絶対零度未然犯罪潜入捜査5話あらすじネタバレ
井沢(沢村一樹)らの活動拠点となっている、「ミハンルーム」。
そこへ、代議士の児島をはじめとした警視庁や法務省の上層部が視察に訪れました。案内役で、ミハンの統括責任者、香坂(水野美紀)は、これまでのミハンの業績を伝え、現在、新たな犯罪予備軍として、大学病院の医師、真田(猪征大)を捜査していると報告。
真田は既にサバイバルナイフを購入している他、ネット上に匿名で、「スーパードクター」の異名を持つ同じ大学病院の外科医、益子(近江谷太朗)への恨みともいえる書き込みをしていたことがわかります。さらに、現在、真田は大学病院を追放されて来月には離島に赴任とのこと。
病院に潜入を試みたミハンチームの、山内(横山裕)、小田切(本田翼)、は真田と益子をマーク、しかし、予想していなかった事態が発生!益子がナイフで刺され、そのナイフを真田が握っていたのです。
益子はすぐオペが必要な状態になり、その間、真田の取り調べが捜査一課の早川(マギー)の間で行われました。
いっぽうで、井沢たちは、ミハンメンバーの最年長にして新入りの天才ハッカー、加賀美(柄本明)の力を借りて、ミハンのデータがねつ造されていることを突き止めます。そこで、医療機関の情報を取り扱う機関へ急ぎます。久々に、ミハンの初代統括責任者、東堂定春(伊藤淳史)と再会。
あくる日の夜・・・深刻そうな面持ちで、パソコンに向かう加賀美。
その彼に背後から拳銃を向ける若者。彼に言います。「なぜ、ミハンに志願したのか?」などと意味深な発言を。
遡ること・・・数日前。
病院に潜入している、小田切、加賀美、山内。
待合室にいる不審な長身の男を見かけ、目を付けます。
その様子を監視カメラで観察する井沢と吉岡。
いっぽう、その頃、ミハン責任者、香坂が児島など警察の上層部を集めて、ミハンシステムの解説や、「ミハンのリーダーで、過去の妻子の事件により、理性を失い暴走しかねない、井沢範人について、ミハンから離れるべき」との意見の対立に。しかし、香坂はミハンにとって、井沢は必要な人物だと井沢をフォローしたのでした。
その様子も井沢と吉沢は観察しています。
今回の事件は、益子という医師はとても堅物で屁理屈の多い問題人物。一方で、その益子に真田という部下が何らかの恨みを持っていて、サバイバルナイフを事前に購入していたこともわかります。
益子からのパワハラや恋人との別れが原因とミハンシステムが判断。
その頃、病院では、山内や小田切らが益子に接近して追いかけますが、彼は逃走。そして、小田切たちが追うものの、間に合わず、益子が刺されて手術が必要に。益子と一番のトラブルを抱えていて、その場にいた真田が疑われてしまいました。
真田は、早川(マギー)、門田、たちに疑われて警察で取り調べされることに。
加賀美は入院患者のふりをして潜入しますが、なんと、何者かが「成り済まし」をして益子を真田が襲ったように仕向けられたことを指摘。凶器のサバイバルナイフも、真田が購入したことになっていました。
そこで、井沢と加賀美は、香坂より前任のミハン統括責任者、東堂を訪ねました。彼は現在、ビッグデータを使って人に役立つ研究をおこなっています。
加賀美は東堂を知っていて、同志のような存在。東堂も加賀美がミハンシステムの骨組みができる能力を知っていました。
東堂は井沢と加賀美に、彼が働くビッグデータ分析ラボから得た、真田の個人情報のデータをパソコン上から送りました。
真田の個人情報を調べる人が前にもいることはわかるのですが、真相になかなかつけません。
その頃、小田切と山内は「真田くんは犯人の顔を見ていないんだ・・・これだけは真田くんに伝えてほしい」と途切れ途切れに伝えます。
益子は真田へのモラハラをしていたと思われていましたが、実は愛情ある厳しさを兼ね備えていて、真田以外の周囲は周知の上でした。その頃、真田は門田からの高圧的な取り調べに怯えています。
東堂のラボに何者かが侵入して、真田の個人情報を見たのでは?と推論する井沢たち。さらに、益子が最初からターゲットとして犯人に狙われていたのではなく、益子がオペをする予定だった政治家、南雲元総理だったのです。
しかし、南雲の家には無数のSPが見張っているので、南雲に直接、手出しができない犯人が、益子を狙って、真田を利用したのです。
南雲は政界など関係者から恨まれていて、その中の一人に、香坂がミハンの業務案内をしていた時に同行していた児島がいました。彼も南雲との間に問題があり、ミハンのシステムを操作できる人物。
香坂と井沢は、早川から連絡を受けます。警察署で酷な取り調べを続ける門田が、冤罪の可能性がある真田を犯人と確定していて、自白させようと相変わらず厳しく粘っているというのです。そこで、2人は警察署へ行き、香坂は真田に優しく語り掛けました。
小田切と山内が看護師に成り済まして、益子から話を聞いたところ、益子は実は真田を認めていて、真田の無実をも信じていることがわかります。
「南雲があなたに厳しく当たっていたのはあなたを医師として認めていたからだ、南雲があなたの無実を信じている」などと説得。そんな香坂に、真田は涙をこぼすのでした。
井沢、山内、吉岡は児島が高級ホテルの喫茶にいることを知ります。
そこで、お茶を優雅に楽しむふりをして、児島にわざと聞えるように、益子の事件についての会話を続け、気を引きます。
南雲を本来の標的とし、益子のことも、真田のことも、利用して、遠隔操作やパソコンのクラッキングで、殺害計画を実行しようとしていたのは・・・なんと、東堂のラボの警備員、清野。ミハンのことをよく知る、児島と手を組み、さらに、病院の待合室にいた多田も共犯でした。
さらに、そのハッキングや遠隔操作で入院して医療器具に繋がれている益子をも殺そうと、彼が体を繋がれている機器にも細工していたことが発覚。益子は危機一髪で、小田切たちの機転により、医療器具を取り換えられて一命を取り留めました。
益子を救出後、「犯人のあじと」へ向かい、児島、多田、清野を成敗した小田切と山内。
しかし、井沢たちは清野もクラッカーではなく、多田にもハッキング能力がない、児島、多田、清野を大きく裏で操っているもう一人の人物がいることを指摘。
そして、山内に常日頃から「ミハンのチームとして働きながら、いつ理性が壊れて我を失うか分からない井沢を監視しろ」と指示している曽根崎濱田学)は、、その部下、門田(霜降り明星)に高圧的な接し方で指示。
全てが解決し、ミハンルームにて、加賀美は焼き芋を食べながら残業していました。そこで、加賀美は、自分がかつて香坂の父が昔、起こした無差別中毒事件の現場にて、多くの犠牲者の中から一人の小学生の少年を助けた過去がフラッシュバック。
そして、冒頭シーンに戻ります。その少年は・・・香坂の相棒ともいえる、法務省官僚の北見(上杉柊平)だったのです。彼は、今や加賀美に助けてもらったことで生還し、大人になれたにも関わらず、加賀美に銃口を向けているのでした。
次回、夫からのDVに怯えていた主婦(足立梨花)殺害!彼女を殺し、解体するといった残虐的行為を行ったのは、優秀な高校生?!来週もお見逃しなく。
絶対零度未然犯罪潜入捜査5話見どころ・感想
久々に、かつてのミハン統括責任者だった、東堂の登場!絶対零度のファンからは放送前から、「東堂さんひさびさ!」、「東堂さん帰ってきた」など熱い声が!
井沢さんに恥じない、生き方がしたい・・・と言った東堂の真っ直ぐな瞳が素敵でしたね。
小田切と山内の連携プレイはすさまじかったですね!最高にクールで見ごたえあるアクションでした。児島と多田を追い詰めて「成敗」したシーンは爽快。
南雲はたくさんの政界など上層部の人間から恨まれていたり、トラブルを抱えていて気の毒でした。さらに、東堂が勤務する大規模な情報収集ラボの警備員の清野、ミハンの関係者、児島、そして、暴力的な人物、多田とタッグを組んで、真田や益子を陥れることで、南雲への復讐を合作していたとは・・・真相が恐ろしかったですね。横の繋がりがある人物だからこそ、簡単に色んなことがおこなえるのかもしれません。
さらに、その3人を操り、ミハンのパソコンや益子の医療機器までも追跡して、益子を殺そうとしていたのが、北見という真相が衝撃。
北見は、香坂と共に法務省にいて井沢たち「ミハンチーム」に関わりながら香坂の父が起こした事件の被害者・・・。彼がミハンを志願したのは、後の香坂への復讐なのかと思う所でした。
本当の黒幕は、児島というより、北見・・・ラストで爆弾的存在がミハンに「投下」されたといっても過言ではない5話でした。