グレイトギフト

グレイトギフト5話 白衣の悪魔な白鳥が戦慄すぎる

グレイト・ギフト5話あらすじネタバレ

明鏡医科大付属病院の病理医、藤巻達臣(反町隆史)は、「ギフト」を盗み、密売した事務長、本坊巧(筒井道隆)。

2人の弱みを握り、支配下に置いていた心臓外科医、郡司博光(津田健次郎)はこれぞ好転とばかりに、裏切りと企てます。

頃合いを見て、これまで忠誠を誓ってきた新理事長、白鳥稔(佐々木蔵之介)にギフトでとどめを刺し、その後釜に座る野望を持っていました。

「お前たち、俺に忠誠を誓え、誰が本物の皇帝だ?」

「郡司先生です。」

アルカナムのボーイ、立花が入ってきました。

「今のことは見なかったことに…」

気まずさで声をかけた本坊に対し、立花は黙々と、ギフトで商売しようとしていた君島と彼の側近の遺体を引きずっていきました。

ギフトを利用し、新たな酒に注いでいた郡司。

ギフトの情報を探るためにやりました。

「今まで何人もの患者が息を引き取ってきた。生きてほしい人が沢山いる。あんな2人なんか…」

「あなた、それでも医者ですか?」

郡司の狂った感覚が、藤巻には理解ができません。

郡司は会員制ラウンジのオーナー、安曇杏梨(倉科カナ)の協力を経て更なる暗躍を開始。

「あなたに踏みつけられても蹴られてもかまいません。」

「私は上を目指すあなたを認めていますよ。」

杏梨は本坊が自分に恋をしていて、精神的に執着していることを察していました。

一方、郡司から新たなギフトの培養を命じられた藤巻は、対立。

白鳥理事長の後釜になれたら、ギフトを使ってもっと邪魔者を殺し、ビジネスを目論む、郡司。

従わなければ、明鏡医大に、入院中の妻、藤巻麻帆(明日海りお)の命を狙う準備はきています。

「奥さんの命がかかっている。お前に反論する資格はない。培養のペースをあげろ。」

医師として、夫として、葛藤を重ねていた末、藤巻は麻帆を転院させようと考えます。

「転院?」

疑りの目を向ける、麻帆。

「もう少しリハビリに重点を置いた場所にした方が良いと思って。」

「郡司先生も白鳥先生も熱心なのに。」

大学生の娘のあかり(藤野涼子)も藤巻の行動を疑いました。

病院では、久留米が、藤巻のことを心配します。

「大丈夫ですか?」

「ギフトを使ってまた殺人が起きましたよ。」

横入りして、藤巻と久留米の会話を邪魔する、本坊。

その頃、元刑事で、一人娘を明鏡病院に入院させている神林育人(尾上松也)と、現役刑事の月足修平(濱正悟)は、藤巻が白鳥に利用されていて、不審な動きが多い事に気付いていました。

病院では、本坊が久留米と藤巻に言いました。

「反撃しましょう。ギフトを贈られる人は、殺されて当然なんですよ。杏梨が好きな人は今、郡司です。郡司は既婚者のくせに美味しい思いをしやがっているんです。郡司をぶっ潰す。」

その後、藤巻と久留米、本坊と検査技師の奈良茉莉(小野花梨)で夕飯を囲みます。

しかし、本坊は藤巻と久留米が付き合えばいいなど、とんちんかんなことを言うのでした。

また、共闘関係にある、藤巻と検査技師、久留米穂希(波留)に郡司の不倫相手を見つけ、そのネタを切り札に反逆を持ちかけました。

やがて、妻の命を守るために起死回生の一手に出ようとする、藤巻。

時を同じくして、久留米、杏梨、そして、郡司と逢世を重ねる、看護師長、鶴下綾香(片山萌美)。

「私はグンちゃんのためなら殺されても良いよ。頂戴よ、急性心不全を引き起こす魔法のクスリ。」

「俺とはもうしばらく関わらない方が良い。」

「やっぱりあの人を選ぶんだ。私の事捨てるのね。」

「そうじゃない。君が心配なっただけだ俺を信じてくれ?」

郡司は綾香の両頬を手で包みこみながら話しかけました。

「わかった、信じる。」

綾香と郡司は今日限り、不倫関係で会うことを控えることにしました。

翌日。

EF数値が安定し、藤巻の妻、麻帆は退院することが決まりました。

「容態がまだ不安定ですから、検査入院や、通院は必要です。」

「良かった!お母さん!」

「退院したら風に吹かれたいね。」

優しい医師のふりをする、白鳥(佐々木蔵之介)。

「お話があります。」

彼に呼び出され、藤巻は冷静に対応します。

「容態はまだ安定していません。容態が急変すれば再入院もあります。もしかしたら亡くなる場合も…。私がギフトを持っていないとでも?よそからギフトを入手することもできますよ。」

「やめてください。」

「それでは私からの質問をお願いします。郡司先生は僕をギフトの件で裏切っていますよね?それから僕をギフトで殺そうとしている。違いますか?」

「なんのことだか僕は分かりません。」

そこで、次に郡司を呼び出す、藤巻。

「お願いします、麻帆の命を助けたい。白鳥先生がいる限りギフトから逃れられない。麻帆の命が脅かされています。郡司先生から転院をするよう、お願いできますでしょうか。」

「なんで俺がそんなこと。いきなりの転院は不自然だし、怪しまれるだろ?」

「応じなければ不倫の事実を病院内にばらします。まずいですよね?理事長の座を狙っているのに…不倫が公になればあなただって危ないですよ。麻帆も娘のあかりも郡司先生を信用しています。郡司先生の提案なら素直に聞き入れると思います。」

藤巻の冷静な脅しと交換条件に、郡司は笑みを浮かべながらも気まずそうな顔をします。

そして、麻帆は退院日が近づき、荷物をまとめていました。

なんと、郡司に抱きつく、麻帆。

麻帆と郡司は不倫しています。

「郡司が俺たちの関係、分かっている。」

「だから転院しろって言ってきたんだ。私はばらされたら困る。」

「俺の出世に響くから困る。」

「病院変えてもいくらでも会えちゃうのにね。」

その会話を聞いてショックを受ける、藤巻。

「入って…座って。郡司先生とは入院する前から付き合っていた、ごめんなさい…それと、離婚したい。」

サイン済みの離婚届を藤巻に出す、麻帆。

「満開の桜を見たり、パンを買いに行きたい。これからは自分らしく好きなように生きたい。あかりにも話してきた。進路の事とか。」

そこへ、状況を知らず、ケーキを買ってきたあかりが入ってきました。

「私はお母さんの新しい人生を応援するよ。これまでお父さんは自分の好きなように生きてきた。お父さんが経済的に養ってくれたことには感謝している。でもお父さんは家族に興味がないよね。郡司先生とのこと知っていたよ。だから、お父さん、お母さんをもう解放してあげてほしい。私はお母さんのこと心配だからついていく。」

「わかった‥‥俺が家から出て行く。」

「まずは別居という形で。」

「わかりました。」

郡司、麻帆、あかりの対応に、心が限界の藤巻は、病院の外で離婚届を投げ付け、心のストレスから絶叫します。

「うわああああー!」

郡司が麻帆と不倫関係にある事を藤巻一家の会話を偶然聴いて知った、鶴見綾香は、郡司が白鳥を殺そうとしていることを、郡司に告げ口。

「郡司先生は白鳥先生を殺そうとしています。」

「なんの御冗談を…お引き取り下さい。」

「私が郡司先生を殺します。それに従わないならすべてを公表します。」

「あなたへのギフトです。」

「感謝します。」

白鳥は綾香にギフトを渡しますが、彼は歪んだ笑顔を浮かべ、企んでいました。

夜。

藤巻はギフトを黙々と作りました。

「藤巻先生、さっきから叫んだり、大丈夫ですか?って声かけたら大丈夫って言われて。」

「実は、郡司先生、離婚するみたいですよ。郡司先生の不倫相手、藤巻先生の奥さん、麻帆さんですよ。」

「ええー!」

「声が大きいですよ!」

本坊が藤巻の妻、麻帆と郡司が不倫していることを久留米に話しました。

ギフトを造って荒れている富士末期は疲労困憊で倒れていました。

「藤巻先生、私は素晴らしいギフトをもらったので彼を殺そうとしました。」

…俺は、医者だよな。多くの患者の命を助ける為に医者になったよな。

郡司の身に危機が迫っていることを察知した郡司と藤巻。

「郡司先生、鶴下さんがギフトを手に入れました。誰かを狙っています。」

「なぜお前に?」

「俺と同志だからって…」

「いや違う、狙っているのは俺じゃない…!」

鶴下が狙ったのは、麻帆でした。

麻帆が退院する前日、麻帆が薬を飲む飲み水にギフトを入れました。

しかし、藤巻と郡司が駆け付けると、麻帆は元気にしています。

一方で、綾香は白鳥に不意打ちに、ギフト入りの注射を打たれました。

「あなたは今回のことで不安定になっていますね。麻帆さんが飲んだのは蒸留水です。なたにはまだ早すぎました。」

「藤巻と郡司に伝えて…白鳥のクソ野郎を…殺してって…」

白鳥は綾香をそのまま見殺しにしてから他の患者の前では、平然と医師として、彼女に心臓マッサージの処置を行います。

その様子を異様に思っていた、元刑事で、明鏡医科大学病院に中学生の娘、琴葉を入院させている、神林。

「わあああああああー!」

郡司は助けられなかった綾香の姿に激しいショックを受けて絶叫しました。

その頃、白鳥は神林から怪しまれていました。

「鶴下綾香さんの行政解剖を行った結果、黒いシミが。何もそのほかは以上はありませんでした。鶴下さんを殺したのはあなたですね?」

「神林さん、私は医者ですよ。…琴葉さんの手術、選択するのはあなたです。」

神林の前でも本性を覗かせた白鳥は去って行きました。

その後、藤巻は綾香が目の前で死んだことで落ち込む、郡司に声を掛けます。

「2人とも愛していたんですね。ならなんでうちの妻まで…」

「俺の好みに口出しするな、うるせぇよ。お前に知ってほしいことがある、来い。」

そして、白鳥の理事長室には、杏梨、本坊、そして、久留米の姿がありました。

「我々は随分前から同じ志を持つ仲間なんです。」

白鳥の言葉に、藤巻は久留米をますます疑りの目で見つめるのでした。

グレイトギフト5話感想・みどころ

怖すぎますよ、この病院…いいえ、白鳥が特に。

もう彼のギフトを使ったクーデターは勢いがとどまることを知りません。

善良で爽やかな容姿、穏やかな声質で患者を絶対的に信頼させ、患者家族である藤巻に、いつ、手術で助けた麻帆の命をなんとでもできるように告げるなんて悪魔ですよ。

しかし、その麻帆も、郡司と藤巻に隠れて不倫していて、藤巻がこれまでしてきた努力なんだったんでしょうかね。

麻帆だけでなく、藤巻の一人娘、あかりも酷いと思いました。

「母親の不倫を公認し、父親は家庭に関心がなかった、母の生きたい人生を優先するし、支える、経済的に面倒を見てくれたことは感謝しているが母を解放してほしい」

これが娘が父に向ける言葉でしょうか…。

藤巻家には本当の愛が欠如しているように感じました。

冷え切った関係とはいえ、麻帆の命を救うために迷走していた藤巻が、ストレスが爆発して叫んだ場面は、とても心が痛みました。

藤巻に毛布をかけてあげたくなりましたよ。

郡司は相変わらず色気と独特なフェロモン気質な声で、綾香も、麻帆も惑わすのが上手いです。

郡司も麻帆と鶴下綾香と、のらりくらりと交際していたけど、綾香の事も麻帆の事も心の底から愛していたとは不思議な恋愛感覚ですよね。

白鳥の手の平に転がされていた鶴下も最期は利用していたつもりが、利用されていて哀れでしたね。

まさか、白鳥を通して手に入れたギフトで麻帆を毒殺しようと試みるものの、白鳥に先を読まれて、ギフトを注射されてしまうとは…怖かった。

さらに、殺人の全てに白鳥が関与していることや、入院している娘、琴葉の手術が近いなんて言い出す白鳥に背筋が凍りましたよ。

そして、「チーム白鳥」の中にいる、久留米の存在。

唯一の味方だと思っていた久留米の真実が知りたいし、これ以上、裏切りが続いて、藤巻の医師としての良心が削がれていかないことを願いたい5話でした。

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