ルパンの娘2 1話あらすじネタバレ
三雲華(深田恭子)は、先祖代々、泥棒一家、通称「Lの一族」の長女。
警察官の「かずくん」こと、桜庭和馬(瀬戸康史)と立場からの試練を乗り越え、結婚。
華たちはかつて、大きな事件に巻き込まれ、危険を乗り越えて、お宝を持ち逃げすることに成功しました。
華と両親、尊(渡部篤郎)と、妻の悦子(小沢真珠)、引きこもりがちだが、遠隔操作や潜入に必要な機器を作る頼もしい存在の兄、渉(栗原類)。そして、笑顔を絶やさず、はっきりと物を言うことが多いながらも、家族を見守る鍵師の祖母、マツ(どんぐり)。
華に泥棒の基本的な技を全て教え込んだ祖父、巌(麿赤兒)もベテランの泥棒といった特殊な家庭環境に育った華。
華の家族、三雲家は、和馬の家に居候しながら相変わらず、泥棒を続けていました。
和馬の両親・・・特に、母の美佐子(マルシア)は、三雲家が泥棒であることに失望。
代々、警察一家の和馬の家にとって、息子の嫁が泥棒なんて恥ずかしいという理由です。
三雲家は世の中の悪を成敗し、金品を彼らから盗んだら、悪党により不憫な思いをしている人たちを救済する善と悪を兼ね備えた泥棒一家。
2020年、困難の末、華含めた三雲一家は、表向き全員死亡ということになっています。
以前よりも派手な暮らしとはいえないものの、父、尊(渡部篤郎)が繰り返す盗みに、和馬の父、典和(信田昌之)や妻の美佐子(マルシア)は、体調不良で寝込んでしまいます。
さすがに、尊も潮時だと桜庭家から引き払うことに決め、華と和馬はアパートに移り住むことになりました。
華と和馬が住むその家のお隣は、DVを感じさせる夫婦が住んでいて華も和馬も気まずい思いを心中抱えていました。
それもつかの間、指名手配犯を追う警察の手が及びそうになった華を助けた尊は、豪華なマンションを2人に与えました。
華は父の優しさを知り、そこへ和馬と移住を決めました。
しかし、そのマンションは、尊たち三雲家の新居に繋がる二世帯住宅でした。
華は、一度、指名手配された自分のことや、泥棒一家、三雲家は表向き全員死んだことになっているので、和馬が職場で独身を装っていることを心配します。
尊は三雲家と華たちが朝食を共にすることを勝手に決めていて、華と和馬はそれにしかたなく従い、食卓へ向かうと、華の祖父母、巌がいません。
彼は京都に行っていました。
そんな折、華の兄、渉(栗原類)が大きな盗みのターゲットを発見。
信長の秘宝と呼ばれているお宝を持っているようで、Lの一族は再始動することに。
その頃、京都にいる巌は、名探偵一族の北条家の一人娘、美雲(橋本環奈)が祖父であり、党首の宗真(伊吹吾郎)から探偵の指示を受けていました。
実際に起きた事件の犯人を推理する孫に宗真は満足げ。
しかし、まだ中学生の美雲は「Lの一族」と北条家の因縁を知らずにいました。
渉が発見した「信長の秘宝」が何者かに先に盗まれてしまう事態が起こります。
悦子は憤慨しますが、尊は既に秘宝を盗んだ相手が分かっていると誤魔化して、彼女をフォロー。
愛妻家の彼は、感情の揺れ幅が激しい妻を常にフォローしています。
しかし、Lの一族を出し抜いて先に「信長の秘宝」を盗んだ犯人を和馬たち警察も捜査している人物でした。
「信長の秘宝」の持ち主(坂口涼太郎)は、事件当日、負傷したので入院。
父が盗難事件に巻き込まれ、大切な信長の秘宝が盗まれたことを警察に伝えていました。
後日、三雲家は仕事に出る前に、和馬の両親と話し合わなければならないことに。
典和と美佐子は、泥棒の三雲家が居候していたことで、ストレスを感じて体調を悪くしたことを訴えます。
さらに、和馬の職場での立場が悪くなったのも、三雲家のせいだとも言葉をつづけました。
華の気持ちを尊重し、尊は2人にそれを和馬さんは受け入れた上で華と結婚していると穏やかながらも強気な姿勢で娘を庇います。
それでも抗議を続ける両親に、和馬は耐え切れず、声を荒げました。
「いい加減にしてくれ!これは俺が決めた道なんだ」
そこで、話し合いは終わりますが、和馬はこの新たな事件の捜査に励むため、華と少し離れなくてはならなくなりました。
華は自分の家族のせいで夫に迷惑をかけたことを悩みます。
偶々、幼馴染で華に好意を寄せる円城寺(大貫雄介)に相談。
相変わらずミュージカル好きなのか、歌と軽快なダンスで華を彼なりに励ます円城寺。
その頃、三雲(橋本環奈)は、祖父(伊吹吾郎)から自分にもしも何かがあった時の為に大事なものを受け取ります。
お宝を盗まれた三雲家は、「実録・Lの一族の生涯」というドキュメント番組を見ながら、正体が謎に包まれた自分たち家族を演じる役者の活躍を楽しんでいました。
その後、「泥棒アベンジャーズ」と名乗る信長の秘宝を盗んだ華たちのような泥棒グループのことを調べ、家族会議を始めました。
「ショットガンのたかし」、「スリの豊子」など巧みな技で一般市民に紛れ込んでお宝を盗むプロ集団であることが分かりました。
和馬が捜査一課に戻れるようにと、三雲家は、お宝を盗み、和馬に「泥棒アベンジャーズ」を逮捕させることで、彼の手柄を立てさせようと提案。
和馬は警察官としてそれを断りました。
警察官として許せないからでした。
華は和馬とまた、気まずい雰囲気になり、二人の間になんともいえない溝が。
翌日、和馬は「泥棒アベンジャーズ」の防犯映像を上司の蒲谷(松尾論)と一緒に見ていた際、泥棒アベンジャーズには裏で糸をひいている黒幕の存在があることを知りました。
同じ頃、華は突然、訪ねてきた和馬の両親が訪問。
Lの一族のことで、和馬は公安からマークされていること、和馬は華と暮らすために最後の事件として「泥棒アベンジャーズ」の件に挑むことをずっと抱え込んでいました。
それで、華たち三雲家と協力してまでアベンジャーズを逮捕することを拒んでいたのです。
華とずっと夫婦として一緒にいたいので、警察を辞めてまで本来はなりたかった捜査一課に戻ることを断念したのです。
華は和馬の子どもの頃の作文を偶々、見つけ、和馬の夢を自分が嫁になったことで壊してしまったと後悔。
尊と悦子はストレスから初めて激しい口論をしてしまいました。
わがままで自由すぎる悦子に不満を抱えていたことをぶつけてしまった尊ですが、三雲家特製の記憶を消せるスプレーを悦子に吹きかけたことで状況を変えます。
その頃、「ショットガンのたかし」の正体をついに掴んだ和馬。
「泥棒アベンジャーズ」が盗みから去る時の防犯カメラの映像が加工されていたからです。
黒幕は、「信長の秘宝」を盗まれた被害者(坂口涼太郎)でした。
華たちはなんとか潜入し、「スナイパーたかし」こと、佐伯たかしと格闘。
「ここで会ったが運の尽き・・・あんたが犯した罪、悔い改めな!」・・・。
和馬を救出し、彼とお互いのことについて少し口論に。
「なんで公安に追われていること黙っていたの?」
「華とこのまま警察を辞めて穏やかに暮らすつもりだった。」
「私は和君の幸せを奪ってしまう・・・ごめんなさい」
華は和馬に記憶が消えるスプレーをかけて自分と会ったことを忘れさせました。
実は、華は和馬の両親から、2人の将来を考えて、別れてほしいと言われていたのです。
このまま2人が夫婦でいること自体、ハイリスクで、子供が生まれれば子どもは警察と泥棒の子どもとして生きていかなければならないからでした。
和馬は完全に華の記憶は消えておらず、華の行方を帰宅後に探すのでした。
華の気持ちを誰よりもわかる尊や悦子、マツはわざと和馬に対して冷たく、厳しい態度をとります。
華は・・・既に、和馬の子どもを身ごもっていたからでした。
泥棒一家の自分と和馬が自分が嫁のせいで、捜査一課の職に戻れない状況を変えるために。
和馬と別れ、お腹の子を一人で育てる決意をした華。
同じ頃、美雲(橋本環奈)は、祖父、宗真(伊吹吾郎)が自分と住んでいた家の火事で亡くなったこと、亡くなる前に、美雲に託した巻物を見つめます。
執事(我修院達也)から、家に何者かが火をつけたことで、宗真が亡くなったと聞かされました。
美雲は、祖父と因縁の相手、Lの一族が犯人だと思い込み、絶対許さないと大きな怒りを抱くのでした。
次回は、妊婦の華が和馬と別れ、Lの一族としてさらにパワーアップ!
ルパンの娘2 1話 感想・みどころ
華たちがパワーアップしてお茶の間に帰ってきましたね!
さすがLの一族、三雲家はチームワークと行動力、頭脳明晰でした。
「Lの一族」ドキュメンタリーで、まさか、華を演じる深田恭子さんの親友にしてアスリートの吉田沙保里選手がいるちょっとほのぼのする演出は笑えました。
しかし、尊と悦子が激しい口論をしたり、尊が悦子を「役立たずの豚」なんて(笑)。
悦子を演じる小沢真珠さんが過去作の昼ドラマ「牡丹と薔薇」で発した忘れられない名セリフです。
悦子のことをいつも「えっちゃん」といって感情的になりやすい彼女をフォローし続けた尊も怒ると怖いし、さすがに我慢の限界だなと感じました。
華も優しい和馬との間にぎくしゃくしていて、辛かったです。
でも、和馬は警察一家で世間体を気にする両親に初めて反発し、華や三雲一家を大切に思う優しさは変わりませんね。
和馬の両親、美佐子と典和はけっして悪い人たちではないけれど、先祖代々が警察家系に泥棒が息子の嫁っていうと確かに小言の一つも言いたくなるだろうなぁ・・・。
Lの一族に負けず劣らずな「泥棒アベンジャーズ」。
なんと、黒幕が「SUITS」に出演していた坂口涼太郎さん。
「スナイパーたかし」こと、佐伯たかしに扮した坂口さんは、スーツでは、高学歴をひけらかすことない優しくて温厚な弁護士、八木田の時と打って変わって怖すぎました。
ひょうひょうとしたおとなし気で気弱なルックスとギャップが・・・。
佐伯たかしは背筋が凍る程、存在自体が怖かった!坂口涼太郎さんのカメレオン俳優ぶりが覗かれましたね。
ラストで、華が実はすでに妊娠していて、和馬との子どもを身ごもっていることや、和馬の将来を案じて、お互い別れる事になった悲しすぎる展開が!
いつもは穏やかで愉快な三雲家が、ずっと信頼してきたからこそ、華の夫になる和馬に厳しく、冷酷な対応をした優しさや、嘘がつらすぎました。
華はたった一人、お腹の子を護りながら泥棒を続ける運命になるとは・・・このままお互いのことを思って、泥棒と警察としてお互いを知っていながら別れることにした華と和馬。
美雲を演じる橋本環奈さんは可愛いけど復讐に燃えていてちょっと危険な女の子という印象でした。
しかし、頭はきれているものの、まだ人生経験知が乏しい彼女が今、一番近くにいる執事(我修院達也)に騙されないことを願いますね。
1話なのに最終回のようにも感じる怒涛のエピソードでしたね!来週もお楽しみに。