人事の人見

人事の人見4話 

人事の人見4話あらすじネタバレ

第一営業部でラジオ体操する、人見廉。

「残りは30社だ」

「うわぁ軍隊みたい」

「日の出鉛筆」人事部は、第一営業部の中途採用として、今月中に5名を必ず、採用するよう命じられます。

第一営業部は、創業時から、ある花形部署ですが、その採用条件は、黒髪短髪の体育会系出身者、肥満NGなど、表には出せない厳しい内容が満載でした。

「また第一営業の中途採用ですか」

「今月中にあと5名は採用しろって。社長が直々に」

「どうして社長が直々に?」

第一営業部を語る、人事部部長、平田美和(鈴木保奈美)。

「第一営業部は創業当初から歴史ある部署で、うちが大きくなったのも、第一営業部の功績のおかげなのよ。そして当時の伝統を受け継ぐ花形部署。現社長も元々、第一営業部の出資なのよ」

「伝説も沢山残ってますよね」

「採用が常態化してます」

「なんなんですかこの条件。肥満NG?厳しすぎません?」

「こんな条件で今どき人が集まるわけないでしょ。いいんじゃないですかほっとけば。そのうち目が覚めるでしょ」と、堀。

「そうもいかないのよ。それでも探すのが人事部だろうって、採用できなかったらうちの責任」

「頑張れ採用班」

「僕、新卒採用に忙しくて」

「私もインターの管理が精一杯」

ところが、選ばれし者しか入れない部署と聞いた人見(松田元太)。

「あの、僕、働いてみたいです」

「ここ、エリートが働くところあから」

「営業ってサラリーマンって感じでカッコいいじゃないですか。俺、一度やってみたかったんですよ。」

「いや、そんな理由で?」

社内には他部署の業務を体験できる研修制度があり、平田(鈴木保奈美)は人見に提案。

「人見が加われば、第一営業部の空気が変わるかも。うちは他の部署の研修体験があるでしょ」

「いやいや、他に打つ手が」

世間知らずの人見を知る真野はひやひやします。

「人見くんを頼る以上他に方法がないでしょ。頼んだわよ、人見くん。」と平田。

「行ってまいります」

人見は、清川雅人(ドリアン・ロロブリジーダ)に同行し、得意先、勝文堂を訪れます。

担当の山岸に会う2人。

「大人気イラストレーターのあさきゆめみさんと夢のコラボレーションをいたしまして。くらげのようなするするした書き心地が、学生さんから…」

「ねぇねぇ、彼新人?」

「研修中でして」

「済みません、これ美味しいですね」

「彼…?」

「済みませんおかわりいただいていいすか。お茶のお代わりもいいですか?」

人見は出された茶菓子とお茶を頬張り、先方の山岸と清川は唖然です。

「そもそも第一営業部は、客先で出された物に手を付けるのは禁止だ。」

「なんでですか?せっかく出してくれているのに」

「決まりだよ。さぁあと10社。のんびりしてる暇はないぞ。その後、会社に戻って、報告書を作り、部長に提出する。君は人事部だから無理しなくていいよ」

「サハラ砂漠経験したんで横断したときと比べたらなんてことないんで。すごいすね人事部とは大違いすね。なんでそんなに頑張れるんすか」

「日の出鉛筆に入社したなら、第一営業部で活躍したいと思うのは当然だろ」

第一営業部では同じような髪型と、スーツを身に付けた部員たちが、朝のラジオ体操を行っていました。

誰よりも規律を重んじる部長の岩谷典孝(中野剛)のゲキで一斉に営業に飛び出す営業部員の姿に、人見はワクワクが止まりません。

その後、人見と清川が帰社すると、取引先から第一営業部に贈られてきたとある動画に部署内は騒然とします。

それは、清川がドラァグクイーン姿で、パフォーマンスしている映像でした。

「清川!これはお前か?」

「取引先からうちに送られてきた」

「いや私では!」

「ほくろの位置とか耳とか」

人見は空気を読めず、動画の人物と清川が一致する特徴を喋ってしまいます。

「申し訳ありません」

「なんで怒ってるの?副業?それならOKになりましたよ」

人見が誤解してアシストするものの、清川のドラヴァグクイーン姿は受け入れられません。

人事部では、第一営業部の採用状況が不安定なことが話題になっています。

「どう、第一営業の採用の状況」

「条件に見合う方は0です」

「大丈夫ですよ、人見くんがなんとかしてくれます」

社内の様子を漫画にするのがストレス発散の森谷はにこりと微笑んで保証します。

「ああ、なるほど」

いつも隣のデスクで仕事をする、森谷と仲の良い同僚の相沢京子(前田友里子)は、森谷が人見に好意があると勘付くのでした。

「人見くんどう?第一営業部は?」

「それが…」

清川は、素性がばれた以上、第一営業部にはいられないと異動を申し出ます。

それを平田に話し、同席する人見。

「お気持ちは分かりますけどそこまでするほどのことでしょうか?異動を希望されるんですか」

「ええ。岩谷部長は保守的な人間で、規律を何より重視しています。太っているだけで、自己管理ができてないと飛ばされた社員もいます。しょうがないだろ、岩谷部長には誰にも逆らえない。岩谷部長は社長のお気に入りだ」

「どうしよう人を増やすどころか減っちゃったわよ」

「清川雅人さん、勤続20年トップクラス。異動先がすぐ見つかりますね」

「女性も一人もいませんよね」

「そういえば、第一営業部の唯一の多目的トイレ、社員がサボるからって理由で使用禁止になってますよね。アレ、岩谷部長の指示らしいですよね」と富樫。

「変わるべきは清川さんではなく岩谷部長ですよね」

「多様性の重学ぶ研修でも受けてもらいたいところなんだけど」

中途採用どころか、1名減ってしまうと頭を抱える平田。

すると、堀(松本まりか)は、いつになく決意に満ちた表情で、多様性の尊重を学ぶ研修を岩谷達に受けさせると言い出します。

「やりますよ。私、味方多いので」

堀は上司から好かれている状況もあり、多様性を学ぶ研修を行い、昭和岸綱上層部を集めました。

「マイノリティの方々は本人の力ではどうしようもない不平等な構造によって、様々な壁にぶつかる事になります。逆にマジョリティの方々は自分でも気づかないうちに多くの恩恵を受けています。多様性を尊重するとはこのスタートラインを揃えることです。そして企業にとっても様々なメリットになります。異なる背景や視点を持つことでイノベーションが起きやすくなり、優秀な人材の採用や定着にも繋がります。異文化コミュニケーションをおこなうゲームをおこないます。第一営業部は人材が定着せず常に人手不足。第一営業部こそ同質的な環境を改める必要があると思います。」

堀は岩谷を敵視し、真っ向から第一営業部の車内環境の改善を促しました。

「団結の力が強くする。創業者である先々代の言葉だ。目標と価値観を同じくすることで人は団結できる。それを妨げるような人材はうちには必要ない!うちにはうちのやり方があるんだよ。

しかし、岩谷は堀に反発して部下達が途中、退出してしまいました。

清川の同僚たちは岩谷部長に実は不満を持ち、清川に理解を示します。

「清川さん、俺、正直、なんとも思ってないよ」

「むしろ見直したくらいですよ、部長の言いなりの退屈な人だと思ってた」

「俺ずっと思ってたんですよ。もっと自由にやらしてほしいって」

「実は部長、古いって思ってました」

「僕は気にしていないので」と清川。

「皆さん一緒に戦ってくれませんか?皆さんのお力があれば第一営業部を変えることができるかもしれないんです。第一営業部の皆さんの本音を探るアンケートっていうのをとってみませんか?」

そこで、後日、堀含め、清川たちは、岩谷部長に直談判しに行きました。

「改めてお願いします。考えを改め、多様性を尊重して下さい。第一営業部の半数以上が賛同しています。時代にそぐわない規則を撤廃し、社員の皆さんの考えを尊重してください。そして、ありのままの清川さんを認めて下さい」

「私の考えに不満があれば、異動すればいい」

「立花京子さんのことも追い出したんですね?」

堀は岩谷部長のせいで、辞めた立花京子という元社員のことを口にします。

「ああ、あなたあの時ごちゃごちゃと噛みついてきた。」

「これを見て下さい。私達の考えに、賛同してくれた他部署の部長たちです」

「私に研修を受けろと言ってきた他部署の部長たちですか。いいですね女性は味方が多くて」

「第一営業部の方にアンケートをとった、岩谷部長の差別発言です。」

「これくらい普通だろ」

「充分、問題になると思いますよ。私、社外にも見方が多いので」

人脈の広さを匂わせ、堀は改革をしようと必死です。

人事部は堀が多様性に必死になる背景を雑談しているうちに知りました。

「珍しく無いですか、堀さん色々熱くなっているというか」

「堀ちゃんの同期の社員が念願かなって第一営業部に配属されたんだけど、女性というだけで雑用ばかり任されて、会社辞めちゃったの。堀ちゃんは女性差別だって抗議したんだけど結局聞く耳すら持ってもらえなかった」

堀が多様性に力を入れすぎる背景を理解しつつも、真野は堀があちこちの上層部と癒着がある事を不快に思っていました。

「結局あれどうなんですか?部長たちが堀さんを応援しているのって、個人的な付き合いがあるからで多様性があることの大切さを理解して応援してるわけじゃないですよね。」

「そりゃまぁ」

「こういうことは正々堂々と話し合って戦うべきじゃないんですか」

そこへ、堀が来ました。

堀のやり方に違和感を覚える真野直己(前田敦子)は反論。

「岩谷部長、考えを改めていただけるそうです」

「本当に?良かった!」

これで状況は好転すると思いきや、岩谷は社長の小笠原の顔色を伺い、板挟みになっていました。

社長の小笠原(小野武彦)は、社員に見送られる際に、岩谷に言いました。

「おい、岩谷聞いたぞ、第一営業部の社員が、多様性ということでくだらないこと言い出してるそうだな。第一営業部はうちの顔だ、なんとかしろ」

「申し訳ありません」

そんな清川を横目に見る、里井常務(小日向文世)。

層とは知らない、人見や堀は、岩谷が社内環境改善してくれるのだと思い込む第一営業部営業部員たちと祝杯を上げます。

「あの岩谷部長が折れるとは思いませんでした。」

「堀さんのおかげですよ。有難う御座います」

ドラヴァクイーンとしてステージに立つ、清川をみんなが温かく応援する空気に人見ものりのりでダンスします。

「面白いカルチャーですよね。ドラヴァクイーンって」

「性別とか美しさの基準とかそういう社会の尺度を逆手にとって、自分らしさを思い切り自由に表現してるの。」

「最高にかっこいいすね」

「こうやって自分を解放すると、なんか力が湧いてくるのよね。見てる人にも笑顔や力を与えようと思ってるの」

「僕力が湧いてきました。誰がなんと言おうと関係ないって」

清川の同僚の一人が清川に励まされ、共感しました。

ふと、第一営業部の取引先のBCオリバーの小澤が会場に来ていることがわかりました。

「あの人、BCオリバーの社員さんなのよ。外資系企業超大手の。このクラブで知り合って仲良しなんだけど、いつかアイテムを売りたいと思ってたのよね」

「BCオリバーと組んだらグローバル市場の販路一気に拡大できますよ」

清川の後輩社員の脇田は、期待に胸を躍らせました。

「どうしてそんなコネを持ってるのに使わなかったんですか?」

「ドラヴァクイーンやってること会社にばれると怖いから。みんな名刺持ってる?」

清川はBCオリバーの小澤達と、名刺交換をしました。

「楽しそうすね清川さん達」

翌日、多様性のスローガンの紙を貼る第一営業部。

人見は相変わらずポジティブに営業部の研修をしていました。

そんな彼を心配する真野は、人事部に戻ったらどうかと提案します。

「人見くんまだいるの」

「まだ期間中だし。部長、俺は何をしたらいいすか」

「君はあっち側の人間だろ」

「だからこそちゃんと知りたいんすよね。こっち側。自分とは全然違うから。で、俺は今日何をしたらいいですか?」

人事部ではBCグローバルの契約がうまくいき、清川の状況の安定を心配していました。

「変わってきましたね第一営業部」

「でもまだ採用条件の見直しには同意してくれないのよね」

「清川さん達に関しては、好きにやらせているようですが本気で変える理由はないと思います。なにかしらの理由で戻すと思います。でも今、清川さん達が進めてるBCオリバーの契約がうまくいけば上層部は勿論、社長も、清川さんを認めるしかなくなるはずです」

「たしかにBCオリバーの販路拡大はうちが目指していたところでもある」

「世界と戦うなら多様性を尊重する企業であることは大前提です。寧ろ私は清川さんが上に立つべきだと思っています」

堀の躍起な態度とコネの多さに真野は気に入りません。

その夜、岩谷とBCオリバーとの営業を終えた、人見。

「部長って座っているだけのイメージだったんすけど、こんなにあちこち歩きまわってるんすね」

「任せていい仕事と送泥仕事がある。」

「色々考えてるんすね」

「それぞれの適性や状況を見て人を動かす、それが上司の仕事だ」

「そのために細かく報告を。めっちゃ大事じゃないですか」

「人事にしては体力あるんだな」

「これくらい余裕すよ。アラスカ行ってた時と比べたら。」

「アラスカ?」

人見がバックパッカーだったことを知らない、岩谷は彼の話が分かりませんでした。

「いいすね、あれが本当の清川さんなんすね」

清川が他の社員と談笑する様子を人見は微笑ましく見守ります。

翌日。

「多目的トイレという名称だとなんのためのトイレか分かりにくいというクレームがあって別の名称を考えているの」

「そんななか済みません。実は労務宛てでも多様性へのクレームが広がって来て。まっとうなもの以外に、提案された企画が却下された、猫舌で食べるのが時間がかかる、部下が言うことを聞かなくなったってクレームが来てます。どうしたらいいですか?」

一方で多様性が広がりつつも、はき違えて我儘を言う社員も出てきました。

そして、BCオリバーとの契約にも暗雲が立ち込めました。

「BCオリバーが契約内容を見直したいって。パーセンテージを7.3に出来ないかって」

「それじゃうちにうまみがありませんよ。明らかにうちをなめてますよ」

「清川、山岸さんから、どういう教育をしているって言われたよ」

同僚と取引先へ行った清川は、ドラヴァクイーンの件で差別発言を先方から受けました。

「よくわかんないんだけど困るんだよね。うちは客商売なんで。清川君、そっち系でしょ」

「ドラヴァクイーンっていうんです。けしてその…」

「趣味なの?」

「そういう言い方は」

同僚が清川を庇いました。

清川は岩谷部長から叱責されてしまいました。

「どういうことだ。先方に楯突いたそうじゃないか。相手は客だぞ。そんな古臭い会社はこっちから願い下げか?勝文堂はお前の担当だろ?どうにかしろ!」

真野と堀は多様性改革で対立。

「あちこちでトラブルが起きてます。多様背を尊重することは大事です。でもやっぱりちゃんと話し合って、慎重に進めるべきだったのではないでしょうか。そうしなかったのは、個人的感情で動いてますよね。私、会社という組織で働く以上やっていいことと悪い事があると思います。」

そして、堀の作戦は失敗し、上層部たちから多様性改革の断りの申し出が相次ぐのでした。

「もしもし、協力して下さるっておっしゃったじゃないですか」

「お疲れ様です」

「お疲れ」

「いかがですか?BCオリバーの件。他の社員の皆さんは?」

「強制するわけにいかないから」

「もしお手伝いできることがあれば」

「大丈夫です。私が間違ってたんでしょ。」

人見は残業する堀をフォロー。

「賛同させてくれた部長たちが撤回してくれって社長が反対してるから。こっちも本気で賛同してくれってわけじゃないしそんなもんよね。真野ちゃんに言われちゃった」

会社という組織で働く以上やっていいことと悪い事がある

「やっぱりあるから正攻法じゃどうにもならないことが。人見くんに言っても仕方ないよね。多様性を尊重しろって偉そうなこと言って、正義のヒーローにもなったつもりかよってかんじだよね」

「行動を起こさないとなにも変わらないすよね。堀さんのこと応援してます。こっからすよ」

「で、なに?」

「え?」

「何か用があってきたんじゃないの?」

「俺、めっちゃいいこと思いついたので、堀さん力貸してくれませんか?」

「また?なに?」

そして、人見はまたしても彼独自の方法で、清川と社内を変えます。

その日、社内の照明を暗くして、ドラァグクイーンを集結させます。

「人見君」

「やばい」

堀にも協力してもらい、清川にドラヴァクイーンの衣装を渡す、人見。

自分を解放すると力が湧いてくる、人に笑顔を与えたい…そう言っていた、清川。

清川は衣装に着替え、パフォーマンスを披露します。

「いいんですかこんなことして」

「里井常務にお任せしましょう。でもあんな堀ちゃんもいるんだね」

人見は岩谷部長に声を掛けます。

清川がありのままの自分として生きていること、人を笑顔にしていることを伝えます。

「どうすか、かっこよくないすか、自分らしさを全力で表現してるんです。なんか力沸いてきません?」

「ありがとう元気出た」

「よかったす」

「でもこれで終わりにする」

清川は、ドラヴァクイーンのかつらを脱ぎ、BCオリバーの契約がうまくいかず、自分が責任をとって辞めるつもりでいました。

「進めていたBCオリバーとの契約、頓挫しました。私が間違っていました。ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。責任はとります。だからどうかみんなのことだけは許してやってください。お願いします。」

「どうして堀さんまで?」

「私にも責任があります」

そして、先方の山岸にお詫びしに出かける、清川と堀。

「現在、社内でも方針を検討しておりまして、混乱させてしまい申し訳ありませんでした。」

「それで担当は変えてくれるのか?」

「はい」

「この度はご不快な思いをさせてしまい誠に申し訳ありません」

そこで、人見が岩谷を連れて入りました。

「一言お詫びをさせていただきたいと思いまして」

「部長、謝罪なら私が」

「清川が驚かせてしまって申し訳ありません。その点に関して、お詫びさあせていただきます。あれが本来の彼なんです。理解してやっていただけないでしょうか。これを見てください、清川がこれまでに作成した勝文堂さんに関する報告書です。どうすれば、勝文堂さんの要望にお応えできるのか普段から考えているんです。清川以上に勝文堂さんを理解している社員はいません。それでも彼がイヤというなら担当を代えさせていただきます」

「いやというか」

「私は知った時は驚きました。正直嫌悪感すら覚えました。しかし、それは知らないことへの偏見でした。どうか少しでもいい、彼に歩み寄っていただけないでしょうか?ご検討宜しくお願い致します。」

岩谷部長の意識改革に微笑む人見と胸がいっぱいになる、清川。

「部長どうして」

「お前のパフォーマンスを見て思い知ったんだ。俺自身も自分らしさをなくしていることに。いつの間にか日々の数字と社長や役員たちのことばかり考えて仕事をしていたらしい。部長になったら社員が楽しくできる環境をつくりたい。そう思って歯を食いしばってここまで来たのにな」

「楽しそうに働く清川さんのこと羨ましく見てましたよね。バレバレでしたよ」

「はぁ何を言ってるんだ」

「清川、お前はそのままでいい。変わるべきなのは私達だ。」

「あ0でも、全部変えるのは違うと思うんすよ。岩谷部長のやりかた大事なこともあると思うんすよね」

一方で、堀愛美(松本まりか)も岩谷への偏見を持っていた事を改めました。

「それなのに私は岩谷部長が変わるわけないと決めつけ、岩谷部長の全てを否定し、排除しようとした。申し訳ありません。清川さんの為に頭を下げる岩谷部長を見て分かったんですす。排除するんじゃなくて知ろうとしてちゃんと知って理解して認め合って助け合って、力を合わせてそれができたらきっと…!これからもよろしくお願いします。」

清川は無事、岩谷に個性の一つを理解してもらい、解雇にならずに済みました。

第一営業部の求人広告には、ドラヴァクイーン姿の清川の画像が宣材写真に使われています。

「大丈夫そうすね、皆さんなら。行きましょう」

第一営業部は採用率が増え、岩谷部長がBC営業部の件も巻き返しています。

「あの、最近色々言いすぎて済みませんでした。私h堀さんのやり方は好きじゃないですけどね」

堀と真奈美もそれぞれに意見の価値観が違いつつも、和解しました。

清川が気に入らない小笠原社長。

「なんだありゃ。岩谷に注意するように言っておいてくれ」

「営業第一部の清川くんですよ。彼が表出ることで多様性を尊重する企業だと世間の評判も良く、会社の業績が上がっていますから。少し様子を見てもいいんじゃないですか」

「最近、おかしくなってるな」

小笠原の理解はまだまだですが、第一営業部の意識改革は着実に進み、社内に笑顔が戻りました。

(ジェンダーに関係なく活躍できる環境を作る、多様性を尊重することでイノベーションは起きる)

多様性と団結力を意識した、スローガンになり、岩谷部長も清川含めた社員達も働きやすくなりました。

人事の人見4話感想・みどころ

未だ、根性論と同調圧力が残る、日の出鉛筆の第一営業部。

ドラヴァクイーンという個性を持つ、清川は有能な社員として期待されているだけに、彼の多様性の一つへの理解は厳しかったですね。

人見の持ち前の順応性と明るさは、第一営業部の堅物だった、岩谷部長の心も変え、働き方改革が前進して良かったです。

取引先の勝文堂の山岸も、清川のドラヴァクイーン姿に「あっち系」という、LGBTQへの差別を仄めかす言葉を使ってて、多様性の理解への乏しさを感じるところもありました。

しかし、ありのままの清川を人事部と営業部のみんなに知ってもらうことを利用した人見の作戦は大成功しましたね。

全力で自分を表現する清川をかっこいいという人見は相手のプラスなところを見つけるのが最大の長所であり、彼の魅力と言えます。

まだまだ小笠原社長は前時代的感覚ですが、彼にも人見の動向で、人の尊厳を大切にできるようになってほしいと願います。

 

 

 

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