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まんぷく 第94話のあらすじと感想!萬平さんが作りたいラーメンのヒントは“一夜漬け”

まんぷく 第94話のあらすじ

ラーメンを食べて幸せだと感じた日々を思い出した立花萬平。

萬平は福子とラーメンを食べに出かけると、ラーメンを隅々まで観察した。

しかし、“誰でも家で作って食べれるラーメン”という意外、萬平は何もアイデアが浮かんでいなかった。

福子は、モヤモヤとする萬平に、萬平が作りたいラーメンを漬物に例えた話を始めた。

まんぷく 第94話の感想

ラーメンを食べて幸せと感じた時のことを萬平さんは思い出しました。

「見つけたぞ、福子!ラーメンだ!」、そう言う萬平さんの目はキラキラととても輝いていました。

こういう時の萬平さんの閃きは危うくもあり成功も遂げます。

過去に萬平さんが目をキラキラ輝かせ危うかったものと言えば、魚を釣るために川に電気を流したこと、ダネイホンを作るためにガマガエルを使ったということがあります。

 

萬平さんと福子は昼食にラーメンを食べに屋台へ行きました。

萬平さんはラーメンの隅々を観察します。

麺、スープの出汁に興味を持ち、屋台の店主から情報収集しながら、次々にメモを取っていきます。

店主は、今のラーメンを作るまでに10年かかり、人生60年が詰まっていると苦労話しを始めました。

しかし、萬平さんはラーメンに夢中で店主の話を聞いていないどころか、「このラーメン、家で作れますか?ぱぱっと」と言い、店主を興奮させてしまいます。

 

福子は、萬平さんの新しい発明がラーメンであること、萬平さんと昼食にラーメンを食べた時のことを香田家で報告します。

鈴が香田家にいることもあってか、福子はよく香田家に来るようになったと感じます。

福子から話を聞かされ、皆ぱっとしません。

屋台を引くわけでもない。店を開くわけでもない。だけど、家でラーメンを作る。

皆の謎が深まっていくばかりです。

 

しかし、ぱっとしないのは萬平さんもでした。

萬平さんもモヤモヤとしているのです。

“誰でも家で作って食べることのできるラーメン”、手がかりはこれだけです。

料理は主婦が作るというのが前提の時代。

麺をうって、2日かけてスープを煮込むことは、それでなくても忙しい主婦には難しいことでした。

しかし、うどんもそばも家で食べれるのだから、ラーメンだってそういう日が来ると萬平さんは言います。

そう言われるとなんだか説得力があります。

 

パーラー白薔薇にやって来た世良さんにも、萬平さんのラーメンの発明に関する報告がされました。

世良さんは反対でした。

ダネイホンを作った頃は、栄養失調の人が多く、手軽に栄養を取れるという需要があったから売れたのであり、家でラーメンを食べたいなんて思う人はいないと、需要がないと言います。

パーラー白薔薇のオーナーの妻・しのぶは、そのラーメンを誰が作るのかと福子に聞きます。

福子は主婦達としか答えようがありません。

しのぶも当然無理だという答えになりました。

しかし、福子の他にもう1人だけ萬平さんを応援してくれる人がいました。

パーラー白薔薇のオーナでした。

 

萬平さんのラーメンの発明に関する報告は、タカから茂にもされました。

茂は驚きましたが、とても嬉しそうです。

誰も思いつかない方法で塩を作ったり、誰も考えつかなかったダネイホンを作ったりする萬平さんのことを茂は近くで見てきました。

どちらも素晴らしい発明でした。

そんな天才的な発明家である萬平さんを尊敬している茂は、今すぐにでも仕事を辞めて手伝いたいと言い出します。

これはもしかすると冗談では済まないかもしれません。

 

ラーメンのことばかりを考えて、萬平さんは夕食の箸が進みません。

これまでの発明の時にもこういうことはよくありました。

福子に指摘をされると、萬平さんは食事を再開し始めました。

福子はおもむろにたくあんの話を始めます。

たくあんを作るには手間隙だけでなく、1ヶ月近い時間を要します。

しかし、萬平さんが作りたいラーメンというのは、一夜漬けのように手間隙なく、短時間で食べれる浅漬けのように美味しいものではないかと福子は例え話をしてくれました。

予告で聞いた“一夜漬けラーメン”というのは、実際にラーメンを一夜漬けするのではなく、一夜漬けぐらい手軽に作れるラーメンという意味だったんですね。

福子が漬物に例えたことで、萬平さんはモヤモヤが晴れてきました。

そのことを、「目指す島は見えないけど、海を覆っていた霧は晴れた」と例えます。

この例え、何だかデジャブを感じると思ったら、パーラー白薔薇でオーナーが言った言葉とそっくりだったのです。

存在するかどうかわからない島を目指して、大きな海原を小さな船で漕ぎ出していく。それは男のロマン。

萬平さんの発明はまさに男のロマンでした。

福子は、萬平さんの言葉とマスターの言葉を重ね、その船に一緒に乗り込むのかと思うと、とても嬉しそうでした。

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