トリリオンゲーム4話あらすじネタバレ
ドラゴンバンク社が、ハル(目黒蓮)とガク(佐野勇斗)、高橋凜々(福本莉子)らが開発したAIオンラインショップ「ヨリヌキ」の類似サイトを立ち上げ、事業を開始。
蜜園(余貴美子)を心配するガクと凜々ですが、密園は40億の負債があることを祁答院(吉川晃司)は説明。
「第一、密園さんはそんな金受け取らねぇよ。人の心配する前に自分らはどうなのよ?」
さすがのハルも今回ばかりはショックを受けているのではと心配する、ガク。
これ以上、密園フラワーを助けられるすべはなく、祁答院(吉川晃司)からもこれがビジネスだと諭されます。
ハル(目黒蓮)は、「ハッタリAI大成功」を機に、次なるプランとして、ソーシャルゲーム参入をガクと凜々に提案します。
メディアへ繋ぐために超大金を手に入れ、1億円を一気に増やすなら、ソシャゲを生かすとのこと。
時が進み、10年後のガクはゲーム開発に大成功し、部下たちに祝福されていました。
彼の隣にはどういうわけか、ハルがいません。
10年前に戻ります。
早速、大手ゲーム会社を買収しようと、「買い出し」と称して、ハルとガクは足を運びます。
ゲーム会社のクリエイターと会社を両方とも、買収しようとするハルの無鉄砲な計画にガクは振り回されます。
しかし、爽やかな笑顔と話術を生かすものの、全然、誰からも相手にされません。
小さなゲーム会社にて、受付の女性、二葉小梢(安斉星来)に案内されます。
その企業、「SAKUSAKULAB」の社長、桜(原嘉孝)の心を掴み、「SAKUSALAB」の社員たちとゲーム開発に乗り出すことに。
下請けの仕事をしていた彼らの経営は不安定。
「ゲームはハートが大切。ユーザーに課金させることより最高なゲームを作る事。」
「俺らの給料は?」
「ここの家賃は?」
とスタッフの斜森太郎(前野朋哉)、巨椋優人(小平大智)から苦情を受ける、桜。
「ハートのない奴はいらねぇよ。」
突っぱねる桜に対し、「俺はゲーム漬けの生活を送ってきました。ハートはあなたと同じです。世界でハートを動かすゲームを作りませんか?」
家賃300万円の新しいオフィスまで借りてしまう、ハル。
そして、下請けの仕事などすべてキャンセルし、ハルの言葉にすっかり惑わされた桜は、新しいオフィスに有頂天。
なんと会社も畳んできてしまったのです。
ふと、サバイバルアイランドという桜が好きなゲームのポスターをハルが持ってきたことで、桜はスタッフと大喜び。
「サバランは確かに面白いけど有能なプロデューサーがいなくてダメになった。有能なゲームプロデューサーが必要だったの。」
サバランを活かして、発展した独自のゲームを桜たちと制作することにした、ハルとガク。
そして、ドラゴンバンク社の大人気ゲーム「ドラ娘」の開発プロデューサーを引き抜く警句も立てています。
しかし、女性スタッフ、二葉小梢(安斉星来)によると、既に引き抜かれた相手の情報はトップシークレットとのこと。
ふと、その引き抜かれた人はスマホですぐ特定。
「世界の堀本」と呼ばれた男。
ハルはドラゴンバンクを訪れ、キリカ(今田美桜)に、ビジネスを持ち掛けます。
エレベーターの中で、キリカの父、黒瀧一真(國村隼)に話しかけました。
新人社員を装い、彼の事業を褒めました。
黒瀧は、ひたすらのし上がっていくことを教えて、別れます。
桜は躍起になり、斜森と巨椋に八つ当たり。
堀本を基準にしていることで、自分がいなくても困らないと不貞腐れます。
「サバランは桜さんがアイディアと原案を作らないと!」
凜々が慌てて止めても、桜は仏頂面でハンモックに寝そべりました。
ガクは静かに説得にいきます。
「金もない、社員もほとんど逃げてドラゴンバンクに転職する奴もいた。世界の堀本がなんとかやってくれるだろ。俺がいなくても。課金額1兆円稼ぐ男…俺はガキの頃からゲームしかないと思って生きてきたし、俺みたいなペーペーが世界の堀本とやっていけると思うか?」
「でももしヒットすれば、桜さんだって世界のサクラって呼ばれる日が」
「できるわけねぇ」
「僕もそう思っていました。僕も夢はあったけど、就活は落ちるし友達もいなくて何もできない人間だと思っていました。僕の人生はハル君に出会えたことで大きく変わった。ハルくんのおかげで仕事ができて一緒に働く仲間もできた。桜さんにもいるじゃないですか、僕にとってはハル君みたいな仲間が。雨森さんや小倉さんは桜さんの才能を信じています。だからみんな色々あっても黙ってついてきたんじゃないんですか?戻りましょう。みんなで力を合わせてドラゴンバンクに負けないような大ヒットゲームを作りましょう」
その頃、ハルは蜜園と対面。
「祖父が社長の頃、この屋上でよく遊んでた。」
「じゃあ自社ビルを売った話は?」
「ヨリヌキを完全に手放していない」
「代々受け継がれた思い出のビルなんでしょ?」
「再起をかけても結局メディアの力に潰されたわ。」
「メディアの力に勝てないなら…俺らがメディアの力に勝てばいい。ドラゴンバンクがメディアの力で潰してくるなら俺らはメディア帝国を創るだけ。」
翌日。
トリリオンゲームは盛大なパーティーを開き、ゲームの発表会を開催。
凜々が司会を務めるなか、会場には祁答院と蜜園も。
桜はクリエイターとして代表挨拶を務めますが、しどろもどろに。
その頃、ハルは何を考えているか分からないまま、また留守に。
「スマホで簡単、無人島での街づくりをコンセプトにしました。誰もが自分だけの無人島を開拓するテーマです。俺たちは野菜の種をまいて島を大きくし、くせになる仕掛けも作りました。今までにない方法で、自分だけの無人島をつくります。」
次々と観客が帰っていくのですが、ここで凛々が引き留めます。
「皆さん申し訳ありません…本来ならここで重大発表をおこなう予定ですが…」
そして、ハルが到着し、スペシャルゲストの「世界の堀本」こと、堀本秀雄を呼びました。
ドラゴン娘を作った天才クリエイター。
「どうも、世界の堀本です。ここにいるハル君と出会い、ハル君の熱い思いに突き動かされ、トリリオンゲームさんで宇宙一のゲームを作ることを決めました。」
桜は大泣きして、業務連携を喜びます。
凜々は、出資式レベニューシェアを説明。
堀本トリリオンゲームに25、出資は出資比率に分配して75。
出資者たちに出資を募り、頭を下げるハルたち。
しかし、その出資者のゲスト達は、密園と手を組んで集めた、「サクラ」。
長瀬は会場にこっそりいて、黒瀧にこっそり報告。
ハルたちトリリオンゲームの出資金は20億。
「俺、お前たちを信じて良かった!本当にありがとう!世界の堀本とこいつらと一緒に必ず最高のゲームを作るよ。」
桜は大喜びし、ハルとガクにお礼を言いました。
凜々は大喜びで宴会へ。
「だけどどうやって堀本さん仲間にしたの?」
「実はね、偽物なんだ。」
「あの人、偽物?」
「偽物という言い方はちょっとな…いないんだ、存在しない。」
「売れない役者さんに堀本を演じてもらった。会場にいた堀本は本物。世界の堀本というゲームクリエイターはこの世に存在しない。」
「まさかSNSのアカウントもコメントもハル君の自演?」
「堀本さんの顔、SNSにはっきり映っていたよね?あのとき、堀本さんを探すんじゃなくて写真撮りに…」
「ネットの記事はフリーライターに頼んだし、画像は僕が作った加工。ツイートアカウントもドラゴン娘関連に作り替えたよ。当面はこのウソがばれない。」
その頃、キリカと黒瀧は美味しい肉を食べました。
なんと秘書の長瀬は、ハルの計画を即座にキリカにも報告。
「そして真実を公表しない限り、フェイクニュースだと証明できないよ。」
「まさかあの人、そこまで計算して?」
「ちょうど脂がのったときに丸ごと頂くんだよ。」
ハルとガクの話し合いは続きます。
「ソシャゲ作るのはダミーだよ。そのためのサクラたち。」
「つまり桜さんたちは20億をもらうために利用して…」
「きっちり給料を払うよ、なんだかんだで誰も文句は言わねぇよ。」
「ハル君の本当の目的は?」
「メディア帝国。潰されないためにはメディアの力が必要。どんな手を使ってでも二度と同じことは繰り返さない。」
ガクは飲み会の場所にハルと別れてから現われ、気持ちが沈んだまま、心からゲームクリエイターとして飛躍できると信じる桜たちに気まずい顔をします。
「どうした?おっかねぇ顔して。」
「ハッタリAIからハッタリソシャゲ…次の展開か。まぁそれも経営者の資質」
「芸能界と古巣のあんたの得意分野なんじゃないかと思いまして。」
「なんの話かな?今となっては何の力もねぇよ。株式会社ドラゴンバンクと良い仲じゃないですか。」
「あんたと俺で芸能界を乗っ取る」
トリリオンゲーム4話感想・みどころ
今度はどんな無謀に見えて、計算高いビジネス戦略を思いついたかと思いきや、ソーシャルゲーム。
しかも、20億円を集める為に、桜たち小さなゲーム会社のクリエイターたちを利用したハルのなんと計算高いことか。
自分に自信がなくて、ゲーム一筋でやってきた桜にとっては、小梢ら仲間たちが、世界の堀本と仕事をすることをどれだけ喜んでいたかと思うと切なくなります。
ハルは「世界の堀本」を作り出し、加工画像や、フェイク情報を活かして、堀本が本当に実在するかのように仕向けたクオリティーの高さに脱帽です。
一方で、キリカはハルとガクを自分たちの元で働かせようと諦めておらず、父親の一真は2人をじっくりじわじわと追い詰めて、潰す真逆の黒い動きが面白い!
本日のエピソードでは、祁答院の過去も少し覗かれましたが、祁答院の関係者の女性が車に轢かれるシーン。
また、祁答院は芸能界とのコネクションがあることがハルの口から明かされ、今後の2人のビジネスに大注目な4話でした。