大豆田とわ子と3人の元夫9話あらすじネタバレ
とわ子は4回目の結婚をした夢を見ます。
ビジネス上は、敵対関係にありながら、心を通わせるとわ子(松たか子)と大史(オダギリジョー)。
ところが、社長からの恩義に縛られることなく、生きることを選んだ大史は、以前から誘われていたマレーシアの会社に転職することを決断します。
現地では、建築士として見込みのあると、とわ子を評価し、「人生を一緒に生きるパート媟―になってくれませんか?」とプロポーズ。
唄は母の4回目のチャンスを応援します。
八作(松田龍平)に母の吉報を伝えた唄(豊嶋花)は、慎森(岡田将生)は特に取り乱す可能性があるから彼には内緒にしておいてほしいとお願いします。
運悪くそこへ慎森が現れます。
「唄ちゃん、ワッフルいる?」と聞き、持参したワッフルを手に、慎森は唄に「内緒」の真相を聞き出そうとしますが、唄はワッフルを手に店を去りました。
八作はプロボウラー「屋敷」と結婚することを慎森に報告。
慎森も自身がとわ子のことを気にしていることを慎森に秘密にします。
その後、バッティングセンターで大史と待ち合わせていたとわ子の元に、なぜか八作、慎森が現れます。
「心のピンが倒された」と言いますが、八作の結婚は嘘でした。
八作の話を聞いていたとわ子は、大史が遅れてやってきたことに反応し、とわ子の恋愛の進展が気になる慎森は、大史を疑います。
さらに、その疑りは増し、「彼女の心のピンを倒さないでください」と唐突に、勝負しようとする慎森。
八作も大人しくて相変わらずおっとりしていますが、彼もいまだとわ子を気にかけています。
翌日、小鳥遊大史が会議に来なくなり、仕事もスムーズに進みません。
とわ子はカレンと個人的に話をします。
数名にして特許管理会社にするのが利益を生むけど、未来がない、マディソンパートナーズと折り合いをつけてみては?と言うカレン(高橋メアリージュン)。
カレンは突然、とわ子を思って泣き出します。
彼女なりにとわ子のことを気にかけていたのでした。
同じ頃、慎森は先輩の飼い犬を洗うよう、頼まれてそれに応じます。
しかし、鹿太郎(東京03 角田昇広)からのテレビ電話を用件も済んでいないのに切りました。
先輩の家の子供に見られ、気まずさをごまかしました。
先輩から、小鳥遊に問題があることを聞かされた慎森。
その後、とわ子の家を訪ね、小鳥遊に問題がある話を聞いたと伝え、出かけようとするとわ子の携帯電話を奪って、家にいきなり上がり込みます。
「僕は君を危険から守りたい。元夫だけど誰よりも君のことを思っている」と言う慎森。
「元夫にそんなに心配される必要ない」ととわ子は携帯電話を返してもらおうとします。
しかし、とわ子から携帯電話を奪ったまま、とわ子の家の別室に閉じこもるのでした。
慎森はとわ子と一度、失敗したことを後悔しており、「僕は君を幸せにできなかった」と話します。
さらに、慎森はとわ子を過保護の親のように気にかけました。
「大史は危険人物だ、とわ子が大史と関わって傷つくのが不安。働くことと恋することを別にできるのはとわ子じゃない。恋をして仕事をするのが大豆田とわ子だ。人の孤独を埋めるのは愛されることじゃない、愛することなんだ、僕はとわ子と関わって恋をしたけど自分にはとわ子にとって物足りなさがあった」と痛感して泣き出します。
とわ子は慎森のしつこさに、「私はもう一人は限界なんだよ」と言って、前に進むことを伝えるのでした。
とわ子は慎森の優しさを受け止めますが、その直後、鹿太郎から連絡が。
とわ子にとって彼女の寂しい心を埋めてくれるのは、鹿太郎ではないかという慎森にとわ子は反論。
2人は気まずくなり、とわ子は大史に会うことに。
大史は過去に犯罪に加担していたかもしれない経歴がありました。
マディソンパートナーズには、株式の不正疑惑が発生し、ニュースになっていたのです。
帰宅すると、八作が玄関前まで来ていました。
「君と結婚して良かった。幸せになってね」と言って去った八作。
大史が夜、訪ねてきて2人きりの時間を過ごすとわ子。
料理を作って食べ、大史とは「恋愛関係にならない」ことを彼に告げ、八作の家へ。
「欲しいものを自分で手に入れたい。一人で生きていけるけどまあ寂しいじゃん・・・寂しいのは嫌だけどそれで誰かと2人でいたって自分を好きになれなければ一人。自分を好きになれる自分でいたいから一人のほうがいい」という決断を出したのでした。
「私もあなたを好きになって、あなたと結婚して良かったよ。それだし、今でも好きだよ」
「両思いだ」
「両思いだね、だからあなたを選んだ、あなたを選んで一人で生きることにした」
「無理なのかな」
「今だってここにいる気がするんだもん、3人いたら恋愛にならない。いいじゃない、こうやって思い出してあげようよ。3人で生きて行こうよ」とかごめのことを意味深に伝えるとわ子。
「かごめのどんなところが好きだった?」
「立体駐車場で雨宿りしていたら、大福食べながらかごめちゃんが歩いてきて・・・かごめちゃんととわ子と俺と3人で駅弁詰め直し事件なんてのもあったね」
かごめの思いで話をしていると、鹿太郎と慎森から、とわ子と八作の携帯に、テレビ電話がかかってきて、とわ子お八作は笑い合います。
「どんな夫婦になっていたんだろうね」
「くだらないことで喧嘩していたかも」
「だって君わがままだし」
「夫婦っていうかお父さんお母さんだし」
「顔見れば喧嘩する。」
「喧嘩も重ねれば仲直りもうまくいくか」
「お互いに趣味も変わったり、大きい病気をするときもあるんだと思うよ。」
唄ととわ子と、八作で暮らしていたころ、とわ子は一つ大きな病気をしたことがありました。
3人で暮らしていた時期を振り返り、夫婦であったことを思い出しながら笑い合う2人。
「夫婦は強いところじゃなくて、弱いところで繋がっているようなもの」と過去に八作から言われたことを思い出したとわ子。
お互いにそういう部分があったのかもしれないとしみじみ語る二人。
ブドウ狩りで知り合い、「大豆田八作もいいな」と八作のほうからプロポーズしたことも話すとわ子と八作。
翌日、指に虫がついたまま出勤したとわ子。
カレンも解雇されることなく、謹慎処分の後、現場復帰し、とわ子と穏やかな関係を築けるようになりました。
来週はなんと、最終回!大史との恋に別れを告げたとわ子に期待。
大豆田とわ子と3人の元夫9話感想・みどころ
最初は八作に良縁があったかと思っていたら、まさかの嘘。
しかも、プロボウラーとして名前が知れている彼女との結婚なんてすごい夢のような奇跡化と思いきや、まさかの「奇跡」でしたね。
慎森、とわ子の携帯電話を奪うとか(笑)元夫の過保護ぶりはすさまじいですね。
でも、慎森がとわ子のことを知っているからこそ、とわ子につく新しい「悪い虫」が心配なんでしょうね。
今日は、慎森の気持ちがものすごい共感で、私も、大切な人には新しい人と出会うからこそ傷ついたらどうしよう?とか不安になりますね。
でも、慎森も心が空回りし、とわ子への純粋な優しさが内側にあるのは伝わりましたが、携帯電話を奪って、とわ子の家に入って立てこもるって最悪ですよ。
慎森との会話で、「一人で生きていけるけど、限界」っていうとわ子の焦りもすごくわかります。
私も友達一人もいないのですが、1人で行動しても苦になりません。
とわ子が一人でも大丈夫という言葉をエピソードのなかで聞くと、ホッとするものを感じる時がありました。
1人で基本大丈夫、でも、誰かが傍にいてくれたら今までより景色が変わったり、将来的に両親や、老後の自分の介護の面で安心感があるかなとも思えます。
寄り添ってくれる人がとわ子じゃないけど、私も欲しい・・・なんて思ってしまった。
このドラマが始まってから、とわ子の元夫たちは個性が強すぎて、とわ子のことが今でも好きな少年が大人になったようなノスタルジックささえ感じました。
とわ子は3人と上手に折り合いをつけていて、心が強くて、私はとわ子を木の木陰から「いいな、憧れの先輩」って見つめてしまうような側だと勝手ながら痛感しています。
3人も元夫、どれも面倒くさいことが共通しているけれど、とわ子を心から愛していることに変わりはなくて、友人や知人の角度、元夫という角度から別々に見守っていて、離婚後も、一人の女性として大切にされている環境がすごく羨ましい。
とわ子の夫たちのあの最強のしつこさはなかなか稀に見るのですが、3人ともめちゃくちゃ純粋で、今日の慎森なんて保護者か兄かよ?!と思うくらいの過保護っぷり。
とわ子が自立して、1人で何事も生きていける万能ウーマンだけど、寂しさ、孤独を抱えている点ではどこの女性にも共通していて、愛される側ではなく、誰かを愛す側にまわることの必要さも伝わりました。
八作もとわ子との結婚生活を振り返りながら、お互いに喧嘩をすればするほど信頼関係を築けることに気付いていて、凄く考えさせられました。
衝突が多いほど気持ちがすれ違いが大きく、離婚が早いかなと某別ドラマのように思っていましたが、とわ子と八作の場合はそうじゃなかったですね。
とわ子と八作の心温まる・・・だけど、お互いの頑固さが良い意味で波長が合っていた時期があったと感じました。
今も両思いだけど、それぞれの人生を選ぶとわ子と八作、2人の元夫たちを応援したい9話でした。
来週は最終回!竹材輝之助さんがゲストです。