まんぷく 第149話のあらすじ
生きているうちに「ありがとう」と伝えたい…
母・今井鈴は、生前葬を行い、家族や親族、仲間に感謝を伝えることにした。
葬儀には、鈴と関わりをある人が集まり、次々に弔辞を述べた。
生前葬を行うことは、孫・源と幸だけしか当初は賛成していなかったが、皆、やって良かったと心がひとつになった。
まんぷく 第149話の感想
今日は、涙を流さずにはいられない1話となりました。
生きているうちに「ありがとう」と伝えたいを思った鈴は、生前葬を思いつきます。
鈴は、自ら図書館へ行き、明治40年、ある落語家が生前葬を行っていることを知りました。
鈴は、今回病気になり、人間いつ死ぬかわからないということを実感しました。
もしもぽっくりと逝ってしまうことがあれば、「ありがとう」さえも伝えることができません。
鈴の生前葬の提案に、源と幸は快く賛成をしてくれました。
しかし、萬平さんと福子は、あまり本気に受け取っていない様子です。
そして、生前葬当日。
遺影は、以前、忠彦さんが描いてくれた鈴をモデルにした美人画です。
生前葬に訪れた世良さんは、本当に葬式の様子であることに驚きました。
生前葬が始まります。
鈴の挨拶から始まりました。
鈴は、今回の生前葬を行う理由を皆に説明すると、棺おけの中に入ります。
何ともシュールです。
お経があげられ、世良さんの弔辞から始まりました。
鈴と世良さんも気づけば25年の付き合い。
「鈴さん」というよりも、「お母さん」の方がしっくりきます。
鈴は、世良さんのことを胡散臭いとよく言っていました。
世良さんは、そんな鈴の言葉を深い愛だと感じていたようです。
世良さんに続き、トシちゃんハナちゃんも弔辞をあげてくれました。
鈴は、弔辞の言葉を聞く度に、皆に、「ありがとう」と伝えます。
葬儀の場には、なんと!、赤津さんもいました。
赤津さんは、泉大津にいた頃、鈴の子分として台所の仕事を手伝っていました。
鈴と赤津さんが過ごした時間はとても短いものでしたが、鈴の人生には欠かせない人物です。
弔問客の弔辞が終わり、鈴は、普通の葬式ではないのだから娘達ともお別れをしたいと、克子と福子にも弔辞を述べてもらうことにしました。
克子は、これが本当の葬式だったら泣いてばかりで鈴に何も言えなかったと、今回の生前葬のおかげで気づくことができました。
克子は、年を取れば取るほど自分が鈴に似てきていることを感じ、鈴の娘で良かったと伝えます。
福子は、咲の写真と一緒に弔辞を述べます。
鈴は咲のことが大好きでした。咲も鈴のことが大好きでした。
そんな咲が亡くなり、福子は鈴と2人きりになって、咲の代わりになろうと一生懸命頑張ってきました。
しかしそれはできず、逆に心配ばかりかけ、萬平さんと結婚したいと言った時が1番困らせたと感じていました。
だけど、なんだかんだ萬平さんを受け入れてくれました。
しかし、塩作り、ダネイホン、一文無し、まんぷくラーメンと苦労をかけてばかりで、そんな山あり谷ありの2人と文句を言いながら時を共にしてくれたことに感謝を述べました。
そう言えば、一文無しになり、鈴は克子のところで生活をしていたこともありましたが、福子が倒れたのをきっかけに、いつの間にか福子のところに戻ってきていたとふと気づきました。
鈴は、咲だけでなく、克子のことも福子のことも平等に大好きだったのだと思います。
福子の弔辞が終わり、生前葬に集まってくれた皆に、鈴は感謝の辞を述べました。
そんな鈴に、萬平さんは感謝を返します。
鈴に苦労をかけたのは、福子のせいではなく、萬平さんのせいでした。
だけど、萬平さんは、まだまだこれでは終わらないと鈴を冷っとさせます。
そう易々と、鈴は咲のところにはいけない感じです。
萬平さんは、福子を産んでくれたこと、福子との結婚を許してくれたことを改めて感謝しました。