿佐子(栗山千明)が探している失踪中の婚約者は偽名を使っていて、鶴見征一(市川智宏)という公安捜査員だったことが判明。

御法川誠太郎が隠ぺいしている可能性も高いのです。

鶴見は3年前、自ら「微笑みの楽園」へ入会。

当初は潜入捜査のつもりが、本当に洗脳されてしまい、懲戒免職処分となりました。

公安部が教団と繋がっている可能性も推測する、右京。

公安を調べようとしているのではないかと特命係を心配する、甲斐峯秋(石坂浩二)。

社美彌子(仲間由紀恵)が銃撃されたのは、その一件を掘り返そうとしたためでした。

社の見舞いに訪れた甲斐。

なんとか手術後、意識を取り戻した社。

捜査一課の伊丹(川原和久)、出雲麗音(篠原ゆき子)、芹沢(山中祟史)。

社を撃った太田は牧村の写真を見たとき微かな反応がありました。

右京は亀山美和子(鈴木砂羽)と相棒の薫(寺脇康文)の家へ行き、阿佐子に、牧村が偽名を使い、接触した可能性を指摘しました。

「もう薄々気付いていました、牧村さんは本当の事を話していない。そう思うことが何度かありました。でも彼は、出会えてよかったと言ってくれました。彼の気持ちだけは本当だった…そう信じたいんです!彼は何者なんですか?会って話がしたいんです。教えてください」

「それはまだ言えません」

右京が阿佐子を気遣い、多くを伏せると、阿佐子は心を閉ざしてしまいました。

その頃、「微笑みの楽園」を捜査本部が家宅捜索し、強制連行していきました。

教祖の男を写真撮影と手形を撮りました。

伊丹達は公安部に御法川(田中美央)が集合を掛けたと騙し、右京と薫が教祖の男、坪内の写真を撮るのを誤魔化します。

「私たちは犯罪をしている宗教ではありません。江端という男の所業。また、吉川は特に多くの信者に慕われる存在で、多大なる貢献をしてくれました。」

「しかし一部の信者が吉川さんの親衛隊になっていますね。」

「だからあの平井翔ってガキには迷惑しているんだ!あの事件以来、信者が離れていきました。信者の多くは平井翔を憎んでいます。死後の魂を導くために教義に乗っ取り仕方なくやっています。私達ははめられたんだ!誰か他のものが教団に拳銃を置いたんだ。」

坪内は犯罪をしていないことを訴えます。

確かに平井翔の家には、拳銃がなかったのです。

公安と「微笑みの楽園」を巡る一連の出来事に、ただならぬ闇があると感じた右京(水谷豊)と亀山(寺脇康文)は、鶴見の捜索を実行。

人のいない、鶴見の自宅に潜入。

大きな男ものの靴、「牧村」こと、鶴見がネットショッピング好きのミニマリストだと察知。

本はジャンルも巻数もバラバラ。

翌朝。

阿佐子が匿っていた、亀山薫の妻、美和子の家から逃走しました。

右京と薫は角田課長に確認。

教団にあった拳銃が捏造されたもので、微笑みの楽園ではお祈りは南に向かってする、人が南に祈りをささげるなら、北の方向を向くはずなど、矛盾点が多々見つかりました。

つまり、平井蓮が微笑みの楽園に入ったのは入信意志ではなく、弟の死の真相を探る為。

そして、鶴見真一のことを調べ、鶴見が全てでっち上げていることを推理する右京。

昨年の爆破事件すら真実だったのかと疑ぐりかかりました。

美和子に電話すると、阿佐子が青木年男(浅利陽介)を内調のホームページで調べて、頼り、接触している可能性が判明。

案の定、阿佐子は青木と接触していました。

右京は夕方、公安部の御法川と対面。

「平井翔の単独犯として事件の記録が残っていますが、仲間がいる模様。その記録は組織対策本部のデータにありませんでした。鶴見は潜入捜査をしていた。」

「信者の数が増えればまた同じことを繰り返す」

「そこで鶴見は自ら爆破計画を立てました。そしてあなたは鶴見のやろうとしていたことを承知して、免職して送りだしました。確固たる意志を持ち、鶴見は、教団を潰そうとしました。鶴見は平井翔をターゲットにしました。従順でたきつけやすかったからです。世間に微笑みの楽園が危険な団体だということを訴える…それが鶴見とあなたの目的。しかし、平井翔は事件について口を割ることなく自殺。そこで今度は拳銃です。大量の武器を所有し国家への反逆をしていることに偽装。平井蓮は弟の死後入信しています。なぜ弟が爆破事件を起こしたのか、自殺したのか?鶴見は計画の妨げになると感じ…」

鶴見は平井蓮に睡眠薬を飲ませ、マンションのベランダから突き落として殺害。

さらに、爆弾の原料となる薬品を置いて教団の危険性をアピール。

「10年前にあの薬物テロがあったかと思うのですが、いかがでしょうか」

「素晴らしい!妄想もそこまでなら、君に敬意を払おう。警察の敗北といわれたあの事件、二度と起きてはいけない。」

「一般市民が犠牲になっていますよ。暴走ですよ」

「多少の犠牲はつきものです。組織の意向を無視して暴走しているのは君では?」

「衣笠副総監はとくにあなたを支持しているのでは?」

「いち警察官のあなたになにがわかる?」

「なら伺いましょう!あなたにいち市民の何がわかるというのですか?」

公安の一般市民の安全を無視し、独走するやり方に、右京は憤慨。

その後、右京は平井翔が起こした爆破事件により、妻を亡くした、末次紘次に接触。

「忘れもしない!平井翔だ」

「そういうことでしたか。僕としたことがすっかり騙されていました。」

青木と行動と共にする阿佐子の居場所を青木の後任のサイバー対策課、土師太(松崎亮太)に探知して、調べてもらった、右京と亀山。

阿佐子は、青木を家に縛り付けて、家を出て行きました。

鶴見と太田はネットサイトで漫画を交換しながら、社美彌子の居場所をやり取り。

太田は間もなく、社を銃撃しました。

そして今、阿佐子は鶴見の事が好きで、国外逃亡するつもりでいるのではと推理する、右京。

しかし、真相は意外なところにありました。

阿佐子は鶴見を見つけると、薬品を投げ、鶴見の腹部を刺しました。

鶴見は反撃で、阿佐子に馬乗りになり、阿佐子の首を絞めます。

亀山と右京が運よく間に合い、助かりました。

「あなたの婚約者はあの爆発事件で亡くなりました。遺影の男性とあなたが同じ腕時計をしていたのでわかりました。婚約者の名前は村上巧。ローマ字だと牧村克実。あの牧村さんの部屋は村上巧さんの部屋…。思い出が詰まっていたのでしょうね、それで今日まであの家を解約したのでしょうね。吉川の家を見ると右京が違和感を覚えたのは当然です。部屋が入れ替わっていたのです。あなたの本当の婚約者、村上さんはあなたにプロポーズするためにあのレストランで待っていました。そして事故に巻き込まれた。」

「私が店についた時には…1か月後、犯人の平井翔が死んだことがわかりました。あの爆破は単独犯じゃない!仲間がいた…!だってあの夜…」

火事があった当時、通りすがりの鶴見とぶつかった、阿佐子。

レストランの主人と共謀で、AI技術を駆使し、鶴見の顔を再現し、恋人のように写真をカモフラージュ。

連絡を獲れなくなった恋人「鶴見」を牧村とし、レストラン店長と共謀。

「ほんとうにどうもありがとう、杉下さん、亀山さん。期待通りこの男を見つけてくれて。最後まで気付かなくて良かったのに」

「計画に気付けず、愚かでした」

「なんであそこだったの?爆弾を仕掛ける場所は他にいくらでもあったでしょ?なんであの夜あのレストランだったの?」

「攻撃対象はなんでもよかった、社会学者の風間を選んだものレストランを選んだのも、どうでもいい」

「失うものはもう何もない!1秒でも2秒でも、最高な瞬間を味合わせて!もう彼はいないの!お願い!殺させて!殺してやる!殺してやる!」

阿佐子は我を失い、暴走。

本当の恋人を亡くした精神的なショックから、鶴見に復讐心をずっと抱き続けてきたのが動機でした。

「彼が出会えてよかったという真実は嘘ですか?彼との大切な思い出も憎しみや悲しみで消してしまうおつもりですか?」

右京の言葉にハッとし、正気に戻る、阿佐子。

その後、社美彌子が車いすに乗って復帰。

「こんなに早く復帰されてよろしいのでしょうか?」と衣笠。

「公安部の捜査員さんが捕まったりなど大変でしたよ」

「その鶴見ですが、舌を噛んで死んでいるのが留置所で発見されたそうです。副総監、脚を動かせない今、うっかりこのまま喋ってしまいそう、構わないかしら?」

「退院祝いがまだだったかな」

花の里にて。

「先程御法川君の対応が決まった」

甲斐は右京と亀山、茉梨(森口遥子)に御法川が衣笠から公安より、罷免されたことを報告。

その背景には社が動いていました。

「ほとぼりが冷めればまた戻る事ができるんですね」

「御法川君、私が一度捨てたものを取り戻すと思うかね」

「わああああああー!」御法川は自らが公安部の道から解雇されたことで、衣笠に怒り心頭。

内調が動いていたのは事を有利に運ぶため、弱みを握る為でした。

翌日。

社が、衣笠副総監に全てを話し、御法川を追放したことを非難する、右京と亀山。

「人の命に次はない、あの爆破事件で亡くなった人は戻って来ないですけどね」

「あなたがおやりにならないのなら、我々で、やります。」

相棒22 2話感想・みどころ

婚約者の死の真相を探ってほしいと申し出ていた、阿佐子。

実は、「牧村」の偽名を使う、鶴見に復讐しようとしていたことが判明した予想外の結末でしたね。

鶴見を見つけた瞬間、火薬を投げて視界をくらませ、彼を包丁で刺し、復讐を果たそうとした恐ろしく切ない姿…。

右京に対し、「なにも失うものはない。彼はもういない。彼を殺させろ」と訴える彼女は、悲しいくらい自分を見失っていましたね。

「本当に何も失うものはないのか?」と憤る右京。

「鶴見が偽りの恋人だったとしても、阿佐子に、出会えてよかったという言葉が嘘だったと言えるのか」

右京の投げかけに、阿佐子は固まるものの、拘置所に入れられた彼女は心神喪失していましたね。

更生には時間を必要とするそうです。

後半では衣笠副総監に全て、公安の御法川が市民の命を犠牲にし、公安組織対策部の一員だった鶴見の罪を隠ぺいした事実を社が洗いざらい吐露。

それによって、立場も地位も名誉も失った御法川が衣笠の肖像画を破壊するなど暴走が恐ろしかったですね。

社美彌子は内調として、御法川の弱みを握り、人を追い詰めたことを右京と亀山に問われ、しれっとしていました。

社にとって、切り捨てる存在はいつでも切り捨てる、衣笠と冷淡なところが似ているなと思います。

多方面に関しての裏切りと陰謀が渦巻き、阿佐子による悲しい復讐劇を阻止することが唯一の救いだった2話でしたね。

 

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