最愛

最愛2話 真田梨央になった過去と今

最愛2話あらすじネタバレ

「真田ウェルネス」の社長、真田梨央(吉高由里子)は、「世界を変える100人の30代」に選ばれる実業家。

その彼女と学生時代に両想いだったのが、警視庁捜査一課の刑事、宮崎大輝(松下洸平)。

しかし、2021年現在、大貴は刑事、梨央は殺人事件の重要参考人という最悪の再会を果たしました。

朝宮梨央(吉高由里子)は、15年前、岐阜県の白川郷で暮らし、難病の弟、優の為の薬を開発する薬学の仕事に就きたいと夢を抱く、優しい性分の少女でした。

白山大学陸上部の寮夫として忙しく働く父、麻美や達雄(光石研)は、ある夜、梨央の恋人で自身が顧問を務める陸上部の生徒、大輝を姉の結婚式会場まで送るため、家を留守に。

ところが、その矢先、梨央は、大輝の先輩で、大学院生の渡辺康介(朝井大智)から強姦被害に遭いそうになり、帰宅した父の朝宮達雄は、梨央に言えない、“何か”をし、渡辺は結果、消息不明。

梨央は当時、渡辺から受けた被害状況について、ショック状態や、彼に事件当時、薬を盛られて眠らされたせいで、記憶をなくしてしまいます。

康介の父、昭(酒向芳)は、一人息子が行方不明になる前日、梨央の父親が寮長を務める寮で陸上部の友人らと過ごしていたことを知っており、梨央に執拗に我が子の居場所を追求。

父の朝宮が突然、病死し、梨央は、著名な起業家として活躍する、実母、真田梓(薬師丸ひろ子)の元へ、弁護士、加瀬賢一郎(井浦新)のサポートを経て暮らすことになりました。

一方で弟の優(柊木陽太)は、祖母の長岡恵(茅島成美)の元で生活することに。

 

梨央は真田家の一員として、キャンパスライフを送りながら、不慣れで裕福な家庭に馴染もうとするのですが、母、梓は優しいものの、長年離れて暮らしていた実兄、政信(奥野瑛太)はプライドが高く、人を見下すクセがあるモラルハラスメント気質。

おまけに、田舎育ちの妹、梨央を認めず、攻撃的な態度で辛く当たるようになります。

中華料理を食べに、梨央、加瀬、政信と行った時も、加瀬は梨央に暴言を吐き、父の達雄(光石研)を母親を捨てた屑だと暴言を吐くのでした。

梨央がいないなか、優(柊木陽太)は、梨央に電話をします。

姉の梨央に、陸上部のメンバーの一人、康介が大麻をやって摘発されたことを報告。

発作的な病気を抱える優を心配する大輝。

梨央は大学生当時、ニュースを見て、康介が大麻をしていることや、康介の父、昭が泣きながら、息子の行方不明を嘆いている様子をこのとき初めて知ります。

梨央は康介からの強姦被害を警察に届けた陸上部の女子学生のニュースが流れたのを偶然、見てショックを受けます。

ふいに、一人の自分が康介に性被害に遭う寸前のシーンがフラッシュバックし、過呼吸を起こしそうになりました。

政信は梨央に冷たい態度をとり、白川郷にいる陸上部の関係者に連絡をするなと忠告。

梨央に親切にしてくれた人もいるにもかかわらず、全員が大麻に関わっていると偏見の目を向けました。

さらに、梨央から携帯を奪い、返してほしいと騒ぐ彼女をソファーに一瞬だけですが、押し倒して攻撃的な態度をとった政信。

梨央はこの新しい乱暴者な家族に複雑な内面性を感じるのでした。

陸上部の元マネージャー、青木菜奈(水崎綾女)話していた大輝は、彼女もまた康介の性被害に遭い、裸の画像がフォルダーに残されている話を聞きます。

ふと、大輝は梨央が真田家に旅立つ寸前、梨央の腕に傷があったことを知り、梨央も康介の被害者だったと勘づくのでした。

元陸上部のマネージャー、青木は性被害者であったことが後ろめたく、心の傷を抱えており、自分は被害者じゃないと涙を流しながらラーメンを食べるのでした。

梨央は兄の政信が、自分や父親のことを侮辱し、貧富の格差から梨央を真田家で区別する政信への小さな仕返しを決行。

友達と遊びに行く兄の車のハンドルをロックし、遊びに出かけられないようにしました。

その兄の弱点を加瀬から知った梨央の反撃に、ぐうの音も出ない政信。

梨央は母、梓から大学を卒業したら自分の跡継ぎになってみないかと提案。

弟の優の為に新薬を開発したいので、検討することに。

久々に白川郷に帰省した梨央は、祖母、恵(茅島成美)から、父、達雄の遺産が振り込まれた通帳を渡され、亡き父の愛を感じます。

しかしその後、優から梨央に祖母には見せられない物があるから見せてほしいとせがまれます。

まだ幼い優の言う「怖いもの」は大したことのない可愛いものだと思っていましたが、古い携帯電話に残されたデータは、梨央の父、達雄がその携帯電話を持っていて、優は警察には携帯電話は持っていないと敢えて姉を守る為に嘘をついていたのでした。

梨央は記憶が蘇るとともに、可愛い弟がした罪の事実に驚愕し、涙を流して震えました。

優には、携帯の動画は怖くなかったし、削除したと優しい嘘をつくのでした。

梨央は自分を守る為に、康介から性被害に遭う直前、偶々、康介が梨央を薬で盛って眠らせてから、犯そうとしている現場に偶然、遭遇。

幼い彼には姉が酷いことをされていることだけは感じ取り、康介を火かき棒のような形をした鋭利な物で攻撃し、偶々それが康介の体に刺さりました。

康介は梨央から携帯電話を奪おうとしますが、絶命。

梨央は優を思って、彼を東京に連れ帰ろうとしますが、5年後、優は失踪。

そして15年後・・・

梨央に性犯罪を働いた疑いがある渡辺康介(朝井大智)が消息不明となり、息子の安否を気に病む父、昭(酒向芳)が遺体となって川で発見されました。

その事件の重要参考人となってしまった、大人になった真田梨央(吉高由里子)。

事件の捜査を担当するのは、かつて純粋な愛を育んだ、大輝(松下洸平)。

康介の遺留品は血に染まった衣服・・・それは、梨央が康介に薬を盛られた上に、強姦被害に遭う寸前、梨央の父、朝宮(光石研)が、「あること」をして、娘を守り、梨央の実家の蔵に隠していたものでした。

梨央は多くを伏せた上で、事件当日、彼に知人と誤解されたと誤魔化します。

敢えて知らぬ存ぜぬを貫き通し、自分が無関係であることを康介に淡々と伝えました。

逆に、梨央は康介を挑発するような態度をとり、康介がかつて学生時代に、梨央に渡したお守りを見せました。

そのお守りを見せられ、動揺を隠す梨央。

彼女の態度が原因で思うように手掛かりを掴めず、苦戦する康介。

真田ウェルネスの専務にして、梨央の母、梓の信頼を得ている男、後藤(及川光博)は、フリーランスライターで、梨央と渡辺親子の事件性を独自で探る女性、しおり(田中みな実)から入手した写真を梨央に見せ、昭との関係を問いただします。

刑事と本来なら「身内」であるはずの後藤に板挟みに遭い、身の危険に晒されている梨央。

そんな彼女が真田家で暮らせるアシストをしたのが、加瀬(井浦新)。

加瀬は、梨央に、単独で警察に行かないように約束させました。

しかし、後藤の質問に対し、無関係な人だと告げ、自分は何もしていないことを告げるのでした。

加瀬は梨央のことを兄のように心配し、警察にどう対応するか対策を練ったほうが良いと提案。

梨央は弟の病気を治すため、新薬開発事業に向けて仕事面では好調。

ここですべてが崩れるわけにはいかない梨央。

一方、警視庁資料から、今も変わらず、梨央が新薬開発の夢を追っていることを知った大輝。

刑事として15年前の事件の繋がりを調べることに。

真田梨央を強姦未遂の末、彼女の幼い弟、優に殺害された康介の父、昭の宿泊先のホテルが判明。

その現場からは大量の札束が発見されました。

後藤はフリーライターの橘しおり(田中みな実)に、真田梨央の事件関連性の調査を依頼しました。

その結果、後藤は真田梨央の実母で「真田ホールディングス」の女帝、梓と会っていて、創業事業には9億円かかっていることが判明。

梨央は警察に任意同行をしていた当時とは打って変わって、親し気な態度をとります。

これは梨央の作戦でした。

そこへ、梨央を付け狙う車が複数現れますが、それは加瀬が、梨央を守る為に出動させたもの。

冷徹でミステリアスな態度、話し方で、大輝に「今から何を話す?」と挑発する梨央と、15年も会わないうちに傷ついて変わり果てた梨央に、「友人として話を聞きたい」と接触する大輝の今後に期待!

最愛2話感想・みどころ

梨央の大学生時代と、真田家の家族となり、のちに敏腕若手社長、真田梨央になるまでの2話。

梨央の家族で実の兄、政信は本当に最低です。

身近にこんな兄弟がいたら、縁を切りたくなってしまう。

ビジネスの才能を梓に見抜かれており、離れて暮らしていた妹とはいえ、異性のような感じが否めないからといって、女性をソファーに押し倒す行動をとるなんてひどい。

彼に妻子がいないことが救いですね。

政信はそのままのモラハラ気質なのか?兄として今後は梨央を守ろうとするのか楽しみです。

今回の2話では、梨央に薬を盛り、強姦しようとしていた男、渡辺康介を殺したのが、なんと当時小学生だった弟の優であるあまりにも悲しい真実が判明しましたね。

梨央がレイプされる直前に、姉を探した優が偶々、発見し、携帯に康介が梨央に何か怖いことをしていることを感じ取った彼の行動力が勇敢すぎます。

自分よりも背が高くて、力の差もある康介にたった一人で立ち向かい、火かき棒に似た形の鋭利な道具が偶々、彼の腹部に刺さり、絶命。

小学生にして、人には言えない秘密を抱えてしまった優が不憫でなりません。

優は康介が梨央にしたことを携帯電話の動画に証拠として残していたことすら、持病の症状で記憶がありません。

寧ろ、覚えていなくてよかったと思います。

弟が性被害に遭いそうになった自分を守る為に命懸けで行った切ない事実に胸を痛め、動画は怖くなかった、姉ちゃんと東京へ行こうと優しい嘘をついた梨央が切なかったですね。

一方で、梨央が一連の事件に関与している事実をどんどん追求していく大輝の立場もつらいなって思いました。

大輝は梨央と両思いで、もし、あの陸上部の大麻事件や康介が犯した性被害がなければ、いや、あの寮に康介を含む麻薬をやる部員がいなければ、梨央たちはもっと平凡で優しい人生を送れていたのかもしれません。

加瀬は、梨央のことを兄や父親のように気にかけ、何かと熱くサポート。

梨央が今後、放送回を追うごとに、もし、ついに逮捕されてしまった時は全力で守ってくれることを期待したくなりました。

大輝は梨央を捜査対象として関わるなかで、ほんの一瞬だけ15年前の心を許し合っていた2人に戻ったような優しい会話を交わすものの、梨央はすぐ、悪女のような冷ややかな表情を見せます。

まるで小悪魔か魔性の女のような目つきで、大輝の変わらない優しい態度、誠実さをどう活かして、自分の疑いを晴らそうか、最愛の人を守る為に何をすべきか計算している梨央の行動に注目したい3話でした。

 

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