366日

366日1話 名曲になぞった純愛が解禁!

366日1話あらすじネタバレ

2028年4月。

桜を見るたびに、雪平明日香は、かけがえのないあの日々を思い出すのでした。

12年前、高校2年生で吹奏楽部に所属する雪平明日香(広瀬アリス)は、高校野球県大会の応援スタンドでバッターボックスに立つ水野遥斗(眞栄田豪敦)を応援していました。

遥斗の実家はお好み焼き屋「てるちゃん」を営んでおり、客席には、母の水野智津子(戸田菜穂)と妹の水野花音(中田青渚)が来ていました。

明日香は同じ吹奏楽部の下田莉子(長濱ねる)、野球部の小川智也(坂東龍汰)、吉幡和樹(綱啓永)ら仲間たちとよく集っていました。

明日香は、遥斗に対して密かに片思いをしていましたが、高校時代にその思いを伝えられませんでした。

そして、現在、2023年。

明日香は大学を卒業後、「オカベ音楽教室」の受付として働いていました。

明日香は仕事中に、オカベ音楽教室に生徒としてきた静原吾朗(前田公輝)に持っていたペンが可愛いと話しかけられました。

「有難う御座います、うちの雑貨部署のものなんです。」

笑顔で彼とやり取りする、明日香を同僚たちは茶化すのでした。

ある日、老人ホーム勤務の友人、下田莉子(長濱ねる9と飲みに行った明日香は、高校の同窓会が行われていることを知らされます。

「明日香はどう?」

「可もなく不可もなく普通。」

明日香たちが通っていた龍ヶ崎高校の廃校が決まった為、その前の3月25日に集まることになったのでした。

莉子は、「智也たちは来るけど遥斗は来ない」と言い、明日香の顔色を窺います。

いつからか期待するのをやめるようになった、期待しなければ失望も傷つくこともないと考えている、明日香。

「残念?」と尋ねる莉子に、明日香は「別に」と素っ気ない態度をとるのでした。

同窓会の当日、地元の駅へ降り立った明日香は、街並みを懐かしみながら高校へ行きました。

教室に入ると、教室に入ると、明日香は集まった莉子や、倫也たちと近況などを語り合いました。

懐かしい顔ぶりに笑顔になる、明日香。

同級生の一人が妊婦になり、祝福ムードに。

ふと、担任の赤塚が切り出しました。

「吉幡は?吉幡和樹くんはいないね。」

「嘘、明日香あんなに仲良かったのに?」という別の同級生。

その吉幡は仕事が多忙な外資系コンサルタントでした。

自宅で仕事をする彼を見守る妻の姿がありました。

そんな時、明日香はスカートにジュースをこぼされてしまいました。

明日香が水場にシミをとりにいって、渡り廊下を歩いていると、「明日香、久しぶり」と声を掛けられました。

明日香が振り返ると、そこに来ないはずだった遥斗がいました。

期待しない人生…のはずだった。

遥斗はクラスの人気者で、あっという間にその状況は今も変わりません。

遥斗を見守りながら、明日香は遥斗と学生時代に片思いでなかなか声が掛けられなかった当時を思い出しました。

明日香たちは同窓会の後で、2次会へ行こうということになりました。

2次会は、遥斗の実家、水野家のお好み焼き屋「てるちゃん」でおこなわれることに。

花音は横浜でウェブデザイナーとして働いていました。

みんなで名刺交換をする、明日香、莉子、遥斗、智也(坂東龍汰)。

「昔、明日香が広島風お好み焼き作ってくれたよね。めちゃくちゃうまかったなぁ。」

微笑ましい空気が流れるなか、明日香に電話がありました。

「もしもし?お母さん。」

「こっち帰って来ているなら家に寄りなさいよー」

「ごめん、明日から仕事なんだ。」

「お父さんに代ろうか?」

「良いよ、またね。」

電話の後、遥斗に声を掛けられました。

「俺さ実家継ごうと思っているんだ。」

明日香はその後、東京に異動になる遥斗とLINEを交換することに。

翌日。

明日香は遥斗から「てるちゃん」ではしゃいだ仲間達との写真をLINEで送られ、微笑みます。

ふと、遥斗に卒業式の時にマフラーを渡せなかったことが蘇りました。

同級生の男子に、からかわれたからでした。

遥斗は仕事でバリバリ働いていました。

そこで、オカベ音楽教室の生徒、静原(前田公輝)に声を掛けられました。

彼は、システムエンジニアで、遥斗とはビジネスでも知人でした。

明日香は、小学生の一人娘の菫を連れた女性、池沢友里(和久井映見)に出会いました。

娘の菫が体験レッスンを受けたいとのことでした。

「お名前は?」

「池沢菫です。」

「緊張しているのかな?音楽は好き?」

「うん」

「すみません、この子、人見知りで…一歩踏み出すことは大事よ。」

菫にそっと後押しをする友里を見守る、明日香なのでした。

遥斗との距離感が未だにあることを悩む、明日香。

明日香は遥斗にメールし、またみんなで集まるよう、伝えました。

職場で静原がプレゼントを「オカベ音楽教室」の受付に置き忘れたことに気付き、届けに行きました。

「静原さん、これ忘れものです。」

「ああ、ありがとう。彼女へのプレゼントなんですよ。」

「素敵ですね!」

「あ、なにかついていますよ?…桜。」

明日香の肩についた桜の花びらをとる、静原。

明日香は家で莉子と電話し、気分転換に2人で会う約束をしました。

智也と遥斗も焼き鳥店で飲んでいました。

「あれから明日香と連絡とった?」

「ううん、忙しくて。まだしてないわ。」

「お前の彼氏、明日香にどこか似ているよな。」

その頃、運送会社の野球チームに所属する小川智也(坂東龍汰)は、彼が怪我をしたらチームに支障があると先輩から忠告されてしまいました。

明日香は莉子と約束していた芝居を見に行きますが、莉子は都合が悪くなり、当日にキャンセルしてしまいました。

偶然、遥斗が同じ芝居を見に来ていて2人で笑いました。

「明日香、すぐ顔に出るな、嬉しい事も悲しい事もすぐ顔に出る。」

「今は大人になったよ。」

「あ、飯行く?何か食べたいものある?」

「なんでもいいよ。」

遥斗はその後、自分が好意にしている店に予約の電話を入れました。

ゴルゴンゾーラチーズピザを頬張る2人。

「あざみ」というハチミツを使ったピザでした。

次は桜の香りを使ったピザを食べる約束をしました。

「いいなぁ、私はなんでも中途半端だよ」

「そんなことないよ、きっと見つかる。」

「あまり期待しないようにしているんだ、傷つきたくないから。」

「確かに人に期待しすぎるのは良くないけど、自分に期待するのは良いんじゃないかな。明日の自分が笑えるように今日を頑張るとか。」

「でももう29だよ」

「これからこれから。」

「絶対言うと思った。」

「明日香が変わりたいと思うなら変われるよ。」

店を出てから、遥斗がこれから制作する飲食店の現場へ。

まだ工事過程ではあるものの、アートを飾ったり、客が賑やかに楽しめるように工夫していました。

「すごいな、お店の企画なんかなかなかできない。」

「俺、自信なかったんだよ。不安で毎日胃薬飲んでいたもん。経験ないのに大きなプロジェクト任されてさ、やるしかないって腹くくった。」

そこへ警備員が来て、2人で隠れます。

「焦った…行こうか。」

「あ、うん…」

「うちが借りている物件だから隠れる必要なかったかも。昔からの癖が」

「ああ、よく学校に忍び込んでいたよね。」

「懐かしいなぁ。明日香は大学進学で、実家離れたよね。親元離れるイメージなかったからさ」

ふと、智也から着信。

「今、鮫島からLINEきたけど、明日香と芝居見に行ったんだって?明日香に代ってよ。」

「ちょっとお2人さん、鮫島からメール来たよ。着席で密着していたって。」

「そんなんじゃないよ。」

「しょうもないよな。」

自分の気持ちに蓋をしてしまう、明日香。

「違う…違う!私が東京の大学受けたのは遥斗も東京の大学受けると思っていたから。北海道の大学受けると思わなかった。卒業式の日に、お花を渡そうとしたけど心にもないことを言った。再開してから今も遥斗の事気になって気になって。気が付くとずっと遥斗のこと考えてた。あ…ごめん、急に何言ってんだって感じだよね。私はただの同級生だし迷惑なのもわかってる。自分をこれ以上誤魔化すのも良くないし、だから単なるこれは自己満足っていうか…」

「ばーか。全然違うって、あの花束は安村に渡してほしくて頼まれたから。」

「安村って野球部の?」

「そう、あいつら今夫婦。俺もめちゃくちゃ嬉しかった。同窓会で会えたのも飯食えたのもめちゃくちゃ嬉しかった。」

「けどLINEの返事くれなかった」

「なんて返せばいいかわからなかった」

「お花屋さんで彼女ですかって言われた時、嫌な顔してた」

「なんて答えていいか分からなかった。彼氏いるかなって思った。」

「誰に?」

「明日香に。」

実は歩道橋で、明日香と静原を恋人だと誤解していました。

「違うよ。あれは生徒さん、彼女とラブラブな人。正直怖いって。あんだけ強く拒絶されたら傷つくよ。」

学生時代に明日香から「遥斗とはそんなんじゃない」と言われた事で傷ついていました。

「明日香は自分がどれだけ影響力があるか、知ったほうがいい。こっちはずっと揺さぶられてんの。今何しているのかな、何考えているのかな、気付いてくれないかな、こっち向いてくれないかなとか。いつも考えちゃって。そんなの、明日香だけだよ…あ、バカとか言ってごめん、ありがとう、気持ち伝えてくれて。明日香さ、俺達これからはじめてみない?過去は変えられないけど未来はってやつ…明日香のいいことも悪い事も全部知りたいって思うし、明日香の味方で痛いって思う。俺のことも少しずつでいいからもし良かったら知って行ってほしいな。」

遥斗からの告白に胸がいっぱいの明日香。

「私も知りたいな、遥斗の事。よろしくお願いします。」

「宜しくお願いします。」

想像してなかった 自分の人生にそんなことがあるなんて。

それから明日香と遥斗は10年間の空白を埋めるように、親との喧嘩や就活の話、大きなトピックから日常を話し、いろんな話をしました。

話しているうちに朝になりました。

2人は信号機を待つ間、手と手が触れあい、そっとキスをしました。

「今度スカイツリー見に行こうよ。」

「明後日…、あ、今日だね。明日、また会えるのにね…」

「明日も、その先もずっと一緒にいたい。」

「うん、ずっと一緒にいる。」

莉子に帰宅後、報告するととても喜んでくれました。

莉子は早速、智也にメールをしました。

智也の野球チームでは先輩が怪我で引退して去っていきました。

智也は自身の右手を意味深に見つめていました。

スカイタワーを遥斗と一緒に見る約束をする、明日香。

タクシーで営業先に向かう和樹は明日香を偶然、見かけます。

遥斗は待ち合わせ場所に向かっている最中、野球少年の子供に声を掛けました。

少年が風船をとろうとして、橋から身を乗り出し、川へ転落。

遥斗は彼を助けようと庇い、身を乗り出してから、コンクリートに頭を落下してしまいました。

流血して倒れた彼は救急車で搬送されます。

何も知らず、明日香はスカイツリーの前で遥斗を待ち続けていました。

明日香は遥斗の状況を着信で受け取り、病院へ走ります。

366日1話感想・みどころ

明日香と遥斗はお互いに両想いにも関わらず、優柔不断の明日香と優しすぎる遥斗の間で距離感がありましたね。

しかし、明日香が勇気を踏み出し、遥斗に高校時代から恋心を抱いていたことを告白できて良かったです。

遥斗が関わるプロジェクトの飲食店の建物内に侵入する2人は10代の頃の青春を再体験しているような微笑ましさが感じられました。

遥斗と明日香の周りは、智也や莉子、遥斗の優しい両親と妹の花音など、温かい人柄ばかりでホッとしますね。

アットホームな柔らかい雰囲気が落ち着きます。

明日香、遥斗、莉子、智也と「ある事」がきっかけでとても距離感がある、外資系コンサルタントの和樹との過去が気になりました。

和樹と明日香達に何らかのトラウマがあることは明白なので、2話でこのモヤモヤが明かされることを期待します。

終盤、遥斗は橋から転落した子を助けようとして、頭を打ってしまう…。

明日香の音楽教室に娘の菫を連れて来ていた女性、友里が今後、遥斗と明日香にとって非常に大きな力になりそうですね。

「366日」…この表題を見ただけで「何か」を感じ取りがちですが、今は明日香と遥斗の未来に希望を願いたい1話でした。

 

 

 

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