ラジエーションハウス2

ラジエーションハウス2 2話 グリマス効果が本当に大切なことを気付かせた

ラジエーションハウス2 2話あらすじネタバレ

五十嵐唯織(窪田正孝)たちの元へ陸上大会中に、てんかん発作を起こして転倒し、頭部を強打した12歳の小学生男児のCT検査の依頼が入りました。

その子ども、速川走太(長野蒼大)は、妹の花恋(白鳥玉季)、元陸上のオリンピック選手だった一郎(眞島秀和)と叶恵(入山法子)の一人息子で、数々の大会に優勝するなど両親の才能を色濃く受け継いで活躍中。

走太は以前より、てんかんの治療中で、甘春総合病院の脳外科に通院中。

ラジエーションハウスメンバーは、軒下(濱野謙太)がまた婚カツアプリで失敗したことで談笑しながら、職場へ到着。

唯織は、甘春に恋心を抱く辻村(鈴木伸之)に、ライバル視され、あたふた。

走太は脳ドッグを受けたものの、検査結果待ち。

金メダルが取れなかったことで悔しさを感じます。

頭部を強打したことによる異常はみられないものの、薬物療法でてんかんのコントロールができない状況。

外科手術が必要になるだろうと考えを巡らせる唯織ですが、まだ12歳の走太には、ハイリスクだと意見する甘春杏(本田翼)。

同じ頃、裕乃(広瀬アリス)は庭木の定理中に転落した患者、柳田哲平(きたろう)の検査を担当します。

だが、柳田はいちいち大袈裟に騒いで、裕乃を困惑させ、「アカネ」という知り合いと間違える始末。

裕乃の容姿が、その知人「アカネ」と似ているからだと思うラジエーションハウスメンバー一同ですが、柳田は「アカネ」の正体を知り、愕然。

「アカネ」の正体はチンパンジーでした。

なんと、元飼育員だった彼が特に目をかけていたのが、アカネという名のチンパンジーだったのです。

その頃、一生懸命、治療に励む走太。

一郎は小さいころから泣き言言わずに練習に打ち込んできた走太を治してほしいと頭を下げるのでした。

やがて、ファンクションMRIで唯織が、走太のてんかんの原因を掴みました。

甘春は、左足運動部分の広範囲に及んでいて、同時に走太は左足の機能を失う可能性が。

今のように歩けなくなる可能性が手術をすれば出てくると診断した杏。

案の定そのことを話すと、一郎は将来に支障が出る手術は受けさせられない、これまで通り、薬物治療を続けることを頼みました。

しかし、唯織はこのまま、てんかんを繰り返せば、認知機能低下、高次性脳機能障害のリスクが出てくると反論。

左足の機能を失うリスクがある走太の手術に苦戦する唯織や裕乃、たまき(山口紗弥加)、軒下らラジエーションハウスメンバーたち。

小野寺技師長(遠藤憲一)は、「走太の両親の意向で手術は行わないことになった、両親の意図やリスクが起こるのであれば、自分達が今回のことで揉めても仕方ない」

と言い、唯織と杏をたしなめました。

後日。

ふいに、辻村に渡したい物があると声を掛けてきた辻村(鈴木伸之)。

そこへ、辻村が杏に気があることを知っている田中(八嶋智人)に邪魔されてしまいます。

辻村は杏を美術館デートに誘うつもりでした。

その頃、唯織は循環器内科長の大森(和久井映見)にフォローしてもらい、泥入りの変わったホッとドリンクをもらってから、走太にとってどんな治療がベストなのか葛藤。

走太の父、一郎(眞島秀和)に対し、走太に手術を受けることで右足の機能を失うかもしれないハイリスクを伝えたほうがいいと提案。

しかし、それが一郎の反感を買ってしまいました。

「あの子はずっとオリンピックを目指して努力してきたんですよ・・・左足にリスクを伴う手術を我が子に受けさせる親はいません。あの子の父親は私です・・・私がどうするか決めます」

家族でちゃんとした話し合い、子供達の真実と向き合わない一郎にモヤモヤする唯織。

その様子を偶然、見ていた灰島に叱られた唯織は、小野寺と一緒に頭を下げるのでした。

「世の中には走太のように、どうしても治したくても治せない人だっているのに」

世の中の不条理に怒りを感じる裕乃。

ふいに、唯織がまだ体の痛みが続き、足のむくみの症状を訴える柳田をケア。

一方で、走太は、退院して練習に戻りましたが、練習中にまた痙攣を起こして、搬送されてきました。

脚に血栓が見られていて、唯織が真実を発見しなかったら、手遅れになっていたことが判明。

裕乃はそのことを小野寺から知り、自身が患者と向き合っていなかったことを後悔。

短期間で発作が続いている状態で、本当の原因を追究しようとします。

しかし、医師として可能性を広げ、病気の真相、正しい診断を下すことに熱意を持つ唯織と、走他の将来や責任は、親が決めるしかないと杏は衝突。

唯織は柳田の対応をし、足にむくみがあり、激痛を訴える病気の原因を診断。

裕乃は自分を顧みて、柳田に謝ります。

柳田は、裕乃の人間性と真面目な姿勢を見抜いていました。

本当は緊張していたのに、一生懸命、笑っている演技をする飼育していたチンパンジー、「アカネ」のように、人と真っ直ぐ向き合うことに対して、懸命なところが、アカネに似ていると微笑みます。

また、唯織が細かな部分まで自分を診てくれたことも伝え、そのおかげで自分は助かったけど、裕乃の態度や、病気を見抜けなかったことを責めたりはしませんでした。

唯織は、走太が真実や現実と向き合い、自分でどうしたいか決めて乗り越えるべきだとラジエーションメンバーの前で告げました。

裕乃も心を動かされ、今回のことは「グリマス」効果だと伝えます。

「グリマス」とは、本当に相手が思っていることや考えていることは誰にも想像できないこと。

だからこそ、走太の今の状況について、何を思っているのかを聞いてみたいと言う裕乃。

そこで、少し残業になるものの、走太の本心を探ることになりました。

未だに、「子供の気持ちは自分が一番理解している」と、子供の本心を無視せず、自分の正しさを家族に押し付ける一郎。

彼に対し、裕乃と杏は、走太が今どうしたいのか、これからどうしたいかを話し合うべきだと意見します。

しかし、一郎の考えは変わりません。

ここで、娘の花恋が、「パパはいつも命令ばっかりでお兄ちゃんの気持ちなんか分かっていないよ」とボソッと本心と反抗心を口にするのでした。

ふいに、看護師、南里美(浅見姫香)の呼び出しで、走太のてんかんがまた酷くなったと連絡が。

走太は抗てんかん薬が効かなくなっている程、症状がひどくなっていることが判明。

唯織は走太の意識が戻り、落ち着いた頃、速川家が話し合う機会を設けた唯織。

「走太くんはインタビューで、父親から教えてもらった座右の銘、”努力は裏切らない”という言葉をずっと信じて陸上を続ける努力をしてきたし、体を治したいと治療に励んでいる。でもね、陸上を頑張りたい気持ちも走太君にしか分からない、どうしたらいいのか走太くんが自分で決めて良い。てんかんの当事者からすれば、いつ発作が起きるか分からないことや、目の前が真っ暗になること、お父さんと練習している時も、学校にいる時も、いつ発作に襲われるかという不安とずっと闘ってきたんじゃないかな。」

走太は本心を口にします。

「僕、てんかんを治したい、僕にはどうすることもできないんだ。ごめんね、お父さんの夢を叶えてあげられなくて」

涙ながらに語る走太を見た一郎は、我が子に自分の考えを押し付けてきた行動や態度を改めることに。

やがて、別の医師、渋谷慎一(野間口徹)が、唯織と共に、走太の脳のCTを改めて診たところ、歩けなくなるリスクを回避できることが判明。

てんかんの治療を続け、回復に向けて長い闘病生活を乗り越えれば、退院できるようになる希望が見えました。

走太は今後、闘病生活を続けながら、無理なく、陸上を続けられるように努力することに。

柳田は唯織の治療により、回復に向かっています。

その日の仕事を終え、帰路に着く唯織たち。

杏は、ついに、辻村から好きであることを告白されて困惑!

次週、杏の恋はどうなる?!新たな患者が唯織たちを待ち受けます。

次週のゲストは、堀田真由さんと温水洋一さんです。

ラジエーションハウス2 2話感想・みどころ

スパルタで、スポーツ一家独特の考えを持つ、走太の父、一郎(眞島秀和)。

いっぽうで、父親や周囲の期待に応え、努力を怠らない純粋な走太との対比にハラハラしっぱなしでした。

気の強い夫に意見しにくい母親と、兄が本心を隠して家族や周りとコミュニケーションをしていると見抜く妹、花恋(白鳥玉季)。

息子にとって何がベストか自分が理解していると息子のことは自分が一番わかっていると口にした一郎は、家族にとって何が大事なのかわかっていなくてもどかしさを感じました。

本当の原因を突き止め、患者にとって何が一番なのかを追求し、真実を「撮る」唯織たちの努力は実を結びましたね。

また、裕乃と杏の強い言葉が、この家族を変えた一歩に繋がって本当に良かったです。

もう一人の患者、柳田(きたろう)は、激痛を訴えていて、裕乃を昔好きだった女性と誤解しているのかと思いきや、実は昔、自分が飼育員だった頃に目を掛けていたチンパンジー(笑)。

しかし、柳田が単なる色ボケた男ではなく、かつて世話をしたチンパンジーのアカネのように目の前のことに一生懸命な性格の裕乃を温かく見守っていたという真実。

柳田は、裕乃が真実を見抜けなくて、最終的には唯織の診断の元、自分の真実を知っても、彼女を責めず、その頑張りを認めているところに、目が潤んでしまいました。

ラジエーションハウスはシーズン1も、2も、家族の再生、患者の真実からの前進といった優しい展開が視聴者の期待を裏切りませんね。

真実はその人がどう思っているか、何を考えているか分からないというグリマス効果が今回のキーワード。

走太は、患者家族が12歳の走太が闘病中のこの現実をどう受け止めているのか?どうしたいのか?柳田は、激痛を訴え続け、どんな治療が彼にとって最適なのか?

柳田と走太が、今の自分の病気にそれぞれどう向き合っているのか?ということにフォーカスを当てて、真実を導くことができた2話でした。

杏に片思いをしていた唯織の恋のライバルともいえる辻村の恋は次週、報われるのか?シリアスなラジエーションハウスに登場するほっこりさせられるエピソードの今後にも次週、期待!

 

 

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