オクラ~迷宮入り事件捜査~

オクラ~迷宮入り事件捜査~3話 青木さやかの熱演に注目!

オクラ~迷宮入り事件捜査~3話あらすじネタバレ

飛鷹千寿(反町隆史)と不破利己(杉野遥亮)は法の下に犯罪者を引きずり出そうと決めました。

その上で、利己は千寿の正義が正しいかどうか見極めようとしました。

「おい、しん!しん!」

「ハイドアンドシーク」

千寿は元相棒で倫子の父、真一が「ハイドアンドシーク」というメッセージを遺して目の前で息絶えたことによるトラウマを持っています。

翌朝。

いつものスポーツバーで、千寿に会った利己は、店員の安澄(三浦獠太)と初めて顔を合わせました。

元警察官の彼は、強行犯時代の千寿を知っています。

「次のターゲットだ。これから警視庁のサイトに流す。」

「今までは、送信元がばれないよう外からタレコミメールを千寿さんが送っていたけどネット環境もようやく整ってきたんでね。これからはここで送っても足はつかない」

犯罪者を引きずり出すための証拠捏造をしている秘密の各市下手へ行き、11年前に起きたアメリカ国務長官を狙った爆破テロ事件「東京シンフォニーホール爆破事件」を次の捜査ターゲットにすると告げました。

「2013年東京シンフォニーホールの爆破事件の犯人はプロフェッサー秋葉原の電気街を探せ」というタレコミメールを警視庁のサイトに流すのでした。

翌日、メールを見た牧原祈里(青木さやか)は、思い当たる事がありました。

「この事件で夫が殺されたの」

かつて公安部だった祈里の夫、圭吾(是近敦之)は、警部補と連携して国防長官の警備にあたっていました。

しかし、長官の席が急遽変更になるなどバタバタした状況のなか、変更された座席の周辺を調べていたは、仕掛けられていた爆弾の犠牲になっていたのでした。

「圭吾!圭吾!」

「搬送された病院で夫は亡くなりました。」

当時のことを思い出し、少し涙ぐんだ祈里。

その後、加勢警視正(中村俊介)と彼の部下、志熊(有澤樟太郎)がオクラに嫌味を言いに来ました。

「そんな過去の事件を調べてる暇あるなら一件でもデータ化しろ」

「ノルマ増やしといたから!」

千寿と利己は祈里と共に秋葉原の電気街へと向かいました。

情報が得られず、千寿はアイスクリームを食べて休憩しました。

「息子さんいくつ?」

「15歳です。学校で、父親のことがあって以来、私も彼もギクシャクしてしまって。不登校で難しい年ごろなんです。父親がいないのでシングルマザーは大変ですよ。父親がいれば…解決したかったんですよね。」

マニアックなパーツを扱う電気店を訪れた千寿達は、店主の石崎(佐藤タダヤス)にプロフェッサーのことを訪ねました。

「11年前の爆破テロ事件について何かご存知でしょうか?」

突然逃げ出す石崎。

その頃、逃げた石崎を捕まえた祈里。

「あんたが爆弾作ったんじゃないの?プロフェッサーの住所とかメアド知ってるんじゃないの?」

「そうだけどテロに使うなんて思わなかったんだよ!プロフェッサーの住所は知らねぇよ。」

石崎を自白させました。

捜査一課長、加勢英雄(中村俊介)は千寿らを見張るように、志熊亨(有澤樟太郎)に見張りを頼みました。

「おい、オクラを見張るぞ」

「はい」

その後、プロフェッサーが、蓬田という男で、警備員や清掃員のアルバイトをして食いつないでいました。

「動機は社会に対する復讐ですか?」

その夜、息子に優しく語り掛ける祈里。

「どう?外出れた?そろそろ学校のほうも行かないと…ごめんね、ご飯ここに置いておく」

息子はドアを怒って蹴るだけでした。

なんともいえない気持ちになりながら、祈里は息子の夕飯を置いてリビングへ降りました。

蓬田に宅配員のふりをして、小包みを届けた、利己。

「配達員の格好似合ってたぞ」

「余計なお世話です」

その後、科捜研の井布施愁(観月ありさ)の元へ。

「今晩は。初めまして。科捜研の井伏です。千寿さんの元嫁。そうそう、あなたが橘の件で暴いた音声テープ作ったの私。証拠を作ったのも私。」

「余計な事言うな」

「これから一緒にやる仲間なんだから」

「あなたも捏造しているんですね?」

「捏造ってデツゾウっていうのよ。捏がでっち上げの意味でそこから来ているんだって。ごめんね話の腰おっちゃって。私も捏造グループの一員」

「科捜研なら証拠をそのままでっち上げられるじゃないですか」

「無理無理」

「その科捜研も見抜けない、犯行に使われたものと同じ型の爆弾。犯行の時、爆弾はこのテレビのスイッチを改造した。スイッチを使って遠隔操作で爆破した。」

「僕に宅配便のふりをさせて、蓬田の指紋を荷物に付着させたんですね。」

「そうこれからが私の仕事」

千寿は、利己に見せました。

「ママが門限うるさいなら帰って良いぞ」

「1つ…2つ、聞いて良いですか?いつから事件の裏を探っているんですか?あなたは捜査資料に載らない凶器も把握していた。今回、オクラのメンバーに関する事件を扱っているのはなぜ?」

「秘密だ。」

「今回の事件が解決したら教えてくれますか?」

「できたよ」

間もなく、愁がリモコンの処理を終えて、スポーツバーを訪れました。

「ルーキーは捜査資料をどうやって得たかシナリオ考えといて」と千寿。

翌日。

蓬田晴樹のメールアドレスからハッキングし、11年前の事件のメールデータを復元した、利己。

「どうやってハッキングしたの?」と室長の幾多学(橋本じゅん)。

「それは…秘密です」

「この資料によると起爆装置に使ったリモコンを皐月川に捨てた。」

「そんなとこに捨てる?」

「蓬田は中学の時、爆弾で公園の遊具を破壊して書類送検されたことがありました。未成年で不起訴処分になりました。もし証拠が見つかれば指紋を照合して蓬田を逮捕出来ます。」

「10年も前のデータ見つかるわけないだろ」

「このエリアは捜査対象外だ。」

「ここは祈里さんの為に一肌脱ぎますか!」

ハッカーの吉岡(前田旺志郎)、ベテラン刑事の鷲沢泰造(宇梶剛士)、真一の一人娘で、元ヤンキー刑事、結城倫子(白石麻衣)も協力し、オクラ一行は皐月川へ向かいました。

「あった!リモコン!」

千寿は自分が証拠を捏造したにも関わらず、リモコンをわざとらしく見つけました。

そして、もう少し仕事をしてから、祈里は帰りました。

その夜。

「ただいま。すぐご飯作るからね。お父さんのことで進展があったのよ」

その息子、文哉は何か心に鬱屈を抱えています。

「関係ないじゃん」

「ねぇお父さんの事件なのに無関心ってことないでしょ。そうやって現実から逃げて…私が定時に帰ってどれだけあなたの為に時間作ってると思ってるの?」

「うるさい!うるさいうるさいうるさい!俺のせいで人生犠牲にしたみたいに言うなよ。殺すんなら殺せよ。…いつでも死んでやるよ。」

「何がいけなかったの?パパ?」

祈里は息子との距離感と複雑な彼の心情の理解に思い悩むのでした。

文哉の脳裏に幼い頃、幸せだった時の記憶が蘇りました。

「文哉、なにがあってもママが受け止めるからね。安心して滑り降りていいんだぞ」

滑り台を降りる寸前の文哉を抱きとめようと待つ、祈里。

同じ頃、蓬田の家に電話がかかります。

「もしもし?」

「どうしたの?」

「なんでもない」

晩酌緒する妻を誤魔化して、蓬田は平然を装うのでした。

愁が調べたリモコンの検証が終了。

しかし、途中で割って入ってきた加勢は、リモコンの偽造に気付きました。

「犯行に使われたリモコン、誰かが証拠品を捏造した可能性がある。だから蓬田に逮捕状は請求できない。この中に捏造した奴がいる」

それは紛れもなく、飛鷹千寿です。

「今回は蓬田が自ら出頭してきたんだ。」

しかし、蓬田は自首して来ました。

千寿が昨夜、電話で連絡したからでした。

「11年前の事件、証拠品にあなたの指紋がありました。署までご同行願えませんか?」と

「11年前の件についてお伺いします。あなたがコンサート会場を爆破したんですか?」

「はい」

「当時、アメリカのNSAが、通信情報を集めていたことが明らかになりました。アメリカ政府がテロ防止措置だと公表してそこに激しい憤りを感じました。

「だからテロを起こしたと?本当にそれが犯行に及んだ理由ですか?」

「ええ間違いありません」

「あの事件でトーマス国務長官の警護に当たる刑事が殉職しました。トーマス国務長官殺害目的で爆弾を仕掛けたんですか?」

「はい」

「この様子、奥様がみています」

「多恵子?!卑怯だぞ!こんなこと許されるわけないだろ!あいつに気付かせたくなかったから自首したのに!」

テーブルを叩き、家族に取り調べの様子が知られることに怒る、蓬田。

「奥様はあなたに本当のことを打ち明けてほしいと言っています。」

「改めてお伺いします。当時の事件は、アメリカの事件に触発されて起こしましたか?」

「違います!11年前、子供の頃に犯した過ちを学生に暴かれ、大学をクビになりました。それから家内が病気に。日本では治療が難しい大病で、海外での臓器移植が必要でした。、莫大な金額で到底払えるものではありませんでした。そんな私達に、1本の電話がかかってきました。ただ私の素性を知ってて、コンサート会場の一部を爆破すれば家内の手術費用を負担すると言われました…。」

「そのことを信じて犯罪に手を染めた?」

「相手は誰だか知りません。私は電話の指示の相手に従い、プロフェッサーを名乗り、指示通り、清掃員に成りすまして指定された場所に爆弾を隠しました。」

「リモコンを川に捨てたのも電話の主の指示ですか?」

「はい、その数日後成功報酬として報酬が振り込まれました。家内も手術がアメリカで手術が受けられ、無事助かりました。」

「だからといって他の人を傷つけて良い理由なんてならない!」

「私は犠牲者を出したくなかった!当日あの2階には誰も座る予定はなかった。でも国務長官が座っていたんです。私にとっては家内が全てでした。」

槙原祈里は、利己に押さえられ、蓬田の身勝手な犯行動機に、夫を殺された怒りをぶつけます。

「なにそれ!…ねぇねぇ!犠牲者を出すつもりはなかった?ふざけんないでよ。私達がどんな思いをしたか!あの人は温厚で優しくて!私の我儘を聞いてくれた!息子も私も愛してくれた。私はあんたを殺したい!私はそれはしない。奥さんがあんたを望まないから。爆破テロを起こして、奥さんの手術が成功して、私はあんたみたいにならなくて良かった!踏みとどまれて良かった。」

祈里は感情をストレートにぶつけ、蓬田への激しい怒りをあらわにします。

「あなたが傷つけた人の中にも沢山のかけがえのない存在があった…それを忘れないでください。」

そっと蓬田に罪の意識を持たせた、千寿。

祈里のほうに申し訳ない気持ちで深々と頭を下げる、蓬田なのでした。

彼には頭を下げる以外、できることはありません。

「さっきは済みませんでした。それと有難う御座いました。私は羨ましかった…彼には犯罪を犯しても奥さんがいるじゃないですか。大切な人が傍にいるじゃないですか。あたしにはもういないんですから…お疲れ様です。」

祈里は自分を割って止めた利己と、蓬田を罪に認めさせた千寿に礼と暴走したことの謝罪をしました。

帰宅すると、息子の文哉が制服に身を包んでいました。

「…お帰り」

「ただいま。大きくなったね、きっとお父さんより大きくなるよ。」

祈里は文哉を抱き締めるのでした。

その後、科捜研の部屋で、愁は利己と千寿を労います。

「法の下に引きずり出して真実を暴いても、幸せになれるとは限らないんだろうね」

「あの例の約束覚えていますか?なぜあなたは事件や犯人の全容を知っていたのか?」

「ファイルの事話してないの?」

「ファイルしてある。これまでの事件はファイルに記録してある。それは秘密だ。」

「私達もよく知らないんだよね。どこでどうやって手に入れてそれが何なのか」

「あ!プロ野球!見ないとちょっとご馳走様」

千寿は野球中継を見たくて帰りました。

蓬田は、隠し持っていた毒薬のカプセルを手に思い詰めて、で自殺しました。

「もしもし?」

「さっきお前が取り調べた蓬田晴樹が死んだ。留置所で倒れていた。服毒による自殺だ、自分で毒薬を隠し持っていたらしい」

「ボディチェックはしたはずだ」

「ああ、つまり警察関係者の仕業ってことだ。」

千寿が11年前の事件の工作をした時、室内に入ってきた、加勢警視正(中村俊介)。

不穏な空気が流れるなか、対峙する2人。

その頃、利己は一人の小学生の男の子の手を引いて保護していました。

オクラ~迷宮入り事件捜査~3話感想・みどころ

今回は、オクラのメンバーの一人、槙原祈里にフォーカスを当てた事件でした。

被害者遺族である彼女は、11年前の国務長官を狙った爆破テロ事件をきっかけに、現場に先に駆け付けた夫を爆破事故で亡くしました。

事件のことをきっかけに15歳の息子、文哉は不登校となり、母子の間になんともいえない溝ができていて、胸が切なくなりました。

爆破テロを起こした犯人、蓬田にも守りたい妻の手術日を稼ぐために、何者かの電話を受け取り、指示に従って爆弾を仕掛けたという何とも言えない気持ちになりました。

加害者である蓬田と、蓬田に夫を殺された祈里の激しい憤りと、家族を失ってからの彼女の苦しみが胸を抉られるほど伝わりました。

実際に子を持つ母である、青木さやかさんの迫真の演技に目を奪われました。

祈里の目の怒りや、声色で、彼女が不登校の息子を抱え、藁を縋る思いで辿り着いた犯人への感情に心が引っ張られました。

「俺が人生を犠牲にされたみたいに言うなよ!殺すんなら殺せ、いつでも死ぬから」

息子の文哉の焦りと、現実と向き合いたくない彼のジレンマが、心にもないことを口にしてしまう切なさがありましたね。

しかし、制服に袖を通した彼は、新たな一歩を踏み出し、母への信頼を取り戻せて、良かったです。

文哉が制服に袖を通した姿を見た祈里を演じた青木さんの顔がもう、実際子育てをされていることもあり、母の顔でしたね。

母性に溢れ、本当に我が子を全力で愛する祈里の心情がより深く画面越しに伝わって素晴らしかったです。

そして今回の事件の犯人、蓬田が服薬自殺!

その裏には警察関係者が蓮田の死に関与している黒い疑惑が渦巻いて絶妙でした!

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