ハヤブサ消防団8話あらすじネタバレ
東京から戻り、多くの人で賑わうハヤブサ地区に驚いた、三馬太郎(中村倫也)。
太郎が彩の家を訪れると、そこには杉村が。
「立木さんは三馬さんに会えないと言っています、お引き取り下さい」
杉森が立木に関わるなと、太郎にクレーム。
さらに、真鍋も加勢して、立木彩に今後関わらないほうがいいと太郎に苦言。
ところが、太郎の前に現われたのは、「アビゲイル騎士団」の後継団体、「聖母アビゲイル団」の弁護士、杉森登(浜田信也)。
太郎の新作出版の為、東京で行われたサイン会にも来ていました。
なんと、太陽光発電ルミナスソーラー営業担当、真鍋明光(古川雄大)も、杉森と繋がっていました。
「三馬さん、全てお答えする義務はありません。」
太郎が、複雑な気持ちのなか、聖母アビゲイル騎士団の影響はどんどん広がります。
ハヤブサ地区に集まっているのは、単なる観光客ではなく、聖母アビゲイル教団の信者であることは明白。
なんと、彩の友人、明日香が「先生」と呼ばれた上層部の教祖に殺されていました。
八百万町のハヤブサ地区にいる真鍋が、アビゲイル騎士団の熱心な会員ということを杉森から聞かされていた、彩。
「ハヤブサの大半の土地をアビゲイル騎士団の領地にするのが目的です。ソーラーパネルを設置すれば疑われません。資金面は問題ありません。オンラインサロンで加入者を集め、収益化してきました。活動を続けたい我々に賛同したい人もいます。ハヤブサにユートピアを作りましょう。」
なんとその賛同者の中に、徳田(岡部たかし)が。
「なんでですか?」
「ハヤブサじゃなければならないのです。」と、杉森。
宮原(橋本じゅん)は、その浸食の速さに、消防団のメンバーは驚愕。
「省吾のことだけでも受け止めきれないのに」と、宮原。
「観光客だけやない…いきなり10人くらいうちの近所に住み始めた。」
勘介と森野(梶原善)も、アビゲイル騎士団の洗脳行動が広まっていることを懸念。
「うちの近所にも家族よりも多い人数の人が住み始めた」
「信者は300人から400人いて、このままだと浸食されかねない。俺らは出ていくか受け入れるかどちらかを選択しないと…」
「手に入れたのは土地だけじゃないかもしれない」
「あいつにとって、アビゲイルは大事な居場所だったんだ」
「居場所なら消防団があっただろ」と勘介。
勘介は徳田がアビゲイル騎士団に浸透し、消防団メンバーを裏切ったことに嘆き悲しみました。
「信じられんな!とんでもない女や!町おこしドラマもあれだけ協力したのに」
彩の裏切りに、山原、森野、勘介は絶望。
山原は冷静に宮野と勘介をフォロー。
太郎の家に突然、ハヤブサ地区に住む謎多き女性、映子(村岡秀美)が訪ねてきました。
映子は山原展子(小林涼子)の写真を見て興奮し、展子のことを太郎に聞こうとしていますが、彩以外の教団の信者たちから自宅へ連れ戻されました。
ところが、警察の永森は取り合ってくれず、次に、村岡へ。
危機感を募らせた消防団は八百万町の町長、村岡信蔵(金田明夫)に働きかけます。
「あんたの不祥事を公表してもええんやで?」
脅しをかけた賢作(生瀬勝久)や宮原、森野。
彼は渋々、その圧力に負けてしまいます。
太郎は教団がハヤブサ地区を選んだ理由が腑に落ちません。
久々に対面した彩に、太郎は「全部嘘だったんですか?と問いかけます。
「なぜあんな宗教を…!山原さんが殺される事わかっていましたよね?どうして…!」
「あなたも他の人と同じ。私は杉森さんに山原さんのことを伝えていません」
杉森と電話をしていた彩。
改めて、彩は、山原浩喜の事を杉森に電話。
太郎は、展子が100日間山を歩き続け、円に真理が存在することを実感し、アビゲイルに浸透していったことを知りました。
「人の心を読み癒す力、円が新しい世界が開ける」と、聖母として働いてきた、展子。
彩のこれまでの発言と展子の発言が重なり、石楠花の花が太郎の郵便ポストに投函されたのも、自分に従わないものには鉄槌をくらわすと言っていた、展子。
その夜、彩はハヤブサ地区に移住してきた他の信者たちに歓迎されていました。
「聖母は唯一無二の存在。私達凡人が開眼することは難しい。でも立木さんは別。あなたが入団した時、聖母の魂を受け継ぐかもしれない」
杉森は、展子と同じものを受け継いでいるかもしれない、だからハヤブサに移住して新たな聖母になるよう、頼まれました。
「驚きました。あの方の写真が三馬さんの家にあるなんて。導かれるってこういうことなんですね…」
僕は誰かに導かれてこのハヤブサに来たのだろうか?なんのために?と考え込む、太郎。
「この山川展子さんを一緒に探してくれませんか?」
太郎は再びハヤブサを訪問した中山田(山本耕史)に協力を頼みました。
翌朝。
アビゲイルの信者が何軒もの集合住宅を建てようとして、ハヤブサ移住を信者たちがいる事を改めて感じる、勘介と宮原。
勘介は怒りだして信者に感情をぶつけました。
「なんで放火した奴がハヤブサにいるんや!」
宮原がなんとか太郎を止めます。
杉森は賀来武彦(福田天球)の居酒屋に訪問しますが、消防団のみんなから、杉森とハヤブサ消防団の事を訴えました。
「あんたが省吾さんを殺したくせに!」怒って杉森に突っかかる、勘介。
「うちの信者には放火犯などいません。」
ここで、冷静な賢作が止めます。
「この人は何かある前に省吾を消したんや…口封じに」
「我々、同じハヤブサを愛するもの同士、仲間になりませんか?家族になりましょうよ。」
杉森は手を差し伸べるものの、消防団も賀来も止めます。
ところが、村岡町長は自分の不倫を消防団たちに暴かれることを恐れて、ハヤブサにどんどん観光客や新たな住人を受け入れると記者会見で発表。
その頃、太郎は展子を中山田と調査。
妾に生ませた子供を産ませた家があるとの情報が。
賢作、森野は怒り狂い、村岡に抗議。
村岡の秘書も加わり、村岡を厳しく咎めます。
「町長は、アビゲイル騎士団信者の女性との不倫を公表することを恐れて信者たちを受け入れたんですよね。不倫相手に渡しているお金は聖母アビゲイル騎士団の資金じゃないですか。」
「お前、クビにしてやる!」
「こっちこそクビ上等だよ。」
「このえろ河童!」
「お前、町長やろ!なんで町とみんなを守らないんだ!このドアホ!」
「…は、はい!」
秘書からの裏切りと、賢作たちの圧力にとうとう根負けした、村岡。
太郎と中山田は、近隣住民から、随明寺の住職、江西佑空(麿赤兒)の衝撃の過去を知りました。
妾の子だという理由で、親から虐待された妹のような存在がいて、なんとそれは展子でした。
江西に対し、勘介と森野は止めるものの、なんと江西は彩や杉森と共にやってくる沢山の信者を心から歓迎しました。
「ようこそ!皆さん!ハヤブサ地区へ!」
アビゲイルに関して全てを伝えたというのに、信者たちを受け入れる江西の姿に、勘介、森野、太郎、賢作は愕然とします。
そして、随明寺には、彩と杉森の後をついて歩く大量の信者たちの姿がありました。
太郎たちハヤブサ消防団と、聖母アビゲイル騎士団、最後の闘いの幕が上がった瞬間です。
ハヤブサ消防団8話感想・みどころ
ハヤブサに大量の信者たちが表れて、一気にハヤブサを「アビゲイル教団」に染めようとする、杉森と彩。
杉森と彩は、展子の「導き」を守り、ハヤブサ地区に信者を拡大していく目的。
彩がハヤブサ地区に移住してきたきっかけが、とても不気味で闇深いですよね。
最初から裏切り者だったのに、既に彩と恋仲になってしまった太郎が切ないです。
しかし、今や太郎も彩を闘うべき相手と認知していて、居酒屋の店主、賀来武彦(福田天球)が理解ある人で良かった。
杉森の洗脳は巧みで、彩が必要とされていることを確認したい承認欲求を満たす言葉の掛け方が恐ろしかった。
「あなたは、聖母さまと近いものがある。立木さんこそ、聖母の魂を受け継げる」
彩がどんどん人間の心を喪う様子が伝わりますよ。
太郎とハヤブサ消防団たちの味方が、和尚も含めて裏切り者がいる…。
町長も自分の失態が外に漏れないように、アビゲイル騎士団の事を見て見ぬふりで、信者の女性と交際していたとは…。
ハヤブサという小さな町を大切にする人って本当にいないんだなって思います。
浩喜は口封じに殺され、徳田も真鍋と杉森によって、殺されてしまった…。
この町を平和でのどかな街にするために聖母アビゲイル騎士団との決戦に挑むハヤブサ消防団たちの勇姿を見届けたい8話でした。