真夏のシンデレラ

真夏のシンデレラ8話 恋の線香花火は切なすぎた!

真夏のシンデレラ8話あらすじネタバレ

夏海はサップ教室兼カフェの「Kohola」で、父の亮(山口智充)と弟の海斗に、健人が、東京に戻って仕事が忙しい近況を伝えました。

「健人くんがこっち来たら日頃のお礼を言おう」と、亮。

夏海(森七菜)は、「Kohola」に来た愛梨(吉川愛)と、理沙(仁村紗和)から、健人(間宮祥太朗)とはどうなっているのか尋ねられました。

「付き合おうとハッキリ言われたことはないけど、恋って難しいな。」と曖昧な返事をする、夏海。

そこに、匠(神尾楓珠)が食事をしにやって来ました。

4人が揃うと昔みたいだと言って高校時代の思い出話をする夏海たち。

「高校生の時、数学の宿題忘れて、廊下に立ってろって言われた匠となっつん!」

「あれわざとだったじゃん!夏海は家のこと忙しいけどさ。宿題忘れたふりして匠は夏海と一緒に廊下に立っていたよね。」

「一人で立っていたらさみしいだろ?」

その頃、健人は東京で多忙な日々を過ごしていました。

そんな彼の前に大学時代の同級生で元同期の安藤皐月(山崎紘菜)が現われます。

長い間、アメリカにいた彼女は、日本に戻ってきたのです。

健人に抱き着き、「また一緒に働けるのは嬉しい」

一方、守(白濱亜嵐)は修(萩原利久)のマンションで司法試験の勉強を続けていました。

修はアパートにエアコンがない守の体調を気遣い、部屋を提供。

「みんな応援してくれているからすごくやる気が出るよ!実家にも報告したら祖母ちゃんが返さなくて良いって言ってくれたけど、絶対そんなの返したいじゃん。倍にして返す。」

「デートの服装どう?」

「いいんじゃない?」

守を残して出かけた修は、愛梨とデート。

その頃、皐月は健人に彼女がいることを同僚たちから知りました。

匠は外に出ると、佳奈に電話を掛けました。

「今から会えませんか?話したいことがあって。」

買い物をした後で、Koholaに立ち寄る愛梨と修。

「あー最高!可愛いサンダル買えた」

「さっきかばんって言ったじゃん。急にサンダル」

「運命を感じたんだよ、このサンダルに。買うしかないなって。第一印象だよ!見た瞬間、これだ!って。あ、でも例外もあるよ、修くんの第一印象、こいつのこと嫌いだったもん。でも今は好きだから。」

「うん。」

「なっつんちに晩御飯食べに行こう。お腹空いた。」

「何食べる?」

修と愛梨は距離が縮まりました。

夏海はその頃、サップインストラクターとして指導に熱が入っています。

同じ頃、匠は話があると言って、かつての担任だった佳奈(桜井ユキ)に会いに行きます。

「久しぶり、元気してた?」

「ええ。先生、俺が好きなのは夏海なのかって言いましたよね。そのことが頭から離れなくて。先生、俺、夏海の事が好きです。先生のおかげで気付きました。」

「ふふ…牧野君、気づくの遅すぎだよ。私から見たらどう見てもそうだったのに。」

「俺…先生のこと好きでした。でも先生、俺がクラスの奴を殴って停学になっても、先生が僕の事を信じてくれた。」

「蒼井さんがお母さんのことで何か言われたことも庇っていたよね?それを見た時やっぱり牧野君のことを信用できる子だと思った。牧野君その時から蒼井さんを好きだったんじゃない?自分で好きと気づく前から蒼井さんの傍にいたんじゃない?」

「すみませんでした」

「ありがとう、牧野君の気持ちちゃんと聞けて良かった。」

「もうさっきから何回謝ってるの。へこまないの。誰かを好きになったり大切に思うのは本当に素敵なことだからね。牧野君は失敗したと思うかもだけどそんなことないよ。人生はいっぱい失敗して反省しながら前に進むものでしょ?」

「なんか学校の先生みたいですね。」

「当然でしょ。学校の先生だからね。これからも私と牧野君は先生と生徒の関係のままだからね。」

「はい」

修と愛梨は「Kohola」へ。

「今日デート楽しかったね。」

「ああ、ただの買い物だろ」

「照れ隠しだよね。付き合っている男女が買い物に行くのは、デートだよ。それ以外何があるの?」

「ああそうか。ちょっと頼みごとがある。」

「ん?」

修は間のなく、「今度の日曜日空けといて。」と修にメール。

その夜、夏海の店に、匠が。

「たまには飲む?」

「飲む。」

「ラッキー!匠のおごりだからね。こんな時間まで何してたの?」

「昼寝」

「こんな時間まで?匠はどこでも寝れるからね。」

「早く来年の夏、来ないかな。夏もう終わったね。店落ち着いてきたし。」

「夏海って夏がほんと好きだね。」

そして、日曜日、修と守は愛梨と合流し、「Kohola」へ。

なんと、守の誕生日でした。

健人、愛梨、夏海、修、理沙、理沙の一人息子、春樹(石塚翔陸)も。。

そして、守のバースデーパーティーが盛大に開催。

遅れて匠も到着。

「俺達、隣の席に座ってて、3人とも個性が強いからそこが良い。」

「友達でいるのに成績とか学歴関係ないじゃん。」

「修君良い事言った!」

「高校の時、俺は進路の事悩んでいて。親に言われた通り受験したけど本当にこれで良かったのかなって…その時、人に言われても自分の選択だよって守と修が励ましてくれた。」

「なんかみんながお互いの心の隙間を埋め合っている感じだ。」と、夏海。

「さすが先生、お見通しじゃん。」

春樹の相手をする海斗(大西利空)を見守る、理沙。

夏海たちは、匠が出したアイディアで生まれた「Kohola」のグラスの話題に。

「クジラは水の中で泳げないからこの中に入れよう。」

匠の優しいアイディアに盛り上がる一同。

「サプライズ成功して良かった」

「健人くんの知らない面も知れて良かった。お互いのこと知ろうね。好きな食べ物は?」

「まずそこ」

「肉が好き」

匠はその様子を見て複雑。

そこへ、守のバースデーパーティーに、早川宗佑(水上恒司)が。

守にはプロテインを、春樹には、聴診器。

「先生、どうして僕に会いに来たの?」

「春樹君にどうしても渡したいものがあって。いつか春樹君がお医者さんになる時がきたら一緒に働こうな。」

「先生、これお医者さんの?」

「お医者さんのだよ。」

「先生、ありがとう。僕、先生みたいなお医者さんになる。」

「でも僕はライバルにだろ?」

「先生はライバルだけど友達だよ。」と春樹。

春樹のピュアな心と、彼を受け入れようとしている様子を静観する、理沙。

帰り道。

「修、今日はありがとうな!修が誕生日な時、盛大に祝うよ。」

「俺、そういうの苦手だから」

そんな2人を見守る、愛梨。

夏海と健人は、お互いまた遠距離になることで、電話をして確認することに。

匠は健人と誕生日の後片付けをします。

「手伝ってくれてありがとう。」

「おう。夏海は時々寂しそうな顔をする。でもあんたの前では、素直に笑えるかもな。」

健人はふと、電話が鳴り、出ます。

なんと、皐月が「Kohola」へ。

「健人と付き合っているんだよね?私、安藤皐月。健人の幼馴染で同期。会ってみたいと思ってたんだ。」

「皐月、この間の資料に不備があって変更しなきゃで。」

「じゃあうち使って下さい。移動すると大変なんで。」

「気を遣わせてごめんね、有難う。」

「設備資料の配置に不備があったみたい。」

「担当に話して確認しよう。」

皐月と健人の距離感にモヤモヤを隠す、夏海。

その頃、理沙と早川、春樹は帰り道を歩きます。

「僕、お医者さんになりたい。」

「なれるよ、きっと」

「お医者さんになってママの力になりたい。」

春樹は早川の手を繋ぎました。

そしてよる、ひとまず一見落着し、皐月と健人は夏海に礼を言いました。

「また会社に帰るよ。仕事落ち着いたら連絡するね。電話するから。」

「うん、待ってるね。」

「匠そろそろ行くよ」と皐月。

亮と海斗が留守の間、花火を買ってきた匠。

「夏海、花火買ってきた。今年はまだしていないってこの間言っていたから。やろうか?」

「やろう。」

その頃、皐月は健人と会社に缶詰め。

「皐月は先に帰った良かったのに。」

「同期で同志でしょ、私も手伝うよ。でも、さすがに眠いから珈琲買ってくるよ。」

健人は電話しようか迷います。

夏海と匠は花火をしていました。

「線香花火ってなんでこんなに切ないんだろう?普通の花火より静かだからかな?」

「そうかな。」

「ちょっとさみしいけど…好き。去年も一緒にやったよね。一昨年もその前の年も。いつも匠が誘ってくれて夏の終わりに花火した」

「長い…」

匠の花火が長く、そのうち消えます。

「匠」

「ん?」

「匠が花火誘ってくれるようになったのはお母さんが出て行ってからだよね。お母さんがいなくなったのも夏が終わるころだったから。私が思い出して寂しくならないように隣にいてくれたんでしょ?すごいよ、匠は」

「え?」

「そういうとこ自然にやっちゃうから。自然すぎて気が付かなかったよ。ありがとうね。」

「連絡…来てないんだろ?」

「あ、健人君?うん」

「夏海から掛けてみれば?待ってても来ないんだったら。」

「良いよ仕事の邪魔しちゃ悪いし」

「声ききたいんじゃないのかよ。そりゃ聞きたいけど迷惑掛けたくないじゃん。」

「あんまり我慢ばっかすんなよ。夏海は今までずっとみんなのために我慢してきたんだから。」

「ありがとう」

「うん」

健人から電話が。

「ごめんね、電話するって言ったのに遅くなっちゃって。」

「全然、大丈夫」

「ああ実はまだ終わっていなくて。夏海と電話できたから元気になった。」

「じゃあ私も元気になった。健人君の声が聞けたから。」

「そう言ってもらえて嬉しい。俺も夏海の声が聞けて良かった。」

健人の楽しそうな顔を複雑な思いで見る、皐月と、「Kohola」で聴いている、匠。

夏海の楽しそうな顔、健人の楽しそうな顔はそれぞれ2人の目には、片思いがゆえのもどかしさがあったのでした。

真夏のシンデレラ8話感想・みどころ

夏海と健人の距離がどんどん近づき、夏の終わりに恋が足音のように加速するときめきがありました。

愛梨と修の距離も、丁度良く、修は愛梨のおかげで、周りへの偏見じみた物言いがなくなり、優しさを覗かせるようになりましたね。

今回はなんと、健人に、アメリカ帰りの同級生、皐月が!

皐月の存在はとても大きく、健人のことを片思いで好きな彼女が、夏海に初対面で健人のガールフレンドなのか聞く場面は、探りを入れようとしている彼女の心配が表れていると思いました。

夏海も皐月が健人と二人三脚で懸命にアイディアを出し合いながら仕事をしている様子を見て、ちょっと寂しそうな表情を見せたのが可愛いようで切なかったです。

匠は、夏海に片思いしている気持ちを佳奈にぶつけていましたね。

彼自身、当初は佳奈に向くはずだった恋心を断ち切り、夏海が好きな本心に改めて気づくところがなんだか10代のように微笑ましかったです。

「私と、牧野くんは先生と生徒の関係」

佳奈も年上女性として、かつての教え子の背中を人生の先輩として押す姿が清々しかったです。

牧野と佳奈のモヤモヤが解けて良かったです。

それにしても、匠は夏海に昔から親切にしていたのは、夏海が好きだからなのに、夏海も鈍いなぁと思いました。

夏海にだけ親切なのは夏海が好きだからなのに…。

そして、これから気になるのが皐月の動きです。

一見フレンドリーで、自然体ですが、夏海と健人の距離が縮まることを許せない様子が分かりやすすぎます。

三角関係に次回、期待しましょう!

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