大恋愛〜僕を忘れる君と 第1話
放送日:2018年10月
TBS金曜ドラマ
大恋愛〜僕を忘れる君と 第1話のあらすじ
レディースクリニックに医師として勤める北澤尚は、婚約者・井原侑一との結婚を1ヶ月後に控えていた。
侑一と暮らす新居への引越しの日、引越し屋のアルバイトをする不思議な男・間宮真司と出会う。
ひょんなことから一緒に食事をすることになった2人。
真司との食事が楽しかった尚は、積極的に真司を食事に誘った。
真司と再会した尚は、真司が大好きな小説の作者だと聞き、さらにどんどん真司に惹かれていく。
しかし、尚には少しずつ異変が起きていた。
大恋愛〜僕を忘れる君と 第1話の感想
運命の出会い
2013年5月。
尚は何かに追われるように急いでいるのが観ていても伝わってきます。
尚がどんな病になるか知っていただけに、侑一がアルツハイマー病トランスレーショナル研究室に所属していると知った時には、何の因果なのかと思ってしまいました。
時は遡り、2013年2月。
4ヶ月後には結婚だなんて、尚と侑一すごいスピード婚です。
お互いにメリットしかない結婚なので断る理由はなかったのでしょう。
2013年4月。
尚は自分が健康である証拠となる血液検査の結果を持って、ワシントンの侑一の元を訪れました。
侑一もまた血液検査の結果を持っていました。
お互い特にそれを求めていなかったのに準備万端だったのはただ単に似ているだけではなく、医者だからなのでしょう。
侑一との新婚生活に向けて、奈央の引越しが始まり、真司と出会います。
引越し荷物にあった「砂にまみれたアンジェリカ」を手に取った真司はとても嬉しそうでした。
「砂にまみれたアンジェリカ」の帯の裏には男性…。
作者は真司でした。
「砂にまみれたアンジェリカ」は尚のお気に入りのはずですが、帯の写真まではじっくり見たことがなかったのでしょう。
その証拠に真司には気づきませんでしたが、これはまさしく運命の出会いです。
引越しが終わり、台所に戻ると、真司は黒酢はちみつドリンクを飲んでいましたね。
あれは驚きの一瞬です。
まさかそこに居るとは思わないし、黒酢はちみつドリンクを飲んでいたので、台所に大量にある尚の黒酢はちみつドリンクが盗まれてしまったのかもと思ってしまうのは当然です。
この黒酢はちみつドリンクは、今回だけに限らずこれからも大きなキーワードになるのではないかと思っています。
そんな黒酢はちみつドリンクが毎日のように尚の元に届けられました。
尚は頼んだことを覚えていません。
クリニックの患者さんの名前も忘れていました。
もう既に異変が始まっていたんですね。
恋の始まり
尚の書籍に天井から水漏れが発生!
段ボールを取りに来た真司に助けてもらうことができました。
そのお礼にと強引に真司を食事に誘ったのは大正解です。
居酒屋の店員同士の会話をアテレコする真司との食事が楽しく、尚は積極的に真司を食事に誘います。
尚の性格が功を奏したと感じました。
しつこいぐらいに誘わなければ、真司が「砂にまみれたアンジェリカ」の作者だと知ることはなかったでしょう。
真司が「砂にまみれたアンジェリカ」の作者だと知り、嬉しくてたまらない様子の尚でしたが、尚は出会う前から真司に惚れていたのだと思います。
しかし、奈央には侑一という婚約者がいて、これまで思い入れある恋愛をしてこなかっただけに、どうしていいのかわからず悩むのももっともなこと。
気持ち云々に関わらず、侑一との結婚という快速特急を降り、真司を選んだら砂漠を歩くという表現はとてもわかりやすいと感じました。
だけど、尚は覚悟が決まっているのがとても伝わってきました。
尚、若年性アルツハイマー病の疑い
尚にとっては初めての焦がれるような恋。
自分らしくないと、尚自身も思っていますが、初めてアップルパイを食べる真司を見てとても幸せそうな笑顔を浮かべる様子に、本当に真司に惚れていることが伝わってきました。
そして、ここでまた尚に異変が起こります。
どこにいるのかわからなくなったのか、急いで真司の元に戻ろうとしたのでしょう。
事故に遭った尚を見たときはハラハラしましたが、打撲はあるものの、歩いて帰れるほどの軽傷に安堵しました。
ただ、奈央はすぐには真司のことを思い出さなかったので、思い出せなくなってしまったのかと思いましたが、かばんの中の黒酢はちみつドリンクを見て、真司の元に走り出し、やはり真司に会いたくて仕方なかったのだと感じました。
尚と入れ替わりに侑一が病院を訪れましたが、尚の脳の画像を見てくれて本当に良かったと思いました。
ただ、婚約者の尚が若年性アルツハイマー病の疑いがあることがわかりとても複雑な気持ちになっているに違いありません。
大恋愛〜僕を忘れる君と 第2話の期待や予想
快速特急という言葉が何度も出てきましたが、尚と真司の恋愛は超特急大恋愛だと感じます。
尚が若年性アルツハイマー病の疑いがあると侑一が知り、ここからさらに尚はスピードアップしていくことでしょう。
心の底から愛せる真司と出会えたのに、これからは少しずつ真司を忘れていくだけなのかと思うととても切ないものです。
どうかゆっくり愛を育んで欲しいと願うばかりです。
次回、侑一はどんなタイミングで病のことを尚に話すのか。それを知った尚自身も、そして真司、侑一、母・はどうなるのか。
胸が痛くなる回となりそうです。