婚姻届けに判を捺しただけですが9話あらすじネタバレ
改めて、自分が明葉(清野菜名)を好きであることを伝えるつもりで、仕事帰りの明葉に声を掛けて、和解のハグをしたつもりの百瀬柊(坂口健太郎)。
明葉もそれを期待し、今度こそ自分の百瀬への気持ちが「ライク」じゃなくて、「ラブ」であることを願ったもののつかの間、百瀬は明葉に離婚を切り出しました。
百瀬は「ライク」ではなく、「ラブ」であることを伝える為に、離婚届けを出してからゼロから明葉との関係をやり直そうとしていたのでした。
明葉は百瀬の行動が理解できず、離婚を決意。
「自分の正直な気持ちを伝えるためにハグしました」という百瀬意味不明な行動に涙を浮かべる明葉。
すれ違ったままの2人は別々の暮らしをスタートさせるのでした。
そんななか、明葉がリベンジをかけたコンペの締め切りが迫っていて、離婚したことを周囲に伝えた明葉は、憧れの丸園(西尾まり)に認めてもらいたくて仕事に打ち込みます。
一方で、百瀬の本当の気持ちを知る唯斗(高杉真宙)に相談した明葉。
思わず、本音を隠して涙を流す明葉に心を痛める唯斗。
この状況に彼は、明葉の力になろうと悩みます。
麻宮(深川麻衣)は「明葉がいつまでも百瀬のことを好きでいるとは限らない。恋愛はこじれるものだ。」とアドバイス。
明葉は、彼女のコンペの動向を心配して訪ねてきた百瀬に案の定、怒っています。
その日、麻宮を頼って、彼女の家に泊めてもらうことにした明葉。
用がないなら職場に来ないでほしい、自分達はもう他人なのだからと冷たく彼を突き放す明葉。
その夜、家の鍵を返しに来た唯斗にも相談するものの、「アッキーにビビッて告白できない言い訳でしょ?いつまでも不毛な恋を引きずっていろ馬鹿」ときつい言い方をされてしまいます。
兄の旭(前野朋哉)父や母(朝加真由美)からも、離婚を考え直したほうが良いことや、なぜ相談してくれなかったのかと強く責められるのでした。
今まで、結婚すれば幸せになれると思っていたけれど、自分はもっと明葉と真剣に向き合えばよかったと後悔。
その夜は実家に泊まった百瀬は、自分は昔から臆病で、何かをすることに躊躇いがちなことを振り返ります。
いつまでも逃げてばかりだ・・・自分は何をしたいのだろう?
翌日。
明葉はコンペの仕事にて、上司の森田(田辺誠一)から今のこの作品だと明葉らしさが出ていない、百瀬との私生活のこともあるし、今回のコンペは無理をしないほうがいいと言われてしまいました。
会社に泊まり込んで熱心に仕事に打ち込むなか、百瀬から彼の飼い猫のおもちのエサがないというLINE通知を受けて仕方なく駆けつけました。
ところが、エサはすぐに見つかり、百瀬が猫を利用して自分を来させたことに憤慨する明葉。
さらに、百瀬は明葉に本当の自分の気持ちを伝えようとしますが、それが美晴だと睨む明葉は、自分と百瀬はもう無関係だし、これ以上、自分に必要以上に関わらないで欲しい意志を伝えるのでした。
麻宮の家で仕事のデザインを一生懸命、考えるものの、頭が煮詰まる明葉。
そんな彼女に、「光堂出版のロゴ造りの傾向と対策」と称した資料を百瀬は、麻宮にこっそり渡します。
その後も百瀬は、明葉に安眠グッズや鰻、明葉が好きなガチャポンのミニチュア収集の新作まで、会社の受付嬢である麻宮に渡し続けました。
百瀬がどんなにそんな行動をとっても、百瀬が好きなのは美晴であることは変わらないとその日の夕食で、麻宮の前で口にする明葉。
さらに、百瀬をまた好きになっても傷つくことを恐れていると弱さも吐露。
少し辛口な友達のように、彼女の話を聞く麻宮。
この件を境に、コンペのデザインも「大加戸明葉」らしさを発揮することができました。
森田(田辺誠一)にも「このデザインなら勝負できる!大加戸らしさが出ているよ」と褒められました。
しかし、光堂出版は「コンペ」とは名ばかりで、既に採用するデザイナーは決まっており、18時から発表会見が行われることに。
その酷い対応を部下の井上(森永祐希)と舛田(岡田圭佑)から聞きました。
慌てて、今回のコンペは、出来レースであることを知っていたかと偶然、会場に審査員として参加していたデザイナー、丸園(西尾まり)。
「この業界ではそんなことは当然。何を言い出すの?大加戸さんの作品は見ていないわよ?大加戸さんとは以前仕事をしていて彼女の能力は知っているので・・・」と
彼女はバッサリと明葉を切り捨てるつもりであることを百瀬に伝え、百瀬は唖然。
明葉も職場でコンペの事実を知り、みんなには明るく振舞いながらも、内面はへこんでいました。
彼女を気遣い、飲み会を提案した、坂原(笠原秀幸)。
森田、小杉深雪(中川翔子)、藤井ひかり(小林涼子)も明葉のことを気にかけて賛成。
盛り上がっている最中、丸園は明葉の目を見てこう言います。
「デザインは主張が強すぎるけれど、あなたのデザインはステキなデザインだったわ。また機会があれば一緒にお仕事しましょう」
実は、百瀬が丸園の前に立ちはだかり、頭を下げてまで、明葉のデザインを見てほしいと懇願してきたのです。
明葉は百瀬が陰で自分の為に動いてくれた優しさに心境変化が現れます。
翌日。
そのことをカフェで唯斗に友達として伝えた明葉。
明葉が百瀬の件でしんどさを抱えているのは、百瀬に恋をしているからだからこそだと言う唯斗。
恋は相手を好きだからこそ、しんどさがあると、恋愛テクニックの経験者として、明葉にアドバイスをする唯斗。
その日、麻宮の家にいた明葉を訪ねた百瀬は、明葉が独立する手助けをする資料を渡しました。
ここで、明葉に対し、「僕は明葉さんのことがライクではなく・・・明葉さんのことラブです」と告白。
「私も百瀬さんのことラブです」
2人はようやくお互いの恋愛が成就した瞬間を感じ合うのでした。
次週は最終回!ところが、最終回予告映像には百瀬が再び、明葉に別れを切り出そうとしている描写が!今度こそ実ってほしい!
婚姻届けに判を捺しただけですが9話感想・みどころ
明葉と百瀬の不毛な恋がついに、終焉を迎えるグランドフィナーレに近づいてきました!
百瀬が離婚を切り出した理由、「一度、偽装夫婦という形を解除して新たに、明葉に自分の気持ちを伝えるために頑張る」・・・・明葉が怒るのもとても納得です。
それじゃあ明葉は、百瀬に対して「ライク」にも「ラブ」にもなりませんよ。
もう離婚した時点で他人同然だし、大きなコンペの機会をもらい、デザイナーとして奮闘する明葉を会社に訪ねること自体、ちょっと非常識だなと思います。
前回、ようやく気持ちが通じ合えたと思っていた百瀬にハグをされたけれど、その後、離婚って・・・。
百瀬が好きなのはやはり美晴なのだから、と明葉に拒絶されても仕方ないですよ。
唯斗や麻宮など、”恋愛経験者”によって手助けされた百瀬と明葉は、それぞれ一歩自分の気持ちの心境変化だったり、明葉のことが好きだからこそ、コンペで今度こそデザイナーとしての自分を認めてもらおうと努力する彼女に麻宮を通して差し入れする百瀬の健気さは微笑ましかったですね。
百瀬、明葉は親じゃないんだから、可愛い飼い猫のおもちを利用して、呼び出すのはやめてほしい(笑)。
特にLINEのやり取りは、明葉がおもちのエサが特定の場所にあることを伝えても、「見つかりません」の一点張り。
頼りなさすぎて、かまってあげたくなるところが妙な百瀬の魅力だと思います。
仕事は出来るけど、ある意味、人に甘えやすいところがほうっておけない年下の恋人感が否めなくて可愛いですね。
最終的には心が漸く通じ合って、百瀬と明葉がお互いの相手への気持ちを「ラブです」と告白し合うラストシーンは、冬の季節に心もほっと温まる優しい描写ですね。
仕事面でも、明葉が丸園にようやく一歩、「また一緒に機会があれば仕事をしたい」と言っていたシーンも、希望のある展開でした。
唯斗や麻宮が言うように、相手のことが好きだからこそ、精神的なしんどさを感じたり、私生活と恋愛が重なると苛立ってこじれてしまう意味が伝わります。
オトナな恋にしては少し告白の仕方が幼すぎますが、明葉と百瀬だからこそ、微笑ましくて見守りたくなる9話でした。