ドラゴン桜2021 9話あらすじネタバレ
大学入学共通テストまでのカウントダウンが始まりました。
今までに集めてきた特別講師たち、柳鉄之助(品川徹)、太宰府(安田顕)、由利安奈(ゆりやんレトリィバー)らが集結。
まずは、太宰が「まめまめし」という単語を使い、古文単語を漢字にすることを熱弁。
穏やかに話したかと思えば、指導の熱が入り、黒板を叩きます。
次に柳(品川徹)がビシバシと竹刀で教卓を叩きながら気合を入れさせます。
最後に由利(ゆりやんレトリィバァ)が流暢な話し方と楽しみながら生徒たちが学べる環境づくりをして、指導に当たるのでした。
試験の追い込みにプレッシャーやストレスを感じながらも闘う、瀬戸(キンプリ 高橋海人)、麻里(志田彩良)、楓(平手友梨奈)、天野(加藤清史郎)、菜緒(南沙良)、健太(細田佳央太)、藤井(鈴鹿央士)・・・そして、新たに専科に加わった小橋(西山潤)と岩井(西垣匠)。
1人1人、生徒たちは個性的な特別講師たちについていこうと奮闘中。
次の理事会で理事長選出の話が出るけれど、奥田校長(山崎銀之丞)か高原(及川光博)の立候補し、どちらかが理事長になれば、龍海学園を存続できるかもしれないと睨む水野(長澤まさみ)。
しかし、奥田は失敗に終わって落ち込みます。
母校はそんなに簡単に捨てられるものじゃない、大人の都合で生徒たちの大切な場所がなくなるのはやはり納得できないと桜木に訴える水野。
自分もかつて教え子として桜木や他の仲間たちと勉強に励んで東大に受かったことがあるからこそ、このまま売却を進むことに納得いきません。
次に水野は田村(山田キヌヲ)に寄附行為の資料を見せてもらい、次の対策を練ることに。
桜木(阿部寛)はいよいよ、共通テストの出願書を生徒たちに渡しました。
水野(長澤まさみ)や特別講師たちの協力の元、「共通テストの心構え5カ条」を教え、生徒たちの意欲を高めていくのでした。
控えをとり、反復復習すること、難しい問題にとらわれないこと、終わった教科のことを考えない、家族に確認して自分の成果を確かめることを教えます。
その他にも、1日目の試験後は、1人で帰宅すること、答えを問題用紙に書き、自分だけが受かればいいと思うことなど負けん気の強さを徹底して教え込む桜木と水野。
その頃、藤井は両親(日野聡)、母(沢城みゆき)は長男と藤井を比較し、兄弟差別を行っていました。
迎えた模擬試験本番・・・
藤井は彼のことをバカにする他校の生徒に皮肉を言われ、カッとなりそうになりますが、過去に自分が東大専科のみんなをバカにしたことを思い出し、無視します。
落ち込む藤井の結果は不安定で、健太(細田佳央太)が帰りにバナナをくれて励ましてくれました。
「僕は藤井君みたいになりたい。言いたいことをはっきり言えるから」
藤井はいつでも優しい藤井の小さな気遣いに心の安らぎを感じるのでした。
瀬戸をはじめとする東大専科の生徒たちの決戦の時が迫ってきました。
共通テストを終えた瀬戸に襲い掛かる試練・・・藤井はある決断をします。
水野は弁護士として、学園の売却を阻止する方法を必死に探っていました。
寄附行為追加申請書を職員室で偶々、発見。
それは、学園売却を阻止するための重要な資料でした。
生徒たちはそれぞれの目標を持ち、東大合格へ向けて、共通テストの気合を高めていき、それぞれに合った勉強法を試みます。
東大とオリンピックを叶えたい楓、自分に自信を持つきっかけを作りたい天野、東大にある貴重な文献を読み漁り、活かせる職業に就きたい麻里、将来実家を継ぎたい小橋、姉を助けながら東大生として生活を送りたい瀬戸、兄や親を見返したい藤井、虫と人が仲良く暮らせる研究者を志す健太、普通のキャンパスライフを送り、自分の本当にやりたいことをつ追求したい菜緒、西垣は人の役に立ちたい・人の力になりたいと言います・・・。
それぞれの熱い東大合格理由を口にした生徒たちはいよいよ、共通テスト本番へ向けて歩き出すのです。
みんなで円陣を組み、共通テスト会場へ向かいました。
久美子(江口のりこ)は存続の為に、東大専科のみんなが頑張ってもらわないと困る、でも、陰ながら応援することを奥田(山崎銀之丞)。
その頃、生徒たちはそれぞれの得意と、自信をつけ、専科で学んだことを思い出しながら取り組みました。
帰宅する際も、専科の生徒同士で連絡を取り合わない、1人で帰宅することを心掛け、刺激し合わないように注意を払いました。
ふと、瀬戸は、バスケットボールをした専科の生徒たちは、桜木から不安をコントロールすること、完ぺきを求めず、落ち着いて自分を信じることを教えられます。
瀬戸はバスケの時に自分の自信のなさがボールを投げた時にあらわれていることを桜木に指摘されていたのでした。
テスト2日目を乗り越え、学校で答え合わせを桜木に任せた専科の一同。
教員たちが答え合わせをしているなか、生徒たちは自習へ。
その結果、早瀬と岩崎は700点台、小杉から天野は800点台、岩井と小橋は400点台、藤井は700点台、そして瀬戸は620点。
瀬戸がかなり厳しい状況で、奇跡が起きない限り、東大合格は無理かもしれないことを桜木に突き付けられます。
小橋と岩井とまた来年、受ける・・・もう無理だろうと諦めがちに。
藤井の点数が予想外に自分よりも高かったことが落ち込みの原因でもあると教員たちは追求。
桜木は藤井が精神的に不安定だと見抜きます。
文系に変えたほうが今の藤井の為だと桜木は伝えます。
理数系が実際、落ちている藤井。
「文転することは恥じゃない、東大はただのスタートだ、誰かの為に認めてもらうのではなくて、自分の為に東大に行け、お前ならできる、自信を持て。もしもお前のことを笑うやつがいたら俺の前に連れてこい」
桜木は英語と数学は十分届いていて、国語と日本史はあと少し頑張ればラインに届くとのこと。
藤井は専科のみんなに頭を下げて、苦手な教科や少しでも合格に追いつけるように手助けを求めました。
もちろん、専科のみんなはそれぞれの特性を活かして、瀬戸をサポートすることに賛成します。
瀬戸は不貞腐れていましたが、姉(大幅しえり)の気遣いに触れ、考えを改め直します。
学園の先代と直接対決を迎える桜木達。
龍海学園の生徒たちの為に力を尽くし、学園売却を阻止することを宣言した久美子は、売却賛成派をまじえた会議を近々、開くことを決意。
坂本(林遣都)や元教え子の米山(佐野勇斗)さらに、桜木に協力的な姿勢を見せて、裏切り行為をしている岸本香(早霧せいな)と闘うことになった水野と桜木。
松原(市川右圂次)や、岸本香、米山が来ます。
米山と坂本が、岸本と組んで、学園売却に桜木らと再会する前から意欲的だったと伝えました。
2人の裏切り行為に憤る水野。
しかし、米山は「社会勉強」として坂本に助けられて今があると豪語。
松原は2022年までに着工予定だと告げます。
桜木によって東大合格者が5人出たら久美子は去る約束になっていると皮肉を言う岸本。
桜木は7人必ず合格させると宣言。
水野は、龍海学園での寄附行為の資料を発見したことや、理事長が理事会の過半数で選任されても、4分の3以上が異議を申し立てれば、学園売却が認められないと資料に記載してあると反論。
龍海学園の教職員たちのほとんどは、学園売却に反対していることも伝えます。
米山にも坂本と共に売却活動に賛成していることから手を引けとアドバイス、坂本にも桜木達を裏切った行為を指摘。
しかし、高原が桜木達を裏切り、なんと桜木と水野を龍海学園に呼んだ時点で、学園売却に賛成なことを口にしました。
龍海学園の売却に賛成派は元理事長側に、そうでない場合は桜木や水野の傍に移動するよう、田村(山田キヌヲ)、辻(水玉れっぷう隊 ケン)、大山(内村遙)、鶴ヶ崎(鶴ヶ崎好昭)に伝えた高原。
その結果、教員たちのほとんどが桜木と水野側につかず、元理事長(木場勝己)側に。
桜木と水野は本当の敵がもっと身近にいたことを痛感させられるのでした。
来週は最終回!東大専科に7人全員受かるのか?!学園売却はどうなる?そして、最終回を華麗に締めくくるゲストも登場!
ドラゴン桜2021 9話感想・みどころ
共通テストに向けてそれぞれの思いを抱え、専科で学んだことを思い出しながら試験に挑んだ専科のメンバーに大きな花束をあげたい。
藤井がまた精神的な成長をのぞかせましたね。
共通テスト会場で他校の生徒に馬鹿にされて、キレそうだった藤井が、かつて自分が専科のみんなを嘲笑った自分の人間的な弱さを思い出し、言い返さずに自分を落ち着かせるシーンは胸が熱くなりました。
また、専科のみんなに頭を下げて、自分に力を貸してほしいと頼む謙虚さや、これまでにない優しい丸くなった表情に涙が出ましたよ。
藤井の両親は自分の子供を「情けない」「恥さらし」と口にしていて、手を上げない心の暴力で息子に接していると思いました。
弱音を吐かず、家族を見返してやりたいと思い続けるガッツな根性があるプラスな部分、人の弱さを認められないマイナスな部分が藤井にはありますね。
両親の理不尽な接し方が、彼の人格形成に影響を及ぼしていましたが、桜木や専科のみんな達の根気強さ、温かい人柄のおかげで彼自身の表情に柔らかな光が差したシーンは見逃してほしくない見どころです。
みんながそれぞれの場所で奮闘する共通テスト回だけでなく、敵は思ったよりも身近に存在して息を潜めていたと思っても過言ではないエピソードでしたね。
藤井が両親と兄からの精神的虐待の犠牲者であることは過去の放送回で取り上げられていましたが、あの卑屈で人を無意識のうちに見下す態度や話し方、自分以外に勝つ者はいないと思い続けていたバックグラウンドがなおさら、明らかになりましたね。
藤井の両親がアニメファンに大人気の大御所声優が演じていたサプライズ的描写もSNSで話題になっています。
父親は大ヒットアニメ「鬼滅の刃」の人気キャラクター、煉獄杏寿郎を演じた日野聡さんと、2004年から2014年にかけて人気を博したアニメ「ローゼンメイデン」のヒロイン、真紅役で知られ、令和版「ルパン三世」では峰不二子を演じている、沢城みゆきさん!
私も「ドラゴン桜」から大好きな2作品の人気キャラクターの声がして反応してしまいましたが、よりによって、楓の両親に負けず劣らずの毒親役・・・。
しかし、どちらも声だけの出演で顔出しはしていないにも関わらず、その声の力によって、放送を見た視聴者さんたちの熱い反応がSNSで殺到!
印象に残りやすい独特の存在感を発揮していて、両親の暴言に負けずに立ち向かう勇姿が、楓とはまた別視点で応援したくなりました。
後半は、新たなる裏切り者がまさかの高原教頭(及川光博)。
高原の道化師のような独特の含み笑いや、豹変ぶりに震撼でしたね。
視聴者さんたちの中では、及川さんの「相棒」のイメージなどもあり、トラウマ級に怖かったけど、高原の黒幕ぶりに来週も楽しみとの反応も見られました。
及川さんだけでなく、過去の放送回から人当たりが良さそうな態度で接し、桜木や水野の心を詐欺師のように、巧妙でゆっくりと手順を踏みながら信頼関係を掴んだ坂本(林遣都)も一癖も二癖もある相手なことがさらに強調されていました。
視聴者の皆さん、林遣都さんが演じた「姉ちゃんの恋人」でのあの優しかった好青年の姿は良い意味で忘れてくださいね。
爽やかで不器用、優しい人を演じることが多い林遣都さんの怪演は、最終回でも見逃せません。
坂本や松原(市川左圂次)、岸本、米山(佐野勇斗)らだけでなく、もっと学園売却を密かにずっと期待していたのが、高原だったとは!
桜木や水野に波長を合わせるふりをして、水野が寄附行為の資料を見つけたのを知って、ほくそ笑んでいたんですよね 恐ろしい男です。
龍海学園の存続危機が目の前にあるなか、専科のみんなは全員合格か?はたまた、夢に届かなかった生徒が出てしまうのか?!桜木は最後の熱いハートを全力で専科のみんなにぶつけていきます。
次週の最終回を絶対見逃したくない9話でした。