ハヤブサ消防団2話あらすじネタバレ
亡き父の故郷である山間の集落「ハヤブサ地区」で暮らしはじめたスランプ気味のミステリー作家、三馬太郎(中村倫也)。
入団したばかりの地元の消防団「ハヤブサ消防団」の練習に駆り出されて疲労困憊。
消防団が日頃の訓練の成果を披露する、「消防操法大会」の開催日が迫っていて、分団長の宮原郁夫(橋本じゅん)は特にピリピリしていました。
「太郎くんはまだ消防団に入隊したばかりだから、できなくて当然だろ。みんなだって疲れている。」
宮原に突っかかる、山原。
2人特有の小競り合いをしてから、居酒屋でリラックス。
そんななか、太郎はハヤブサ地区を襲った連続放火事件の犯人が亡くなってしまった、山原浩喜(一ノ瀬ワタル)だという噂が出回っていることを知りました。
ソーラーパネルの件で、近隣住民を恨んでいたのではと事実無根の話をする住民たちに疑問に思う、太郎。
一瞬だが、生前の浩喜と会話を交わし、彼が育てている野菜を分けてもらったことから、彼がそこまで悪い人間だと思えず、困惑。
しかも、根拠のない噂があっという間に集落に広がった違和感を覚えるのでした。
帰宅すると、家の郵便ポストに花束が。
その花束を不気味に思う太郎と、同じ花束を浩喜が死んだ川に投げたのが、立木彩(川口春奈)。
その矢先、消防団メンバーの一人で役場勤務の森野洋輔(梶原善)から「相談がある」と声を掛けられました。
相談というのは、ハヤブサの町おこし動画企画にまつわることで、矢内は作家である太郎に力を貸してほしいとのこと。
約束の時刻に居酒屋に出向くと、座敷には森野の他、役場の企画課員の矢内潤(岡本篤)と移住してからずっと気になっていた謎の美女、立木彩(川口春奈)の姿が。
彩は映像ディレクターで、今回の発案は彩からでした。
親睦を深めようと、空気を読む森野洋輔(梶原善)。
しかし、本人はどこか冷たい態度。
「今、私たちはハヤブサを舞台にしたドラマを作ろうとしていて…」
話を切り出す、彩。
三馬太郎に、消防大会を控えていることや、連載を持っていて忙しいと断ります。
ところが、彩は太郎にどうしても執筆してほしい様子。
太郎はやると言っていないにしろ、どうにか引き受けました。
今、執筆中の作品を残り1時間でやり終えてほしいと、中山田(山本耕史)から指定され、焦る、太郎。
そこへ近隣の主婦が、寺当番をリモート中の太郎に頼んできました。
三馬は、寺当番の件で、江西佑空(麻呂赤兒)と対面。
太郎の父を古くから知る、江西は厳格な雰囲気をもちながらも、優しい僧侶でした。
「私は三馬さんの作品のファンです。読者さん達の評価がたった2つなんてとても腹立たしい。執筆を続けてください、応援していますよ。」
「有難う御座います。恐縮です。」
浩喜の件で心ない噂が広がっていることをやんわり伝えた、太郎。
波川(大和田獏)の家の屋根を修理するために300万円を寄付していて、その件で浩喜とトラブルがあったこと。
波川家は経営する工場の家計が厳しく、土地を売って太陽光発電を使っています。
営業担当の真鍋は波川家も営業スタッフとして訪れていました。
藤本勘助(満島真之介)にそのことを話し、いくら小さな田舎町とはいえ、あっという間に悪い噂が広がることや、浩喜の件で違和感が拭えないとこぼすのでした。
真鍋明光(古川雄大)が太郎を訪ねてきます。
そこで、真鍋は波川の家が火事になり、浩喜が疑われていることを真鍋に言うものの、真鍋は不審な表情を浮かべるのでした。
そして消防大会が迫るなか、三馬が何も知らず、ソーラーパネルの件について首を突っ込み、山原と宮原が喧嘩。
その後、彩と会うと、三馬は彩にハヤブサ地区に住み始めた頃はどうだったか聞きます。
彼女は多くを語ろうとしません。
「東京は近所づきあいが難しいといいますが、消防団に入ったり、地域の交流がハヤブサは積極的ですね。」
「ハヤブサ地区全体は家族で、家族のことで面倒なことをするとは思っていません。」
「家族なら浩喜さんの件で誰が放火したとか決めつけないですよね。」
「またどこかが放火されたら、浩喜さんの無実が証明されますね。」
その恐ろしい意味深な言葉に硬直する、太郎。
迎えた消防操法大会。
会場に来ていた彩に少しドキッとしながらも、初めての大会に挑む、太郎。
ところが、森野が放水を始めた瞬間、水の亮がとどまることを知らず、ハプニング発生。
その場にいたみんなは不信がり、なんと担当者の八百万(やおろず)町の町長、村岡信蔵(金田明夫)に命中してしまいました。
ハヤブサ地区を嫌う彼を怒らせてしまった、宮原と森野。
彩も巻き込まれて濡れてしまいましたが、怒ることなく、消防操大会の様子をカメラに収めました。
その夜。
落ち込む三馬を優しくフォローする、宮原。
またしても飲みの席で喧嘩してしまう、宮原と山原。
2人の同学年に、「ハヤブサの山口百恵」と呼ばれたマドンナがいたものの、親友だった2人は彼女、モモ(池谷のぶえ)がどちらも好き。
賢作がモモに告白したものの、今はモモはなんと、宮原の妻。
飲んだくれる夫に怒り心頭の彼女は、宮原を連れ帰りました。
モモに宮原より先に告白した、山原は10代の恋が破れたことを痛感し、酔って号泣。
勘介にフォローされます。
翌日。
無事、誤字脱字が目立つものの、執筆した作品が完成した、太郎。
中山田に無事、納品することができました。
太郎はふと、浩喜の家の前に来て、彼が他の住民にも野菜をおすそ分けする優しい人柄が覗かれ、なんとも胸が切なくなります。
ふと、彩に声を掛けられた、三馬。
「私も執筆をしていたのですが、失敗して田舎に来たのです。三馬さんにどこか嫉妬していたのかもしれません。失礼な態度をとってしまいごめんなさい。」
「4冊出してもなかなかなんですよ。」
「私は尊敬していますよ。」
「浩喜さんの件について本当のことを知りたいですし、亡くなったかたについて根拠のない噂を流しているのがつらいんです。僕もハヤブサが好きなんですよ。」
他の地元民や、波川に直接、聞いたところによると、浩喜は波川夫婦とトラブルはなく、野菜をおすそ分けするため、接触したことが発覚しました。
彩は三馬の話を冷静に聞いて別れたものの、その背中は何か寂し気と怪しさを纏っていました。
その後、営業中のルミナスソーラーの営業スタッフ、真鍋に接触。
「会ったことはないですね。浩喜さんのことですよね。」
「浩喜さんについて、悪い噂があり、ソーラーパネルの件で浩喜さんと波川さんにトラブルがあり、浩喜さんが波川さんになにか言ってきたことはないそうです。野菜を分けてくれるような優しい人だったそうです。浩喜さんを意図的に陥れ、悪意をもって噂を流している人物がいるのではと疑っています。斎藤さんから真鍋さんが、浩喜さんの悪い話を聞いたと知りました。斎藤さん以外のかたも、真鍋さんから同じ話を聞いたと答えています。ですから直接、伺いました。」
「今更…僕は何もしていません。」
「突然、失礼なことを聞いて申し訳ないです。」
「いやでもそれほどの好奇心があって凄いですね。三馬さんの次回作楽しみにしていますね。」
しかし、三馬と別れてからの真鍋は何かを隠しているような不審な態度。
三馬は家で、花言葉は「警戒、危険」を意味するシャクナゲの花について調べます。
その花は、三馬の郵便ポストに入っていた花束に使われていた花でした。
彩は帰宅すると、家の前に真鍋がにやりと笑って意味深に立っており、不気味に思って警戒します。
ハヤブサ消防団2話感想・みどころ
つらい…浩喜の件がひたすら心が痛みます。
波川が浩喜についての本当の一面を他の地元民に話していて良かった。
それから、波川本人が太郎に話してくれたおかげで、亡くなった彼にも理解者がいたことが切ないけど救いだと思いました。
消防団として、消防操大会で張り切るものの、宮原の失敗に空気が一変。
八万町の町長、村岡の怒りを買ってしまったものの、消防団のみんなは太郎には本当に優しくて安心しました。
宮原と山原が度々、小競り合いをするきっかけが、まさかの宮原の妻、モモエ。
モモエにどちらも学生時代、恋していたものの、破れた山原の失恋だったとは…。
とにかく価値観をぶつかり合っている彼らも深い因縁が会ったかと思っていたら、そのきっかけに思わず笑ってしまいました。
モモエは「ハヤブサのマドンナ」のはずが、恐妻すぎてギャップがありました。
橋本じゅんさん演じる宮原が妻の尻に敷かれるタイプってなかなかないですよね。
さて、浩喜の死の真相…いや、もしかしたら殺人に関わっている可能性がみられる、真鍋。
ドクターチョコレートの仲間の一人として出演以降、唯一無二の甘いマスクを持つ、古川雄大さん。
品行方正な営業マンの彼は、みんなには見せない裏の顔を隠し持っていて、浩喜のことを知らないと言ったり、誤魔化すために、三馬の作品を褒めても、どこかダークな一面が覗かれました。
特にラストの彩の帰りを待ち構えているかのように、彼女のアパートの前に立つ姿は戦慄でした。
このハヤブサ地区はみんな住民を家族というのは口先だけな気がします。
これだけ誰かと誰かの確執が災いを呼んで、放火が起こっている関わってはいけない田舎町な気がしました。
太郎を取り巻く、ハヤブサ地区の地元民たちが纏う誰が白で誰が黒か予測不能のミステリーに次回も待ち遠しい2話でした。
しかし、次週3話の放送は、世界水泳のため、2023年8月3日に放送日が変更となります。