波うららかにめおと日和8話あらすじネタバレ
夫婦で初めて、正月を迎えた、瀧昌(本田響矢)となつ美(芳根京子)。
結婚指輪完成まで1カ月かかるので。半年後に2人で指輪を買いに行くことを心待ちにしています。
それからほどなくして、瀧昌は出立し、早く1ヶ月。
なつ美は寒さのなか、いつも通り支度を整え、こたつに入りました。
「おこたおこた、あーこたつあったかーい」
寂しさを紛らわせるために、なつ美は旦那の浴衣を着て寝ていました。
「そんなこと書いたらはしたないって思われる」
なつ美は瀧昌にどんな内容の手紙を書けばいいか思案したり、郁子(和久井映見)と化粧を楽しんで平和に過ごしていました。
「せっかく読んでもらうなら読んでいて楽しいお話を描きたいなって。いつもは季節の花とか本当に他愛のないことばかり書いていまして。」
「素敵じゃないの」
「せっかく読んでもらうならドキドキとかワクワクとか」
「郁子さんはいつもどんな手紙を書くんですか?」
「邦光さんは筆豆だから返事を書くだけで手紙が埋まるわね」
「いいなぁー瀧昌様は三行しか。3行も書いてくれます」
「三行でしかでいいわよ」
「じゃあ瀧君をドキドキさせることを書いてみたら?」
なつ美はふと、裁縫をしていた時、手先の器用さを褒められたことを思い出しました。
「お裁縫は子供の頃から好きだったんです。こうやって一針一針丁寧に縫ってると、心が落ち着くような気がして」
「うん」
「いや、恥ずかしいです」
「いいじゃない」
「瀧昌様が安心して留守を任せられる内容がいいなとは思っていて」
「なるほど」
「新妻の心得はご近所づきあいをしっかりすつこよ、、夫の趣味を理解する事、舅、姑や同居の兄弟の面倒をよく見ること。…あたりが基本かな」
「夫の趣味」
「でもそんなことしなくても」
「ありました。瀧昌様のお相手をできるように、将棋を勉強するのはいかがでしょうか」
「なつ美ちゃんを見ていると昔の自分を思い出すわ。昔は花嫁修業から逃げててね。火事が苦手だったの。結婚して邦光さんがだめならなにがなんでも自分でするんだって決めて。でも無理してたのが顔に出てて、ある日言われたの。君にお世話させるために結婚したんじゃない。君の好きな事をして楽しんでる姿を一番近くで見たいんだ」
「今思い出してもドキドキしちゃいます」
「私もドキドキしたいと思います」
「瀧君も同じなんじゃないかな。なつ美ちゃんが笑って過ごせてるかどうかを一番知りたいと思うの。将棋もいい案だと思うのよね。それでついでというかずっと前からというかなつ美ちゃんと一緒にしたいことがあったの。瀧君にお嫁さんが出来たら一緒にお化粧をするのが夢だったの!化粧、興味ある?」
郁子は化粧品を持ってきました。
「お化粧品だ」
「あります。とっても」
「まずは化粧水ね。しっかり揉み込んでね。これを塗っていくと肌が引き締まるのよ。次は粉白粉ね」
「女学校の時は、水おしろいだったので、粉白粉は初めてです。頬紅だ」
「気に入ったのを付けてみましょう。口紅は二色の色分けをしましょう。自然で綺麗に発色するのよ。くるんとする?」
「くるんは大丈夫です」
なつ美はビューラーも奨められ、痛そうなので断りました。
瀧昌に各手紙に、化粧と将棋のことを書こうとしたなつ美。
「今日は充実した1日になったな。早速手紙に」
郁子と新しいことに挑戦したから楽しみに待っているよう、書き綴ったのでした。
瀧昌はなつ美の絵を見て、何の絵かと違和感を抱きました。
「これなにかの動物じゃないですかね」
「それは違う。なにかに挑戦したって書いてあったからな」
「では裁縫で何かを作られたということではないでしょうか。中尉の奥様は裁縫が得意ですよね。」
「何故知ってる?」
「脇腹のほつれ直したの奥様ですよね?まったく目立たないように直してあって、正直感動しました。私の母も姉もこんなふうに綺麗には治せません。ここ奥様が縫われましたね」
「これやる。余った分仲間に分けろ」
「おお、煙草、有難う御座います。おお、たばこたばこたばこ」
市原になつ美の裁縫上手を言われた瀧昌は、彼に煙草を沢山あげました。
その後、テーブルを見た瀧昌は、なつ美の父、篤三から手紙が届いたのに気付きました。
数週間後、帰宅する、瀧昌の為に夕食を準備したなつ美。
しかし、瀧昌はなつ美の父、咳や篤三(高橋努)と、なつ美の幼馴染の瀬田(小宮璃央)と食事をしていました。
「今日私と会うことはなつ美には」
「伝えてません」
「そんなに硬くならず、せっかく会えたんだ。楽しく飲もうじゃないか。本当はなつ美の結婚式で酒を酌み交わせると思ったんだが」
「その節は失礼致しました」
「おおびっくりした」
「仕事なんだから気にしないで。海軍は最近忙しいのかい」
「軍のことは…えっと例年通りです」
篤三から海運について質問されるものの守秘義務で言うことができない、瀧昌。
「それは大変だ。軍人というのはずっと忙しいんだね」
「いえ、仕事ですので」
「ソーセージもお持ちしました。取り皿お持ちしました」
「それなら私が」
気を遣う瀧昌と深見にゆっくりするよう、促す篤三。
「2人共座って飲みなさい。そういえば準太郎は徴兵検査、甲種合格だったな。」
「はい。来年の入営は避けられましたが」
「もし上海に行ったらって心配してたんだよ。水平は亡くなったたんでしょ」
「軍のことは身内には話せません」
「世間話のつもりだったんだけど。もしかして警戒されてる?」
瀬田は海軍のことを篤三があらかじめ聞こうとしていることを思い返します。
「今日はどうして江端さんと」
「海軍の情報を聞き出したいから」
「仕事のことを言わないとなつ美は困るんじゃないのか」
「少しずつ理解してもらって。」
「理解ね」
「間借りしている柴原さんの家には時々、様子を見るように頼んでますし、金銭的なことに不自由ないように渡してあります。なるべく苦労はかけないよう心がけております」
「こないだお邪魔した時の仲良かった」
「夫婦円満って言っていいのかな…。両親が亡くなってから家族が縁遠いと思っていました。それで一向にかまわないと思っていました。継がなきゃいけない家もないし、伴侶も子供もにも興味なかった。仕事に一生捧げられれば満足だと。なつ美さんと一緒になって向かい合って、食事をして、並んで眠って他愛の会話をして、ただそれだけのことをして満たされるのを夫婦円満というのならそれはなつ美さんのおかげです。あっ…済みません、自分のばかり」
「君はそんなにもあの子のことを思って…結婚式をすっぽかした時はとんでもない奴だと、仕事に利用しようと思っていた。私が完全に間違っていた。息子よ、今日は飲み明かそう。君がそんなにいい奴だとは。柴原さんじゃないけど、瀧と呼ぼう…瀧」
なつ美のことをとても大切に思ってくれる瀧昌の優しさに酒の勢いもあって涙する、篤三。
彼は、面と向かって話をして、瀧昌を認めたのでした。
店を出た後、瀬田は意味深に言います。
「俺、奥さんのことが好きでした。子供の頃の初恋から始まっていつの間にか10年経っていました。でももうやめます。江端さんといるなつ美みたら俺の入る隙なんかないです。」
「あの」
「惨めになりますから。あー言ったらすっきりした。江端さん、彼女のこと宜しくお願いします」
ようやく帰宅した瀧昌がお酒を飲んでいることが分かり、なつ美は複雑な気持ちになります。
「お帰りなさい、カレイの煮つけ」
「ごめんなさい。明日の朝、食べます。済みません、連絡しなくて」
「お酒飲まれたんですね?誰と飲まれたんですか?」
「同期と」
瀧昌に篤三は口止めしていました。
「俺と飲んだことは、なつ美には内緒だぞ。父の威厳が保たれない」
なつ美は誰とどこで瀧昌が飲んできたのか少し心がざわつくのでした。
なつ美の姉、はる江(森カンナ)と、あき奈(咲妃みゆ)、妹のふゆ子(小川彩)は、心配して江端家を訪ねました。
瀧昌の浮気を疑う姉2人は、なつ美を気遣って、襖を閉めます。
「絶対に女ね」
「なつ美に聞こえちゃうでしょ」
「なっちゃんの話聞いたらそうとしか思えないじゃない」
「私だってそう思ったわよ。でもはっきり言ったらなつ美がもっと落ち込むじゃない」
「初恋だって聞いて安心してたのに」
そこへふゆ子が割り込んできます。
「なっちゃんがどうしたの?」
「なっちゃんが旦那さんと仲良くなるにはどうしたらいいかって話していたのよ」
「そうだ化粧するのはどうかしら」
「夫婦というのはだんだん新鮮さを失うものじゃない。だから…」
「化粧していつもとは違う自分を見せるのもいいじゃない。それでたまには女性の方から積極的に…」
すつと、はる江はわざと咳払いをしてあき奈の発言を止めました。
未成年のふゆ子が聞いているからです。
無垢で優しい妹のふゆ子も大人の事情が分からず提案します。
「動物園はどう?」
「それはふゆちゃんが行きたいところでしょ」
「確かに一理あるかもしれない。いつもと違う場所で、いつもと違う化粧と服装を来て会ったら新鮮じゃない?」
ふと、なつ美は瀧昌の職場見学の封筒が届きました。
一方で、芙美子は、父親が縁談を勧めると手紙が届いていました。
「父が縁談を進める…明後日、予定」
「芙美子あなたは強い子だもの、その着物が似合う女性にきっとなれるわ。そのヤマユリのように1人で立てる女性に」
「お母様」
芙美子は夢から覚めました。
芙美子は、母の着物を着て、叔母の百合子(筒井真理子)と会いました。
「叔母様、、本日はお世話になります」
「芙美子さん、それ百合じゃないの?夏の花よ。今日は何の日か分かってるの?」
「はい。お見合いです」
「振袖はどうしたの?もうしょうがないわね。受け答えはちゃんとするのよ。うちの娘には勿体ないと思っていたから」
なんとその縁談相手は、深見でした。
仲人は柴原で、深見には母親の光子が同席しました。
「本日は、私のみで申し訳ありません。夫は言えのことは全て私に任せきりでして。」
「この子の父親も似たようなものです。本来なら、母親が同席するところですが」
「初めましてと言いたいところですが、実は芙美子さんとは、同期とその奥様経由で顔見知りでして」
「どなたかしら?」
「江端です」
「なつ美さんね」
「なので芙美子さんとは本音で話をしたいと思っております。宜しくお願いします。芙美子さん」
「まぁそう言っていただけたら助かるわ。この子ったら緊張しておりますから」と百合子。
「そういえば深見は艦では将棋をよく見かけるな」
「将棋もチェスも少々、ポーカーもやっています。今の艦では禁止ですが」
「あれはいかん。賭け事があるから」
「芙美子ちゃんは休みの日は何をやっていらっしゃるの?」と、光子。
「最近はレース編み。複雑なものだとつい時間を忘れて没頭してしまいます」
「洋書にご興味は?」
「日本文学が好きですね」
「でもタイピストには英文を扱う方もいると」
「わたしは和文が中心ですので」
「嬉しいわこんなに話が盛り上がるなんて。念のために確認なのだけれど芙美子さん、婚約となれば仕事を辞めて下さるんですよね。夫もそのことを気にしていますので」と深見の母、光子。
「母さん、今ここでするのは、すぐに答えが出る話じゃないから、この場で聞くのは控えようって言っただろ」
「あら重要なことじゃない」
「それは…そうですね」
「あら良かったわ」
そして、なつ美は瀧昌の仕事場を見学することにしますが、船酔いするなつ美は救護室にいました。
なんと、瀧昌が赤い着物を着た他の女性と話している様子を見て思わず小さな嫉妬する、なつ美。
その頃、なつ美は二頭中兵の市原と会いました。
「中尉と結婚して下さり有難う御座います。仕事ばかりの人間で、春あたりから丸くなってきて仕事以外の話もするようになって奥様の影響かなと。今仰ったことは中尉には内緒でお願いします。怒られるので」
「なつ美さん」
「あの瀧昌様、先程お話しされていた方って」
「先程」
「あのここの窓から見えたんですが赤いお着物の」
「あー友人ですね一応」
「別に隠さなくてもいいんですよ」
「本人が言うなと」
お見合い中の芙美子。
「あ、芙美子さんお疲れ様です。良かったらここで一緒にさぼりませんか?付添人同士で盛り上がっていたので抜け出してきちゃいました。あの、今回は急に話を進めてしまって、済みません。父が僕達の事を知って電光石火の速さで口を挟む隙もなく」
「いただいた電報で心構えはできましたので大丈夫です」
「でも意外でしたよー芙美子さんが円滑に話を進めるなんて。芙美子さんとの舌戦を披露したらこの縁談がどうなるか興味あったのにな」
「いい性格してますよね」
「お褒めに預かり光栄です。おかげで順調に縁談が進みそうなので。これで遠慮なく芙美子さんに会えますね」
「それは船乗りの口説き文句としては不適切では?船乗りは1年の半分以上は、船の上でしょ」
「確かに。それでこそいつもの芙美子さんです。そうだ、芙美子さんの仕事のことですが後で僕が両親を説得しておきます。辞めたくないでしょ」
「深見さん」
「私のとってあなたの優しさは赤子のおくるみのようです。温かくてやわらかくて甘ったるくて気を抜くと寄りかかりたくなる」
その頃のなつ美は船酔いしたことで、瀧昌に迷惑をかけてしまったことを申し訳なく思っていました。
また、瀧昌が船上で話していた女性が気がかりです。
「私、何をしにきたのでしょうか。せっかく瀧昌様の船に来たのに」
「ここはガンルームといって食事や休憩をとる場所です。よく深見と話をします。俺はなつ美さんが来てくれて嬉しいです。普段見慣れている風景のはずなのになつ美さんがいるだけで新鮮と言いますか。なつ美さんもしかしてまた体調が悪くなりました?」
瀧昌は、なつ美にキスをしようと思いつつも、上官が。
「江端、この資料確認してくれ。奥さん、ちょっと江端をお借りしてもよろしいですか?」
「あ、はい」
なつ美は瀧昌の職場でキスしようとしたことが恥ずかしくて慌てました。
「なつ美さん大丈夫ですか?ちゃんと休んでください。俺は水のお代わりを持ってきます」
芙美子は、結婚した後の仕事のことを深見に伝えました。
「お父様にお伝えください。結婚となれば仕事はやめます。片手間にタイピストが出来るほど嫁としての仕事は甘くないのは分かっていますから。でも、社会経験や知識は色々と応用できますので、むげに扱うのはお家の損ですよと。私は先に戻っています」
「ヤマユリか…よくお似合いで」
その頃、なつ美は、女性の正体がおはぎを届けに来た、瀧昌の親友で、自身もよく知る、坂井義治(戸塚純貴)だと知りました。
「瀧?」
「お前、義治か?」
「いやん、今日はよし子よ。おはぎを納品しにきたの」
芙美子は、叔母の百合子から、深見と結婚するように言われていました。
「今回の縁談、断っちゃだめよ」
「あの女ったらし」
深見も弟からいつもと違い、上機嫌なことを指摘されました。
「兄さんいつもお見合いの時は機嫌悪いじゃん」
「まいったな江端のこと馬鹿にできないな」
その日の夜の瀧昌となつ美。
「今日は驚く事ばかりというか予想外で。坂井さん私よりお化粧上手だと思います。」
「え?」
「気が付きませんでしたか。今日、私もお化粧していたんですよ」
「それでいつもと雰囲気が違うなと思ってたですよ。間違ってた羅いけないと思って」
「前にお手紙に書いた挑戦したことの一つです。郁子さんにお化粧を教えてもらって」
「じゃあ、あの絵は…これはなんの絵ですか?」
「え?わかりませんか?」
手紙にあるなつ美の絵が何を描いたか指摘する、瀧昌。
「たぬき!え…え…豚」
「猫です」
「え?!全然わからない」
「ここが耳でここが尻尾で。瀧昌様にも見てもらいたかったんですよ。そこの御寺の境内に可愛い三毛猫がいて」
「うん」
「あの瀧昌様お願いがあるのですが」
「はい、なんでしょう」
「その…その、うん…他の女性には言わないで。お願いです」
「ん…」
「有難う御座います」
「は、可愛い…いやいやそうじゃなくて、うんを他の女性には言わないでってどういう意味だ。そもそもなつ美さん以外の女性と話すことはありませんよ」
「良かった。私は瀧昌様のうんを聞ける唯一の女ですね」
「猫か…」
瀧昌はなつ美のしおらしくも可愛い一面にまた、頬が赤くなるのでした。
波うららかにめおと日和8話感想・みどころ
もう今日もなつ美と瀧昌は可愛すぎますよ。
なつ美の反応がとても初々しくて、初心で、一途で優しい女性のおしとやかさが伝わりました。
瀧昌は口数が少なく、誤解を招きやすいですが、とても大らかに、なつ美を見守っていて、この夫婦、最高ですよ。
なつ美の家族も暖炉のように、温かく包み込むところが今日も家族愛を感じました。
姉のあき奈とはる江は過保護ですが、優しすぎるなつ美が家庭で不自由な思いをしていないか心配する面は、姉妹ならではの特別な絆を感じました。
私は一人っ子なので、なつ美が羨ましいです。
なつ美の父はやっぱりなつ美の父だなと思うところがありました。
瀧昌と酒の席で、娘がどんな夫婦生活を送っているのか心配性で、なつ美と同じく、感激屋で人の良さがそっくりですね。
愛情たっぷりの家族に恵まれながらも、海軍の妻としての意識を高める、なつ美と、妻一筋で、なつ美を通して家族をより深く知った瀧昌の背中を追いかけたい8話でした。