六本木クラス8話あらすじネタバレ
長屋龍河(早乙女太一)は、麻宮葵(平手友梨奈)を長屋ホールディングスへスカウトするためにやってきました。
「二代目みやべ」の、りく(さとうほなみ)や、亮太(中尾明慶)、龍二(鈴鹿央士)らが焦るなか、葵の人生は彼女自身が決めることを尊重する、新(竹内涼真)。
しかしこれは葵の寝返ったふりをする作戦の一つにすぎません。
2千万の提示を条件に出す葵。
龍河は+500を追加し、2500万にすることを提案。
一方、葵は、長屋や龍河のことを持ち上げ、あえて新や「二代目みやべ」を批判。
気を良くした龍河はペラペラと12年前の新と信二親子の件について話します。
内容を録音しながら、龍河を躍らせる葵。
証拠を押さえ、内容を公にすると本性を見せます。
「私は社長を死ぬほど愛している。問題は社長の頭は忌まわしい長屋でいっぱいだったってこと。」
「このくそがきが!」
「だから、私が叩き潰してやる」
怒って掴みかかろうとする龍河をかわし、店の外に逃げ出しますが、激怒した龍河につかまってしまいました。
携帯を葵から奪おうとした際に、彼女の手を捻ったり、頬を殴ります。
通行人に助けを求めますが、みんな関わりたくなくて素通り。
しかし、新が危機一髪間に合って、助かりました。
葵のことを気にかけ、彼女をハグする新。
一方、長屋ホールディングスはあることをきっかけに世間の非難を浴びることに。
田舎町では、元刑事の松下(尾形直人)は小学生の娘、未玖に、新の件について解説。
「みやべ」では龍河の報道により、龍二への接し方に悩む、りく(さとうほなみ)や亮太(中尾明慶)。
長屋ホールディングスでは、茂が厳しく、書類で龍河の頭を叩きながら叱責。
謝る龍河ですが、自身のしたことで怒りが爆発。
相川京子(稲森いずみ)に自分のフォローを頼みますが、京子は彼をのちに裏切る予定です。
そこで、新は、同級生にして、「二代目みやべ」の資産を管理している桐野雄大(矢本悠馬)と相川京子(稲森いずみ)に今、長屋茂の解任決議を出すチャンスだと伝え動き出すことに。
失敗すると、相川が失脚するハイリスクも覚悟。
後日。
松下を訪ねると、未玖はすべてを父から知ったことで、ショックを受け、家を飛び出してしまいました。
父が新にしたことはひどい、だけど、父親と離れることは嫌だと泣き出しました。
そこで、京子は「悲しんでいるのは未玖ちゃんだけじゃないよ、パパだってすごくつらいんだよ。今はパパはかっこいいパパになるために勇気を踏み出そうとしているの。」
未玖は父と離れることになる現実を幼いながらに受け止めました。
葵は二つの条件を提示し、龍河と茂親子に反撃開始。
長屋龍河はマスコミに追いかけまわされ、無言を貫き通します。
茂が龍河を切るか、会社を守るかに賭けることにした、葵、新、相川。
その頃、長屋では、龍河の音声データが出回ってから、長屋ホールディングスの株かは暴落。
不起訴になることをホッとする龍河を叱責する茂。
長屋にとっては不利益しかない状況。
楠木優香(新木優子)はそこで、龍河が騒動を起こしてから今はさらに評判がガタ落ちている、また、もしも、相川が裏切ったら状況がもっと悪化すると指摘。
茂はここで、自身が貧困のなか、両親は蒸発し、家族を養うために長屋ホールディングスを生み出した経緯を伝えました。
長屋は自分自身、息子を切り捨てることは絶対にしないと断言。
そこで、自身の解任に激高する龍河に対し、京子は冷静に現実の厳しさを突きつけました。
「あなたを解任を決定します。あなたを守るために会長は会社を切り捨てようとしていたのよ。あなたのような無能な常務はもういらない」
龍河と父の件で葛藤する、龍二をフォローする、りく。
何があっても親は親だと伝えるものの、龍二の心境は複雑です。
龍二を呼んだ新は、自身の件で、長屋には徹底的に接すること、龍二が従業員だからといっても遠慮はしないことを伝えました。
しかし、龍二は帰り道に新の言葉を理解し、葵からも出世欲がないことを告げられ、自分の答えが出ました。
翌日。
父に呼ばれた龍河は、警察に出頭することを告げました。
いつ殴られるかわからない緊迫感を感じる龍河。
しかし、茂はいつになく穏やかな口調で、今までずっと厳しくしてきたが、父親失格だった自分を悔いる、茂。
息子の本当のことにちゃんと向き合えていなかった自分を反省。
そして、一度も我が子を抱きしめたことがなかったと言い、茂をハグします。
別れ際に、龍二は「父さんも頑張って」と言い、龍二と茂は初めて微笑み合うのでした。
株主総会で新と会い、怒りをぶつけます。
「お前みたいな雑魚があがいても父さんを解任させられない」
茂は緊急記者会見をマスコミの前で開き、12年前の宮部新の父を轢いた件を伝えます。
その件では不起訴になりますが、良い父親のふりをして、龍河を切り捨てました。
龍河が事件当時から自分の罪を認めたこと、事実を話したと公表。
それは当然、真っ赤な嘘なので、新たち、「二代目みやべ」は、衝撃。
「息子の罪はきちんと償わせる、私の愚かな息子が犯した罪によって亡くなられた被害者とご遺族様に心よりお詫び申し上げます。」
「知らなかったなんてありえない・・・あの狸おやじ」と京子。
新は精神的苦痛を感じて、トイレでおう吐してしまいます。
龍河は秘書の桜木(近藤公園)から検察に車で送られますが、途中で脱走。
マスコミに追われる茂と途中で会う、龍河。
しかし、龍河のことを茂は他人事のように無視して車に乗り込みました。
龍河は、全て自分の行いのせいだと事実を認めることしかできません。
そして、会社を守ることを優先した長屋茂。
新たちは長屋茂を解任に失敗し、失意のどん底に。
六本木クラス8話感想・みどころ
龍河と茂にフォーカスを当てながら、新の父、信二(光石研)を轢いた12年前の真実を明らかにしようと奮闘する、「二代目みやべ」。
葵が龍河に取り入るふりをして、即、龍河が12年前の罪を自慢話のように語るので、そこは心底、イライラ。
どこまでも、嘗めた態度で、人を人とも思わないところが茂にそっくりですよね。
葵のことも女性だからと弱い存在と決めつけているし、自分に楯突いた人間には相手が誰だろうと容赦ないところも、彼の育ちの悪さを感じました。
葵は強気な姿勢でいるけど、龍二に殴られた拍子に倒れたのは危機でしたね。
新が到着し、警察ものちに到着したこともホッとしました。
通行人も無視するし、あのまま誰も助けなかったら葵がもっと危機的なことになったかもしれないですよね。
相川がこんな男がいつまでも父親の力だけで、実力もなく、常務取締役として就任しているのはおかしいと思うのも納得です。
茂は今まで、龍河の顔を殴りつけたり、書類を乱暴に放り投げる、テーブルを叩いて意見を言わせない「モラハラ」三昧。
高圧的な態度を息子に謝る茂ですが、会社を守り、愚かな息子をあっさりと切り捨てて前進する様子は、鋼のメンタルというか、冷徹というか・・・。
龍河は父との「毒親」関係に悩みながらも、心のどこかでは父を求めている哀愁が漂っていましたね。
そんな兄と父の間で、板挟み状態だった、龍二の複雑な思いもわかります。
龍二に新が、大切な従業員の身内であろうと、長屋を潰すことを妥協しないし、龍二にも気を遣うこともあえてしないことを告げた厳しさ。
りくや亮太が龍二をフォローしようとするものの、新の複雑な思いやこれまでの経緯からくる強い決意を理解した、龍二が自分がどうしたいか?の答えを出す手掛かりになって良かったです。
新は相川と共に、長屋を厳しく追い詰め、龍河の解任、茂を境地に追い詰めるつもりが、茂のほうが「二代目みやべ」より、一枚上手でしたね。
長屋ホールディングスに多大な損害を与えるつもりが、長屋はやっぱり強かった。
松下も、娘の未玖に事実を明かして、警察に出頭するなど、良い行いのために前に進もうとしているのにも関わらず、長屋を負かすことができなかった新の悔しさと計り知れない絶望に共感。
ここまでしても、長屋に勝てない「二代目みやべ」のさらなる快進撃は料理対決です。