ペンディングトレイン~8時23分、明日君と~

ペンディングトレイン~8時23分明日、君と5話 紗枝(上白石萌歌)絶体絶命!

ペンディングトレイン~8時23分、明日、君と~5話あらすじネタバレ

白浜(赤楚衛二)、紗枝(上白石萌歌)、萱島直哉(山田裕貴)らと同じ2026年の未来に車両ごと飛ばされた「6号車」の面々たち。

IT企業社長で6号車のリーダー的存在、山本(萩原聖人)、工務店の会社員の上村(ウエンツ瑛士)らの案内で彼らの居場所を尋ねると、5号車とは違う快適な移住空間が広がっていて、白浜たちは唖然とします。

渡部玲奈(古川琴音)はとてもプライドが高く、貧困家庭で育ったコンプレックスから、ピザ屋のアルバイトを経て、ネイリストになりました。

「私は後悔なんてしない…今を生きてやる。」

珍しく、萱島と玲奈は、6号車の住民に対する不信感で意見が一致。

山本(萩原聖人)は、自分達がタイムループで飛ばされた今の場所は隕石が落下し、作物が取れなくなってしまったと説明。

その頃、萱島の弟、達哉(池田優斗)が、直哉の勤務先の美容室へ。

オーナーの三島すみれ(山口紗弥加)は、彼にうちの店で働かないかという提案。

「皆さんと僕らがここにいる理由は何かある。様々なことが重なって僕たちは今ここにいる。生還したらこのことをご家族や大切な人達に伝えてほしい。皆さんからの情報が欲しい…情報を共有したい。一緒に帰りましょう!お願いします!」

熱意のある山本に圧倒される白浜たち。

白浜、萱島、紗枝(上白石萌歌)は、現実社会に戻った夢を見ます。

佳代子(松雪泰子)に起こされ、6号車のみんなと協力しながら動く、萱島。

以前と違い、笑顔がみんなの前で出るようになった萱島を見守る一同。

佳代子もみんなを年長者として引っ張る存在になっていきます。

その頃、車内でネイルに夢中になり、無事、元の世界へ帰れることを信じていない、玲奈と話す、紗枝。

玲奈はつっけんどんな態度をとりますが、紗枝の爪にネイルを施してくれました。

突然、田中(杉本哲太)が車内に飛び込んできましたが、新聞を取りに来ただけでした。

田中は自作の植物に話しかけます。

「今日はこれしか取れなかったよ…生きていくためにはなんでもやらないと」と意味深なことを口にするのでした。

現実社会では、達哉がすみれと馴染み始めていて、直哉とすみれが恋仲だと誤解していた達哉。

しかし、そうでないことや、直哉のことをすみれが雇用主として信頼していることを知ってホッとする、達哉。

一瞬、仕事で他の人に呼ばれたすみれの目を盗んで店の売り上げを達哉は盗みます。

ペンディングトレインの一同は、みんなで協力して働いた後、みんなで協力して作った柵を使い、お風呂へ。

風呂も、食事も台所もきちんとしている環境に違和感を覚える萱島は、山本を特に怪しみ、5号車のみんなにも警戒心を持つことを忠告するのでした。

ふと、赤石しゅうごという男に「ナチュラルなすっぴんが可愛い」と言われた、玲奈。

ふと、入浴していて白浜は、恋心を持つお好み焼き屋の店員、樋口真緒(志田彩良)のことを思い出していました。

先輩消防士を危険な目に遭わせ、半身不随にしてしまった過去に苛まれていた彼を励ましたのは、真緒でした。

「あの時、俺が助かったことはきっと意味がある。だからやるしかないんだ。」

「俺だって思うよ、弟に、会いたいって…弟を助けてやりたいって思うけどさ、もうやめてくれそういうの・…今までいろんなことあったけど、期待して裏切られた時がつらい。そういう楽観的な希望を聞くとイライラする。」

その夜、萱島と紗枝は少しずつ会話をして馴染みます。

ふと、入浴中の萱島に佳代子は話しかけます。

「良い趣味しているじゃない、私も畑野さんのこと好きよ。」

「そういう意味はないです、畑野さんってただでさえ害はないし。」

「あのさ、ひねくれくん、そういうのなんていうか知ってる?恋ー!」

「こんな状況で…ただただ生きているだけで必死なのに?」

「むしろそれが生きているってことなんじゃない?」

その頃、田中は。「白浜さんたちが、向こうの車両の奴らが石みたいのを隠していた」と山本に告げ口。

「もしよかったらこれからも情報共有ということで食料を分けてもらえないでしょうか?」

山本から僅かな食料を共有された田中は去っていきます。

しかし、山本には思惑が…。

翌朝、玲奈は植村(ウエンツ瑛士)が、帰る方法の手掛かりである意思を白浜たちが持っているかもしれないと探っていることを咎めました。

「向こうのトップに聞いてみるよ。帰る方法…一人で大丈夫だから。私はここでいい、帰らなくていいここが私の居場所。あんた幸せそうだよね…私の事を心配する余裕あるし、玲奈のこと待っている客なんているわけないでしょ。家族も仲間も元カレもみんな自分から切った…誰も待っていないよ。」

「そんなことないですよ。」

「一人って最強だよ、ここで生き延びてスペシャルな存在になるの。よく考えて?ここでは私、生きているだけでスペシャルなんだよ。向こうは帰る気なのか、本当なのか聞いてみる。私、一人で行く。」

「一人で行かないで!」

その頃、新聞から、金髪の男性が死体になって埋められていて、その殺人犯がまだ捕まっていないことを知った、田中。

6号車の峰(金本勇利)、矢島(鈴之助)、吾妻(三宅亮輔)が、殺人犯の恐れを感じた、紗枝と玲奈。

逃げ出しますが、玲奈は紗枝を置き去りにし、先に5号車のみんなへ状況を知らせます。

「一人は最強だ…仲間と群れているからこういうことになる。」

紗枝は距離が3人と縮まり、追い詰められたのち、逃げ延びるために、崖から飛び降りました。

白浜と萱島はそうとは知らず、紗枝を救助しようと森の中を探し回るのでした。

ペンディングトレイン~8時23分明日、君と~5話感想・みどころ

6号車の充実した環境。

5号車と違って、結束力が強い6号車の面々。

しかし、山本は一見、話の分かる良心的な態度をとり、協調性を重んじますが、腹の中では何を考えているやら。

同じ車両の仲間たちをなんというか、洗脳しているような、自分の都合の良いように使っている印象でした。

6号車の人たちはもしかして、殺人犯…なのでしょうか。

岬、矢島、吾妻はチンピラ上がりのような気がしますが、紗枝と玲奈が勘違いして怖がるのも分かりますよね。

だって、地面に遺体が埋まっているのですから…。

そんななか、元の世界に戻ることを拒否し、このサバイバルな環境で一人で生き延びようと決意した、玲奈の考え方も共感。

家族と元恋人から「信頼」や「安全」を裏切られたからこそ、誰の助けも借りない精神が沁みついたことは分かります。

萱島とは違った人間不信が、玲奈にはあるなと感じました。

ただ、玲奈にも少しは人と協調したり、繋がる事で前に進むことを経験してほしいなと思いました。

紗枝は素直で、人と歩み寄る事に抵抗はないけど、とても臆病。

それでも、いつ死ぬか誰が生き残るか分からない世界で、白浜達と協力して、生き延びる強い心も持ち合わせていると思いました。

今回のエピソードで、紗枝が萱島と少しずつ打ち解け合い、萱島が紗枝に小さな恋心が芽生え始めているシーンが微笑ましかったですね。

佳代子が、紗枝のことをひねくれながらも好きになり始めた萱島を応援する優しさがなんだか温かかったです。

変化といえば、萱島がみんなの前で最初の頃よりとてもよく笑うようになったこと。

最初に疑ってかかるところは白浜とは違った彼の5号車のみんなを引っ張っていく持ち味だと思います。

感情的で荒っぽく、生き延びる為には、人に厳しい態度をとることが多い萱島が、明るい表情も覗かせるようになって涙しました。

そんな兄とは真逆で、現実社会では、生きる為に、すみれの美容院の売り上げを盗む、達哉。

達哉…これ以上、お兄ちゃんを裏切っちゃいけない。

現実世界への希望の鍵となる石…みんなが飛ばされた世界は隕石落下による飢餓状態。

隕石の衝突を新聞で知る、田中はこそこそと山本に告げ口して生き延びる為に独自の行動をとる不気味さが伝わります。

そして、崖から落ちた紗枝は生き延びることができるのでしょうか…。

6号車のメンバーのうち、峰たちは殺人犯なのか…波乱の第二楽章な5話でした。

 

 

 

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