石子と羽男~そんなコトで訴えます?~5話あらすじネタバレ
蕎麦店の塩崎(おいでやす小田)が相談にやってきました。
叔父の重野(中村梅雀)が林家の気が自宅まで伸びていて毛虫が大量発生しているというのです。
「石子」こと、石田硝子と、「羽男」こと、羽根岡佳男(中村倫也)は、1年前に引っ越してきた重野家の隣人、万寿江(風吹ジュン)とご近所トラブルに。
次に万寿江を訪ね、伸びた枝を切ることをお願いすると、万寿江は了承。
しかし、逆に今度は、重野が、有森のピアノの騒音が気になることから、慰謝料の請求が。
母が亡くなってからピアノを買い、昼から夜7時まで弾いていて、騒音にならないよう、ヘッドフォンも使用していると言う有森。
そんな折、大庭と共に行動していた硝子は突然の腹痛に病院へ担ぎ込まれます。
重野のことを町内会長に聞くと、ほとんど集まりにも顔を出さないくらい謎めいた人で、有森はファスト映画の事件件を詳しく話すなど社交的な性格のようです。
卵巣脳腫の疑いがあると女医に告げられ、ショックを受ける硝子。
カイロの貼るタイプと持つタイプ両方購入した、大庭。
硝子を車で自宅まで送ってもくれました。
翌朝。
久瑠賀町全体でシロアリが大量発生していることを突き止めた、羽根岡。
町内会で話し合い、有森がウメの駆除をしなくて良かった、重野も虫さえ駆除できれば、状況が落ち着くと納得。
しかし、羽根岡と硝子の話が、町内会長が正式な代理人ではないのに口を挟んできました。
元司法書士であることをひけらかし、自分が町内会長として後の対応をするから、何かあれば町内会長に断るようにと言い出す始末。
実は、町内会長の圧に、有森と重野が親しい近所付き合いをしているにもかかわらず、重野と距離を置かざるを得ない事実を知りました。
有森と重野は映画を一緒に見に行き、唯一、交流を深めましたが、有森は慰謝料を満額払う意思を示します。
その日の夜、羽根岡の姉、優乃と夜、居酒屋で焼き肉を食べる、硝子。
お酒を飲みながらも、自分の病気のことを伏せ、優乃(MEGUMI)と会話。
自分がいないと父は金銭管理などがだらしないからなんとかしないといけないと意気込む硝子。
その様子を見て心配する、優乃。
同じ頃、羽根岡も潮も男同士で話し合います。
潮は羽根岡に、硝子とは妻との離婚以来、3年ぶりに同居しているとのこと。
硝子は口うるさいところもあるけれど、羽根岡を思いやっていること、潮自身は、物忘れがひどくなったり、お酒が弱くなるなど年をとったと感じていると話します。
翌日。
硝子はパラリーガルである自分をもっと頼ってほしいと羽根岡に訴えました。
おとなしく事務所にいて、自分の方針に従うことを強い口調で言う羽根岡ですが、硝子は自分を邪険に扱い、相棒として頼らない羽根岡に苛立ちを感じました。
ふと、羽根岡は硝子の体の具合が悪いことを見抜いていて、彼女の体調を気遣っている主旨を伝えました。
羽根岡の優しさを知り、硝子は納得。
硝子の病気は良性の腫瘍で、治療と共に心配いらないとのこと。
いつもの調子を取り戻し、羽根岡と共に仕事へ。
大庭蒼生(赤楚衛二)は就職面接の際、面接先の企業で奇妙な面持ちの社長らしき男の姿を目撃。
その頃、重野と有森がささやかに、交流していたことを突っ込み、重野は有森に片思いをしていたことを話ました。
また、重野は今回の件で、請求書を取り下げることに。
もう交流をすることをお互いのためにやめたほうがいいと有森の方から提案したことも判明。
重野の家を後にしてから、大庭は就職面接で結果が出たら、硝子に告白すると伝えました。
また、事務所では、受かったらここを辞めるので、自分にとって最後の依頼人である重野と有森のことを助けたい言葉を続けました。
ふと、羽根岡は重野の家の冷蔵庫の野菜の氷河、カリウムの含有量を示していて、毎週3回「つる」の文字が。
鶴山病院に通院していて、慢性腎不全で人工透析をいれている、有森。
重野に迷惑をかけたくない、もしも、仲良くなっても老い先が長くないからと、彼女との交友を避けていたのでした。
有森は、「高齢者が恋なんてみっともないでしょ」と弱弱しく笑います。
硝子は彼がすべてを一人で抱え込まないようにフォローアップしていくとのこと。
なんと、有森は重野の近づく誕生日に向けて、生前整理を硝子と羽根岡に頼ることで、一人でなんでもすることをやめました。
リバーチェというピアノがあるレストランに行く予定の有森と重野。
終活というデリケートで身近な人生の問題を抱えた、有森ですが、レストラン「リバーチェ」にて、「カサブランカの時が過ぎゆくままに」を、重野の前で演奏。
事案が解決し、大庭はナカマルという会社に無事、内定。
夜。
硝子を呼んだ大庭は、硝子に交際を申し込みました。
石子と羽男5話~そんなコトで訴えます?!~感想・みどころ
今回は硝子が卵巣嚢腫でピンチになるものの、良性で何よりホッとしました。
パラリーガルの自分をもっと相棒として頼ってほしいことや、仕事内容によっては、事務所に影響するので同行、管理をしながら、羽根岡に従うことを訴える硝子の気持ちもわかります。
しかし、羽根岡は硝子を職業差別しているのではなく、硝子の体の具合を気遣っていたんですね。
硝子は羽根岡の不器用な優しさに触れ、羽根岡との信頼関係が深まる描写が印象的でした。
大庭は何から何まで献身的で、硝子のことが好きな以上に、こんな人が彼氏だったら嬉しいなと思うような、女性を喜ばせる、神対応が垣間見れましたね。
硝子を背負ったり、カイロを多めにくれたり、車で送迎し、体を気遣ってくれる、ところどころ細やかな配慮が人に行き届いているなと感じました。
そういう人柄の良さが、面接先の文房具屋のナカマルでも評価されたのではないでしょうか。
今回のエピソードは「終活」と「恋」。
重野と有森はお互いに心が通じ合っていたものの、自分も有森自身も病気の治療のため、自分が重野の負担になってはいけないと思い、距離を置いていた理由が切なかったです。
重野は普段、何をしているかわからない、あまり町内会では関わり合いがない人だと他の住民が口にしたとき、重野が何か闇を抱えているのではないか?と思っていたのですが、全然そんな展開ではなくて良かった。
また、町内会長の圧がとにかくすごくて、しゃしゃり出る彼に他の住民も、重野とは仲良くしちゃいけない空気なのかな?とも思いました。
有森と重野の淡く優しい恋、だけど、お互いの健康のことを思うと、老い先を考えてしまう壁・・・。
終活という二文字の現実に押しつぶされないように、硝子と羽根岡がアシストした様子は彼ら自身の心も救った5話でした。
最後に、内定が無事決まり、法律事務所から去ることになった、大庭に告白された硝子の決断にうずうず!
また、大庭は内定がとれたけど、社長がどう見てもラフというか、個性的な井出立ちで、気持ちの優しい彼はここでやっていけるのか引き続き、見守りたいですね。