Destiny2話あらすじネタバレ
「横浜地検」中央支部の検事、西村奏(石原さとみ)が担当している違法薬物売買事件の被疑者が、大物政治家の次男ということが判明しました。
にわかに世間の注目を集めることになります。
すぐにでも起訴に持ち込まなければいけない事件ですが、被疑者は逮捕当時、薬物を所持しておらず、犯行も否認しています。
共犯者の供述がとれていない状況の奏。
「キャリア6年半の検事が、裁判がもつと思っているのか」と支部長、大畑節子(高畑淳子)から叱責を受けました。
「本人の発言に矛盾が多く、被疑者が利用していたバーで売買も…。」
「自供をとるかもっと手厚い証拠揃えるか素人じゃないんだから…西村奏はできると聞いていたけど、この程度なわけね。」
是が非でも起訴に持ち込まなければいけない事件でした。
悔しさと焦りから帰宅後も、事件で頭がいっぱいの奏。
「自供…証拠、証拠か…」
パソコンで被疑者が行った売買取引をしていると思われるバーを検索する、奏。
被疑者のSNSから有力な手掛かりを探していました。
重要参考人の川越拓海はそのバーに行ったことはないと言っていました。
すると、帰宅した恋人、奥田貴志(勝村政信)から、心配されます。
「仕事、大丈夫?あんまり無理しないでよ。ここ、しわ寄っているよ。」
「あっ…!」
「そろそろ結婚しない?」切り出されます。
まるで朝の挨拶や寝る前の挨拶のようにプロポーズをして就寝する、貴志。
突然のプロポーズに思わず呆然とする奏ですが、貴志と出会った日のことを思い出しました。
その頃、真樹は病院で目が覚め、会話も通常にでき、意識が戻りました。
長野の大自然の中で、初めてできた仲間である真樹を含めた友人達と青春を謳歌し、初めて恋を知った大学時代。
カオリ(田中みな実)の死により、当時の恋人、野木真樹(亀梨和也)との間に溝ができました。
心が死んだような日常を過ごしていた奏は、ロースクールの受験にも失敗し、ストレスから倒れてしまいました。
そんな奏を助けたのは、大学病院勤務の研修医だった、貴志でした。
「大丈夫ですか?ただのお湯ですけど、ゆっくりでいいんで…」
真樹は奏を研究室のソファーに寝かせ、おさ湯を飲ませました。
「美味しい…」
それは「魔法のお湯」だった。
彼は私に生きる気力を取り戻させてくれた…奏は心からそう思ったのでした。
改めて大学の図書館で、奏は真樹に礼を告げました。
真樹は度々、奏が大学生時代は気にかけてくれて、検事の司法試験に受かってからも偶然、再会しました。
1年後に交際し始めたものの、互いに仕事が忙しく、デートがなかなかできない日々。
現在は同棲していますが、プロポーズになかなか答えられない状況なのでした。
「久しぶり、元気?カオリの13回忌、来るよね?」
森知美(宮澤エマ)からのメールに返答するものの、結局は奏は仕事になりました。
新幹線に乗り、夜には駆け付けるつもりでした。
その頃、知美は一人息子と夫である、梅田裕希(矢本悠真)とカオリの13回忌に出かける服装の準備をしていました。
奏は、「ラビランス」というバーを知っているか、被疑者の田川という男に聴取中。
「あなたは3年前、ラビランスで働かれていましたよね?今のお店はリニューアルオープン。中村栄一さんをご存じですよね?」
「はい、お店の常連さんです。中村さんのSNSでは、被疑者の川越拓海さんとあなたが写っていますね。なぜ、このことを隠していたのですか?田川さん嘘をつくのは構いませんが、今のままだと、違法薬物の取引をしていた。違法薬物の取引の手助けをしていた…それでもかまわないということでしょうか?」
その頃、カオリの13回忌が終わり、知美と梅田、彼らの一人息子はカオリの両親に挨拶しました。
「カオリの為に来てくれてありがとうございました。時々はカオリのことを思い出してやってくださいね。」
「カオリの分まで幸せになってください。」
「また来ますね。」
「カオリの分まで幸せか…」
「ねぇ、早く鉄道博物館行こうよ!」
「あいつ、単純だよなぁ。でもあいつがいることが幸せかもな。」
知美と佑希は、一人息子がいることが幸せだと実感していました。
2人はカオリが好きだったクリームソーダを飲むことに。
奏は14回忌に間に合わず、久々に大学へ。
青春時代を謳歌し、カオリの性格に面倒なところはあるものの、無邪気で子供っぽいけど、カオリがみんな大好きだったことを思い出しました。
真樹と信号で再会した時、「俺がカオリを…!」と発言し、車の雑音で消えかけた事にモヤモヤする、奏。
その真樹はというと、治療費を封筒に包んで病院から失踪。
貴志と同僚の医師は、真樹の脳のレントゲンに怪しい部分があることを不安視していました。
そして、大学の講義室にて、先に着いていた奏と真樹は再会しました。
「奏の13回忌だって知っていたの?真樹、カオリの13回忌に。」
「奏…会いたかった。」
「なにそれ…何今頃。今頃何言っているの?い、今までどこにいたの?どこで何してたの?真樹…!」
「奏…検事になったの?」
「えっ…」
「そのバッチ」
「そうだよ、なったよ」
「すごいな、頑張ったんだな。」
「そうだよ、頑張ったよ。もう死んじゃいたいって本気で思ったし、もう誰も信じられないと思った。私が…私達がカオリのこと乗り越える野どれだけ大変だったか。なんで黙っていなくなったりしたの?なんで何も言わずに…ひどいよ!今更…会いたかったなんて言わないでよ。」
「ごめん」
奏は混乱し、泣き出してしまいました。
「待って…あの時、カオリと何があったの?どうしてカオリと…」
「奏は凄い…ホント、凄いと思う。」
ようやく帰宅し、貴志が先に寝ていることにホッと胸をなでおろす奏。
「こんな気持ちで貴志に会いたくなかった…」
その後、知美に、奏は連絡します。
真樹と大学で会ったこと、カオリの13回忌にもかかわらず、何をしているか分からない真樹に苛立つ、知美。
その後、起きた貴志から声を掛けられた、奏。
「仕事の休み、今度いつ?その時に奏のお母さんに会いに行こうか。」
「うん…そうだね。」
その頃、知美と梅田も、真樹の不審な様子が気になっていました。
翌朝。
奏は被疑者の供述が覆り、裁判に持ち込めない事態が発生しました。
川越拓海の弁護士は野木浩一郎(仲村トオル)に変わりました。
なんとそれは、真樹の父でした。
浩一郎は息子の真樹を不当逮捕をしていると記者たちの前でインタビューを受けていました。
川越拓海は処分不良で釈放され、不起訴が決定しました。
その頃、真樹は父親を訪ねていました。
「あなたにお聞きしたい事があります。」
「なんだいきなり」
「時間もらえますか?」
「わかった、向こうへ行こう。今までどこで何をしていた。家族が心配していること考えたことないのか?真樹…」
「子供みたいなこと言わないで下さい。20年前環境エネルギー汚職事件で逮捕で、辻英介は、自殺した。」
「そんな話をするために俺に会いに来たのか。10年以上、音信不通にした挙句、これか。お前に話すことは何もないよ。なぜそうやって失望させるようなことばかりする。ちゃんと食えているのか、ちゃんと暮らして…」
「話反らすなよ。俺は事実が知りたいだけだ。」
「お前、誰かに頼まれたのか?」
大量の札束を投げ捨てるように渡して去ろうとする、浩一郎。
「あんたが殺したんじゃないんですか!辻英介を…だからあの事故が…俺は、俺はカオリを…!」
そこへ奏が偶然、真樹と浩一郎が揉めているところに出くわしてしまいました。
奏は父、英介のことが話題になっていて、ショックを受けるのでした。
disteny2話感想・みどころ
仕事でもうまくいかず、恋人の貴志との明るい未来も考える余裕がない程、真樹とカオリの件や、愛情を注いでくれた父、英介の過去で頭がいっぱいの、奏。
真樹がカオリと車に乗り、カオリから聞いた英介の壮絶な死の真相…。
「奏のパパは…!」
「言うな!」
真樹に好意を寄せていて、心の満たされなさと、奏への嫉妬、英介の事実を知るカオリの暴走が走馬灯のように蘇りますよね。
真樹の父、浩一郎が英介をもしかしたら死に追いやった可能性が高いと思いました。
浩一郎のふてぶてしい態度も、辻英介という奏の父の名前を聞いただけで話をそらそうとするあたり、浩一郎の動向が気になりました。
奏と真樹が大学で再会した際、カオリのことに触れた真樹はまた曖昧に笑って去っていきましたね。
知美も奏と真樹のことを心配している様子が頼もしいですね。
知美からしたら、恋人の貴志がいても、真樹のことがまだ「好き」な奏がいることが分かっているので、真樹と絶対に会ってはダメと釘を刺したのも共感できます。
知美の夫、梅田祐希も、真樹のことで何か隠している表情を見せたので、彼と真樹の過去も今後明らかになってほしいです。
真樹と浩一郎の口から語られる父の真相の断片に、奏が振り回されていく今後に注目したい2話でした。