グレイト・ギフト6話あらすじネタバレ
腐った医療界を浄化すべく、明鏡医科大学付属病院の病理医、藤巻達臣(反町隆史)に培養させた殺人球菌「ギフト」を悪用し、邪魔者の命を奪い続ける、新理事長、白鳥稔(佐々木蔵之介)。
心臓外科医の郡司博光(津田健次郎)の裏切り計画も全て思通しだった白鳥は、そこに関わった事務長、本坊巧(筒井道隆)と会員制ラウンジのオーナー、安曇杏梨(倉科カナ)、そして、藤巻と共闘関係にある検査技師、久留米穂希(波留)も制圧しました。
「ここから、ギフトの新たなステージが始まります。」
「久留米さん最初から白鳥理事長とグルだったんですか?」
「それは大きな思い違いです。」
医学系大学連合会議の議長選で勝つための裏金を作るべく、杏梨が持つ闇ルートでギフトを売り捌くと宣言しました。
さらに、藤巻の忠誠心を疑い始めた白鳥は、妻、藤巻麻帆(明日海りお)をギフトの標的にすると脅迫してきました。
「あなたの大切な方にギフトを贈らせていただきます。」
「もう、麻帆のことどうでもいいんですよ。これまで僕がやってきたことはなんだったんですかね。もう人質はいません…これからは自らの意志でギフトを作ります。ただし、お金を下さい。今までの人生が馬鹿らしくなるような法外な金を…!」
悪事に加担してまでも必死に守ろうとしてきた麻帆に裏切られ、離婚まで切り出された藤巻は最早、怯みません。
「良いでしょう。医学系大連合会議議長選にて、票集めの金を集めます。あなたにその一部をあげましょう。」
「いつ何時も白鳥に忠誠を誓う」と口々に言う、郡司、杏梨、本坊。
しかし、久留米だけは、「私は藤巻先生に従います。」
「ギフトの力でこの医療界を変えていきましょう!」
白鳥は表向きの清廉潔白な医師の「白衣」を身に着けるのでした。
麻帆が退院となり、藤巻の一人娘、あかり(藤野涼子)も付き添いました。
病院を出る直前、神林の中学生の娘、琴葉(中島瑠菜)に声を掛けられ、花束をもらった、麻帆。
「退院おめでとう御座います。」
「ありがとう。琴葉ちゃんももうすぐだからね。」
琴葉を子を持つ母として応援する、麻帆。
「生きて出られた。」
「退院、おめでとう。」
「有難う。」
離婚届にサインした藤巻は、正式に麻帆との縁を切りました。
その頃、郡司が鶴見のことを本当に愛していたことを知った、白鳥。
藤巻は大金を手に入れて好きに生きることにしたと、久留米に伝えました。
「別の方法で白鳥に監視されている場合があります。白鳥理事長とは別の方法で闘うつもりです。」
「やはり、奥様を白鳥理事長から守る為ですね。」
「家族ですから。これで白鳥理事長から麻帆を安全に守れます。」
人が変わったように大胆不敵な振る舞いを見せる藤巻に、戸惑いを隠せない久留米。
屋上に移動した藤巻と久留米。
そんななか、「全てを終わらせる」と決意した藤巻に強力な味方が現れました。
ギフトによる、連続不審死を操作する警視庁の元刑事、神林育人(尾上松也)です。
「今まで、看護師の鶴下さんを含め、11人白鳥理事長のせいで亡くなっています。僕が持っているギフトはこのサンプルの2つです。」
「今お持ちのギフトのサンプルを渡していただけますか?今後は病院で会うことを避けましょう。」
事件の全貌を彼に話伝えた藤巻と久留米は、神林と手を組んで、白鳥逮捕の確たる証拠を手に入れようと動き出しました。
夕方。
本坊は無神経にもギフトを作る藤巻にデリカシーのない発言をしました。
「離婚してから寝床はどこに?」
「ビジネスホテルですよ。」
「とかいって、もう他の人に乗り換えているんじゃないですか?」
その後、本坊を適当にあしらった久留米と藤巻は、久留米がネットで買った盗聴器が、2人の作業部屋に2個も仕掛けられていることに気付きました。
間もなく、絶好調のチャンスが到来します。
久留米と、奈良茉莉(小野花梨)との居酒屋で夕食をとった後、神林に電話を取る、藤巻。
「白鳥は闇取引で、ギフトを売り捌こうとしています。タイミングを計って、白鳥を逮捕して下さい。」
翌日、夕方の会議にて。
ギフトを5本作るように要求された藤巻は戸惑いを隠しきれません。
神林の一人娘、琴葉の容態が急変し、ICUへ。
我が子のことで慌てて、明鏡医科大学病院を訪ねる、神林。
「今は神林さんの友だちとしてここにいます。仰ってくれたじゃないですか、唯一のここでの友人だって。」
気まずさから話を切り出し、神林を気遣う、藤巻。
「妻は病気で亡くなりました。琴葉のこと頼むねって一瞬だけ目が会ったときに言われたんです。琴葉の病気がわかったとき捜査一課に異動の願いを出しました。娘との時間がとれるようにしてきましたが、最低です。」
「明日、会うのは辞めましょう。主治医が逮捕されれば琴葉さんが…」
「海外でのオペや心臓移植の可能性もあります。何より殺人を見逃して命を救われたなんて、そんなつらい事実を、あの子に背負わせるわけにはいきません。」
「わかりました、明日の取引で全てを終わらせましょう。」
ギフトの闇取引の日時が決定しました。
ここで、一気に幕引きを図ろうと、白鳥に罠を仕掛けます。
そしてついに、ギフトの創造者を名乗る真犯人とも対面することに。
なんとかギフトを作り上げた、藤巻。
白鳥に盗聴器のことを追求します。
「あなたは一度わたしを裏切りましたよね。」
「こんな盗聴器を仕掛けておいて…実はあなたがギフトを持ち込んで愛宕元総理を殺した犯人ですよね?」
「ならあなたにギフトをつくるよう頼まない。」
「あなたはぼんくらにはぼんくらなりに使い道があると考えた。最終的には、僕をはめ、僕に責任を押し付けるつもりでいた。」
「顕微鏡しか目を合わせなかったあんたが随分な口を利くようになったな。」
「私と同じ目線におりてきてくれましたね。今夜、アルカナムへ取引に来てください。ギフトで闘いましょう。闘うしかありません、」
その後、作業室に戻ると、奈良が、久留米をドレスアップ。
「ドレスコードがある店に藤巻先生と行くって、奈良さんに伝えたので。」
その夜、警察が身動きできにくい状況を神林から聞いた、藤巻と久留米。
「今すぐ、白鳥理事長を逮捕するには時間がかかります。警察の動きに変更がありました。白鳥先生から直接的な言葉を引き出せれば…直接殺害に関する言葉です。その後の取り調べで自白まで追い込めるかもしれません。高性能のGPSが入ったペンです。骨電波が活かせるイヤホンです。」
そして、白鳥との会話を録音できる機能を持ち、アルカディアへ向かう2人。
そして、白鳥と対面します。
本坊、久留米、立花裕貴(市川知宏)、杏梨、白鳥、郡司が集結。
「この店で2人が亡くなりました。郡司先生がギフト入りのウイスキーを入れていました。白鳥理事長のアイディアでしたか?」
「白鳥理事長に失礼だろ。」
「あの経営コンサルタントたちを殺すように命じたのは白鳥理事長ですよね?」
「では早速ギフトを…」
「本物のギフトなら色が変わる。」
郡司がギフトらしき液体をドクターバッグから取り出しました。
「同じ仲間なのに疑うのはおかしいですね」と、杏梨。
「初めての取引ですから慎重に。」
「なにせこの人は私に偽物を渡しましたから。」
杏梨から5000万円の報酬が先に渡されました。
「取引成立ですね。」
まずい、取引成立前に、白鳥理事長から殺人の証言を引き出さなければ…!どこで使用されるかを聞き出す。
「それは杏梨さんに任せています。」
「詳細はお教えできませんが、外交官のかたを通じて某国で行います。」
「実は寿命が倍になるギフトがあります。」
「改良したギフトを使うこともできます。より優れた菌を育てたいというのが研究者の差が。」
「今更取引を中止できません。販売元変更などもあります。」
「今後、白鳥理事長の邪魔になる存在で構いません。直接、私がギフトを贈りますよ。もう裏切りを疑うのはいやなので。」
「全国医学会の専門理事です。この方にまずはギフトを贈っていただけますか?」
「確認ですが…それはこの方を殺しても構わないということですよね?間違いだったじゃ済みません、はっきりとおっしゃってください。」
「ええ、殺してください。」
僕らの勝ちだ…。
そこへ神林が来店。
「あなた元刑事の…勝手な侵入ですね、出て行ってください。」と、本坊。
「警察の方に全部話しました。今の会話は、外で待機している捜査官たちも聞いています。あなたは僕に殺人を命令しました。白鳥理事長あなたの負けです。」
「今日は取引を成立させるはずでしたよね?」
神林の予想外の言葉に固まる、藤巻と久留米。
「警察内でこのことを知っているのは私だけです。外に捜査員はいません。」
「もういいでしょう、無駄な抵抗は辞めた方が良い。あなたは僕に勝てない。」
翌日。
「脅されたんですね?琴葉さんを人質にされて白鳥理事長に従った。」
「違います。私から白鳥理事長に伝えました。藤巻さんが警察と関わっていることを。琴葉を助ける為には白鳥先生が必要だからです。もしあなたが警察に情報を持ち込むなら、貴方を潰します。白鳥先生を守ります。あなたにギフトを贈る事もあります。」
「僕は妻を守るために必死でした。神林さんも同じ目に遭います。白鳥先生は名医です。きっと琴葉さんを救ってくれるはずです。僕は友人としてならこれからも話だけは聞けます。」
作業室に戻ると、白鳥が温かい飲み物を藤巻に渡しました。
「良かったらどうぞ。警察内部に繋がる情報を得ました。私が逮捕されることはないでしょう、出ても、神林さんがもみ消してくれる。」
「最後に教えてください。愛宕総理を殺したのあなたですよね?いっそのこと僕をもう殺してください!ここに盗聴器が2個あるのも知っています。」
「明日までにギフトを5本作ってください。ギフト入っていませんよ。盗聴器は本坊に一つだけ仕掛けるように伝えました。もう一つは私ではない。」
すると、スマホから不在着信が。
「私ギフトを作った真犯人です。指示に従わなければ、病院内にギフトをばらまきます。sルカディアでのギフトの取引を中止してください。601号室、板橋よしこさん、私のオクトセブンの力をお試しください。」
白鳥と藤巻が板橋という高齢女性の病室を訪れるともぬけの殻でした。
そして、霊安室にて、彼女からギフトによく似た「オクトセブン」の痕が首筋に見受けられました。
オクトセブンは、首筋にギフトと同じような蜘蛛のような黒いシミができます。
グレイトギフト6話感想・みどころ
藤巻がどこまでつらい思いをすればいいのでしょうか。
郡司は、藤巻の妻の麻帆と不倫していたし、未だに白鳥の側近。
白鳥から麻帆を守るために彼の指示に従ってきたけど、その麻帆も藤巻と離婚し、新しい人生を得ようとしています。
誰か本当の意味で藤巻の一番の味方になってほしいなと思いました。
白鳥と郡司、本坊、杏梨の怖すぎる「ギフト」肯定派チームの圧力が凄まじいですよ。
唯一の味方だと思っていた、神林も白鳥に「娘」という弱みを握られてしまい、白鳥に協力せざるを得なくなって歯がゆいですね。
白鳥のほうが本日も一枚上手でした。
藤巻が「僕を殺してください」と懇願してしまうのも分かります。
藤巻のメンタルがこれ以上、持たないですよ。
ギフトの創設者を名乗る人物が不在着信してきたラストは衝撃でした。
早くも何も罪のない高齢者女性が犠牲になり、ギフトのように無敵の力を持つ、オクトセブンの脅威に来週も待ちきれない6話でした。