星降る夜に3話あらすじネタバレ
「雪宮鈴、好きだ」。
雪降る夜に、踏切越しに、柊一星(北村匠海)に告白された、雪宮鈴(吉高由里子)。
立ち尽くす鈴にキスをしようとする彼を制止。
「なんで?」と子犬のような表情を浮かべる一星に対し、「待て待て、展開が早すぎる、とりあえずステイ」と待ったをかけるのでした。
看護師長の丸山鶴子(猫背椿)は前日のことが忘れられない鈴が恋していることを察知。
一星、佐藤春(千葉雄大)と桃宮(若林拓也)は遺品整理の仕事へ。
そこで、亡くなったその家主が学生時代に恋をしていたと思われる、南という女性に手紙を宛てていたことを知りました。
翌日、手話教室への申し込みボタン押す、鈴。
そこで、一星の勤務先、遺品整理のポラリスの社長、北斗千明(水野美紀)と遭遇し、2人は居酒屋で意気投合。
講師の橋本(寺澤英弥)の授業を受ける鈴と千明。
その後、千晶と一緒にお酒と食事を楽しみながら、遺品にはその人の生き様が詰まっていると語る彼女に感心します。
ここで、一星がなぜ、10年前に遺品整理士になったきっかけを知ることになる、鈴。
一星は知人夫婦に両親の遺品整理をすることに抗い、暴れていました。
「一人で君のような人が暮らしているわけがないだろう」
一星をよく知るその夫婦は、彼を心配するがあまり余計な事を言ってしまいました。
そんな彼に「生きている方の為に遺品整理をする」と言葉を掛けた千明。
千明が社長をする「ポラリス」に遺品整理士になりたいと申し出て、今があります。
当時、小学生だった娘の桜も一星の手話に興味心身で和んだ空気となりました。
その頃、春は一星から恋がなかなか進展しないことを知り、茶化します。
丁度その時、高校生になった千明の娘、桜(吉柳咲良)が。
彼女は母親譲りの優しさと気さくさで、一星と春を兄や友達のように接し、一緒に夕食を楽しみました。
鈴の勤務先であるマロニエ産婦人科医院では、院長の麻呂川三平(光石研)がみんなを釣りに誘います。
しかし、当日やってきたのは、45歳の新人、佐々木深夜(ディーン.フジオカ)のみ。
その頃、一星は3年前に病気が発覚してから想い人だった南に手紙を宛てた依頼人の心情を汲み取ります。
依頼人の母校を訪ね、南の行方を捜す、一星。
ようやく、定食屋にいる南の友達に到着。
しかも結婚記念日を忘れた主催者の麻呂川が途中で帰宅。
料理ができない鈴は、佐々木の家で手料理をご馳走になります。
マロニエ産婦人科医院に、佐々木が来た経緯を知ることに。
10年前、妻子を亡くした佐々木。
妊娠37週までは大丈夫だったのですが、彩子(安達祐実)は既に搬送された時は大量出血。
常位胎盤早期剥離が原因で、雪宮がかつて担当した患者が同じ病気でした。
なんと、10年前に研修医だった鈴が担当した患者の遺族だったのです。
「雪宮先生のような医師でありたい」とこぼす佐々木の真意に涙する、鈴。
ふと、鈴の頬に伝う涙を拭おうと手を伸ばす佐々木。
「なんて良い先生なんだって思いました。有難う御座います。また僕の代わりに泣いてくださって。」
一方でようやく南にカフェで会えた一星。
自分が何者であるかを名乗り、依頼人が南と結婚するはずだった指輪を渡しました。
しかし、南は「いらない、迷惑です。昔の不倫相手の手紙なんか送られても迷惑です」
南には既に夫も乳児になる子供もいて、そそくさと店を後にしました。
その夜、偶然帰り道に、鈴と佐々木を見かけた一星は勘違いをしてショックを受けます。
佐々木が酔って転んだのを鈴が支えていただけなのですが、一星は落ち込みます。
手話教室の帰り、現場で腰痛が起きたと言う千明は、一星の好物のゼリーを鈴に渡して届けさせます。
腰痛は嘘で、鈴の気持ちを察知して、一星にゼリーを届けさせたのでした。
派手な服装の一星の祖母(五十嵐由美子)が出てきて、孫に恋人ができたと嬉しそうにしていました。
一星は佐々木の事を勘違いしていることを指摘。
鈴は佐々木の同僚だと伝え、2人でゼリーを食べました。
体調が戻った一星は、鈴を家まで送ります。
そして、鈴に最近、仕事であった南の件を話伝えました。
遺品整理士の仕事をすると、ビンタされたり、珈琲を掛けられたこともあったと振り返る一星。
それでも、自分は今の仕事を続けたいと展望を語ります。
ふと、鈴は自身が医療裁判を受けた過去を思い出し、院長から「君の責任だ」と責められたり、裁判では「人殺し」と男性の声が…。
トラウマがフラッシュバックをした鈴ですが、お互いに仕事の大変さを共感。
そんな鈴と一星を憎々し気に見つめる怪しい女性の影が。
彼女は悔しそうに、鈴を見つめ、拳を怒りで震わせています。
星降る夜に3話感想・みどころ
かつて、両親を失い、知人夫婦に心配されながらも、千晶の元で腕を磨いてきた一星。
今の人生を手に入れ、遺品整理士として顧客満足度ナンバー1になる程、相手の気持ちに寄り添う持ち前の優しさを活かす、一星の行動力が素晴らしい。
南が偶然、依頼人の大切な人ではなく、不倫相手だった切なさが今回はほろ苦いチョコレートのような後味でしたね。
一方で、鈴も、過去のトラウマから医療事故で裁判沙汰になった際、「人殺し」とののしられた苦労が。
仕事場でそれぞれが抱えた痛い経験を学び、前進する2人を応援したくなりました。
鈴と一星を温かく母のように見守る、北斗千明の存在も良かったですね。
千明は本当に人柄が温かく、佐々木に対してもそうですが、彼女の気さくで飾らないところは私も好きです。
鈴のように千明を頼ったり、友達になりたいと思ってしまいました。
本日のエピソードでは佐々木が10年前に当時、研修医だった鈴と会っている事。
鈴が居合わせた現場では、常位胎盤早期剥離という病気で亡くなった佐々木の妻、彩子(安達祐実)。
彼女の状態が病気の深刻さ、命のハイリスクが画面越しに伝わり、心が痛みました。
妊娠37週目でついこの間まで元気だった大切な人を喪う、佐々木の複雑な心理がつらい。
それでも、運命の巡り合わせのように、新人産婦人科医とベテランとして知り合った、鈴と佐々木のお互いに切磋琢磨する関係は今後も見逃せません。
鈴の頬に佐々木が触れた時はドキッとしましたが、佐々木は鈴を対象には見ないなと思いました。
風邪を引いた一星が、鈴に甘えたり、佐々木に関して嫉妬する姿が可愛すぎましたね。
弟のように愛おしくて面倒を見たくなります。
ラストシーンで小柄な一星と鈴がぎこちなく、ダンスをする姿がたまらなくほっこり。
SNSでもなんて可愛すぎると今、話題です。
あの場面、何度も繰り返し再生したくなりますね。
鈴と一星の恋のメロディが動き出した3話ですが、鈴を医療事故の件から一方的に憎しみを抱く誰かの存在がいて、シリアスな方向性も楽しみです。