婚姻届に判を捺しただけですが2話あらすじネタバレ
百瀬柊(坂口健太郎)と偽装結婚をして早2週間が経過した明葉(清野菜名)。
部屋をきちんとすることや、家庭内でのルールを守ることにこだわる百瀬に悪戦苦闘するものの、借金を返し終えるまでは偽装夫婦としての生活を続けようと決意。
趣味のカプセルトイを玄関に置かないでほしいと嫌味や小言を言う百瀬に再び苛立ちを感じる明葉。
出勤すると、明葉は日曜日にクライアントとの仕事が決まります。
先輩の小杉深雪(中川翔子)や、藤井ひかり(小林涼子)から結婚生活について心配されますが、偽装結婚なので、百瀬と夫婦生活を充実させるつもりはないと心の中で毒づくのでした。
ある日、明葉が家に帰ると、何故か、百瀬の兄、旭(前野朋哉)が。
百瀬に週末だけ自身が経営する弁当屋の仕事を手伝ってほしいというお願いに来ていたのでした。
バイト代2万円に目がくらんだ明葉は、仕事の百瀬に代わってお店の手伝いをすることに。
また、仕事面でも明葉はデザイナーとして5万人も集まる大きなイベントに参加し、明葉のデザインが採用されました。
明葉は百瀬の無関心な態度にイラつきますが、百瀬は自分と明葉の夫婦の設定を書いたマニュアルを渡しました。
その通りにしてほしいことや、無防備で「戦場」に行くような気持ちで兄夫婦に会ってほしいと頼む百瀬。
明葉が指示通りにしなければ、明葉の祖母、大加戸初恵(木野花)に自分たちのことをばらすと、明葉の弱みを握ってきました。
そこで、マニュアルをしっかり頭に叩き込んだ明葉。
初めて、百瀬の実家へ行き、義理兄嫁の美晴(倉科カナ)とも打ち解けた明葉。
料理は苦手でも、出来ることは率先して協力し、距離を縮めていきます。
百瀬は職場にて、上司の舛田(岡田圭佑)は、百瀬に舞台のチケットを渡しました。
奥さんと一緒に見に行くといいと親切にしてくれる舛田ですが、百瀬はその日は実家の弁当屋へ手伝いに行くことになったと言って断ります。
百瀬に対し、舛田は妻を大切にしたほうが良い、大抵の妻は夫の実家へ行くのを嫌がる傾向があると普通の夫婦の「あるある」を伝えるのでした。
その頃、明葉は弁当屋の手伝いも好調で、持ち前の明るさやコミュニケーション力を生かし、美晴(倉科カナ)と旭(前野朋哉)との関係も良好ですが、うっかり会話でぼろが出そうになりました。
間もなく、百瀬を振った挙句、彼にファミレスで水を掛けた女性、麻宮祥子(深川麻衣)が弁当を買いに来たついでに、明葉が偽装結婚相手であるという最大の弱みを握ってきました。
慌てて、明葉は百瀬を侮辱し、麻宮から百瀬の片思い相手の情報を少し入手。
「太陽のように笑顔が眩しい人」との事。
百瀬との関係が「偽造結婚」であることを内密にする口止め料を明葉に払ってもらい、難を逃れます。
麻宮がモモズ弁当の中で一番美味しいお弁当を買って帰った後、明葉は調理の仕込みを担当するものの、旭には料理が苦手な真実がすぐわかってしまいました。
それでも、旭は文句を言わず、やんわりと注意をして明葉を見守ります。
ふと、旭が仕事の為に留守にしていると、いつも食材を頼む店に食材を頼まなければいけなくて、明葉が電話で詮索。
その日の夕食にて、百瀬があさりを克服したと美晴に会話中にうっかり誤魔化した明葉。
家族でほのぼのした会話が続きます。
旭は美晴は百瀬と学生時代の同級生だったというエピソードを聞きます。
明葉は百瀬が先に、明葉が自分に大福を買ってきてくれる優しさがきっかけで好きになったと言い、マニュアルと全然違う発言をしたため、仕返しすることに。
百瀬が外ではしっかりしているけれど、家庭では自分に何度もメールや自撮り写真を送る・お腹を撫でると甘える猫のようなところがあると嘘をつくのでした。
案の定、明葉が考えたあり得ない人物像の自分に百瀬柊は苛立ちを隠せません。
2人はのちに2階に上がり、お互いが夫婦で為の偽装工作だと話し合い、口論を控えます。
百瀬と明葉が良いムードになるように、旭と美晴は川の字で布団を用意。
その日の夜、明葉は自分の生い立ちに少し触れ、今日、百瀬家のみんなと賑やかに食卓を囲んだことはとても良い刺激となり、新鮮だったと口にしました。
明葉は両親が海外で遊び、金遣いも荒いので、いつも祖母の初恵(木野花)に預けられていました。
初恵が店で働いているので、明葉は祖母が帰宅するまでは一人で過ごす時間が多く、鍋料理を家族で楽しむなど平凡な幸せを知らなかったのです。
また、美晴は優しくて、よく笑うので自分がもしも男に生まれていたら美晴に惚れていたかもしれないと笑う明葉。
百瀬は温かい家庭で育ちながら、何故か物足りなさや複雑な感情、神経質で綺麗好きなところが目立つので、明葉は彼の日頃の感じ悪い態度の原因が引っ掛かるのでした。
ふと、水を飲みに起きた百瀬。
彼に理解を示す美晴は、百瀬を義理の姉として心配し、気にかけます。
翌日
明葉は店の食材の量を間違え、旭と美晴に迷惑を掛けてしまいました。
なんとか自分のミスを挽回しようとするものの、美晴と旭に逆に気を遣わせてしまう結果に。
百瀬は明葉を選んだ自分が愚かだったと否認。
頭にきた明葉ですが、美晴や旭のいる前では反論も出来ず。
百瀬の指示で、飼い猫のおもちを病院に連れて行くことに。
そこで、明葉は偶然にも百瀬と結婚する前に空腹で路頭に迷う自分に声を掛けてくれた若い男性、牧原唯斗(高杉真宙)と再会。
彼が動物病院の看護師だと知る明葉。
しかし、百瀬が一度、帰宅してから明葉の大切なミニチュアコレクションを玄関に並べ直してくれていて、彼のささやかな気遣いに心境が変わる明葉。
モモズ弁当では、旭と美晴が、誤って大量にひき肉を注文してしまった明葉のミスを挽回する為に、ハンバーガーを企画。
それを知った明葉は、モモズバーガーのデザインを企画し、チラシを作成。
明葉は自分で作ったチラシを街頭で配り、偶々通りがかった百瀬も明葉のデザインを褒め、彼女がフォントやレイアウトが得意なことに気付きます。
その日、百瀬は明葉を手伝ってから帰宅。
明葉のせいで会議に7分も遅刻したと嫌味を言うものの、いつもはお調子者で、空回りしがちな明葉の長所を見つけた百瀬。
「あなたでよかったです・・・おやすみなさい」と口下手に、明葉を否定したことを改心。
明葉はふと、百瀬が片思いをしていた「不毛な恋の隠れ蓑」の不毛な相手が、美晴だということを再確認。
なんと、美晴からタイミングよく来たモモズ弁当の新商品の通知の件でのメールに添付された写真に、美晴が笑うダイニングに、向日葵があることを発見。
麻宮から、百瀬の好きな人は「向日葵の花のような笑顔の女性」というヒントをもらっていた明葉は、百瀬に思い切ってそれを気まずそうに、さり気なく聞くと、百瀬はあっさりそれを認めます。
明葉は少し前に、牧原と話をし、自分の友人の話と誤魔化して、自分の今の環境を牧原に相談していました。
一方で、明葉も、いつの間にか「不毛な恋」のサインとして、動物病院で働き、自分を助けてくれた牧原のことが蘇り、胸のざわつきを感じるのでした。
婚姻届に判を捺しただけですが2話感想・みどころ
明葉と百瀬の凸凹夫婦の間に温かい光を差すような存在である旭と美晴夫婦の存在感が癒しでした。
彼らの元にもしも子供が生まれたら幸せに育つだろうなぁ。
また、このドラマに欠かせないマスコット的な存在感を放つ、百瀬家の猫、おもちの可愛さといったらないですよ。
ぬいぐるみのようにふわふわしていて、明葉や百瀬に嫉妬しちゃうくらいの可愛い猫ですね。
百瀬は明葉に対し、玄関に彼女の趣味のミニチュアグッズを置くのを共用スペースだからこそやめてほしいとクレームを言っていて、少しは兄の旭のおおらかさを見習ってほしいと思いました。
明葉がモモズ弁当の手伝いで頼んだ贖罪の量を間違えて注文した時、明葉じゃなくても人に対して言ってはいけない暴言を吐いてしまったことを後悔し、明葉がデザイナーとしての有能な技術力に気付いたり、小物を玄関に並べ直す小さな気遣いをしていたシーンが彼の人間的な成長のように感じました。
愛情ある過程で育ちながらも、何故か屁理屈で、偏屈ばかりこね、潔癖で神経質なのに朝起きるのが苦手という気が抜けてしまうような可愛いギャップがある百瀬。
若い人の言葉を借りるならば、「陽キャラ」なコミュニケーション能力も高くて、前向き、優しさと女性としての強さを兼ね備えた明葉はある意味、出会うべくして出会った「偽装夫婦」なのではないでしょうか。
明葉は些細なミスが多いものの、自分の置かれた現状を持ち前のプラス思考と機転の良さで跳ね返す打たれ強さがある性格は好感度が持てますよね。
暴言を吐いてしまったお詫びに明葉のデザイナー技術の高さや、努力家な一面を知り、明葉がチラシを配るのを手伝いながら、彼女のデザインを褒め、少し認める百瀬の優しさにはキュンとしました。
百瀬、明葉に好きな人が誰なのかあっさり言ってしまうなんていつもはどんなこともきちんとしようと行動するはずの彼にも気にしない性格が覗いて笑ってしまいました。
向日葵のような笑顔を持つ女性・・・美晴は、百瀬と同じ学校に通っていた初恋の相手だったとは。
確かに、美晴の笑顔って、明葉とはまた別の意味で人を幸せにする、一緒にいる人が楽しくなる魅力がありますよね。
明葉が男だったら惚れちゃうかも・・・という気持ちに、倉科カナさん演じる美晴を見て共感!私が男でもあんなに笑顔がきらきらしていて、人当たりも良い彼女なら好きになってしまいそうです。
モモズ弁当に、明葉と百瀬が偽装夫婦である真実を知る要注意人物、麻美の登場!
麻美が弁当を買う客の「武装」をして、明葉に近づいて脅迫しつつも、百瀬の弱点といえる彼の「不毛な恋」が向日葵のような笑顔の女性だという最大のヒントを明葉にくれるちょっとした交換条件の描写も心がざわつきました。
さらに、もっとも良い刺激だったのが、明葉が牧原に「不毛な恋」の感情をいつのまにやら抱いているラストシーン。
牧原は年上の明葉をからかうようなところはあるものの、フレンドリーだけど、恋には積極的そうな行動に今後、明葉とのかかわりを期待したい2話でした。
明葉を現在、演じている清野菜名さん、妊娠中とのことですが、お腹がふっくらしていましたね。
体調に無理なく、撮影が継続することや、彼女にも新しい命が無事、生まれてきますように。